あれは1世紀も前のこと。
私にも、コミケと呼ばれる人外魔境に足を運んだ若かりし日々がございました・・・(遠い目)。
しかし今のコミケよりは、まだ魔境じゃなかったと思いますけどね。
お目当てはこのおふたり。
水縞とおるさんと、折原みとさん。
両方とも1982年の日付です。
上のほかにも数冊持っていますが、いま見ても本当にお上手。
水縞さんは同人誌のつくりも凝っていて、たとえ魔境に出向いてまでも欲しかった。
ちなみに当時はロリコンブームと呼ばれる一大ムーブメントの真っ只中。
上のようなタイトルの同人誌はまったく普通でした(どんな時代だ)。
あ、水縞さんは女性ですよー。
その後しっかりプロになり、商業誌で「恋人は守護霊?」とか連載してましたね。
私としてはWINGSでやってた頃のアーシュ・キッドとかのほうが好みでしたが。
折原みとさんはその後、大ヒットメーカーに・・・少女小説分野で!
本の挿絵もご本人。いやーびっくりしましたわ、あまりの絵柄のちがいに。
もちろん他分野でのご活躍はすばらしいんですが、初期の絵柄がほんとに好きでした。
力強く大胆、かつやわらかなペンタッチ。
小説しか知らない読者たちにも見せてあげたいくらいです。
で、次のはおまけ。イラスト集ではありませんが、波津彬子さんつながりで載せてしまいますね。
これも1982年の発刊。
すごいタイトル(笑)。もとは同人誌で、のちに出版社から発売されたのを書店で買いました。
はっきりいってお宝本です。
だってメンバーがすごい。敬称略で、橋本多佳子、坂田靖子、花郁悠紀子、青池保子、森川久美などなど。
こんなかたがたで、任侠ものを描いて遊んでたなんて、楽しかったでしょうね。
ちなみに企画仕掛け人の波津彬子さんは、当時デビュー前の20歳くらいだったと思われますが・・・。
上手な人って、若い時から上手なものなんですねー。
つづきます。
次回は「りぼん」の付録の話なんぞを。