不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Insalata di Capperi(こうさぎ)

2004-08-26 04:16:45 | インポート
きょうalbero4で、ケッパーするはずだったの。
JellyFishはUnaしたかったの♪
JellyFishは、1しなかった?
JellyFishがここに酢漬けをケッパーしたかったみたい。
きょうJellyFishはalbero4は崩壊したかった。


*このエントリは、こうさぎの「JellyFish」が書きました。



Lavoratori 2

2004-08-25 21:29:18 | 日記・エッセイ・コラム
先日ミケランジェロ広場に久々に上る機会があった。
いつものように美しくレンガ色に輝くフィレンツェの街。
朝のやわらかい陽射しの中で静かに佇む街を見ていると
時間の流れがそこだけゆったりとしているような気がする。
ミケランジェロ広場は常に観光客が出入りして
ざわめきが絶えないけれど、
その喧騒の下に広がる街は
まるで別次元のもののような錯覚に襲われる。

喧騒のミケランジェロ広場の中でも
より一層特異な雰囲気を醸し出していたもの。

スペイン語圏の観光客グループを
ひとところに集めて写真撮影。
日本の観光地なら、
きっとツアー客用に写真撮影場所が整えられて
何段かのひな壇がこしらえられているはず。
そんな場所はもちろん
イタリアの観光地に用意されてはいないので
みんな団子のようにかたまってカメラに向かっている。
その視線の先を見てみると…。

lavoratori230804

カメラマンは、おそらく持参したであろうと思われる
脚立の上から大きな声で、色々指示を出している。
賑やかに働くおじさん。
助手もいないので、
下で脚立を支える人がいるわけでもなく
なんとも不安定な格好だけれど
この高さから撮影すれば団子のような塊の集団でも
きれいに全員の顔を写せることは確かだ。
これも工夫のうちにはいるのかな。
きっとおじさんは
「いいこと考えついた!」と思ったに違いないし。

晴れたフィレンツェのよい想い出作りに
このおじさんもまた一役買っているのだ。


Torre pendente

2004-08-24 23:37:47 | うんちく・小ネタ
有名なピサの斜塔。
13年前にはすぐにでも崩壊の恐れがあると危惧されて
これまで様々な手当てが施されてきた。
最近の大規模な処置によって
ここ11ヶ月、斜塔は微動だにしなくなった。

崩壊の恐れはなし。

フィレンツェで開かれていた
国際地質学会議で発表された。

13年間で注ぎ込まれた斜塔の修復・保管費用は
ユーロ統合前のリラで540億。
3億6500万円相当(計算大丈夫か?)。
傾斜を回復するために
セメントを土台に流し込んで地盤固めをしているのですが
このセメントを流し込むために斜塔の下から
掘り起こされた土は38立方メートル分。
この地盤固めによって0,5度の傾斜が回復されて
現在もそれに変化はなく、
少なくともこの先300年は崩壊は回避されるというのが見解。
(300年かけて13年前の傾斜に戻る可能性は
充分にあるという見方ではあるけれど)

部分的にワイヤーで吊って支えているのが
どうにも見苦しくはあるけれど、
これもこの先の技術の進歩で
取り払われる日が来るのかもしれないし、
少なくとも透過性のある素材に
置きかえられる可能性はありそう。

とにかく、今ピサの斜塔は安泰なのです。