久しぶりに買ってみたマンガ。
ゆうべ読んだら、すごく面白かったので、思わず紹介したくなってしまいました。
大ヒットした「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんのファミリーエッセイです。
★「おにぎり通信~ダメママ日記~」二ノ宮知子 (集英社)
のだめちゃんも画期的でしたが、マンガ家さん本人も画期的で(笑)。
男の子が二人いるんですが、奥様が自宅でマンガかいてて、ご主人が主夫なんですよね。
専業主婦の私には、ほんと、眩しい光景続出です・・・。
手に職のある女性ってかっこいいなあ、なんて思いつつ、笑えるエピソードの数々を楽しませていただきました!
マンガの話が出た勢いで、ほかのおすすめ育児本も、ご紹介してしまいますね。
★「ママはテンパリスト」(集英社)
これは連載も終わってるし、かなり有名だと思いますが、本当に笑えました。
こどもちゃんもすごいですが、ママのマンガ家としての力量もすごい・・・。
育児マンガなんて、誰が描いてもそこそこ楽しいに決まってるわ、という私の常識をくつがえした(おおげさ?)名作です。
★「かわいいころを過ぎたら」青沼貴子 (メディアファクトリー)
こちらは男の子が大学生になったらどうなるの?
の疑問を解決してくれる本。
来るべき冬坊のその日のために(笑)
これで心構えをしています。
★「小学生(ダンスィ)のトリセツ」まきりえこ (扶桑社)
これは、ブログ連載を本にしたものみたいです。
一人息子くんの生態や日常が、4コマで描かれてて。
小学生男子を持つ母としては、あるある!がいっぱいです。
★「赤ちゃんが来た」「コドモ界の人」石坂啓 (朝日文庫)
こちらはマンガではありませんが、マンガ家の石坂啓さんが、大昔(!)に朝日新聞に連載していたエッセイです。
当時、独身だった私ですが、とても面白くというか興味深く読んでいました。
出産して本を買い、改めて読みましたが、やっぱり名作でした。
実は私が育児エッセイなんて書く気になったのは、これの影響なんですよね。もちろん、及びもつかない出来ですが・・・。
★「横森式おしゃれマタニティ」横森理香 (文藝春秋)
これは・・・たぶん好き嫌いがある文章かな、とは思いますが、妊娠前後に愛読していました。
なぜなら39歳、初産、子宮筋腫という条件があまりにも自分に似ていたので。
かなり個性的な作家さんで、ベビーシッターやとったり、生活レベルがちがうというか・・・でも、すごーくポジティブな生き方で、くよくよした気分のときに読むと、とっても気が晴れました。
育児ものは、すっかりジャンルとして確立されていますよね。
素敵な本に出会えると、うれしいですね。
ありがとうございました
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にほんブログ村というサイトで行われた、小さなトーナメント。
「育てにくい子っているんだよ」の記事で、なんとびっくり優勝させていただきました。
「母の気持ち、親の気持ち」というテーマで、70サイト参加。総投票数も少ないし、トーナメントだから、特に最初の方は組み合わせの運だなあ、と思います。
でも、とにかく地味~~~~な人生送っていますので、優勝などと書かれた文字を見て、ドキドキしてしまいました。
テーマがテーマですので、参加サイトも、心温まる素敵なものがいっぱいでした。
ふだんはあまりほかのブログを読まない(というか読めない。読み出すと時間がふっとんで家事に支障をきたすため、自粛・・・)私ですが、今回は楽しませていただきました。
そんな中、温まらない内容の私の記事に投票してくださった、やさしい皆さま。
この場をかりて、お礼を言わせてくださいませ。
うれしかったです。
本当に、ありがとうございました。
というわけで。
育てにくい子の立役者、冬坊にも、感謝の気持ちをこめて登場してもらいましょう。
冬坊、どうぞ!
(7才の頃)
・・・・・なんという大胆な弾き方。
我が子にピアノを弾いてもらいたいという母の夢に、つきあってくれている良い子です。
では、続いて夏坊も登場しちゃいましょう。
夏坊、どうぞ!
