笑日和

わんこと楽しく

四十九日。

2012-06-26 19:30:10 | わんぱくケンちゃん

ケンケ~ン、おはよう~。

今朝はちょっとお散歩してこようか。

 

お出かけ用の風呂敷に包まれてね~。

 

パパの抱っこバッグにINして、お散歩バッグもぶら下げてもらってね。

 

毎朝お散歩していた遊歩道に行ってみようよ。

 

ケンが生きていた頃には新芽だった木も、だんだんと緑が濃くなってきているんだよ。

 

椎間板を痛めるまでは、この階段もぴょんぴょん元気よく走っていたっけね~。

 

パパと母ちゃん、ここを通るたびに地面をタッチしているんだよ、

ケンが亡くなる前の晩、最後にしっこした場所だからね。

ただそれだけなのに、愛おしい場所になってしまってね。

 

このレンガもくるくる何周もしては、しっこしていたね~。

 

元気な日にはこの橋を越えて、どんどん歩いていたんだよね。

 

橋を渡るとまた、どんぐりの木を囲むレンガがあってね、これもしっこのポイントでね。

 

この辺りの桜の木には、全部にしっこしていたね~。

まあ、言って見ればケンのしっこで成長したようなものだよね~。

 

ここにもどんぐりの木があって、根っこがごつごつと地面から飛び出していて、

とっても歩きにくいだろうに、亡くなる1ヵ月前まで転びながら歩いていたんだよね。

 

この辺りまで来る日は、とびきり調子の良い日でね、

一番最後にここまで来たのは、4月21日。

母ちゃんと夕方の散歩をしに来た日でね、

嬉しくて嬉しくて、動画を撮ってパパに送ったね。

今でもその動画見ては、「 この日は元気だったな~」と思いだすよ。

パパも一緒だと良かったな~。

 

こういう木の根元で、よく匂いを嗅いでいたケンだったね~。

男の子だからねっ、よそのわんこに負けてはいられなかったんだろうね。

 

この大きな石が大好きで、しっこをかけられる位置に4つあるのだけれど、

ケンはすべての石にかけていたね。

 

うちの庭にも大きな石・・・って考えたときもあるんだぞ、ケンケンよ。

 

梅雨だというのに。。

 

素晴らしいお天気で。。

 

ケンの本当の旅立ちには、もってこいな青空。

 

ケンの散歩の帰り道、ご近所の家にパッションフラワーが咲いていました。

母ちゃん、ハーブの講座を受けてから初めて気がつきました、去年も咲いていたのに。。

欧米では独特な花がそれを表しているとされ、パッション=「キリストの受難」からついた名前だそうだが、

日本では花の中心部分が時計の文字盤に似ているところから 

「トケイソウ」(正式にはチャボトケイソウ)と言らしい。

トケイソウ。。時計。。時。。

無理矢理こじつけてみますが、時の流れは早いもので、

そう、今日はケンの四十九日であります。

 

5月9日にケンが亡くなってから、

パパと母ちゃん、ひたすら耐え抜いた49日間。

 

さらに遠くに行く前に、いつものお散歩コース歩かせたくて、

ケンのために作ったお庭で遊んでもらいたくて。

 

最後はなかなか歩けなくて、夜な夜なこの砂利の辺りで、

母ちゃんに付き添われながらしっこしたんだよね。

 

ケンと出かけて買ってきたラベンダー、大切に育てていくからさっ。

ケン、たまには香りを嗅ぎに遊びに来るんだぞっ。

 

ぎっくり腰も少しはよくなってきたパパ、淋しがるからさっ。

 

お散歩から帰ると、パパと母ちゃんが着替えている間、

よくこのベッドの上にちょこんと座らせると、

思いっきり穴掘りしたり、「さ~2階へ行くよ~」と声かけると、

ベッドの上をふざけて逃げ回っていたケンなんだよね。

お散歩に出かけても、家に帰って来ても、

すべての場所にケンとの思い出がたくさんです。

 

2日前、

こんなに可愛いろうそくと、

 

炊くと 「 ありがとう 」 の文字が浮いてくるお線香と、

 

天使のオブジェの付いたお花が、ぐっちママさんから届きました。

もう少しでケンが軒下からいなくなる。。。淋しいな~。。。そんなときに届いたものだから、

こんなに時間が経っても、四十九日を覚えてくれてたんだ~と思うと、もう泣けて泣けて、

泣きながらぐっちママさんに電話でお礼を言いました。

 

そして本日、ケンの四十九日の法要を行いました。

 

ケンはこの世で、何一つ悪いことはしていないので、

( あっ、、パパがお風呂に入っていると、着替えのパンツをセッセとリビングに運んでたな、、)

( それに、、 母ちゃんが手にしていたサンドイッチ食べたか、、)

( それから、、歯がかゆいと、家具かじってたか、、)

( そうそう、部屋の入り口の段差もかじって、平らにしたっけ、、今で言うバリアフリーに 、、)

( それに それに  じいちゃんの、太ももかじって大出血もさせたか、、)

( あれ? けっこう出てくるなー、、ここらでやめないとケンの立場が危ういぞっ、、)

( まあ、↑ こんなものは、悪とは言えない範囲かっ )

間違いなく極楽浄土へと導かれるに違いはありませんが、

念のために法要をしてもらい、一番位の高いお釈迦様にお願いしてもらいました。

「 うちの可愛いケンを、間違いなく極楽浄土へとお導き下さいますように 」 とね。

まず一歩目の入り口を間違えては困るもの。

 

無事に法要も終わって、本来ならばお骨を納骨するところ、

亡くなった日に火葬となってしまったケンなので、

ゆっくり ゆっくり 一周忌まではケンハウスに連れて帰ります。

 

次は百箇日、

なんでも? ケンのこの世での行いの一つ一つを童子が閻魔様に言いつけに行くそうな。。

まぁー、ケンにもわかりやすく言ったよ。。

わかるか? ケンよ。。

もうしてしまったことはしょうがない。。

童子ってのに、うま~くお世辞でも使ってご機嫌を損なわないように過ごすんだぞ、ケンよ。

間違っても、ガブッと噛みついたりしてはイケナイぞっ。

おりこうちゃんに過ごしていれば、次のステージとやらに行けるんだそうだ。

こちらからもパパと母ちゃんがお願いしておくからね。

 

ケンの四十九日を午前に行い、午後からはパパのぎっくり腰の治療にお出かけです。

治療院の近くの花屋に見たこともない花を見つけました。

店先でおじいさんが、「 ハンカチの花だよ~ 」って、

( 正式には、コンロンカと言う樹木らしい )

へぇ~っ、可愛いね~。

ケンの本当の旅立ちの記念の日に、またケンガーデンに花が増えました。

 


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