ぬり絵というと色鉛筆が多いかと思いますが、これは絵の具を使ったぬり絵です。
私がクレヨンで線を描き、夏坊が色をつけました。
長いお休みのときって、学校から絵の具セットを持ち帰ってきますよね。
その絵の具で遊べないかと考えていて・・・大きな画面にばーっと色をぬったら楽しいんじゃない? それなら名画を真似したぬり絵はどう? と、そういう発想です。
実際は私のイメージより紙が小さくなってしまって(模造紙なみの大きさがなければ無理だった)ばーっと、とはいきませんでしたが・・・。
真似した元の絵がこちら。
PCの画像を印刷したので、かなり小さいんですが、
これを夏坊に見せて「これの通りにぬりなさい」と(笑)。
うちの子どもたち、残念ながら絵ごころゼロというか、小さいときからお絵描きにはほとんど興味を示さなくて。
ぬり絵をあげても、ふたりともやったことすらないくらいなんです。
でも今回、見本をあげたら抵抗なく真似していました。
真似したといっても絵ごころの関係で実にてきとーな出来栄えに・・・。
それでもなんとなくサマになるのは、やっぱり原画がすばらしいからですね。
上の絵は教科書にものっているアーノルド・ローベルの「おてがみ」から。
なんてことない地味な絵だと思ってましたが(失礼!)、よくよく見ると、いろんな種類のグリーンが・・・。
ただの地味な緑じゃなかったんだ、とびっくり。
夏坊にぬらせてみたら極端に色を変えてましたが、そうすることで考え抜かれた色のバランスがきわだってきて、またびっくり。
下は言わずと知れた北斎。夏坊画伯の手によって色のバランスはぶっとびました・・・が。
富士山をモチーフにした「青、白、赤茶」。
もうこの組み合わせだけで、誰が真似しても絵になるという・・・。
意匠の力のすごさに、これまたびっくり。
ちなみにこの絵のバック、たなびく雲を白いクレヨンで描いて、浮き上がる効果を期待しましたが。
夏坊が水をいっぱいつけすぎたため、クレヨン埋没。残念でした。
あ、右の絵は、わかりますよね? 昔からあるキャンディの「小梅ちゃん」。
これは完全に私のシュミで・・・多感な少女時代、大好きだったなあ、林静一さん。
こんなの男の子はぬってくれないかと思いましたが、先日、冬坊がトライしてくれて。
うれしいな~。
描いた甲斐がありました!
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