赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

お知らせ【32】

2020-08-16 20:28:37 | 政治見解



お知らせ【32】

内閣総理大臣、環境大臣宛に「要望書 『わかしお』号座礁事件」をメールで送付しました。

以下に、その全文を掲載いたします。



要望書

「わかしお」号座礁事件



内閣総理大臣 安倍晋三殿
環境大臣   小泉進次郎殿


モーリシャス沖合で貨物船「わかしお」が座礁、大量の重油が流出し深刻な環境汚染を引き起こしていますが、日本政府の対応の遅れに疑問を感じます。

貨物船「わかしお」は、岡山県・長鋪汽船の子会社が所有し、商船三井が運航する名実ともに日本船籍です。民間会社が引き起こした事故ではありますが、座礁した地点は、ラムサール条約の指定地域に含まれているポワント・デスニー付近で世界有数の美しいサンゴ礁や海草藻場、マングローブなどの豊かな生態系を育んでいるところです。

流出した重油は同国の生態系を破壊するだけでなく、経済や食料安全保障、健康にも深刻な影響を及ぼすことが懸念されています。すでに自然保護区のエグレット島や、サンゴ礁が広がるブルーベイ付近に達したとみられ、油まみれの鳥や魚の死骸が多数確認され、被害の長期化が懸念されています。

モーリシャスのジャグナット大統領は環境上の緊急事態を宣言するとともに、自国には「座礁した船を引き揚げる技術や専門知識がない」として、近くのレユニオン島を領有するフランスのマクロン大統領に支援を求めています。

このような事態に対し、日本政府は傍観してよいのでしょうか。

多くの国民はこの問題で日本政府が最大限の誠意を持って対処することを望んでいます。

日本政府におかれましては速やかにモーリシャスに責任を持った対応を示し、自然環境が早く元通りに回復するよう万全の対策を取っていただきたいと思います。

早急に小泉環境大臣ご自身が現地に赴き、日本政府が責任をもって対応することを明言し、併せて、国際社会に対して環境保全に取り組む日本政府の姿勢を強く示した上で、モーリシャスに全面支援することを提言申し上げます。

また、安倍総理大臣におかれては、「環境問題は人類全体の生存にかかわる重大問題」と考え、日本政府としての矜持を示していただきたいと強く要望いたします。


令和2年8月16日

赤峰和彦

東京都北区(以下略)

TEL&FAX番号、メールアドレス記載

(本件は、ブログ・赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』 に同時掲載)





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