komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

元気をもらえる育児本

2013年09月30日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 先日、小学校の運動会があったのですが、それを見ながら、あるブログの記事を思い出していました。

 原坂一郎さんという元保育師さんのブログ。
「子どもは昔も今もぜんぜん変わっていない。もし10年前(ちがうかも。うろ覚え)と今の運動会の様子をくらべてみても、どちらが前のものかわからないだろう」
 というような主旨のことが書いてあって。

 なるほど、そうだよね、って納得しました。

 その保育師さんの本も持っているんですが、こちらです。

 

★「言うこと聞かない!落ち着きない!男の子のしつけに悩んだら読む本」
  原坂一郎 (すばる舎)

   

   
 
 

 

 2,3歳くらいがおもな対象みたいだけど、女の子にも通じる考え方もいろいろ載っていました。
 たとえば、子どもがスーパーで「お菓子買って、買って」って大騒ぎすることがありますよね。
 そんなとき、大人はすぐに「だめ」って言ってしまいがちだけど。
 原坂さんによると、子どもの「買って」は単に「これが気に入った」という意味。

 で、たとえ話が書いてあって。
 もしあなたが、テレビで海外が映ってるのを見て「海外旅行、行きたいなー」と言ったとき、横にいる夫が「金ないのに行けるわけないだろ!」と言いかえしたら。腹がたちますよね?
 ・・・っていう。

 このたとえ話はわかりやすい!
 なるほど!です。

 育児本、あまり読んだことないんですが、読むとやっぱりいいことが載ってますね。


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我が家の登園&登校拒否 4

2013年09月26日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 弟の夏坊の場合は、拒否というほど強いものではありませんでした。

 幼稚園のときは涙を見せる日もあったけど、手をひかれれば一応ヨチヨチ歩いたし。
 いまも母とおててつないで、とぼとぼヨチヨチ・・・。

 私のほうも、おにいちゃんのときにくらべれば、ずっと気楽な気分です。
 なにしろ、もっと激しいのを経験済み。しかも、時期が来れば元気に登校するという前例を、しっかり見ている。
 まあ前例どおりいくとは限りませんが、少なくとも今は、あれこれ心配せずにすんでいる。


 さて、ここで。このエッセイ第1回目の冒頭に話が戻るわけですが・・・。

 登校を嫌がって泣いていた、クラスメイトの女の子。
 彼女は1人っ子でした。そしてその子も、その子のお母さんも、いかにも真面目そうなタイプ。
 玄関先で子どもを説得している姿が、ほんとに大変そうで・・・。
 わかるわかる、最初の子はとくに、すごくおおごとに感じちゃうよね。でも、そんなに真面目にならなくったって、大丈夫だよ。
 ・・・と思ったとき。
 急に気がついたんです。


 体操服を嫌がっていた冬坊。
 ふだん洋服になんかまったく興味を示さなかったので、口実をつけてるだけにちがいないと思っていたけれど・・・。
 あんなに嫌がっていたなら、かわいいアップリケとかをつけて、気をひいてあげればよかった。
 おもちゃだって、何か小さくてかわいいものを、ポケットにいれてあげればよかった。
 そんなこと、考えつきもしなかった。
 だって、真面目だったから。
 幼稚園が決めている服とか決まりごとを、勝手にいじっちゃいけないと決め付けていたから・・・。


 実はほかのママさんたちも、けっこうアップリケや刺繍で遊んでいるんだとわかったのは、年長くらいになってからです。
 年少のときは、目にはいってもいませんでした。
 自慢じゃないけど、学生時代から融通の利かない優等生の性格だったんですよね。

 
 今回、ほのぼの編なのに長いエッセイをのせてしまおうと思ったのは、このことに気がついたからなんです。
 あんなに泣かせなくてもすんだんじゃないか。もっといいやりかたがあったんじゃないかと、反省したから。
 だけど。
 実は、書いているうちに、もっともっと大切なことに気がつきました。

