笑ちゃんの住む住宅地から少し行くと、
昔から変わらない、素敵な小道があります。
そこには、懐かしい草花を目にすることができ。
ほっと心が落ち着きます。
こんな草花を眺めながらの散歩は、
とても楽しいです。
気温が高いと、さっさと散歩を切り上げ家に帰る。
そんな笑ちゃんですが。
ここ最近の朝夕は、気温も下がり、
やっとやる気が出てきた笑ちゃんです。
昨日の夕方は特に長く、
あっちへうろうろ、こっちへうろうろ、
なかなか帰ろうとせずに、
1時間も軽快にお散歩をしました笑ちゃんです。
遅れて散歩に参加したい父ちゃんも、
《笑ちゃんご機嫌だな》って。嬉しそう。
笑ちゃんと母ちゃんに合流した父ちゃん、
父ちゃん来る途中で、気になる人を見たとかで。
あの人、体調悪いのかも、、って。
それを聞いて母ちゃんも通り越しに見ましたが、
営業マンが壁にもたれてサボってる?
とも見れる。
まあ、とにかく、その人のところへ行ってみよう。
になり、
近づいて声をかけた父ちゃん。
『大丈夫ですか?』
すると、『大丈夫です』
でも、どこか痛そうで、
よく聞くと、足を傷めたようで。
『車で送るよ』の声に、
『え、いいんですか❗️』
父ちゃんは笑ちゃんを連れて、
家に向かい車を取りに。
母ちゃんは、その子と一緒に数メートル先の
コンビニの駐車場へ。
とりあえず、石の車両止めに座らせて、
父ちゃんの車を待つ間、その子と世間話。
その子は、高校2年生の男の子。
その日は運動会で、後半に足を痛めたそう。
スクールバスを降りたら、一歩歩くのも大変で。
両親は仕事でまだ帰ってきていない。
どうしようかな、
そこへ笑ちゃんちに声をかけららた。
ポツポツと雨が降ってきました。
まだ、父ちゃんの車が来ません。
すると、その子が、
『ぼく、傘持っているので2人なら入れるから』って。
いやいや、おばちゃんはさっき沢山歩いて、
少しの雨がちょうど気持ち良いから大丈夫よ。と。
そして、ゴソゴソとリュックから出して、
パッと開いた傘は、ほんとーに小さくて。
部活動は美術部です。
と言うその子の体格は、柔道部かな?と、
母ちゃん初めに思っていたくらいで。
傘が開いて、
その子の優しさと、
あまりに小さな傘との間で、
母ちゃん、微笑まなきゃいけないのに、
ぷっ、と吹き出しそうになりました。
そうこうしていると、父ちゃんの車が来ました。
リュックをトランクに入れてあげる父ちゃん。
助手席にその子を乗せて、レッツゴー。
家の近くになると、
『本当に助かりました、あとでお礼がしたいので』と、
その子。
『そんな事はいいの、
いつか困っている人がいたら、同じことをしてあげて』
父ちゃん、その子に言ってました。
その子の家のに着いて、
父ちゃん、リュックを持ってあげて。
『明日痛かったら病院へ行くんだよ』と。
その子と別れたあと、父ちゃん。
『今の家は、スマホで玄関が開くんだな』って。
えー⁉️ 今って、そうなの?
人を助けたようで、
最新の玄関ドアーを勉強させてもらった、
そんな笑ちゃんちでした。
笑ちゃんが、あっちへうろうろ、
こっちへうろうろとながーく散歩したお陰で。
心のキレイな高校生と楽しく会話させてもらいました。
動物の勘とは凄いものだ。
感謝、感謝。
おまけ。
朝になり、その子の事が心配になった
父ちゃんと母ちゃん。
《知らない人の車に乗って親に怒られてないかな?》
と母ちゃん。
《犬とおばちゃんいたから安心して乗ったんだよ》
と父ちゃん。
《足、腫れてないかな?》
と父ちゃん。
《あれじゃあ病院行くね》
と父ちゃんと母ちゃん。
自分の子ではないのに、
心配は尽きません。
お大事に。
今朝も沢山歩いてきて、
眠い、眠いの笑ちゃんです ♪