笑日和

わんこと楽しく

10時間後に。

2022-06-22 06:15:19 | 日記

大きな 大きな 手術をして、

少し早めに退院をしてきた笑ちゃんなので、

自宅では慎重に様子を診ていかないと。

 

退院したその日は、笑ちゃんも、

父ちゃんと母ちゃんが病院に迎えに来てくれて、

ほっとしたのか?

まだ何処かが痛いのか?

ぐったりした様子だったので、

東大から、かかりつけ医のところへ寄り、

そのまま自宅へ帰って来ました。

 

静かに過ごしてあげよう。

そんな事で夜も早めに、みんなで就寝。

 

日付が変わって、明け方3:00に母ちゃんの携帯が鳴りました。

1コールでとりました。

 

 

『おじじ 死んじゃった』

母ちゃんの弟からの電話でした。

 

先生の死亡確認が終わり、

清拭をする看護師さんを母ちゃんが手伝い、

葬儀屋が来る、ほんの少し前に、

笑ちゃん、じいちゃんと添い寝です。

まだ温もりたっぷり、じいちゃんにくっついて。

 

1時間前には、自分でトイレへ歩いて行って、

だけどヨタヨタして倒れて、弟が起こしたり。

 

それからしばらくはベッドで過ごして。

じいちゃん、最後のメモですが。

『コキウが出来な。』

呼吸が出来ない。と書きたかったんだと思います。

 

喉頭がんの再発で、

首の皮膚から飛び出していた腫瘤は、

握り拳大になっていたじいちゃんでした。

そこからの出血が、呼吸口に流れ込み、

血栓が呼吸をする道を塞いでの窒息死でした。

 

最後の苦しむ顔を見ていた、

ばあちゃんと、母ちゃんの弟は、

《目に焼きついて頭から離れない》と。

 

家族葬にしました。

お通夜と出棺時には、

じいちゃんが可愛がっていた笑ちゃんも参加しました。

会場初、特別の特別に。

お利口ちゃんにしている事が条件でした。

 

病院の入院生活では、

《ふるまい》があまり良くはなかった笑ちゃんでしたが、

この時はとてもお利口ちゃんでした。

葬儀屋さんとの約束だからね。

 

『じいちゃーん、ごはんちょーだいよー』

『どちたの? 笑ちゃんがペロペロ介護ちてあげるよ』

そんな、不思議そうな顔をしていた笑ちゃんでした。

 

高度経済成長期の日本を、

《鉄》の企業で支えていたじいちゃんでした。

向かって1番左にいるのが、

若き日のじいちゃんです。

 

定年してからは、

地域に貢献するのが大好きで、

毎朝、横断歩道で、

通学する子供たちを見守っていました。

 

棺には、

ハゲ頭を隠す帽子と、

笑ちゃんを連れて行かれては困るので代わりに

笑ちゃんの写真を、

そして横断歩道の旗の写真を入れました。

 

お酒では、家族に散々迷惑をかけてきたじいちゃん。

みんなが、じいちゃんの事が大嫌いでした。

 

数年前に、階段から落ちたじいちゃんは、

あら不思議、

翌日から一滴も、お酒を飲まなくなりました。

そのおかげで、

お酒での家族のストレスが《0》になりました。

 

じいちゃんの声が聞こえると、下痢が止まらなくなる、

母ちゃんと弟は、過敏性腸症候群と言う病気でした。

それが、喉頭がんになり声を失いました。

そのおかげで、

じいちゃんの声に対するストレスが《0》になりました。

 

口を開けば、じいちゃんへの愚痴ばかりだったばあちゃんは、

じいちゃんが喉頭がんだと分かった瞬間から、

一切、言わなくなりました。

 

このままでは、誰も自分の介護をしてくれない。

このままでは、自分が死んでも誰も悲しんでくれない。

ご先祖様たちが、そう思ったか?

じいちゃん本人が、そう感じていたか?