 それは・・・
 「子どもが自分の力で乗り越えていった」ということ。


 当時はいろいろしてあげたつもりでいたけれど、私はほんとは大したことをしていない。
 アップリケさえ思いつかない親だった。
 でも、子どもは自分で乗り越えた。
 たぶん子どもの心の中には、言葉にできない感情やストレスや葛藤がいっぱいあって。
 大人には、そんな子どもの気持ちなんて本当のところわからない。
 でも、子どもは自分で乗り越える。
 それだけの力を、ちゃんと持っている。


 親が子どもにしてあげられることなんて、実はそんなに多くないんですよね。
 どんなに心配してたって、教室の中まで入っていけるわけじゃない。
 となりの席にすわっていられるわけじゃない。
 学校や友達や勉強に、向かっていくのは子ども自身。


 しっかりごはんを食べさせてあげること。
 よく眠れるようにしてあげること。
 帰る家をちゃんと用意してあげること。
 親にできるのは・・・せいぜいそんなことくらい。

 でも、それでいいんじゃないのかな。
 それが、いいんじゃないのかな。


 私は小心者の心配性なので、子どものやることなすことに、ついつい口を出したり手を出したりしてしまうんです。
 これから思春期に入っていくと、もっともっと口出ししてしまいそうな予感がします。
 そんなときに、いま気がついたことを、思い出せるようになりたい。
 忘れないようにしたい。
 そして、いつか子どもにも伝えてあげられたらいいなって思います。

 幼稚園のあのころ、冬坊はまだ4歳だった。
 たった4つの子どもでさえも、自分の力で乗り越えていったんだということを。


 

 
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我が家の登園&登校拒否 3

2013年09月25日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 年少さんの3学期に起きた、お兄ちゃん大騒ぎの登園拒否。
 いつになったら終わるのかと思いましたが・・・。

 終わりました。永遠ではありませんでした(笑)。


 騒ぎの最中に、冬坊に訊いたんですね。「いつになったら、お着替えするの?」って。
 そしたら、「年中さんになったら」という答え。
 もちろん、こちらは本気にしてなかったんですけど・・・。
 なんと、本当だった。
 本当に、年中さんにあがったとたん、拒否しなくなったんです。
 なんだか、うれしいというより狐につままれたような気分・・・。
 あの大騒ぎはなんだったんだろう。
 もしかして、夢とか?


 その後、冬坊はつつがなく幼稚園生活を終えました・・・というには、ちょっと難がありますが・・・。
 まあ、泣いて嫌がることはなくなりました。
 手をひかれて、しぶしぶヨチヨチ歩いていく、みたいな感じでしょうか。
 それでも、以前に較べれば大進歩、大前進です。
 そして、大前進のまま、小学校にご入学。
 すると・・・。

 おお、覚悟してたのに、今度は嫌がらない! 
 すばらしい。画期的!
 でもどうしたの? きみらしくないわ、冬坊!(??)


 ・・・・・このあと2学期になってから。
 冬坊はやっぱり、少しつまずいてしまいました。
 夏休みがおわるだけでも嫌だったのに、暑い中運動会の練習がはじまって、がまんできなくなっちゃったみたいです。
 運動、苦手だったので。
 このときは幼稚園時代とちがい、家を出るときは案外スムーズでした。
 行かなきゃいけないということが、本人にもわかってたんでしょうね。
 でも、校舎の昇降口まで来ると、そこから先に進みたくなくて、涙、涙。

 切ない・・・。
 が、切なさを振り切り、子どもをおいて帰る母。
 弟の夏坊を幼稚園に送っていく時間が迫っていたので、そうそうゆっくりもできなかったし。
 さいわい、追いかけてくるほどエネルギッシュな子ではなかったので、あとは先生におまかせ・・・。


 担任はかなりきびしい先生でしたが、気にかけてくれて、おもちゃを持ってきてもいいなんて言ってくれました。
 で、しばらくの間、電車のおもちゃを一両だけ持って、登校。
 そして、9月の終わりに運動会。10月のはじめに、水族館に遠足。

 この遠足が楽しかったのか、そのあと、じょじょに持ち直してきた気がします。
 12月の持久走大会のころには、もう大丈夫でした。
 一応、毎朝、送ってはいったけど、もう心配はしませんでした。


