ゆら ふなびと
由良のとを わたる舟人 かぢをたえ
ゆくへも知らぬ 恋の道かな
詠んだ人・・・曽禰好忠(そねのよしただ)
詠んだ人のきもち・・・由良川の河口をわたっていく舟のりが
かじを流されて、ただようように
私の恋のゆくえも、先がわからないなあ
由良・・・京都府の由良川
と・・・海と川とのさかいめ。せまくなっているので流れが急。
舟人・・・舟をあやつる船頭
かぢ・・・舟をこぐ道具の櫓(ろ)や櫂(かい)