青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

くしゃみの速度と飛沫との関係について

2020-05-13 18:39:57 | 日々思うこと

緊急事態宣言から1か月少々経ちましたが、解除されても自粛は求められるだろうと思いますが、最後は自分で考えて判断して行動することになると思いますので、参考程度に

くしゃみ

について調べてみました。

まず、ネットでくしゃみの速度で検索をかけると、なんと時速320kmと出てきます。

 

しかし、これは65年程より以前の報告だということがわかりました。

 

ウィキペディアでもくしゃみの風速は320キロと堂々と出ていますが、ここで早くも私はくしゃみから脱線しました。

まず、この320キロの測定方法が書いていないのです。

口の前に風車でもつけたのか、はたまた熱センサーでもつけたのか、測定器に向かってくしゃみをしたのか

、まったくわかりませんでした。

 

ですので、この320キロという数字がそもそもわかりません。

 

考えてみてください

 

くしゃみするとき、その瞬間人の口の大きさが違いますし、大口でくしゃみする人、口をすぼめてくしゃみする人、人前だと瞬間的に口を閉じるなんて場合も例外的にありますが、いずれにしろ場面によっても、人の体格差、肺機能によってもばらばらです。

 

水道の蛇口にホースをつないで、ホースの先を指で塞ぐかつまむかして出口を狭めれば、遠くまで飛ぶ=流速が速くなる のと考え方は一緒ですが、

どんな条件なのかわからないため、くしゃみの時速320キロは基準もなにもないので、参考にはならず保留です。

あと、調べていくと 飛沫の飛ぶ速度=くしゃみの風速 として書かれている場合もありますが、これは大間違いで、飛沫は風に乗った飛散物ですので、風の速度(風速)と飛散物の速度はイコールではありません。

 

 

つづいて飛沫の飛ぶ距離と時間ですが、

こちらについては、機器の発達と現在タイムリーな話題でありますので、いくつか記述がありました。

 

いちばんわかりやすいのは、飛沫の見える化で、立った状態でくしゃみをして、唾や飛沫が地面まで落ちる様子をハイスピードカメラで撮影したものです。こちらは疑うべきところがとくになく、写った画像そのものです。

 

くしゃみの飛沫に関する一連の動きは記載するとこうなります。

くしゃみをする→風速に乗って水蒸気やつばが飛ぶ→大きなつばは重さでより遠くへ放物線を描き地面へ落ち、小さな水蒸気の飛沫は近くで範囲が広く雲のように滞留する。

 

ここで誤解が生まれやすいのが、大きなつばのほうが遠くへ飛ぶと思われることです。

 

ゴルフのボールと卓球のボール 同じ力で同じ角度に投げたとしたら、軽い卓球のボールは途中で失速して落下しますので、ゴルフボールのように遠くまではとびません。

 

ですが、飛沫は気中に浮かぶためこういう考えは当てはまらず、

 

くしゃみから出た水蒸気は滞留しますので、条件によってはそれが数分に及び、数分間雲のように徐々に散りながら数分かけて移動し、8メートルほど先へ落下したという研究結果もありました。

加湿器の蒸気が徐々に部屋に広がっていくのを想像していただくような感じです。

 

いろいろと各研究結果にもばらつきは見られますが、測定方法、被験者も違うため当然のことと思われます。

 

くしゃみに関する飛沫の飛び方を私なりに集約すると、

 

・風速と飛翔物の速度は異なる

・おおきな唾のような飛沫は80センチから2メートル程度まで飛ぶ

・水蒸気のような小さな飛沫は1メートルほど風圧に乗って飛んだあと、雲のようになり散乱しながら8メートル程度まで届くことがある(閉空間にて)

・2メートル離れるという決まりは、直線的に飛ぶ唾などには有効であるが、飛沫の雲に関しては流体力学の考慮がないため、不完全である。

 

その他、この度はくしゃみで書いておりますが、咳、会話でも飛沫は発生し、

声を出すと大声になる程 飛沫の量は増える という実験結果もあり、

飛沫量 小声227個 大声347個 口に湿った布をあてると0.1個

 

こういったことから、具体的な行動としては、普段はマスクをして会話をし、無言で向かい合わず食事をして、人が密集した閉空間には入らない・・・

 

ここまで書いてこういうのもなんですが、なんかこりゃダメだな・・・

これじゃ自粛が解かれて多少外出したとしても、つまらない・・・



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。