今回は、予告したダンナさんの話、プラス友人たちのお子さんの話です。
このブログは、育児と自分自身のことだけを書きとめようと思って続けています。
でも、ここに書くと自分が忘れずにすむので、たまにはスペシャル企画もいいかな。
基本情報。
ダンナさんは私と同学年で根っからの理数系。
食べることが大好きでバイキングに行けば全皿制覇。
エピソードはすべて食べ物ネタです。
エピその1。
親戚の法事から、お返しが入った紙袋をぶらさげて帰宅した彼。
お返しにしてはどっしり重いが、この重さからして中身はお茶や海苔ではないだろう。
期待を胸に、彼は袋から箱を出した。
「何かな、ジュースかなー」
呟きつつ開けてみると、中に入っていたのは、おっしゃれーな瓶のドレッシング詰め合わせだった。
のぞきこんできた夏坊に、彼はこう尋ねずにはいられなかった。
「これ、ジュースだよな?」
「ううん、ドレッシング」
「ジュースだと言ってくれ」
あのね・・・気持ちはわかりますけどねー。
エピその2。
親戚のお通夜から(こんなのばっかでスミマセン)夜遅く帰宅した彼。
疲れたのか、めずらしくやけに暗い顔をしている。
職場から実家に寄り、母親を車に乗せて斎場へ。その後再び実家に送りとどけてから我が家へ。
ハードスケジュールで、さぞや疲れたことでしょう。
何か食べたの?と同情しながら私は訊いた。
食べたという口調も元気がなかったので、さらに何を食べたのかと、やさしく尋ねた。
すると彼は、憤懣やるかたない声で、こう答えた。
「寿司はあったけど、唐揚げがなかった!」
「えっ?」(意表をつく答えにたじろぐ妻)
「ふつうあるじゃない? 唐揚げ」(やりきれない様子の夫)
「え・・・ないこともあると思うけど・・・」
「いや! あるでしょ、唐揚げ」
えーと。
ハードなスケジュールよりも悲しいお通夜よりも、カラアゲがなかったことがショックだったようです。
エピその3。
こんなダンナですが、実はめったなことでは動揺しません(これでも)。基本的にいつも冷静です。
ですが先日、かつてなくせっぱつまった声が、突然居間に響きました。
「あっ、聞きそこねた!(夏坊に)いま、なんて言ってた!?」
彼は夏坊といっしょにテレビを見ていたのですが、ほかのことに気をとられて、大事なとこを聞き落としたらしい。
そのテレビの内容とは・・・。
【バイキングに行ったとき、知っておくと得すること】
血相変えて訊くことか?
いくらバイキングを愛しているとはいえ。
ちなみに夏坊の答えは「バイキングで一番高いのは実はくだものだから、くだものをいっぱい食べると得をする」でした。
うーむ、そんな答えをオレは求めたわけじゃない。もっと肉や野菜に関するすばらしい情報を期待したのに・・・(心の声を代弁)。
あ。彼の名誉のために付け加えますと、よく食べるからといって、けして太ってはいません。
マラソンとかして、ちゃんと体型維持しております。
続きまして、友人の話も書きますね。
大学生の息子の部屋がきたない、とかいう話題だったのですが、友人の対処法に驚きました。
「まったく部屋がぐちゃぐちゃで掃除もしなくて、やんなっちゃう。中で何してるか全然わかんないしさ。頭にきたから、子供部屋のドア、はずしちゃったわよ」
「ドアを!?」
ちょっと耳を疑いました。開けた、ではなく、はずした?
「ドアってはずせるの・・・?」
おそるおそる訊いてみると、友人はケロリとして
「ちょうつがいを、ネジまわしではずせば、できるよ」
目からウロコ・・・大学生の息子さんもタジタジだったことでしょう。母は強し。
もうひとつ、別の友人の話も。
この友人は、子育ての記事にも登場したMちゃんですが、年子の姉妹がいます。
中学生のころは姉妹ゲンカがとても激しかったそうですが、友人は働いていたので、子供だけでお留守番させることもありました、
そんなある日、例によってケンカ勃発。争う姉妹。
怒り心頭に発した妹は、ついに電話して「姉にいじめられているんです」と訴えた。
なんと、警察に。
「えっ!?」驚きますよねっ?
その後、家にかけつけたおまわりさんが、姉妹から事情徴収したそうな。
二人いっしょだと正確な状況がわからないから、別々の場所で話を聞いてくれたらしい。
ひとりは居間で。そして、もうひとりはパトカーの中で・・・。
さすがニッポンの警察官、たとえ子どもの通報でも、事件性はないと判断するまでちゃんと確認するんですね。
友人は、警察から職場にかかってきた電話で、それを知ったそうです。
びっくりしたでしょうねえ。私に語ってくれたのは、その後何年もたってからだったので、落ち着いてましたが。
そんな姉妹も、いまでは姉がキャビン・アテンダント、妹は女子大生。
仲良く協力できる、しっかりした女性に成長しました。
良かったね!
以上、長くなりましたが、スペシャル企画でした~。
ありがとうございました