浜辺の遊歩道に咲く夾竹桃(たぶん)。
チンクエテッレ(Cinqueterre)。
私のお気に入りの場所の一つです。
フィレンツェからは
電車に揺られて2時間半から3時間で到着する海の街。
五つの漁村が等間隔で並ぶリグーリアの海辺の総称で
その中でも私が毎年のように通ってしまうのが
Monterosso al mare。
電車の駅名は簡単にMonterosso。
La Speziaからの各駅停車に乗ると5つの漁村に順に停車。
最北の村、つまり5つ目の駅がMonterosso。
5つの村の中でももっとも整備されていて
砂浜の施設も、ホテルなどの宿泊施設もここが一番充実。
数年前には友人5人とワガママビリーを連れて
一泊旅行に出かけたりもしました。
フィレンツェからなら
日帰りで、きれいな海を満喫することができます。
イタリアの砂浜は整備されているところは有料。
有料の砂浜と砂浜の間に無料の砂浜が点在しています。
無料の砂浜ではパラソル持参(もしくはパラソルなし)で
愛犬を連れての海水浴も可能です。
有料の砂浜では大抵の場所でワンコの入場禁止。
海の家というようなたいした施設はないのですが
各有料浜への入り口に簡易キャッシャーが設けられているので
そこでパラソルやビーチチェア、デッキチェアなど
それぞれ必要なモノを選択してお支払い。
1日利用することができます。
なにも言わなくても入場料は取られるので、
その場合は無料でトイレ、シャワー、更衣室が使えます。
この日のキャッシャーのおやじさんは
こんがりよく焼けたサンタクロース!
その後シャワーを浴びるときには
シャワー清掃サンタクロースにも早変わりしていました。
Monterossoの浜はかなり長いのですが、
浜の広さ自体はパラソルを三列並べたらいっぱいという感じ。
11:00頃に到着したときには
最後列のパラソルに若干空きがある程度で
15:00過ぎには既に「満員御礼」がでる状態。
大人気です。
この日は波が高かったので
例年に比べると透明度は少し落ちている気がしましたが
それでもやっぱりきれいな海。
海温もこの季節になるとずいぶん上がっていて
(エルバ島に行った頃は冷たかった…5月末)
泳ぐのもそんなに苦ではなかったので
日に焼けた熱る体を冷やしに何度か海にも入りました。
イタリア人も多いけれど、
やっぱりドイツ人をはじめとする
外国人もたくさん遊びに来ていました。
皆、恰幅がよいので負けそうです。
波打ち際でゴロゴロしている姿は
なんだかトドのそれを見ているようでもあり…。
中国人女性がヘンナ・タトゥとマッサージを売り込みに
砂浜を巡回してきたり
かと思えばセネガル人の男性が水着やワンピース、
もしくは波辺で読む本を売りに来たり。
色んな人間ウォッチングができるので
1日いてもまったく飽きない…。
Dati informativi
行きの列車(平日)
フィレンツェ(Firenze)発 08:01 (IC523)
ラ・スペーツィア(La Spezia)着 9:55
ラ・スペーツィア(La Spezia)発 10:08 (R11370)
モンテロッソ(Monterosso)着 10:32
料金13.70ユーロ(大人一人)
帰りの列車(平日)
モンテロッソ(Monterosso)発 16:52 (IC661)
ピサ中央駅(Pisa Centrale)着 18:01
ピサ中央駅(Pisa Centrale)発 18:28 (IR3146)
フィレンツェ(Firenze)着 19:30
料金11.35ユーロ(大人一人)
*往復で料金が違うのは
インターシティを利用する区間の長さが違うからです。
海の家
Ombrellone+Sdraio+ingresso
(パラソル+ビーチチェア+砂浜入場料)
5,5ユーロ(大人一人)
一緒に海へ出かけた
「ponnoがずちゃんのイタリア・フィレンツェ日記」
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