(4歳の頃)
・・・・・暑い日に親子でお散歩して帰宅。
とにかく全部ひっぺがして手を洗い、そのあと私もゆっくり手を洗ってから居間にいってみると・・・。
母の帽子をかぶった生物が・・・。
やらせではございません(笑)。びっくりしました。
この写真見ていて、むか~し駅の構内で見かけた情景を思い出しました。
雨の日だったんですが、大人の傘が、異様に低い位置で動いてるんですよ。
驚いてよく見たら、2歳くらいの子が、傘さして歩いてるのでした。
もし小さいお子様がいらっしゃいましたら、お試しを。
すっごくかわいくて、注目の的ですよ(笑)。
ありがとうございました
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食事中に子どもを追いつめてしまい、反省して以来。
食べているときは極力楽しい気分でいられるよう、心がけるようになりました。
もちろんそんなこと、常識として知ってはいたけど、やっぱり実行できてなかったんですよね・・・。
とはいえ、小学生になった今はさすがに、あまりにお行儀が悪いと叱ってしまうこともありますが。
怒ることと躾けることは、当然、別物。
でも、その兼ね合いというか、境目が難しい。
そこのところがちゃんと子どもにも伝わるように、躾けられればいいんですけどね・・・。
子どもを怒る時って、相手が大人の時と変わらないほど腹が立ったりしませんか?
っていうか、場合によっては大人以上に頭に来たりして。
自分が優位に立っているという意識のせいだと思いますが、これがまあ、あきれるくらい腹が立つ。
先日、3,4歳のころの写真を久々に見返してみて、びっくりしました。
わ! かっわいい(親バカ発言)。
こんなにちっちゃくてかわいかったのか・・・(こ、子育て中のママさんならわかりますよね、この感じ)
こんなのを相手にして、何を本気で怒っていたんだか。
いったい何が不満だったのよ、私?
今現在のことも、あとで見返してみれば、同じように思えるんだろうなあ・・・。
リアルタイムで気づけばいいのにね。
でも、怒ってしばらくたってから、相手の幼さに気がつくことは、今も時々。
たとえば泣き寝入りした夜の枕元。お気に入りの線路のおもちゃが広げっぱなしになっているのを、見た時とか。
くまちゃんの模様のついたパンツをはいていることに、気づいた時とか。
手や足にいっぱいついた、マジックの跡。紙に書いているはずなのに、なんで手足にまでこんなにつくのかと思った時とか。
まだ小さい子どもなんだ。
ほんとに幼いんだなあって、しみじみ思う。
いつも怒ってばかりでごめんね。
もっとうまくやれたらいいのにね。
相変わらず未熟な母を尻目に、冬坊はどんどん成長しています。
感情のコントロールもどんどん上手になって、たくさんのことを吸収しつつあります。
それができるようになって、いちばんうれしいのは、きっと冬坊自身。
今、6歳と7カ月。
小さい頃と比べてみても、今がいちばん楽しそうです。
ところで。
しばらく話題に上っていなかった夏坊のことも、ちょっと書いておきますね。
夏坊のセンサーは感度良好。
目の前で親子のバトルを見ていれば、嫌でも良好になろうってもんですが・・・でも、どう考えてもそれだけじゃない。
生まれつきの資質のせいもあるような。
何しろ、ねんねの頃からごきげんだった夏坊。
ベビーベッドからこちらをみつめて、にこ~って笑いかけてきた時には感動しました。
赤ちゃんって、あやさなくても笑うんだ・・・。
気に障ることがあると、なぜか両手をばんざいみたいに上げながら、部屋の隅に走り去る夏坊。
そして、ばったり倒れこんだ数分後・・・踊りながらルンルン戻ってくることも。
おお、1歳の子どもでも、自力で気分転換できるんだ!
人の顔を見ながら、おいしいねって、同意を求める。何かしながら、楽しいねって、共感を求める。
そんなふうにしてもらうと、やっぱりうれしい。
2番目の子どもの育児は、1番目に較べればずっとラク・・・。
・・・・・なわけはございません(きっぱり)!