 そんなこんなで・・・。

 大騒ぎだった冬坊も、いまでは立派な4年生。
 運動部にも入部して、朝錬のために7時前にはうちを出ます。
 もちろん、ひとりで。せかされるわけではなく、自分で。
 もうすぐ運動会がありますが、冬坊はお手伝いをする係に立候補!
 あんなに嫌がっていたのに・・・うそみたい・・・。

 実はいまでも、そんなに学校が好きなわけではなさそうなんですよね。
 夏休みのおわりには、やっぱりアンニュイになってました。
 学校って、大変だもんね。人間関係も、いろいろ出てくる時期だしね・・・。
 でも彼なりに、価値や必要性を、しっかり感じてくれているみたい。


 ところで、いま1年生の夏坊ですが・・・。

 これがまた、ぜったいにひとりで登校しないという・・・。
 いまだに校門まで母が付き添い。いったいいつまで?という例の疑問、リバイバル。
 ・・・・・でもね。
 


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我が家の登園&登校拒否 2

2013年09月24日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 お兄ちゃんの冬坊の登校拒否は、実は小学校より幼稚園のときのほうがずっと重症でした。


 幼稚園の年少さん、それも一番大変だったのは3学期。
 もともと、いやいやながら行ってる感じでしたが、3学期になったらなぜか、断固拒否の体勢に・・・。
 うちの幼稚園は、年少さんは園指定の体操服で登園することになっているんです。
 だからなんとしても、朝、お着替えをさせなきゃいけない。ところがこのお着替えの段階から、嫌がること嫌がること。


 登園の途中から泣き始める、というタイプのお子さんもいると思いますが、うちの場合は、着替えて家を出るまでが一苦労でした。
 逃げる子どもと、追いかける母。
 朝っぱらから、いきなりバトル。狭い家なのに・・・。

 どうしようもなくて、馬乗りになって着替えさせてしまったこともありました。さらには、下着のままコートをかぶせて、肩にかついで連れて行ったことさえありました。
 2月なのに、ぎゃあぎゃあ泣いてる下着の子をかついで通りを歩いていく女・・・。
 ぜったい虐待に見えるよねって、当時は思ったけど・・・いま、これを書いてたら・・・うわ~、虐待(汗)・・・。
 もちろん、毎日遅刻です。
 幼稚園に着くと、待っていた先生にギャー泣きする子を抱き取ってもらって、ヨロヨロと家に戻りました。


 でも・・・休ませるほうがどれだけラクかとは思ったけれど・・・。
 実際に休むことは一度もありませんでした。
 だっていつも、園に行ってしまえば、うそみたいに平気になってしまったからです。
 「別れるときは泣いてますけど10分もすれば元気ですよ」などと先生に言われ・・・しかも!
 お迎えに行くと、帰るのを嫌がる!
 ほかの子たちがママと帰っていくのに、冬坊だけ脱走。ぽつんとひとり、待っている私・・・。
 なんでこんな仕打ちをされるんだか、わけわからん。
 もう、いいかげんにしてくださいよ~。


 何かはっきりした理由があれば、対処のしようもあるんですけどね。
 たとえば、先生が嫌いとか、お友達に意地悪された、とか。
 でも冬坊の場合は、先生にもクラスメイトにもちゃんとやさしくしてもらっていて。
 行きたくない理由はたぶん、
 「おうちが好き」
 「ひとりでいるのが好き」
 「よそへ行くのが面倒」
 そして、よそへ行くのが面倒、が高じると「おうちへ帰るのもめんどう」
 え・・・?


