そろそろ桜が咲く季節になってきた。
地震の後も余震が続き、落ち着かない毎日が続き、
それでも時間は刻々と過ぎて行き、
海は穏やかに
夕日は暖かく
風はすこし冷たい
久しぶりに自転車で行った港
釣り人の一人もいない
静かな海面
素直に綺麗だと思う
多くの歴史がほんの少し溢れ出した水に流されてしまった
歴史ってなんだろう
宇宙の歴史
地球の歴史
世界の歴史
日本の歴史
失われたのは個人の歴史
そして、刻まれた災害の歴史
残された人の歴史は継続中で、失われた歴史がそこに刻まれる
歴史に終わりはないが、記憶に終わりは刻まれる
なんて悲しいことだろうか
でもまた明日は来る
来てしまう
今日は昨日になり
明日は今日になる
今日は夕日がとてもきれいだ。
私に刻まれた今日の記憶
いつ終わるかわからない個人の歴史
いつまでも続く、宇宙かその外側の歴史
生きている不思議
明日も夕日が見たいと思えたら
それでいいや