 

いろいろと順を追って、

介護してもらえるように、

死んだら悲しんでもらえるようにしてきて。

 

みんなに介護の場を与えて、

みんなが介護疲れする前に、

強い希望どおりに、最期は自宅で。

そして、死なずに生きて退院する笑ちゃんを待って、

笑ちゃんが家着いた10時間後に、

 

じいちゃんは旅立ちました。

 

棺に《クギ》は昔のことで、

その代わりに、押さえの帯の生地。

その帯の後ろに、お別れの言葉を書きました。

 

『オジジ、急に姿を消すとさみしいね。

家の中にいるような気がします。

長い間 仲良くしてくれて有りがとう

おばばです。』

 

夫婦喧嘩が日常だったのに。

仲良くしていたつもりだったんだ。

ん? なんだこれは。

 

反りが合わず、

声も聞きたくなく、同じ部屋にいるのも避けていた

母ちゃんの弟が、1番悲しんでいました。

ん? なんなのだ、これは。

 

頭の中が《嫌な事》でいっぱいで、

ぎゅーっと締め付けられていたのに、

徐々に弱り衰えていき、そして亡くなると、

ぎゅーっと締め付けられていたものが、

だんだんとほぐれていき、

その隙間から、

良かった思い出が、1つ、また1つと、

ふわふわと舞い降りて来ます。

 

親の死とは、こう言うものなのか。

 

60歳を前にして、

人生、まだ初体験があるものですね。

 

おーい❗️ じいちゃんよー。

絶対に、ぜーーーーったいに、

笑ちゃんを連れて行かないでよーーー🚀

 

84歳、やりたい放題の人生。

じいちゃんの辞書に、《悔い》と言う文字は、

ないと思います。

《合掌》ではなく、《拍手》を贈ります。

敬意を込めて。

 

 

 


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何事もなかったかのような。

2022-06-17 21:58:09 | 笑ちゃんカルテ。

本日、笑ちゃんを迎えに行きました。

待合室で待機していると、

奥のお部屋から、研修医の先生に抱っこされた笑ちゃんが出てきました。

 

呼ばれた父ちゃんと母ちゃんが、

椅子から立ち上がるのを見つけると、

笑ちゃん大喜びでした。

 

ひとしきり父ちゃんに身体を擦り付けて甘えたら、

すまし顔でちょこんとお座りです。

 

やっと迎えに来たー、って感じです。

 

わんわん鳴いたり、なんてウソのよう。

大人しくしていますよ。

 

ほっとしたんでしょうねー、

 

術後服を着せられた笑ちゃん、眠り始めました。

 

病院の前で。

 

大きな手術でしたが、

《ふるまいの悪さ》作戦で、

7泊8日するはずが、

4泊5日で退院を勝ち取りました笑ちゃんです。

 

とは言うものの、

経過も順調で、自宅へ帰ってもいいでしょう、

の、お墨付きです。

 

帰りの車の中で、

 

ほっとしたんでしょうねぇ。

もしくわ、吠えすぎて眠いのか?

目が充血していたので、

ぐっすり眠っていなかったのかなー?と思います。

 

ちょっと痩せてしまいました。

 

ですが、ごはんをぱくぱく食べるので、

少しずつ、元に戻れるようにしますかね。

 

年に2回の健康診断を受けていた笑ちゃん。

毎回エコーの検査も受けていました。

4月の健康診断で腫瘍らしき影が見つかり、

5月に再検査。

先生も慌てるほどのスピードで大きくなっていました。

すぐに東大へ予約の連絡を入れてくれましたが、

なかなかの混み具合で、

初診が取れたのが、5月の末。

その翌週にはCT検査、

そのまた翌週には手術の流れでした。

 

かかりつけの先生の慌て方。

東大の先生の《そうゆっくりはしていられない》の言葉。

 

実際にお腹を開けたら、

CT検査では6cmの腫瘍と言われていたものが、

実際には12〜13cmもありました。

写真で見せてもらいましたが、

これで生きていたのか、と思うほど。

 

血管を腫瘍が押している、と言われていたものは、

実際には、大事な静脈を腫瘍が覆っていました。

 

CT検査の結果と、実際のお腹の中の状態は、

開けてみないと。

そう言われていましたが、

想像以上の差でした。

 

今回の手術で、取り切れる部分はかなり取れましたが、

やはり血管に着いてるものは、取れませんでした。と。

かなりぎりぎりまで取ってくれたようで、

実際、血管に1ミリの穴が開く、と言う、

緊張が走った瞬間もあったようですが、

幸いにも、その穴は塞げたようで、

生きて退院ができました笑ちゃんです。

 

