『 奇蹟の大樹のおはなし 』
いつ、誰が、何故ここに植えたのかは分からないが、この大樹は200年以上この地に立っている。
奇蹟の大樹というわれるゆえんは、終戦直後にまで遡る。
この大峰高原に開拓団の人がやってきた。
戦後の食糧難を打開すべく、少しでも多くの農作物を作ることが目的だった。
あたり一面墾し 、畑にするはずだったが、大きく育ったこの大樹だけは抜根することができず、
切り倒された切り株だけがここに残った。
水利のないこの地では畑作が適わず、間もなく開拓団はこの地を去った。
時を経て昭和40年代、ここに牧場を開設しようとした者が発見したときには、
切り株から枝幹が伸び、自然にしか造り得ない造形美がそこにはあった。
その後も大雪などで周りの木がなぎ倒されることがあっても、
この大樹は現在もここに立っている。
( ※墾し、母ちゃんちにあります辞書により詳しく説明しますと、
意味はおわかりのとおり荒れ地を耕すことですが、音読みで「コン」、
土と、音をしめす貇(コン)とを合わせて、一生懸命にはげみつとめて、
土地をおこす意。だそう。戦後の人々のこと、
現在ならば開拓の「拓き」をあてるであろうが、池田町の人々が敬意の意で、
この字をあてたのかなーと、深く思う母ちゃんでした。)
大変に前置きが長ーくなりましたが、
( ) より前の文面は池田町のパンフレットより丸写しでございます
なんかいい話だな~と思いまして
では、ご覧ください。
長野県北安曇野群池田町大峰高原の七色大カエデです。
説明書きもあります。
カエデがこんなに大きくなったのは、
海抜一千mに位置しフォッサマグナが下を通り豊穣豊かな火山灰地と、
このくぼ地が根に栄養を集めて山もみじとしては奇蹟的な大樹に成長したようです。
フォッサマグナといえば、もうパワースポットなわけで。
見事な大カエデも見られて、パワーも吸収で、
ばっちぐーなことろです
行く前の下調べでは、
犬連れの方のブログなどでは、犬を連れていて知らずに木に近づいたら怒られた、、とか。
ここ池田町でも「犬はNGです」とのことで。
駐車場とその近くの道まではわんこいいみたいでしたので、
交代で見てみようと、コースに加えたわけでしたが。
行くと、イベント的にテントがいくつか張られていて、駐車を終えると感じの良いおじさまがいて
母ちゃんひらめいちゃった
わんこNGとはなっていたけれど、低姿勢の中にほんの少しの「笑ちゃんとあの木を見たい」を、
プッシュしてみることにしてみました
まずはあらかじめ笑ちゃんは抱っこバッグINにして
図々しさは禁物 満面の笑みでもって、
「 この子と来たんですが、わんこ連れてだとどこまで入れますか~ 」
1トーン高めの声でもって聞いてみました。
すると、すると
「 どこまででも一緒に見てくださ~い 」 と、、、えっ
「 抱っこしてくれていればいいですよ~ 」 と。
やったー 見立てどおり良い人だ
話を聞くと、やはりマナーの悪い人もいるようで。
一応ここは個人の私有地で。
その昔は牧場だったようで、一面草原。
ここでわんこを放牧したならば喜ぶこと間違いなし。
個人の私有地ながら、柵や小道などは地元の銀行などが寄付してくれたりと、
町全体でこのカエデを守ってくれているようでした。
これからも見ごろは続くようで、
笑ちゃんちのブログを見てから行く人も、一声かけてみるといいと思います
ではでは笑ちゃんと一緒に、くるりとカエデを愛でながら周ります~
ばあたんも一緒です この1年、足のトレーニングをお教室でしたとのこと、
こんな斜面でも杖無しでトコトコ歩きます
進んでいくと造形ががらりと変わります。
一度は斜面にそり向かった幹も、状態を立て直した感じになっています。
すごいなー
1本なのに色がたくさんで。
大きさも見事ですが、なんといってもこの時期は色がいいのでしょうね~
紅葉のイベントな感じに様々なお店が出ているので、
笑ちゃんは七色カエデより、七色くんくんのようでした
雨こそ止んでいましたが、巨大台風が近づく気配な日。
雲の向こうには白馬の山並みが見えるであろう景色、
この日は真っ白、しかも雲の上。
1
お天気良いともっと素敵な大カエデがご覧になれます。
これからもっと、もっといい色になるようです、機会があればぜひ~
おまけ
七色大カエデの子孫を連れてきました
地植えにしたら大変なことになりますから。
盆栽にしましょうよ~ と
まっすぐ直立の枝のものを選ぼうとしたら、、、
「 えー、えー、えー 」 と池田町のおじさま方
「 盆栽にするならこれだよ~ 」 と選んでくれました
根っこから幹が横に出て来ているところが盆栽向きなんだそうだ
作り方の紙もたくさんもらってきました。
お休みの日にチャレンジです
ちなみにこれは紅葉はしますが、七色にはならないそうですよ。
いや、200年待てばなるかもね