1年生の夏坊が軽い胃腸炎になったのが、先月末。
それをきっかけに、前から気になっていた二次感染の防止策について、いろいろ検索してみました。
家庭内二次感染。
病人が幼児の場合、本人は自力でトイレにいけないし、予告なしだし、汚さずにすませようなんて考えは1ミリもないし・・・。
幼児じゃなくても小学生くらいだと、一発目は失敗の可能性、大あり。
感染防止は、至難のわざです。
1人だけの看病でも大変なのに、続けて別の子を看たり、自分自身が病気になったり、あるいは夫が・・・と思うと。
目の前の災難が、5割増しで大きく見えてしまいそう・・・。
そういうわけで、子どもが病人のケースを、現場検証してみようかと思い立ちました。
ただし直接的表現は使わずに書きますので、安心してお読みくださいませ(笑)。
その手のホームページをいくつか見ればわかると思いますが、直接的単語が飛びかっていまして、読んでるだけでうんざりな気分に・・・。
ですので、ここではそういう単語は出さずにいってみようかと思います。
はじめに、事件発生後の流れを確認してみますと・・・
1・まずは子どもの介抱をする。
タオルを持ってきて、顔や手をふいてあげる。
汚れたものを脱がせる。
2・子どもが休憩できる場所を作って、移動させる。
落ちつかせるようなことばをかける。
兄弟がいる場合は、寄るなさわるな近づくなと叫ぶ。
3・着替えをもってきて、お着替え。
4・数分後の第2弾にそなえて、受けるものを持ってくる。
すぐに差し出せるように、子どもからあまり離れないようにする。
5・落ちついていたら、まずは見た目のためのお掃除をする。
6・次に、消毒のためのお掃除をする。
7・布団などの用意をする。
こんな感じかなあ?
で、これについての感染防止の観点からの解説は・・・
1・タオルを取るのといっしょに、手袋、エプロン、マスクを用意して
子どもにさわる前に装着する。
汚れたものは、汚れた場所の上にでもまとめておく。
洗濯かごやゴミ箱にいれたりしない。
2・場所を作るときは手袋をとる、または手を使わず足で(?)やる。
使い捨ての手袋は、再度はめるのがむずかしいですね・・・。
ゴム手袋を再使用の場合は、はめるとき十分気をつけて。
3・着替えもタオルといっしょに取ってくるのがベスト。
でないと、たんすの開け閉めとかで手を使うことに・・・。
かぶりの服ではなく、前あきのものを。マントだと便利(そんなの
持ってないけど)。
4・深さがあるゴミ箱とかバケツに、ポリ袋をかぶせたものを用意。
使用済みレジ袋だと、案外やぶれているので注意して。
飛びはね防止に、中に新聞紙をしいて。
5・拭くときは、円の外側からまんなかに向かって集めていくように
拭き取る。
1メートル上から落とすと、半径2メートル飛び散るらしいので
(ひえ~)汚れて見えなくても拭いておく。
消毒されていないので、一見きれいな床でもふまないように
新聞紙とかおいておくといいかも。
汚れて捨てる布や紙類は、自治体指定のゴミ袋に。
洗濯物は、別のポリ袋に。
汚れた食器、その他いろいろ捨てられないものも、また別の
ポリ袋にいれる。
ポリ袋を開いたりするのに、手を使いますね・・・。
あとで袋を移動させるときは素手じゃないほうがいいですね。
6.手袋やエプロンをとりかえてから、消毒液で拭く作業。
自分のスリッパも。靴下やズボンとかもとりかえ。
必要によっては、兄弟の靴下だっておとりかえ。
ウィルスは乾燥すると飛び散るので、一連のことはすばやく!
(と書くのだけはかんたん)
7・手袋をとって、手をよく洗ってから。
おねしょ用防水シートがあれば使用。
もし、途中で「のどがかわいた」発言が出た場合は、忘れずに
手袋とってから台所へ。
手袋はもう、ばんばん使い捨てるしかないでしょう。
コップは、これも使い捨てられる紙コップが便利ですね。
(ちなみに・・・冬場はとくに、水道からくんだばっかりのお水は冷たすぎて第2弾を招きます。ぬるめのものを、すこーしづつ与えましょう。まあムダにおわるかもしれませんが・・・)
タイミングをみて、子どもの手に次亜塩素酸ナトリウムをスプレー(食品添加物で作られた消毒液)しましょう。顔はスプレーしちゃかわいそうなので、たっぷりスプレーした布でふきましょう。
消毒液の作り方も書こうかと思いましたが、写しまちがえると大変ですので、下記のサイトを直接ごらんくださいませ。
すごくわかりやすいので、おすすめです。
家庭編を印刷すると、付録まで全部のってきます。(リンク先が古くなってたので更新し直しました・2014年10月)
えーと・・・とりあえずここまで検証してみましたが、想像力不足で間違ってるところもありましたらすみません。
で、感想。
・・・防止、無理かも!? 飛沫とか考えると、もう発病するか否かは運命にちがいないという無力感が、こう、じわじわと・・・。
・・・・・・気を取り直しまして。
わかったのは、意外にも一番危ないのが「母の手と足」だということです。
子ども自身は具合悪いので、案外動く範囲が少ないんですよね。
とにかく、よく動き回るのは介抱している大人のほう。あらゆるものをさわってますよ、考えてみると・・・。
そうなると、やはり最初の時点で「いかにあちこち動かず、必要なものを一度に取るか」が、カギのような気がします。
必要なものを大きなカゴか何かにセットして、すぐ取れる場所に常時おいておく。
具体的には、
・使い捨て手袋 ・エプロン ・マスク
・捨ててもいいタオル ・ボロ布 ・ウエットティッシュ
・はおるもの ・消毒スプレー
・ポリ袋(汚れ物用と容器にかぶせる用)
これが最低限でしょうか。
消毒液も作っておきたいですが・・・それが無理でも、塩素系漂白剤は常備が必要ですね。
ご家庭によって環境もちがうと思いますので、防止策を考える上での参考にしていただければと思います。
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現場検証2回目はコチラです。
「家族そろって胃腸炎」はコチラです。
数年前の話ですが、いま思えば
ろくな消毒をいたしませんでした。
「吐き気の予防」はコチラです。
長引かせないための参考になれば。