いや~、すごい経験をしました!
今、思い出しても、夢のような・・・
鎌倉の霊山を訪問しました。
霊山というのはお寺の山号ではなく、単純に山の名前だと思われます。

有名な極楽寺の切り通し

その南側の崖から続く山が「霊山」です。(画像が逆光ですね!超快晴だったもんで・・・)


切り通しの突き当りにある霊鷲山 感応院 極楽律寺(真言律宗)
このお寺を開かれた良観房忍性と日蓮聖人が雨乞い対決をした舞台がまさに「霊山」なんです。
文永8(1271)年の鎌倉は雨が全く降らず、田畑も荒れ、井戸も枯れるような状態で、執権・北条時宗は極楽寺の良観房忍性に雨乞いの祈祷を命じました。
しかしいくらやっても雨は降らず・・・そんな折、日蓮聖人がお題目を唱えると、雨が降り始めたといいます。
この雨乞い対決をした場所は、霊山にある池のほとりらしいんです。
今は池がなくなってしまったようですが、雰囲気だけでも味わいたく、現地までトレッキングしました!!!

江ノ電・極楽寺駅前の細い階段を上がり・・・

お墓の裏のけもの道を上がると・・・

そこはもう山!!!深い森!!!

ところどころに特徴的な木もあり、迷わないように記憶しておきます。

自慢じゃありませんが、僕は高校・大学時代、陸上の長距離(専門:20km)の選手で、よく地元小田原の山中をクロスカントリーで走ってたんです。だから山はめっちゃ得意!どこを行けばいいのかは野性的な直感でわかります。

誰かが来ることもあるようで、急斜面にはロープがあります!!!

あれ?何だか明るくなってきたような・・・
そして・・・出た!!!!!

絶景!!絶景!!!
そこには由比ガ浜を眼下に据える絶景が広がっていました!
鎌倉イチの絶景だぁ~~~!
しばし見惚れました。誰もいないし、鳥のさえずりしか聞こえない。
・・・天国・・・
そうそう、池の跡を探さなきゃ・・・

雑草に覆われた草原・・・っっとぉ!!??

池!!!ちっちゃいけど池があるよ!!
多分ここ!ここで雨乞い対決があったんだ!!
普段は枯れているのが、たまたま最近の雨の多さで水がたまったのかもしれません。ただ、水が溜まるところって大昔から変わらないはずなんです。
日蓮聖人のお導きがあったようで、感動です。
もう一度、絶景を拝みつつ、

後ろ髪を引かれる想いで帰路につきました。
ホント、夢の中にいるような、不思議な体験でした!!