ここはアメリカ軍の基地がある街だ。
太郎は 最近糖尿と診断された。
1か月で15kgも痩せたから以前の服は皆だぶだぶなのだ
だから いつも人目に付かぬ裏道を通ることが多い
裏道なので街路灯のあまりにも淡い小さな光は、存在を示しているが
本来の役目を果たさず 暗闇に等しいのだ。
そんな或る日 酔っぱらった外人と出会った。そしてそいつはこういった
あゆれでぃ あ ゆうれいではないし 女でもないのでふと
おもわずイエスといったら
おまーごーすと
酔っぱらって迷子になったんだ・・・・あほ。
ゆうれいさん と片言の日本語で私基地にかえるコースがわからないと
ごーほーむ ?
イェズイエス ごーすとりーとバック
おーのーごーすと、こわがりみたいだ、
おーのーよーこ じゃなくて そこを横に曲がれと。
まったくもうふらつくまで飲むな 千鳥足で大丈夫かなと振り返ったら
足が あしが みえない・・。
まさか、アメリカのゆうれいはあしが あるんだけど・・・。
YOUれいかぁなぁ~なんて・・。
するとまた 人に出会った。なんで人にばかりで会うんだろうか
しかも、カップルだ。カップルだから暗い道なのか・・
ところが キャーと女性が声をあげた。
それ以前に男は女を置いて逃げていった。
どうしたんですか と聞いたらさらにキャーというけたたましい悲鳴が・・。
彼氏はとっくに逃げていますけど・・。
お願いだから傍に来ないでと女 随分失礼な・・・なので
横を通り抜けて 置いていくことにしたのだが、パニック状態の女は
私めがけて突進してきた。バカ痛いだろうぶつからないでくれと願ったら
女はそのままぶつからないで走り去った。
ん?どういうことだろう、と改めて自分の体をみたら
なんと ぼんやりとすけていた。
終わり