いや、ラクにはラクなんだけどさ。こちらも二人目になるといい加減というか、ズボラになるし。下手な期待も抱かなくなるし。
しかし、第2子の自己主張の強さ、激しさはハンパではなかった。
毎日毎日、思いっきり振り回されています。
ほんと、楽な育児というのはないものですね。
子どもと親の不機嫌について、長々と書いてしまいました。
ほんとは少し迷ったんですね。我が子の困った面や自分自身の未熟な面を、こんなふうにさらしてしまっていいのかなって。
でも、私には、子どもができて以来混乱していた頭の中を、整理する必要がありました。
こうして形にしてみた今は、ある種のカミングアウトをした気分です。
とりあえず、不機嫌についてはこれでおしまい。
こんな文章にお付き合いして下さった方がいらしたとしたら。
本当に、ありがとうございました。
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付記1 ダブル不機嫌(笑)を題材にしたエッセイを、地方新聞に
2回、載せていただきました。コチラとコチラです。
付記2 最近(2014年1月、冬坊もうすぐ10歳!)みつけた
「幸せなおかあさんになるための子育て支援サイト」
というサイトの記事。
切羽詰っていたときに読んでいたら、心の助けになった
かも・・・と思いましたので、ご案内しますね。 コチラです。
「どうして?」って疑問を持ちながら、育児をするのはつらい。
どうして泣くの? どうして泣きやまないの?
何がほしいの? 何をどうしてほしいの? どうして?
性格的に、そういうことをあまり気にしないという方も、たくさんいらっしゃると思います。
でも、私みたいに心配性かつ分析型の人間には、理由のわからないもの、理不尽な(と大人には思える)ものと向き合い続けること自体が、時々とてもストレスになる気がします。
うちのダンナさんは正反対で、現状を受け入れて「子どもには理由なんてないよ」とあっさり言えるタイプ。
まったくもって、うらやましい限りです。そんなふうに言えたら楽だろうなあ。
とはいえ、「少しは原因究明してよ。何か理由があるかもしれないでしょ!」という、妻の八つ当たり的怒りを買うこともしばしばですが・・・。
前々回の実録。
実はあの日だけではなくて、前後合わせて六日連続で、号泣騒ぎがおきてたんですね。
あの時は、まさに「どうして?」のオンパレードでした。
泣かないまでも、すぐにご機嫌ななめになるし、普通に言えば済むようなことでもキーキーうるさく訴えてくるし。
思い当たるところも全然なくて、もうこっちまで涙が出そうだった。
実際、トイレに閉じこもった時は、中で泣いてました。
子どもをトイレに閉じ込めたりすると虐待っぽいから、自分がこもった方がましかな、と思ったんですが・・・。
冬坊が「あけてあけて~!」と叫ぶ声。
うちのトイレは通りに近い場所にあるから、きっと外まで筒抜けだったにちがいない。
虐待と思われても不思議はなかったかも。
それにしても、トイレに籠城して泣く母って・・・。
情けないったらありゃしない話ですよね。
あれは夕方から夜にかけての騒動でしたが、その時間帯は私にとって本当に鬼門で、今でも時々失敗してしまいます。
というのも、子どもって夕方になると、昼間よりご機嫌が悪くなりやすいですよね。
乳児の夕方泣きは有名ですが、もっと大きくなってからも。
特にお昼寝をしていないと、一日の疲れがどっと出てきて、眠いし、おなかはすくし、遊ぶのもあきちゃったし・・・で、必然的に、ママにくっついてベタベタベタ。
ところがまずいことに、大人の方も、事情は同じだったりするんです。
疲れが出るし、眠いし、おなかはすくし、子どもと遊ぶのもあきちゃったし、でも夕食を作らなきゃいけないし・・・で、必然的にイライライラ。
冬坊は特に、眠いイコール不機嫌がはっきりしていたので、夕方こそ時間をとって、ちゃんと相手をしてあげる必要がありました。
そうすれば、お互いもっと楽しかったはず。
でも、それをするためには夕食の準備を済ませておかなきゃならない。
でも、私にはそれができない。
だって、料理が・・・(以下、さんざん書かせていただいたので自粛)。
私にとって、料理の問題と不機嫌の問題は、同じ悩みの両局面でした。
うまくいかないまま、険悪なムードで食卓についたことも、1度や2度じゃありません。こんなことだから偏食になるんだって落ち込んだことも、しょっちゅう。
冬坊が5歳7カ月の頃のこと。
例によって険悪な中で食事を始めた冬坊。
ウィンナーばっかり食べてほかのものに見向きもしないため、思わずとげとげしく注意する母。
「ほかのおかずも食べなさい。栄養あるんだから!」
こちらを見た冬坊は、泣きそうな顔で小さく言いました。
「ぼく、これ好きなのよ。おいしいの」
リスみたいに、ほっぺいっぱいウィンナーをほおばったままで。
・・・・・はっとしました。
今のは、本当ならにこにこしながら言うべき言葉じゃないの?
