青空に白い月

ゆったりゆるりと生きましょ~よ

競争の行方

2008-03-25 21:28:37 | レース・車・乗り物

今年のF1

見ている側にとっては結構楽しい。

今年からF1で電子制御のトラクションコントロールが使用できなくなった。

これはドライバーにとってはマシンが扱いづらくはなるが、

モータースポーツと銘打っている以上、私はそれが本来の姿であると強く思う。

スポーツって言うのは人の力や技術が試されてこそのスポーツだと私は思う。

しかしながら、機械を操るタイプのスポーツは、その線引きがかなり微妙になっている。

ことF1に関しては、ドライバーの戦いであり、メカニックの戦いでもあり、チームの戦いでもあり、メーカーの戦いであり、複雑に絡み合う。

しかし、今時のハイテクカーは、ドライバーのミスをカバーするばかりでなく、多少のラフに操作しても、まるでプロドライバーが運転しているような動きを、コンピュータ処理によって自動的にやってくれる。

そうなると、私なんかが一生懸命雪道で車をねじ伏せながら走っていても、楽々追い抜かれてしまう。

そういうのがどんどんモータースポーツの世界に入ってくると、ドライバーが幾らがんばっても車の仕上がりがいいメーカーやチームが勝ってしまう。

だからトラクションコントロールを禁止したのはいいことだと私は思う。

その程度のことでメーカー努力やチーム努力が失われることはないだろうし、そうやってハイテクが禁止されることにより、また別の新たな工夫が生まれてきたりするから、やっぱり速いチームは速いままなのだ。

今年は速いチームは去年に引き続きやっぱり速いが、ドライバーのミスでリタイヤしたりするケースが増えている。

これは、いままでハイテクに頼っていた部分が露呈した結果だろう。

そして今年のF1は面白くなった。

オリンピック種目でもちょっと疑問に思うことがある。

100メートル走

陸上でも注目度の高い競技だが、1991年にカール・ルイスが世界記録9秒86を出してから現在まで、実に12人もの選手がこの記録に並ぶか超えるかしている。

更に驚いたことに、12人中8人はここ10年以内の記録である。

今のトップはアサファ・パウエルの9秒74

速くなることはいいことだが、その影響には靴が大きく関係しているとも聞く。

最近流行りだしたスポーツならまだしも、一番昔からある、純粋に足で走る競技の世界記録が、人の力だけでこんなにもあっけなく破れるもんかな?

そうだとしたらすごい進化(FAKE論的には人としては退化)なんだけどね。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
シューマッハがいなくなって、しばらく観ていませ... (ぷろぱ)
2008-03-25 21:47:17
トゥルーリとハイドフェルトの戦いに熱くなりました~。
安全装置は必要ですが、ファンとしては、シンプルな勝負が観たいと思ってしまいます♪
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確かにシューマッハの居なくなった穴は大きいです。 (FAKE)
2008-03-25 22:40:58
軸がなくなりました。
この辺で絶対的な速さをもったドライバーが出現して欲しいですが、アロンソもあの通りだし、性格的に好きじゃないし・・・
ハミルトンやライコネンも今一つ波があるし、セナ、プロスト、マンセル、シューマッハ、この辺の軸が大きすぎて、比べると物足りないのは仕方がないですかね。
今年はBMWとトヨタの争いはレースを面白くしてくれると思いますよ(^_^)
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