前回のテーマ「時間がない」で、手が遅い人の「皿洗い」についてを引き合いに出しました。
ところがところが。皿洗いなんぞよりもずっと重要、かつ深刻な問題が、主婦には立ちはだかっているのです。
それは、料理。
料理。
主婦である以上、必ずしなければならない家事の代表格。
てきぱき手を動かさなければできない作業の、オンパレード。
同じ動作のみを繰り返す皿洗いとは、段違いのハイレベル。
冷蔵庫から食材を取り出し、棚から調味料を取り出し、洗い、皮をむき、きざみ、あまった材料を冷蔵庫にしまい、ゆでたり煮たり、焼いたり炒めたり、レンジにかけたり、味付けしたり、器に盛りつけたり、おぜんに運んだり。
これら一連の動作のひとつひとつにかかる時間が、スピーディーに動く人にくらべて、たとえば1分ずつ遅いとしましょう。
上にあげた動作の数14。
主菜、副菜、汁物と三品作るとすると、遅滞時間は14×3で42分。
ほーら、単に1分遅いだけでも、完成までには40分以上もの差が・・・。
いやいや、その計算はヘンじゃない?
料理なんて、二、三品なら同時進行で作るものなんだから、そんなに時間かかるわけないし。
・・・と思った、そこの奥さま(いきなり奥さま)。
あなたは立派なお料理上手です!
だって、手の遅い人間に、同時進行という作業は至難のわざなんですよ。
最初は同時にするつもりでスタートしても、なぜかだんだんずれてきて、おわったときにはちゃーんと品数分の時間がかかっているという・・・。
それに同時進行だと、途中で幼児による邪魔がはいったときに、すべて同時にストップしてしまいますよね。
私の場合、それが嫌で・・・一品だけでも完成させておきたくて、わざと同時にしないやりかたをとったりもしていました。
が、今になって考えてみると、やっぱりアホでした・・・。
そんなことしてるから、いつまでたってもできあがらなかったんですよね。
さきほど書いた42分ですが。
子育て中のママにとって、「40分以上」という時間は、すごく大きいと思うんです。
ていうか、たいていのママさんたちは、40分くらいで夕飯の用意をしているんじゃないかなあ。
子どものお昼寝中に、夕飯の下ごしらえをしているママさんたちは多いと思いますが、子どもって案外まとまって寝てくれませんよね。
悪い夢でも見てるのか、急に泣いたりぐずったりすることもあるし。
テレビとかビデオを見ているうちに・・・という場面も多々ありますが、これがまたうまくいかなくて。
15分くらいはおとなしく見てるけど、あっさり飽きてしまったり、「いっしょに見よう」という強引なお誘いがあったり。
まあ、どかーんと2時間寝る子とか、好きなテレビに集中できる子とか、かなり個人差があるとは思いますが・・・。
でもやっぱり、ママが安心して別のことに集中できる時間って、30分くらい?
あとはオプションと思っておいた方がいい感じですよね。
ちなみに、私がすごくあこがれてしまうのが、対面式のキッチンです。
あれなら、子どもと顔を見合わせたり、おしゃべりしたりしながら作業できるから、いちいちリビングに行って相手したりしなくていいと思うんですが・・・。
実際はそうでもないのかしら?
ちょっと気になるところです。
こんな話ですが続きます
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