それなのに、私ときたら。
食事中にまで、子どもを追いつめるなんて・・・。
赤ちゃんが誕生するって、どういうことかな?
私たち大人の生きている場所が「こちらの世界」だとすると・・・。
赤ちゃんは、「むこうの世界」から「こちらの世界」に、やってくる。物理的には。
でも精神的には、私たちが「むこうの世界」に、行くのではないかと思います。
赤ちゃんのいない世界から、いる世界へ。
子どものいない世界から、いる世界へ。
妊娠がわかった時に軽々とむこうへ渡る人もいれば、生まれた瞬間に超えていく人もいる。
育てているうちにいつのまにか行っていた、という人もいれば、行きつ戻りつしながらゆっくり近づいていく人もいる。
その人なりのテンポ。人それぞれのやり方で。
だけど、なかなかむこうに行けない人は、子どもといるのが、きっと大変。
たとえば、自分が家の中にいて、子どもたちが外で遊んでいるとき。
おひさまの光も当たらない、狭い部屋だったら?
窓に、曇りガラスがはまっていたら?
子どもたちが外にいるのはわかるけど、曇りガラスなので、顔までは見えない。
声は聞こえるけど、何を言っているのかまではわからない。
ドアを開けて、一歩、外に出てみよう。
おひさまの下で遊ぶ子どもの、にこにこ笑顔が見えるはず。
それは、冬坊4歳7ヶ月の、とある夕暮れ時。
珍しく夏坊(2歳0ヶ月)がひとりで本を見ているので、冬坊と母、ふたりで楽しく遊ぶ。
おだやかな夕方。ところが・・・。
①
冬坊、突然本が気になったらしく、夏坊からぶんどる。そして、頑として返さない。
今まで母にくっついていたのに、なぜ急に?
夏坊の泣き声と、母の説得のち叱責の声。おだやかな夕方は一転、殺伐とした夕方に。
②
冬坊、今度はマジックで、本やら自分の足やらにベシベシ落書き。
怒った母がマジックを取り上げると、号泣。
③
泣きながら、抱っこを迫る冬坊。しかし母は膝を痛めて、通院中だった。
湿布した足を見せつつ、今日は抱っこはできないと説明するも、聞く耳持たず。
④
あまりにヒステリックに泣くので、思わずギュッと抱きしめて、落ち着いてくれるように語りかけ。
今日はお昼寝していないから、こんなに泣くのかも。早くおふろに入れて寝かせよう・・・。
⑤
やっと落ち着いたので入浴させようとしたら、入浴拒否。
歩けないとごねるため、仕方なく抱っこでおふろ場へ。
おふろマットを敷いたとたん、マットを元に戻せと言って号泣。理由不明。
⑥
母、冬坊を泣きやませるものの、ほとほと嫌になる。
子どもの入浴はあきらめて、自分がトイレへ。
すると冬坊、外から鍵をかけて母を閉じ込め、今度は大笑い(このころは夏坊の侵入防止のため、外鍵をつけていた)。
⑦
母も対抗する気になり、中から鍵をかけて、籠城。
冬坊が謝るまで、絶対出ていくもんか。
最初は笑っていた冬坊もだんだん不安になり始め、最終的には大号泣。
ちなみに、この騒ぎの最中に夫が帰宅。さぞやあきれたことでしょう。
⑧
パパと入浴し、ごはんも食べてやっと機嫌を直した冬坊。
お気に入りのトーマスDVDを見ながら、夏坊と一緒に歌っている。
かわいいので、思わずビデオに撮る母。
⑨
パパに連れられて、2階の寝室に行く冬坊。
疲れる1日だったね~。さっさと寝るんだよ~。
と思ったら、20分後に泣きながら再登場。歯磨き拒否で(寝室で磨いている)逃げてきたらしい。
⑩
寝る前のトイレも拒否。結局またも母の怒りを買い、涙々でお布団へ。
そして、ばったり就寝。早く寝かせるつもりが、夜の10時を回ってしまった。
⑪
案の定、12時ごろに少しおもらし。パンツを脱がせて、お尻の下に敷いていたバスタオルを代えていた時・・・
ジャ~ッ。大放水にて、大変な一日が終わりました・・・。
2年たった今になって思うこと
外鍵は、子どもの手が届かない高い位置につけましょう(まずはそれ!?)。
あとは・・・マジックの落書きと本をとったことを、いっしょくたにして怒った記憶がありますが、あんまりよろしくないですよね。
パニックの子どもに膝が痛いとか説明して、わかってもらえなくても、無理ないかなあ。
とにかく言えるのは、夕方子どもとバトルするのはやめましょう!ってこと。
