komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

子どもといっしょに百人一首 33

2016年02月28日 | 百人一首 桃札

                     

 

                                    
        立ちわかれ いなばの山の 峰に生ふる

                まつとし聞かば いま帰り来む


 

 詠んだ人・・・中納言行平(ちゅうなごんゆきひら)

 詠んだ人のきもち・・・お別れして(いなばの国に)行くとしても
            いなば山にはえている松のように
            あなたが待つと聞いたなら、すぐに帰ってきましょう。

 


    いなばの山・・・因幡(いなば。いまの鳥取県)の国にある、稲葉山
             

     
生ふる・・・生える

    まつ・・・松の木と、「待つ」の意味をかけている

 

    
      (行平が、因幡守
(いなばのかみ)になるよう命じられて
       遠い因幡に旅立つことになったときに、詠んだ歌です)

          

 


子どもといっしょに百人一首 32

2016年02月25日 | 百人一首 桃札

 

 

         風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ

                 くだけて物を 思ふころかな


 

 詠んだ人・・・源重之(みなもとのしげゆき)

 詠んだ人のきもち・・・風がはげしいので、岩にぶつかりくだける波のように
            わたしだけが、恋に思い乱れているこのごろですよ。

 


      岩・・・ここでは、思いをぶつけても、つれない女性のたとえ

    
 波・・・ぶつかってくだける自分の恋心のたとえ

 
    くだけて・・・思い乱れる、悩む

   
       

 


      


子どもといっしょに百人一首 31

2016年02月23日 | 百人一首 桃札

 

 

            しのぶれど 色にいでにけり わが恋は

              物や思ふと 人のとふまで




  詠んだ人・・・平兼盛
(たいらのかねもり

  詠んだ人のきもち・・・私の恋心はかくしていたけれど、
            表情に出てしまいました。
            恋に悩んでいるのかと人に問われてしまうほどに。

 

     色・・・顔色、表情

     ものや思う・・・恋の悩み、もの思い

 

 


3年男子、ただいま現実逃避中

2016年02月17日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

 3年生でいるのもあとわずかの夏坊。そんな彼の、最近の一枚。

       

 えーと、手前の小テーブルにおいてあるのは宿題の漢字ドリル、もちろんまだ手つかずです。
 そして夏坊が、ソファに頭くっつけながら読んでいるのは、お気に入りの将棋の本。
 そう、宿題をしなければならない現実から、ただいま必死に逃避中なのです。あまりにも絵に描いたように背中を向けて逃避しているので、思わず写真に撮ってしまいました。パチリ。

 たしか1年生のときの記事でも、宿題やるのが苦手で苦手でどーしようもない、っていうのを書いたような・・・しかし、まさか3年生になっても同じように苦手だとは、当時誰が考えたでしょうか。
 こないだなんか、やっぱりドリルを開いた横で、一心不乱に新聞の迷路パズルを解いてましたよ。この分じゃ4年になっても同じでしょう、ああ前途多難・・・。

 でもね・・・それを見ている私も、人のことを言えた立場ではなかったりする。ほら、夕飯の準備にかかるのが嫌で、パソコンにしがみついているこの姿、夏坊そっくり!
 ていうか、夏坊が私にそっくりなんですよね~、こういうところだけ。
 嫌なことは全力で後回しにしようとする性格のおかげで、私自身どんなに苦労していることか。

 ちなみに夏坊がもっとも苦手としている宿題は作文で、こんなブログで文章を書きまくっている私の子どもとは思えません。似てほしいところは似ていない。世の中そーいうもんでした。
 それにしても、語彙は豊富だし言葉の使い方もけっこう面白いから、作文得意そうなのに、なんで嫌いなのかなあ。
 以下は、面白い使い方の例です。

 私 「夏坊、宿題終わったの?」
 夏坊「いや、まだ気配もない」

 私 「夏坊は逆上がりできるんだっけ?」
 夏坊「いや、前回りさえもできないんだよ!」

 得意げに言い切るな、前回りができないことを・・・。


       

 さて、こちらは6年生の冬坊が1月にお誕生日を迎えたときの、バースデープレゼントです。
 がまくんとかえるくんの、ぬいぐるみ! これが欲しいというリクエストに応えて・・・。
 大きさのわりにお値段がよく、自立もしませんが、ていねいに作ってあってかわいい! 手ざわりも良いです。
 
 あ、左にある謎の物体は、夏坊が図工で作った「アルパカ」。自信作、最高傑作と言い放っているので、記念にいっしょに撮影してみました。
 その前にあるコマさんは、冬休みに映画(当然、妖怪ウォッチ)を見たあとで夏坊が買ったもの。コマさんかわいいですよね~、名前も親近感あるし~(笑)。

 6年間のうちで、「宿題やりなさい」と言われたことが2,3回しかない、不思議少年の冬坊。
 嫌なことを先にさっさと片付けるという素晴らしい性格は、完全に父親似のようです。いいなあ、私もそんなふうになりたいものです。
 そんな冬坊も、ついにこの3月で小学校を卒業予定。うわー、信じられません!