病理検査の結果が出たら、

かかりつけ医の先生と、

東大の先生と、

父ちゃんと母ちゃんとで、

今後の相談をしていこうと思います。

 

一刻を争っていた笑ちゃん、

まさに、危機一髪でした。

これからの日々は、神様が新たにくれた命だと思って、

1日、1日を楽しく過ごしていければと思います。

 

ぎりぎりのところで生きていたのに、

大きな手術をひとりで乗り越えたのに、

父ちゃんと母ちゃんは、

笑ちゃんを病院に置いて帰っちゃったのに、

 

何事もなかったかのように、お迎えを喜んでくれて、

何事もなかったかのように、立って、歩いて、

何事もなかったかのように、ごはんをぱくぱく食べてくれて、

何事もなかったかのように、ぴーぴーおもちゃで遊んで、

今、何事もなかったかのように、家で眠っています。

 

皆様のおかげです。

ありがとうございました。

 


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出来る事を一生懸命に。

2022-06-16 21:40:49 | 笑ちゃんカルテ。

エケベリア セトーサ ルンデリー。

やたらと長い名前です。

 

少しずつ、ゆっくりと、子どもが増えています。

笑ちゃんち唯一の果肉植物。

 

中央から、ひょろーっと茎が伸びて、

その先に、橙色と黄色の花を咲かせます。

いつしか、その《ひょろー》はドライになり、

ドライのまま、ずっと咲いているフリをしますが、

スッ、と抜くと、

とっくに終わっていて、簡単に取れてしまいます。

面白い植物です。

 

入院4日目、

術後3日目の笑ちゃんは、今頃どうしていますかねぇ。

 

夜になると聞いていた電話が、

夕方にかかってきました。

もう、それだけでも《ドキっ》とします母ちゃんですよ。

 

とても順調な回復ぶりだそう。

お腹に入っていた痛み止めの管を、

本日抜いたそう。

術後初めてのごほんは、警戒していたので、

嗜好生の高い缶詰をトッピングされていましたが、

今日は持参のごはんだけでも、

ぱくぱく食べたそう。

そして、なんと、

キャンパス内をお散歩したそうですよ。

わんわんうるさくしたから、

外の空気でも吸わせてもらったのかなぁ。

 

回復力で頑張ってみせたり、

わんわん攻撃をしてみたり、

ペットシーツを、ぼろぼろ、ぱくぱくしてみたり、

臨床試験の副作用もなく、

未来に繋ぐ治療に貢献してみせたり、

 

笑ちゃん頑張っています。

父ちゃんと母ちゃんは、

いつ来るのかな?そう思いながらひとりで。

 

明日の退院が決まりました。

《ふるまい》の関係も多少はあると思いますが、

まあ、良しとしましょうよ。

 

明日はまたどんな話があるか。

現実をしっかり受け止めて、

最善の方法を考えようと思います。

 

明日は笑ちゃん、

くるりんしっぽを振ってくれるかな?

今から楽しみです。

 


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入院して3日。

2022-06-15 21:58:45 | 笑ちゃんカルテ。

笑ちゃんちのアナベルが満開です。

 

少し変わったエキナセアも。

 

去年は不調だったクレマチス、

今年は上手く咲きました。

 

と、笑ちゃんがいないと、

なんともつまらないブログになります。

 

入院して3日、

術後2日目の笑ちゃんです。

今日は夕方に病院から連絡がきました。

経過としては落ち着いている。

今朝からごはんを食べている。

(嗜好生の高い缶詰をプラスして)

血液検査の結果も順調。

わんわん鳴いている。

ペットシーツをガリガリして食べている。 

(えーっ?)