 実はこれ、私自身が学生時代に思っていたことでもあるんです。
 白状してしまいますが、私自身、学校によろこんで行ったことって、ほとんど一度もありません。
 うちにいて、ひとりで世界を作っているのが好きな子でした。
  たくさんの人たちに囲まれているという、それ自体がストレスでした。
 お友達と会わなくたって、大丈夫。
 でも登校していったん友達に会ってしまえば、それはそれで楽しくて。今度は帰るのがなんだかおっくうに・・・。


 こんな私の子どもだから、行きたがらないのもあたりまえ。
 先生たちには迷惑かけてると思うけど。甘い親だとあきれられていると思うけど。
 でも、しょうがない。
 あせらなくても、そのうちきっと行けるようになるはずだよね。 
  

 こと登園に関してだけは、やけに長期戦の構えだった私。
 実はこの時期は、育児編でお話した「子どもの不機嫌」とシンクロした時期でもありました。
 冬坊と意志の疎通がはかれなくて、ジタバタ悩んでいた、あの頃。
 私にとって、幼稚園はもはや二の次だったというか・・・。

 でも、それくらいで、たぶんちょうどよかったんです。
 もしもあのとき、「なんで行ってくれないの!?」なんて責めてしまっていたら。
 もっともっと、子どものことも自分のことも、追い詰めてしまったんじゃないかと思うので・・・。

 

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                 「子どもの不機嫌」はコチラです


我が家の登園&登校拒否 1

2013年09月20日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 夏休み明けで、調子の出ないお子さんたちも多い時期だと思います。
 今朝も、玄関先で「学校行きたくない! 行くのやだ~」と泣いている女の子を見かけました。
 一応ランドセルをしょってるところに、お母さんの涙ぐましい努力と苦労が伝わってきますね・・・。

 1年生の夏坊と同じクラスの子なんだけど、1学期は大丈夫だったんですよ。
 それが楽しい楽しい夏休みを経て、もう学校になんぞ行けるかい!ってなことに(推測)。
 

 夏休み明けの登校拒否・・・。
 デ・ジャ・ヴ。
 いま4年生の冬坊も、1年生の2学期に、さんざんハマってくれました。
 ですので、今回はこのテーマで書いてみようかと思います。


 あ、「登校拒否」と言ってますが、最近はこのことば、あまり使わないのかな?
 「不登校」はよく耳にしますが。
 でも、我が家の場合は「登校を拒否するけど、結局は行く」ので、まったく行かないわけじゃないんですよね。
 そういうわけで、この文章は

  ☆ 登校時だけ嫌がる。
  ☆ 行ってしまえば、それなりに楽しい
  ☆ 具体的にすごくいやな原因があるわけではない
      (ささいなことはあっても、ちゃんとケアできている)
  ☆ 帰ってきたときには元気

 ていどの、ゆるい拒否を対象にしています。ご了承くださいませ。


 しかし、ゆるいとはいえ、拒否は拒否。
 朝っぱらから泣きわめく子どもの相手をするのは、並の苦労ではございません。
 だいたい、我が子が泣いているのを見ること自体が、ママにとっては苦痛です。
 しかも我が子が嫌がることを強制しなきゃいけないなんて、二重の苦痛。
 
 これが中学生なんかだと、親自体を拒否したりするのかもしれませんが、そこは小さい子どものこと。
 口のまわる女の子とかは、こんな台詞で攻めてきます。

 「ママがいいの。ママといっしょにいたいの!」

 ・・・泣かせてくれますよね・・・いったいほかの誰が、こんな台詞を面と向かって投げかけてくれるでしょうか。
 まさか夫が? ありえない、っつーか、ありえたら困りますが。
 と、とにかくそんな我が子に対して、喜ぶどころか「いいかげんにしなさい!」などと答えなければならないママさんたちの、つらさときたら・・・。
 

 幸いというかなんというか、我が家の冬坊はまったく口がまわらなかったため、そういう胸にせまることばはありませんでした。
 でもこちらの心境としては、いっそ休ませてしまいたいくらいでしたね。
 行ったら行ったで、汗だくで運動会の練習させられたり(夏)、インフルエンザうつされてきたり(冬)、ろくなことないんだから。
 学校が好きで行くならしょうがないけど、いやいや行って、大変な思いするなんて・・・。

 
 ・・・って、親がこんなふうに甘い考えだから、子どもがわがまま言うんだろうか。
 世間にもそう思われてるんだろうか。
 先生たちもきっと思ってるんだろうな・・・。
 元気に登校してくれるお子さんを持つママたちが、うらやましい。いったいいつまで、こんな苦労をするのかしら・・・。

