赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

日本共産党の焦燥感 current topics(131)

2016-04-02 00:00:00 | 政治見解



current topics(131):日本共産党の焦燥感


日本共産党は3月28日の常任幹部会で、次期衆院選の小選挙区候補の擁立作業を進める方針です。これは2月の民主・共産・維新・社民・生活の野党5党党首で交わされた、安倍政権の打倒を目指し、国政選挙での協力を進めていく流れから後退したものです。民進党が結党して共産党との距離を置き始めたことに対する牽制のようです。

この背景を情報筋は次のように分析しています。


・日本共産党は民進党に距離を置かれ、当初の目論見である野党共闘が頓挫したと認識しています。

・それまでは野党同士で仲良くやっていくことで、共産党がある程度のイニシアティブを取れると思っていたようです。

・選挙協力となると他の野党はそれぞれ独自候補を擁立しようとしています。すでに選挙協力どころの話ではなくなっています。

・また、共産党が現在も破壊防止法適用の対象となっていることが明確になっていることに対して、反論はしたものの、不明確な反論のままに終わっています。

・実は、破防法の件が表に出されたことで、他の野党は自分たちの印象が低下することを恐れ一斉に共産党に距離を置いたのです。

・志位氏や小池氏らは、自分たち主導で国民連合政府を作ろうと期待していたにもかかわらず、選挙協力で民進党に裏切られ、追い撃ちをかけるように破防法問題が蒸し返されているので、いきなり窮地に立っています。

・特に民進党に対しては恨みに近い感情を持っています。党内では民進党攻撃をする者が出始めています。八方ふさがりのような状態なので、あたりかまわず攻撃する幹部もいるようです。

・テロリストの心情に酷似しています。

・自分たちの最大のチャンス(国民連合政府構想)を失ってしまった悔しさは尋常ではなさそうです。




※情報筋から当ブログに寄せられたニュースの要点をお伝えしています。


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