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気になる言葉…新聞から

2015年10月25日 | できごと

〇今日の神戸新聞はわたしの気にいる読みものが多々あった。

1つは「時々応論」の ノーベル文学賞 と題した共同通信記者 舟越美夏氏の記事。

ノーベル文学賞に決まったベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)のこと。
柔らかな雰囲気と真実を求める並外れた意志を感じさせる女性だ。「生命への共感や他者への思いやりを重視する女性的な価値観こそが、新しい世界を開くのに重要です」。ベラルーシの首都ミンスクで6月、インタビューした。とある。
歴史に翻弄される人々の証言を集めた作品の数々、従軍したソ連女性の証言集「戦争は女の顔をしていない」で生きることや人間の本質を突く言葉を引き出す力それを再構成する筆力、語られる痛みの重さに耐える精神力。どうしたらこんな仕事が可能なのか。と筆者の言葉。
小柄でチャーミングにほほえむ女性だった。柔らかいアルトのロシア語と相手の警戒心を解くまなざし。相手が誰であろうと自分を貫く作家の姿勢も。「魔法なんかないの。親しく話をして聞くだけ」と。
過酷な歴史を生きた女性たちの「痛みと苦しみの話」を聞く彼女。「核」は文明か。数百人に会い、答えを模索する。と
苦しみや痛みの中にありながら、深い人間性や愛を失わない人々、地上のあらゆる生命に共感する人々の言葉をすくい上げ、人生のページを引き出す。多くの読者の心を深くとらえる。「怖いのはもう疲れた、と思う日が来ること」

気がつくと4時間が過ぎていたとある。万全でない体調なのに「遠くから来てくれたのだから」と長いインタビューに感謝した筆者の感動した声を、私も感動して、ここへ載せてしまった。
纏め方が充分でないけれどノーベル文学賞をとられた人はこんな方だと知って良かったと思う。

 

 

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