 あ、育児エッセイ編みたいになってきた。
 ほのぼの編のはずなのに・・・。
 でもこのお話、もうしばらく続けてしまいますね。


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高熱のときの対処法(4 吐き気の予防)

2013年09月12日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 胃腸炎でもないのに、高熱のあとおなかにきてしまうお話、今回は予防法です。

 それはもちろん
 「水分と糖分を、こまめにしっかりとること」


 吐き気の原因が、
 「糖分欠乏、または糖代謝がうまくいかないため、脂肪を燃やすことによって生まれるケトン体」
 ですので、糖分を前もって補給してあげる。
 そして、脱水症状で血中のケトン体濃度が濃くなってしまうことも一因ですので、水分補給。
 
 両方を兼ね備えているのは、やっぱりOS1とかイオン飲料とかですよね。


 糖分っていうのは、砂糖にかぎったことではなくて、炭水化物も糖分です。
 高熱が出ると、食欲がなくなってごはんも食べられなくなるから、ふだんから食の細い子なんかは、すぐに欠乏してしまいます。
 あと、糖分を有効にまわすにはビタミンが不可欠なので、ビタミン不足の子とかね。

 食が細くて糖分ビタミン不足の子・・・って、冬坊のことですよね。トホホ・・・。


 実は自家中毒については、今回冬坊がそう診断されてはじめて真剣に調べたんです。
 水分補給はこころがけてたつもりでしたが、やっぱり足りていなかったなあ・・・と反省しました。
 もっと意識的にやっていれば、完全に防止はむずかしいにしても、そんなに悪化せずにすんだかも。ごめんね、冬坊。


 ですので、続いて発熱した夏坊のときは、ストローつきのペットボトルを2本、枕元に用意。
 本人にもしつこく言いきかせて、自分でも飲んでもらうようにしました。
 1本はイオン水、1本は水(味のないものがほしいときもあるようだったので)。
 それから、ときどきはちみつをうすめたものとか、黒砂糖とかもあげたりして。


 
 あ、うちはふだんから、かたまりの黒砂糖をこまかくくだいたものが好きだったので。
 いくら糖分といっても、消化の悪いお菓子なんかはNGだし、食べたくないおかゆを無理にあげても逆効果だし。
 努力のかいあってか、夏坊は、冬坊よりはかなり回復が早かった気がします。
 まあ、ふだんからよく食べるからね・・・。
 だいたいいつも、夏坊のほうが軽症ですむんですが・・・。


 ちなみに、風邪からではない自家中毒のお子さんをもつお母さんたちの、対策法をみてみると。
 「ぐったりしてきたら、おにぎりを食べさせる」「あめをなめさせる。即効でききます」とか書いてありました。
 なるほど・・・原理は同じですね。



 そして、ちょっと話はとびますが。
 「おなかがすきすぎると、かえっていっぱい食べられない」という経験のあるかた、いらっしゃいませんか?
 私はそういうタイプで、食事前にチョコレートなんかを一口食べた方が、なぜかそのあとごはんがいっぱい食べられるんです。
 以前から、不思議に思ってたんですが・・・その理由が、ついにわかりました。
 同じ原理です。ケトン体が出てたんです。
 ふだんから、糖分とビタミン不足でやせてる私。
 ダンナにこの話をしたら、ぜんぜん理解できないと言っておりました。
 筋肉量の多い人には、わかんない話なんだわ、きっと・・・。


 で、冬坊なんですが、部活でがんばっていておなかペコペコのはずなのに
 「食べ始めたら、おなかいっぱいになっちゃった」って、残してしまうことが多かったんですよ。
 もしかしたら・・・と気がつき、ためしてみました。
 食事前の、黒砂糖。
 そしたら、ビンゴ!
 ほんとに前より食べるようになりました!



