【戦記】
日本海を南下しているF35はヒットのターゲットである北国朝鮮に到達する
10分前に大きく分けて そのまま南下する10機とさらに南下して北上する
10機 さらに タイムラグを置いて空爆の確認と漏れをHITする為の隊長機を
含む5機のフォーメーションとなり、これも国際法では禁止されている尾翼の
ライトを消した。時刻は深夜2時。当然無線使わない。使ってもジャミング機が
電波障害をおこさせている為に問題がないが幾度もシュミレーションを繰り返した
ように目標物をHITするだけなのだ。トータルの時間は45分間。
ちなみに日本が真珠湾を攻撃した時に零式戦闘機の前部から尾翼に細長い線が
付いていた。これが無線のアンテナであることを知る人は少ないと思う。
もちろん暗号も すべてアメリカに解読されていたのだが。
攻撃開始の時刻は深夜2時30分00秒と定められていた。空爆の関係で高度を
上げる必要があり、巡行速度まで上昇していく各々の機体。そして攻撃を開始した。
この国は地下施設が多い為、ボンバー爆弾という地下に突き刺さり爆発するもの
等が使われた。放送局 独裁者がいる施設、空港 弾薬庫、港 軍事施設などが
次々に破壊され炎をあげていった。38度ラインには24時間体制で双方が監視を
していたので、目視によりこの事態を知ったかんごく国や北國朝鮮の兵士たちから
連絡が入る頃には すでに8割がたの施設が機能不全に陥っていた。そして、
全てのミサイルを標的に打ち込んだF35は 再び音速飛行に入り演習海域に近い
公海上で待機していた空中給油機から燃料を補給し南シナ海を抜けて硫黄島に、
或いは訓練の為にいたアメリカンの空母に着艦しすぐさま格納庫に隠された。
余談だが 空母に着陸する戦闘機をオーバーランさせれば、海に落ちる。
それを防ぐ為の方法は超アナログで面白い。戦闘機がフックをだしておりてきて
それを空母のワイヤーに引っ掛けて止まるのだ。時たま海に落ちるのは、これが
引っ掛からない時が多いとか。一本のワイヤーに引っかからないとしたら2本目を
とおもうのだが、それがないみたいで湾岸戦争の時に海に落ちた機体は3機。
なお、北上して攻撃をした10機は 再び低空飛行で日本海を北上し津軽海峡を
縦断し 同じく空中給油機で燃料を補給していった。隊長機を含む5機は、
中国との国境付近の橋等を空爆、或いは衛星寫眞ではわからない北国朝鮮の独裁者が
いると思われる場所、核関連施設等を空爆した。また別の戦闘機は、移動している
車などサーモセンサーや暗視カメラ、赤外線を駆使していった。
機体はステルスだとしても ミサイル発射目標物の炎上は隠せない。30分を過ぎた
あたりで、中国側が2機スクランブルをかけてきた。
F35の特徴は垂直に近い上昇が可能であり、国籍を隠した機体だが機体の形状が
特徴的なので接近遭遇は避けたいのだ。でないとmissionの意味がなくなる。
国際法上では 国籍不明機に対しては 警告なしでの撃墜が可能なのである。
そして、熱感知追従型ミサイルを中国軍機が発射した。夜間であり機影は目視
できないので垂直上昇しながら 金属片をまいてやり過ごした。
垂直上昇は言うまでもなく普通の戦闘機は失速するのである。
一機35億円もするのだから これぐらいの性能がなければ高すぎるのだろう。
航空ショーで、ロシアの戦闘機がデモ飛行の際に垂直に近い上昇をして墜落した
のは有名な話だ。
mission3に続く