25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、35年間健康診断0回の後期高齢+2、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

ゴミ箱の底

2019年01月29日 | 日記
2泊3日を過ごした汚れた絨毯の、侘しいシングルルーム。扉の壊れた安物洋服タンス1本。低くて小さなテレビ台と金属のタオル掛け。木の粗末な机と薄い布団の狭いベッド。ゴミ箱一つ、14インチのBSの入らない液晶テレビ。ベッドヘッドには、壊れたラジオ。2.2リッターの電気ポット。

トイレは共同。洗面所もトイレのそば。風呂は、殺風景な地下の一室。ホテルは地上11階、地下1階で部屋数もそれなりにあるけれど、宿泊者は2、3名? 28日の夜は香川県人会の会合があって、かなりの人の姿を見たが、宿泊者は皆無。お客は一度利用したら、二度と泊まらないだろう。田舎町の場末の古いホテルのような状態では、無理もない。

しかし、私は、余りに自由に振る舞えるので、「超お気に入り」「超ご機嫌」で過ごすことになったのだ!
目の前にそびえ立つ分譲マンションは、最低でも1億円。3億円や5億円が当たり前に価格の高級マンション。そんな立地に、屋根の壊れた蔵や壊れ掛けた木造の茶室などが点在する大きな庭がある敷地を使っている讃岐会館の贅沢さは、他人にはわからないだろう。

あ、部屋に備え付けの電話機は全館、回線が不具合なので、フロントに内線電話をしないでくれという張り紙がしてある。笑えるでしょ?

私など、自分に必要なところは、モッブで掃除でもしてやろうと思ったほど。自分のホテルと勘違いした。

夕方5時帰福

2019年01月29日 | 気象
2019年1月29日(火):By Yahoo [ 1c/6c/10% 61P68K ] 晴れ

道路の隅々にわずかな雪が残る福井は、数時間前にいた東京より一段肌寒い。放射冷却で、冷え込み始めた夕方のせいもあるし、三々五々帰校する高校生が多少人影を落としている程度の田舎町の駅前風景に、あまりの落差を感じて、寒々しい気持ちになってせいもあるだろうが、何だか、悲しい気分。

いつもなら福井に戻ってホッとするところだが、リュックがやたら重いだけで、今回は寂しい気分で福井駅に降り立った。麻布十番の中心地で、讃岐会館という「穴場」を中心に、余りにもお気楽に過ごせた(その話は、また明日)せいで、心にその反動が来ているようだ。

結局、甥っ子の代行をするという「任務」は、出発した直後の北陸線のしらさぎ車両内でのメイルのやり取りで、解除され、甥っ子が数本後の列車に飛び乗って、東京にくることになり、私は単に2泊3日の自己都合の「旅」に変わった。

結果的には、それでよかった。気楽に引き受けたが、やはり「老体」には、体力的に不可能なミッションだったかもしれないと思う。ましてや、想定外の慣れない交通事情は一番のネック。

結果的に、全てOKとなって、甥っ子も一足早く、今日、福井に戻ってきた。私は孫や友人と、めちゃくちゃ楽しい時を過ごせて、最高の気分転換となった。