 あ、それからもうひとつ。
 病気の話に戻りますが・・・。
 ノロウイルスとかの胃腸炎でも、長引くときは自家中毒に移行していることが多いらしいです。
 ただし、胃腸炎の場合は、最初の6時間は水もあげないほうがいいとのこと。
 すぐに脱水になったりしないので、とのことです(水もあげない、の記事はコチラのホームページでみつけました。ご参考までに)
 

 しかし、長い。
 今回までの4回、やたら長くなっちゃいましたね。
 ほのぼの編のはずなのに、ぜんぜんほのぼのしてないし・・・。
 プチうつ編なみになっちゃったなあ・・・。
 長文におつきあい、どうもありがとうございました。

 

 

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高熱のときの対処法(3 吐き気の原因)

2013年09月11日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 胃腸炎でもないのに、高熱のあとおなかにきてしまうのは、どうして?
 これ、小児科によっては「自家中毒」とも呼びますが・・・。


 もちろん、夏風邪とかインフルエンザとかは全身症状なので、あちこち具合が悪くなってもおかしくないんですが、軽くすんだり重かったりと、個人差がありますよね。
 我が家の場合、おにいちゃんの冬坊が、毎回かならず重症化(涙)。
 去年のインフルエンザでも、熱がさがったあとになって、おなかいたいきもちわるい~!と大騒ぎ。
 小児科を何件もまわるはめに・・・。


 でも、調べてみたら、ちゃんと理由があったみたい。
 以下、吐き気の仕組みのざっくり解説、です。

 

1・人の身体は、体内のブドウ糖を分解してエネルギーを
   生み出している。

2・糖分がたりなくなると、脂肪を分解してエネルギーにする。
  その際にできるのが、ケトン体。

3・ゆっくり分解されれば異常はおきない。
  (エアロビクスで脂肪を燃やす、とかはOK)。
  飢餓状態などで急激に分解されると、血中のケトン体濃度が
  あがりすぎて、吐き気や腹痛が起きる。

4・発熱時は栄養不足なうえに脱水状態なので、ケトン体濃度が
  ますますあがる。



 ケトン体・・・そういえばつわりがひどいときに、数値をとられたなあ・・・(再び遠い目)。
 ケトン体自体は、心臓や筋肉を動かす大事なエネルギー源らしいですが。
 使用後は尿から外に排出されるようで、それが多いとなんで吐き気の中枢が刺激されるのか?
 そこまでは、ちょっと調べられませんでした・・・。


 「自家中毒」の正式名称は「アセトン血性嘔吐症」。
 アセトン体は、3種類あるケトン体のなかのひとつです。
 手元にある本には「糖分を燃やしてエネルギー代謝をしている機能が変調をきたし、血液中のアセトン体がふえたために起こる」とかいてありました。
 「疲れや風邪、心理的ストレスから」という記述もありました。

 
 風邪からの場合、「自家中毒」なんて言葉はあたらない、という見解もあるみたいですね。
 私も、かかりつけのおじいちゃん先生に「この子は自家中毒の体質だから」と言われたときには、ちょっとショックでした。
 自家中毒って・・・精神的に弱い子がストレスで具合悪くなるという、あれですか!?うちの子が?? ってな感じです。
 風邪からにしてもストレスからにしても、身体の中の状態は上記の仕組みのとおりなので、どっちも同じなんですけどね・・・。


 自家中毒を調べてみると、なりやすいのは
 「筋肉量の少ない、きゃしゃな体格の男子。2、3歳ではじまり、10歳すぎると治る」
 だそうです。
 筋肉がふえてくるからかな?
 冬坊はまさに、きゃしゃな体格の男子なので、今後に期待、でしょうか。
 でも、もともとケトン体の出やすい体質、というのがあるようなので、そううまくはいかないかもしれませんが・・・。


  ストレスから自家中毒、というのは、大人になってもある話らしいです。
 たとえば大切なスピーチの前に気分悪くなる。こんなのは、ごくありふれた経験ですよね。
 どうしてストレスでアセトン体がふえるのかは、実はあまりわかっていないみたい。
 ストレスに弱い心、とかいうのではなくて。
 単にそういう体質、なんじゃないかな、と思います。


 


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高熱のときの対処法(2 あると安心なもの)

