テレビでタイタニックをやっていた。
私はこの映画を始めてみた時、とても感動した。
でもそれは普通の感動とはちょっと違っていた。
私が始めてこの映画を観たのは、映画でもなければDVDでもなく、テレビで初めて放映された時だった。
そのときの私は何度目かの入院中で、タイタニック初のテレビ放映の日も、私は病院のベッドで過ごす筈で、でも病院の消灯時間は9時だから、ちょっと見れないかなと思っていた。
具合はもう大分よくはなっていたから、消灯時間でも見る気になれば見られるが、カーテンに反射する光が私にはどうも気になる。
でも日中でもその宣伝はよく目にしていて、やっぱり見たい気持ちが強かったのを良く覚えている。
そして放映前日になり、私はベッドでゴロゴロしていると先生が回診に来て私に言った。
「そろそろ退院してもいい感じですね」
私の心は”ラッキー”の一言で、
タイタニック放映の当日、合わせたように私は無事に退院し、その日の夜、思う存分テレビを見た。
そして感想は、タイタニックはいい映画だったけど、私の心にそれ以上に大きく残ったのはその映画を家で見れたという別の喜びだった。
そういう訳で、私はタイタニックが忘れられないのではなく、タイタニックを家で見ることが出来た事が忘れられない。
そんな記憶を作ってくれた、ジャックとローズに感謝してます。
思い出しました♪
映画館に行って見たのは、状況も一緒に記憶に残りますもんね。
(^_^)