痛み止めの点滴をしている。

 

入院前に質問しました。

『術後はどれくらいからごはんが食べれますか?』と。

大体の子は、痛みがあるので木曜日の朝から少しずつですね。

だそうです。

笑ちゃんはなんと、水曜日の朝からぱくぱく食べていました。

 

通院しているときから、待合室にいると、

入院しているであろうわんこの声が、

奥の部屋から、なんとも痛そうに、

『うー、うー、うー』と、ずーっと鳴いているのが聞こえてくる。

 

わんこの声がずーっとしていたら、

笑ちゃん眠れないかもねぇ。

そんな心配をしたものです。

 

ところが、うー、うー、どころではなく、

わんわんとずーっと鳴いているそうで、ありゃ。

笑ちゃんが眠れないのではなくて、

笑ちゃんがみんなの眠りを邪魔してるカタチに。

あららー。どうしましょう。

 

ペットシーツをガリガリしたり、食べたり。

どんなに賑やかに過ごしているのでしょうかー。

困りました。

 

入院前に、

『退院には、その子の《ふるまい》にもよります。』

と言われていました。

 

『ストレスが強いのであれば、家に帰って過ごした方が。』

と言われていました。

 

大きな手術になるので、8日目の退院の可能性が。

と言われていましたが。

 

どうも、その、《ふるまい》が良くないので、

5日目の退院になるかもしれません、笑ちゃんです。

 

腫瘍の一部が残っていての心配はありますが。

痛み止めの点滴をしているとは言え、

『早くココから出せー』をアピールしているほど元気なのか、

と、

周りの入院している動物たちには申し訳ないけれど。

 

術後亡くなると言う、2つ目の山も越えた、

いや、越えすぎた笑ちゃんで。

父ちゃんと母ちゃんは少し安心しました。

 

笑ちゃんを応援して下さり、

ありがとうございます。

皆様のおかげで笑ちゃんは、2つの山を越えました。

 

 

 


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いよいよ手術。

2022-06-14 14:22:33 | 笑ちゃんカルテ。

笑ちゃんがいない家は、とても静か。

笑ちゃんがいない家は、時間が有り余る。

笑ちゃんがいない家は、味気ない、色味もない。

 

今朝の散歩、どうする?

『日課だから行こうよ』と父ちゃん。

 

うんちバッグの代わりに、

笑ちゃんの名札とお守りを持って出かた朝です。

 

ドクダミを見つけました。

笑ちゃんの身体から悪いものを追い出してもらいたくて。

気休めですが、こんなことを。

 

本日、笑ちゃんはお昼前から手術。

家族は当日は自宅待機なので。

父ちゃんは仕事へ、

母ちゃんは、午後からの電話に備え、

半日だけ仕事をして帰って来ました。

仕事をしていても、心ここに在らず。

帰って来ても、口から心臓が出そうなくらい。

じっとはしていられずに、

笑ちゃんのお札に御神酒を置いたり。

 

 

何度も何度もトイレへは行くし。

 

どうか生きてー。

声に出して叫んだり。

 

気が早いけど、メモ用紙でも準備しておこう。

 

 

 

大体、15:00くらいに電話かな?

そんなことを聞いていました。

らー、

13:30に電話が鳴り。

 

えー、、早い。

もしかして? 死んじゃったの?

 

もう、口から心臓どころではない。

震えながら電話をとると。

 

『先ほど、笑ちゃん、手術が終わりました。』

 

あー、、生きてるよ。 良かったー。

 

目が覚めているけど、少しまだぼーっとしています。

予定通りで、腫瘍の一部は残った状態です。

出血はしていますが、輸血するほどではありませんでした。

これ以降も様子見を続けます。

 

との事でした。

 

生きていてくれれば。と思う反面。

でも、もしかしたらきれいに取り切れて。

淡い期待もしつつ。

 

人間、欲は増えるばかりですねぇ。

 

どのくらいの腫瘍が残ったかは、

病理検査後とのこと。

 

まあ、欲張ってはいけません。

笑ちゃんは1人で頑張って、1つの山を越えたのだから。

 

あとは術後。

もう1つの山を越えたなら、

父ちゃんと母ちゃんとで、次の手を先生と相談します。

 

麻酔から覚めたら、身体が痛くて。

ごはんももらえなくて。

 

笑ちゃん、かなりいじけちゃうだろうなぁ。

 

父ちゃんと母ちゃんは、とこへ行ったの?