2013年09月09日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 頭を冷やすのは氷枕とかでできるとして、問題はわきの下ですよね。
 はさんだだけじゃ、すぐに落ちてしまうし、ずっと押さえているわけにもいかないし。

 と思ってたら、ちゃんとありました。そういう商品が。
 子育てして9年もたつのに、知らなかったなんてアホです・・・。
 それから、そういうものがないときに、ストッキングで代用するやりかたもみつけました。

 

☆1.ストッキングを床におき、その上に子どもを寝かせる。
     おなかのあたりに子どもの頭がくるようにする。

☆2・ストッキングの右足を、子どもの右わきの下から出して
      左肩の上までもっていき、ストッキング左足つけねで結ぶ。

☆3.逆も同じ(胸の前でストッキングがばってんになります)。

☆4・ハンカチなどで包んだ保冷剤を、わきにはさむ。



 実はちょっとうろ覚えなんですが、冬坊でやってみたらできたので、これでいいんじゃないかと。
 たしかネット情報では、保冷剤をストッキングの中に入れていました。こうすると固定できますよね。
 でも、取りかえるときにいちいちはずさなきゃいけないから、はさむだけでもいいんじゃないかな。寝ているとそんなに動くわけでもないから・・・。

 はさむだけなら、わきだけでなく、首の横にもはさめますよね。


 で、ついでに股のつけねの冷やし方も考えてみました。こんなふう。

☆1・ストッキングを床におき、その上に子どもを寝かせる。
      おなかのあたりに子どものおしりがくるようにする。

☆2・ストッキングの右足を、子どもの右足つけねの外側から
      出して、右足の上を通り、左足つけねの下をくぐらせて
      脇で結ぶ。

☆3・逆も同じ(足のつけねで∞の形になります)。

☆4.保冷剤をはさむ(おなかには当たらないようにします)。



 ただ、うちの夏坊は幼稚園の頃までずっと、氷枕とか冷却シートとかを拒否してました。
 こちらは「冷やさなきゃ!」ってあせりましたが・・・でもそういう場合は、本人の意思優先で、無理して冷やさなくてもいいんだと思います。

 

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高熱のときの対処法 (1 覚書)

2013年09月06日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 プール熱で痛い目を見ましたので、いまさらながらネットでいろいろ調べてみました。
 
 実はプール熱は兄弟ともに二回目で、前回もさんざんでしたが・・・うちに本があったので、ネット検索まではしていなかったんです。
 でもやってみたら、くわしくのっているページがあちこちに。
 忘れないように、こちらに並べておこうと思います。
 (あくまで個人の覚書ですので、情報ソースはのせていません。念のため)


 ご存知のように 「熱はウイルスと戦っている証拠だから、すぐに解熱剤を使ってはいけない。熱を怖がりすぎてはいけない」
 というのが大前提。
 といっても、私はこーいう性格ですので(育児エッセイとプチうつ編で丸わかり・・・笑)どうしても怖がっちゃうんですけど・・・。



☆ 40度で元気な場合より、38度でぐったりしているほうが重症。
   とくに夏風邪では40度くらい出るのはふつうのこと。
   脳が危険になるのは、42度から。

(と本にもネットにも書いてあったけど、人の子だと思ってあっさり言い切らないでくださいよ~(涙)。
 こちらは少女時代にヘレン・ケラーの伝記なんか読んで、熱の怖さをたたきこまれてるんだから・・・。
 でも、道理で小児科につれていって「40度もあるんです!」と訴えても、お医者さんが動じないわけですよね。
 40度で元気ってどういうことかと思いますが、ご機嫌がそんなに悪くないとか飲食が少しはできるとか、そういう意味なんでしょうね)

 

☆ 解熱剤を使うタイミングは、熱があがりきったとき。
  途中だと、熱の勢いに負けて効果があまり出ない。
  寒がるときや手足が冷たいときは、まだあがっている途中。

