current topics(156):都知事選挙情勢
選挙運動で大事なこととして、候補者の勢いがあります。
勢いを見るバロメーターの一つは、街頭演説でどれだけの人が集まっているかです。
街頭演説を聞いている人たちの人数の多さや反応が、各陣営の強さの判断材料となります。
しかし、同じように聴衆が集まっていても、その人たちが組織から動員された人数なのか、
あるいは自主的に聴きに来ている人たちなのかが重要です。
動員されている場合は、組織に対する義理や無理矢理に参加させられていて、
その場では候補者を支援するのですが、いざ投票となると話しは別です。
ことに真夏の暑いときに動員されると、内心反発するケースもあります。
その典型が鳥越、増田の両陣営です。
鳥越陣営の聴衆は一律にプラカードやボードを持っていますから、殆どが動員だとわかります。
沖縄の基地移設反対の市民グループ同様、仲間内だけで完結しているので
一般の有権者にとっては威圧的に映ります。
これでは共感の輪を広げることは出来ません
増田陣営では各級議員が自分の後援会に呼びかけて動員したり、企業に自民党サイドから動員要請をしています。
さらに、公明党では創価学会員に動員がかかっています。
一方、小池陣営は、組織のしがらみがないので、すべて個人の自主参加です。
日程を知らせただけで本人も驚くほど人が集まっています。
これが選挙の勢いです。
小池陣営に勢いがあり、強い追い風が吹いているように見受けられます。
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