不思議に思っているだろうなぁ。

 

これも生きている証拠。

 

笑ちゃん、よく頑張りました。


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入院当日。

2022-06-13 20:28:32 | 笑ちゃんカルテ。

今朝の早朝のお散歩も、

大変短い距離だった笑ちゃん。

 

一旦家に帰り、ごはんを食べました。

 

そして父ちゃん朝風呂へ。

今日は午後から入院だと言うのに、

お風呂まで行って、父ちゃんのペロペロ介護をする笑ちゃんです。

 

それから少しして、散歩のやり直し。

不思議、今度はテクテクと歩くのです。

 

ノリノリで。

 

笑ちゃんと町と、

隣町まで広く歩いて来て、ご機嫌。

 

今年はブルーが冴える紫陽花です。

 

刻々時は過ぎ。

さて、病院へ出かけます。

 

なくなるといけないので、

服やら装飾品は置いて、すっぽんぽんで。

 

車の中ででも、どこかへお出かけ。

そう思っているのでしょうねぇ。

少し早めに東大へ着きました。

入院前、歩きました。

 

いよいよ病院内に入り、受付済ませると。

先ずは術前の血液検査でした。

手術するにあたり、差し支えはない結果でした。

 

そして、諸々の説明を受けて。

今回笑ちゃんは、承認前の臨床試験に参加しますので、

署名をしました。

 

その後ろで、笑ちゃんは、

あら嫌だ、何かを感じ取ったのか?

すでに魂抜けきっていて。

 

これこれ、頑張るのだよ、笑ちゃんよ。

1つ朗報だよ、今夜はごはん食べられるんだって。

 

置いてくるときは、後ろ髪は引かれまくり。

あー、切ない。

 

笑ちゃんのいない家に、

父ちゃんと母ちゃんだけが帰って来ました。

 

昼まで遊んでいたおもちゃ、

 

2つ、寂しく並んでいました。

 

笑ちゃんの名札と、

笑ちゃんの病気平癒のお守りと、

笑ちゃんの守り本尊の、普賢菩薩。

手術中に亡くならないこと。

術後に亡くならないこと。

この2つの山を乗り切る事が、目先の目標です。

 

なんとか乗り切れ、笑ちゃんよ。

 

病院の前で写真撮りました。

父ちゃんと母ちゃんは、

笑ちゃんの帰りを待っています。

 

 


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笑ちゃんを見習いながら。

2022-06-12 22:02:37 | わんぱく笑ちゃん

今日は、母ちゃんお仕事。

父ちゃんがお休みの日。

 

朝はあまり歩きたくなかった笑ちゃんは、

午前中に父ちゃんとお散歩のやり直し。

 

なんだ、トコトコ歩くじゃない。

 

かなりご機嫌だったようです。

 

これはね、健康診断へ行ってなければ、

こんなに大変な病気だとは気がつかなかったですよ。

こんなにご機嫌に歩くんですよ。

ほんと楽しそうに歩くもの。

 

 

そんな頃、母ちゃんは。

よせばいいのに、つい、笑ちゃんの事を考えてしまう。

そして仕事中、苦しくなる。

大きく深呼吸をしながら、仕事をしていましたわ。

あー、情けない。

 

気に入って読んでる本に、

《今》以外は全て妄想。と言っている。

その通りで、

楽しく散歩をして来て、こんなに満足な顔をした笑ちゃん。

今を生きる笑ちゃんを見習わないといけません。

 

さて、明日はいよいよ入院の笑ちゃん。

母ちゃん仕事から帰ってから、笑ちゃんをシャンプーです。

 

手術、抜糸とあるので、

今月のトリミングはキャンセルしました笑ちゃんです。

少し間が開くので、さっぱりしときます。

これこれ、どこで顔を拭いてるの、笑ちゃんよ。

お散歩だってするし、

ごはんもぱくぱく食べるし、

シャンプーだってするし。

ほんとに、まーだ信じられない母ちゃんですよ。

 

入院で持って行くごはんと、毎日飲んでるお薬と。

そして、父ちゃんの匂いの染み込んだバスタオル。

これを持たせて。

 

まあ、とびきり甘えん坊の笑ちゃんです。

面会もない、何日もの入院が、さてー、、

出来るのでしょうかー?