(あがっている途中というのが、頭痛とかでいちばん不快な時期らしいです。
今回、冬坊が頭痛を訴えるので、早々と使ってしまって・・・ちょっと反省。もう少し冷やしてあげて、様子をみるべきだったかな。
 熱があがろうとしているときに薬を使うのは、自転車をこいでいるときに向かい風を受けるようなもの、という記述をみつけました。なるほどです)



☆ 寒がっているときは、布団で調節。寝るときは薄着で。

(これはさすがに知ってました。うちではふだんから、パジャマは必ず前開きのものにしています。だってそのほうが、汗かいたり汚したりしたときに着替えさせやすいから。
でもどういうわけか、売ってるパジャマってかぶりのものも多いんですよね。そちらのほうが人気あるのかなあ?)

  

☆ 冷やす場所は動脈のある首周り、わきの下、股のつけね。
  動脈部を冷やすと血液も効果的に冷える。

(おでこは、冷たいと気持ちがいいという効果だけだそうです。
 でもやたら冷やせばいいわけでもなく、手足が冷たいときは冷やさなくてもいいらしい・・・実ははっきり調べられませんでした。
 3つの動脈部を冷やすことを3点クーリングというのですが、この言葉で検索したら、看護師さんたちのお悩みがいっぱい出ていて。
 病院によっても対処法がちがうことに、びっくり。
 まあ、おうちでは、「子どもが気持ち良さそうなことをする」でいいと思いますが・・・)


☆ 熱が出ると肌が刺激に敏感になることがある。
  冷却シートを無理につけたりしない。
  保冷剤を使うときも、必ずタオルなどで包むようにする。

(冷却シート、うちはふたりとも小さい頃はいやがってつけてくれませんでした。
 いまは、頭痛のときちょっと気持ちいい、くらいの感じで使っています。
 保冷剤は、そりゃ直接あてたら痛いですよね)



☆ 座薬は冷たすぎて痛いことがある。
  少し温めてから使ってもいい。

(実は毎回、夏坊に痛い痛いと大騒ぎされてました・・・冷たいからだなんて気がつきませんでしたが、そういえば冷蔵庫でキンキンに冷えてますよね~。
 温めすぎるともちろん溶けてしまいますので、人肌でちょっと温める、くらいがスルッとはいりやすいのかな、と思います)

 

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       夏風邪でノックダウン

                        


目の前に、二重の虹

2013年09月03日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 子どもの夏休みと猛暑でへばってるうちに、二学期になってしまいました。
 お久しぶりです(汗)。

 うっかりしてるうちに、夏坊も7歳に。うわ~・・・早い。

 前回ちょこっとお話した小旅行ですが、結局一週間延期して、行ってまいりました。
 箱根です。
 で、そこで見た最高の景色・・・それが、こちら。

 

    

          

          

 

 箱根の千石原にあるホテル。
 ホテル内のレストランに向かう途中の廊下で、ふと外を見たら・・・。
  こんなに大きな虹を見たのははじめて。
  本当にびっくりしました。
 

 写真では遠くにみえますが、実際はすぐ目の前という感じで。
 虹のスペクトル、透きとおった赤や黄色がはっきりとわかって・・・とてもとても、きれいでした。
 

 その直前に、短い間ですが土砂降りがあったんですね。
 で、その頃部屋では、部屋の金庫があかなくなるという事件が勃発中。しかも、はいっているのは部屋のキー!


 夏坊が勝手に中に入れてしまい、さわるなといってるのに、ダイヤルをいじったおかげです。
 旅行中にもかかわらず、思わずガミガミおこってしまう母。
 ホテル内のレストランで予約していた夕飯の時刻(6時)を過ぎてしまっていたので、こっちもあせっていて。


 でもなんとか、ダイヤルあわせることができて、さあ食事。いそげいそげ。
 と、あわただしく廊下を歩いているときに出会ったのが、この光景なんです。
 もし部屋でドタバタしていなかったら、時間がずれて、見逃していたかも。
 前ばっかり見ていたら、気づかずに通りすぎてしまっていたかも・・・。



 この旅行は、前日まで行くか行かないかでもめていまして、どうなることかと思いましたが、とにかく、無事に行けてよかったです!

 

 

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