楢原病院

堤防に一休みする場所が、所々ある。走り始めて1時間。帰り道、ちょっと、一服して対岸を眺めると、楢原病院が見える。そういえば、祖母が長い間、あそこに入院していたので、何年も毎週日曜日、母親と娘二人（小学生）を乗せて連れて行った。母親は洗濯物を持ち帰り、娘たちは誰もいない静かな病院の中で、格好の遊び場を見つけて走り回った。

そういえば、祖母は、どこで息を引き取ったんだっけ？

あとで、佐野温泉に行く時、対岸の病院の下の道を走ることになるのだ。

堤防の幅が違う

明治橋から下流は、日野川の川幅がグッと広くなり、そこに福井県内では一番の九頭龍川が流れ込み、合流後は九頭龍川となって、三国の河口まで続く。河川敷はジャングルか林のようだし、堤防の幅はそれまでの倍以上ある。その半分外側に桜が植えられている。一本づつ、寄贈者の名札が貼ってあるので、堤防の拡幅時に記念事業でもしたのだろう。

アスファルトになっている堤防道は、サイクリングロードの指定を受けていて、時々、自転車や走る人とすれ違う。この道を辿れば、永平寺にたどり着くのだ！

9.11 /17.29km

By yahoo : [ 20c/28c/10% 83P67K ] 晴れ時々曇り

刑事A：「所持品は？」
刑事B：「ポケットには、現金130円だけですわ、それに、タバコ、なんや、金のない貧乏人のくせに、ピースのスーパーライト飲んでけつかる、これは、一箱460円もしますわ。」
刑事A：「貧乏人は余計や、他には？　なんか身元を特定できるもんは、ないんか？」
刑事B：「安物のセイコーの自動巻腕時計、自転車には飲み残しのスポーツ飲料のペットボトル。あ、それに、携帯がありまっせ、iPhone や。これで身元が特定できるかもしれまへんわ。」

大型車両にひっかけられて、自転車走行中に転倒、ひき逃げ。救急搬送する前に老人は絶命。ひき逃げ犯は大型ではなかった。認知気味の高齢老人が運転する軽自動車。フロントが大きく損傷しながら「覚えがない！」で、過失致死で書類送検。

まあ、そんな、高齢化社会の美しくも楽しい想像をしながら、家を出たのは、午前8時25分ちょうど。ワイフは出かけたし、かなり強い向かい風の中、朝ごはん代わりに、味付けのアンガスビーフをワンパック食べたせいか、元気だ。三国方面から北風が吹き付ける中、自転車はゆっくりしか進まない。今朝は、明治橋右岸を更に下って見たら、これが実にいい！

永平寺までのサイクリングロードは、日野川から九頭龍川沿いを走って、松岡に上がって行くのだ！
やっと道筋が分かった。

日野川と九頭龍川の合流点を過ぎて、Uターン。ほとんど走りっぱなしで、膝が痛み始めた。帰宅は10時5分。走行距離は17.29Km。20キロには、少し足らないし、2時間にも足りないが、今日はこれでいい。