 

ほらほら、今以外は全て妄想なのに。

悪い癖、悪い癖。

 

 

笑ちゃんは、さっぱりして笑っているものね。

 

母ちゃんも、笑ちゃん見習ってそうしますよ。

 

 


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それでも、じいちゃんの応援に。

2022-06-11 07:53:45 | わんぱく笑ちゃん

いつも散歩は笑ちゃんが歩きたいようにさせています。

ですが、お仕事ある日の朝はなかなかそうもいきません。

昨日の朝も、なかなかなロングコースへ行こうとする笑ちゃん。

お休みな母ちゃんと、またあとで歩こうねとなだめました。

 

読みは当たりました。

昼前にもう一度散歩へ出かけると、

じいちゃんちへどうしても行きたかったのです。

 

あれ? 生きてる?

 

近頃のじいちゃんは出血止まらず救急搬送な日々。

いつもなら、笑ちゃん行くと物音で起きますが。

これだけ動かないと、死んでるのかと、ドキっ。

 

寝ているならばそっと帰ろうかと思うと、

ばあちゃんが、『笑ちゃんに会いたがってたんだよ』と。

 

ではでは。

笑ちゃんのペロペロ介護でもしてあげちゃうよ。

 

笑ちゃんの父ちゃんも、

このペロペロ介護を1年以上も受けていたので、

まだ死なずに生きています、ものすごいパワーあるのです。

とっても嬉しそうにしていたじいちゃんでした。

笑ちゃんも、手術前にじいちゃんに会えて良かった。

 

ばあちゃんからは、

『笑ちゃんも頑張って帰って来るんだよー』と、

なでなでしてもらってきました笑ちゃんです。

 

みんなを元気にする事は、

自分の唯一できる役割だと認識しているのでしょうか。

身体の中は一大事なのに、

帰り道の笑ちゃんは、

それは、それは、誇らしげでした。

笑ちゃんは、命の限り頑張るのです。

 

笑ちゃんち自慢の息子です。

 


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梅雨らしい日々。

2022-06-10 07:50:02 | 日記

家々の紫陽花が一斉に咲き、

梅雨でどんよりした景色を明るくしてくれています。

 

身体の中が一大事の笑ちゃんは、

『手術日までは普通に過ごしていて下さい。』

『お散歩もして下さい。』

と言われているので、

雨が止んだ隙を縫っては楽しくお散歩しています。

 

身体の中と、外では、

まるで別犬な毎日です。

デヘっ。

 

笑ちゃんちの京かのこが満開です。

 

ブルーの山あじさいも1つ咲きました。

 

朝ごはんをぱくぱく食べて、

仕事へ行く父ちゃんを見送り、

今日は母ちゃんがお休みなのを知って一安心な笑ちゃん。

すやすやとおねんねしていたので、

静かに過ごしてあげようと、

そーっとブログ更新をしていたら、

むくっと起きて、ピーピーおもちゃで遊んでいます。

 

母ちゃんが、キッチンの片付けや、洗濯物、

父ちゃんの薬の仕分け、などなど、

いろいろ動いているときは、すやすや寝ている笑ちゃんは、

母ちゃんの動きが止まる瞬間から、

おもちゃで遊び出します。

 

笑ちゃんよ、

あなた毎回面白いことしますねぇ。

 

眠たいのか、眠たくないのか、

一体どっち?

 

 


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母ちゃんに見張られて。

2022-06-07 16:11:36 | わんぱく笑ちゃん

CT検査から一夜明けて。

前日はCT検査で、気管に管を入れての撮影だったので。

咳き込むことが数日あります。との説明で。

ごはんも、ふやふやにふやかしてあげたり。

食べるところを母ちゃんがじーっと見て過ごしています。

元気とまではいきませんが、

近くを歩いてきました笑ちゃんです。

なんですか?

朝からずーっと見てるけど。

なんですか?

母ちゃんにじーっと見られているので、

きっと鬱陶しいのです。

 

ここ数日の微妙な変化もあり。

一週間後の手術まで、もつのかな?

昨日のドクターの言葉も背景にあり、

不安が募る母ちゃんですわ。

笑ちゃんちの紅の紫陽花が満開です。

紫陽花越しにも、じーっと笑ちゃんを見張る母ちゃんがいます。

 

笑ちゃんも、いい迷惑でしょうねぇ。

 


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CT画像までもが愛おしくて。

2022-06-06 21:14:06 | 笑ちゃんカルテ。

長いような短いような1週間を過ごして。

またまた東大へ行って来ました笑ちゃんです。

前夜、夜ごはんまで、朝はごはん抜き、

お水も6:00まで。

朝1番9:00に受付を済ませて、軽く説明を聞いて、

笑ちゃんはCT検査のために奥のお部屋へ行きました。

 

わんこのCT検査は全身麻酔。

終わるのは夕方4時。

あさ、どうする?