 

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がまくんとかえるくん ぬいぐるみ かえるくんS
ベネリック株式会社
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はるか昔に描いた少女たち(13)

2016年02月10日 | イラストなどなど

 未完成品。これなんか、わざわざイラストボードに描いてるのに・・・。         

 

   

 
 なんで完成させなかったんでしょうかね? イラストボードがもったいない!
 こういうデッサンだけ描きかけ、みたいなのがいっぱいあって。どれもたいしたレベルじゃないんだけど・・・。
 やっぱり完成させないと上達しないですよね。

 

   


 これは、MKちゃんとは別の会誌仲間、AIちゃんとやりとりしていた、通称「おてがみ」。
 ルーズリーフにキャラクターとかお話とか、その他もろもろのおしゃべりをかいて交換しあうという、女子高そのものみたいな青春の日々(笑)。
 でも就職後も続いて、たぶんお互い100枚を超えるくらい描いたと思います。
 AIちゃんの描く美少女も絶品でした・・・。
 あいにくほとんどが罫線つきのルーズリーフだったから、写真で撮ると台無し、ていうか、字が思い切り入っていてアウト。
 上のは、たまたま手近にあったものですが、デッサンおかしいですね~。まあ雰囲気だけ伝わればってことで。
 こういうのが楽しかったんだなあ、完成品を描くよりも・・・。


 と、そういうわけで、何回か続いたイラストも今回でおしまいです。
 ブログの今後といたしましては、百人一首の桃札が途中で止まっているので、それをどうにかする(検索キーワードで桃札が入ってくると、たいへん心苦しいため・・・)。ほっぽり出してる子どもたちのことを少し書く。
 で、そのあと、自分が影響を受けた昭和の少女マンガの作品をとりあげて、いくつか記事にしようかなー。
 なんてことを、考えております。

 イラストを見に来て下さった皆さま、コメントを下さった皆さま、感謝です。
 読者登録して下さった皆さま、登録はずしても怒りませんので大丈夫ですよ~。
 皆さまのグレードが高いので、私も「こりゃーハンパな絵は出せないわ」と、気合いが入りました(笑)。
 
 どうもありがとうございました!

 


 
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はるか昔に描いた少女たち(12)

2016年02月04日 | イラストなどなど

 大きい絵でもう1枚、なんとかなりそうなのがありましたので、載せてみました。


    
                                           1994.7

 

 これ、部分的に気に入らないところがあって、やめておこうと思ってたんですが・・・。
 模様も手描きじゃないしね~。手近にあった演劇のチラシに使われていた模様を、切り取って張り付けたという。
 でも、白黒少女の構図自体には未練があって、かなり迷っていたんです。
 そしたら先日、(1)にも登場したMKちゃんから「この絵が好きだった」というお言葉が。
 そっかそれなら、というわけで、若干の手直しを加えて(模様をトーン風にしたり)アップした次第です。

 それと。
 この絵には、カケアミと並んで失われた昭和の技術が!
 それは「金髪」。

 あら? 失われてないかな? 私が最近目にするマンガにはのっていない気がするんだけど・・・。
 外人さんの象徴ともいえるこの金髪、昭和の少女マンガではそりゃ豪華に使われてましたよねえ。オスカルさまを筆頭に。
 最近は外国人がまったく珍しくないから、それとともに金髪の価値も下がったかと思われます(笑)。

 右上になんか書いてありますが、この西暦の頃、MKちゃんほか数人のお友だちとヨーロッパに行ったんですね。
 クリスマスからお正月にかけて、ロンドン、パリ、ローマ。花の独身時代(大笑)。
 なのでこの絵は、旅行中に浮かんだイメージで描いたらしいです。ヨーロッパな雰囲気、少しは出てるかなー。

 

           つづきます 


   ところで・・・MKちゃんは立派な職業婦人で超多忙ですが、
   いまも絵心を失わずにときどき作品を描いています!
   私とまったくちがう絵柄だけど本当に上手。高校の頃からブレずに
   つらぬいている「美青年と美少女」の世界。
   こちらですのでぜひどうぞ → ドリームトライブ
 
 

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