次第に真っ暗になる夕方の、雨降る田舎道の交差点。10人のほぼ老人世代が、一人の若い、頼りない駐在さんと、交差点の4カ所に、2.5人づつ別れて、それぞれおもいおもいの標語の書かれた旗など抱えて、立っている。
反射ベルトのついた、しっかりした黄色い雨合羽の上下に身を包んでいるが、私だけは、夏物の半袖の黄色いかっぱ。ズボンは白い、自前のかっぱズボン。
「あんたは、なんで半袖なん?」
「決まってるやろ、新参者は、袖があたらんのや!」
そぼ降る雨の中を丸めた旗を一本持って自転車で現場に出かける。
出がけのワイフとの会話を披露して、「理事」たちと大笑い。しかし、1時間も雨の中突っ立ていると、すっかり濡れて冷え込む。寒い!
こんな雨の暗い夕方でも、無灯火の車が目立つ。気がつかない注意力で車を運転している人間は、2度ほどあの世でも行ったほうがいいと感じる。
帰宅して、すぐに熱い風呂に入って人心地がつく。
明日はまた、朝の7時から8時に、今度は学校の前に立つのだ。また、自転車で出かけてやろう。軽トラックはあっても、自転車で来るものなど、皆無だ。
反射ベルトのついた、しっかりした黄色い雨合羽の上下に身を包んでいるが、私だけは、夏物の半袖の黄色いかっぱ。ズボンは白い、自前のかっぱズボン。
「あんたは、なんで半袖なん?」
「決まってるやろ、新参者は、袖があたらんのや!」
そぼ降る雨の中を丸めた旗を一本持って自転車で現場に出かける。
出がけのワイフとの会話を披露して、「理事」たちと大笑い。しかし、1時間も雨の中突っ立ていると、すっかり濡れて冷え込む。寒い!
こんな雨の暗い夕方でも、無灯火の車が目立つ。気がつかない注意力で車を運転している人間は、2度ほどあの世でも行ったほうがいいと感じる。
帰宅して、すぐに熱い風呂に入って人心地がつく。
明日はまた、朝の7時から8時に、今度は学校の前に立つのだ。また、自転車で出かけてやろう。軽トラックはあっても、自転車で来るものなど、皆無だ。