先ずは、ベタなところでコチラにご挨拶。

 

上野先生とハチ公。

上野先生は、笑ちゃんの今の父ちゃんの歳で亡くなっているのだなー。

53歳。

まだまだ若い。

こんな若さで突然に亡くなったんだもの、

そりゃー、毎日帰りを待ちますねぇ。

 

そんなことを感心している場合ではありません。

どうか笑ちゃんがCT検査頑張ってくれますように。

そして、少しでも良い結果がでますように。

お願いします。

 

像にお願いをしても仕方がないのですが。

もう、何にでもお願いしたい気持ちでした。

 

雨模様なのに、じっとはしていられずに、

東大の周りをうろうろしたり、

歩き疲れて、車で寝たり。

 

やっと夕方の4時になり。

笑ちゃんも麻酔から覚めて。

CT検査の結果を聞きました。

 

笑ちゃんのかかりつけ医の最初に言っていた、

まあ、その通りの結果でした。

 

位置が悪い。

大きさ。

良いものではない。

 

小さな身体なので、全身をCT画像。

お鼻から、お口、歯、頭、背骨、内蔵、

画面が変わるごとに、本当に可愛くて、愛おしくて。

よく頑張ったなぉと思いました。

 

手術はできても、かなり厳しく難しい手術になる。

全部は取り切れない、血管を押しているので。

手術中に亡くなるリスクは3割。

手術をしても取り切れないので再発をする。

 

手術をしない場合、腫瘍から出血を起こし突然死の可能性。

 

笑ちゃんの場合、手術ができるのは今回だけだそうだ。

 

手術をしても再発したら、また腫瘍は大きくなり。

そのときのために、分子標的薬を考えるかどうか?

まだ数字的に効果があるかどうかは、、なとこらしい。

 

まあ、いろいろお話を聞いて、

今、この時代にできる最善を。

初代ゆうくんのときも最善を尽くし。

先代ケン坊のときも最善を尽くしたので。

笑ちゃんにも、今、現代の最善を尽くします。

 

万が一の場合、笑ちゃんの余命は1週間となります。

大きな山を越えて生還できたなら、

1日でも多く生きていけたなら、

もしかしたら新しく素晴らしい薬ができるかもしれない。

 

最後の1日まで、笑ちゃんも頑張ってくれると思います。

CT検査後、しっぽを振って出てきた笑ちゃんは、

父ちゃんと母ちゃんを見てほっとしました。

 

東大の帰り道、笑ちゃんかかりつけの病院に寄りました。

 

 

そしてお家に帰る頃には、

元気いっぱいの笑ちゃんに戻りました。

『元気そうに見えますが、身体の中は一大事です』

 

そう言われてきた笑ちゃんです。

 

おもちゃで遊ぶ姿を見ると、

本当かなー? と、

この期に及んでまだ信じ難い。

 

肝細胞癌。

沈黙の臓器とは耳にしても、

見事なまでに、沈黙しています。

わんこの肝臓には抗がん剤は効かないそう。

 

本日はCT検査での結果。

 

実際お腹を開けてみて、

これはダメだ、となれば、

何もせずに直ぐにお腹を閉じるとのこと。

人と同じですねぇ。残酷。

 

こんなことを言われるくらいなのに、

本当に本当に沈黙しています笑ちゃんの肝臓。

 

笑ちゃんかかりつけの病院の主治医が指名してくれた

ドクターに加え、専門分野のドクターも加わり、

万全の体制で取り組みます。

 

その言葉と、笑ちゃんの生命力を信じて。

 

今日は疲れた、

部屋の灯りを消して布団に入りながらのブログ更新。

頭元で、笑ちゃんがぴーぴーおもちゃで遊んでいます。

 

ねぇ、笑ちゃんよ、

あなた本当に身体の中、一大事なの?

 


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