ましてトイレにこもるのは、やめましょう。
昼間なら、子どもとも仲直りする暇がありますが、夕方だと寝るまでひきずってしまう。
お互いつらいし、ぐったり疲れちゃいますよね 。
一日くらいおふろに入らなくたって、歯磨きしなくたって大丈夫。
機嫌よく寝ることを最優先にするべきだよね、って、今なら思えるんですが。
まあ、あの頃は私も若かったしね・・・(今よりは・笑)
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どうもありがとうございました
要するに、子どもの発達には、バランスがあって。
いろんな方面にバランスよく伸びていく子もいれば、ある面がすごく伸びて、ある面がすごく遅い、という子もいる。
冬坊の場合、「感情」に関する面が、ゆっくりだった。
人の感情を読むのが苦手。
自分の感情を表現したり、制御したりするのも苦手。
だから、相手に同調したり、共感したりするのも苦手。
その方面のセンサーが未発達、とでも言えばいいのかな?
表現方法がわからないから泣きわめくし、制御できないから、いったん泣くとなかなか自力で立ち直れない。
幸い冬坊のセンサーは、彼なりの速度で、ゆっくり、でも確実に発達していきました。
段階としましては、4歳9カ月のころ、突然「ママ、今おこってる?」と、やたら訊くようになりました。
で、おこってると言うと、「さっきはごめんなさい」と泣きそうな顔で謝る。
この現象は、なぜかひと月だけの期間限定だったんですが・・・。
その後、最近夕方機嫌がいいな~、と思えてきたのが、5歳8カ月。
最近、理不尽に泣くことがないな。話す声も大きくなって、元気いっぱいにお友達と遊ぶし・・・と思ったのが、5歳10か月。
本当に、6歳前後あたりから、目に見えて落ち着いてきた冬坊。
今でも泣くことはしょっちゅうだし、感情表現はやっぱり苦手分野ですが、以前に比べればもう、雲泥の差です。
子どもの発達は千差万別で、そこには良いも悪いもないんですよね。
優劣だって、もちろんない。
そうはいっても、育てる側から言わせてもらうと、バランスの悪い子の育児は、いい子に較べて、やっぱりちょっと大変かも。
ちょっと・・・いや、かなり・・・いや、すごく・・・(注、主観)。
もっと単純に言ってしまえば、機嫌のいい子は育てやすい。
機嫌の悪い子を育てるのは難しい。
どう考えても、こういう事実ってあるんじゃないかと思うんです。
なんでこんなに育てにくいんだろうって、私もずいぶん悩みました。
個性はいろいろ、よそと比較したってしょうがない。
それはわかっているつもりでも、こんな調子でこの先どうなってしまうんだろうって、すごく不安でした。
だいたい、育てにくいって言ったって、自分自身を振り返ってみると、反省すべき点が多々あったし。
私の育て方がこんなふうだから、とか、性格がこんなふうだから、とか、あの時ああしていれば、こんなに泣かせなくてもすんだのに、とか…多々、多々。
そんな時、私の愚痴を受けとめて、
「どちらかといえば、育てにくい子だよね」と肯定してくださった、ことばの教室のM先生。
おかげでずいぶん救われました。
そして、自分の子が育てやすかったにもかかわらず、
「育てにくい子っているんだよ!」と断言してくれた、お友達のMちゃん。
この場を借りて、ほんとにほんとに、どうもありがとう。
もし、これを読んでくださっている方の中に、うちの子って育てにくい・・・と悩んでいる方がいらしたら・・・。
もしかしたら、お子さんは、何かの面がゆっくり伸びていくタイプなのかも。
バランスが、ゆっくり整っていくタイプなのかも。
うちもまだまだ、成長過程です。
子どもと同じく親の方も、ゆっくりのんびり、でもがんばって、進んでいければいいですね。
おわり。どうもありがとうございました。
次ページ 母の不機嫌(今回の内容と対になっています)
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ダブル不機嫌(笑)を題材にしたエッセイを、地方新聞に
2回、載せていただきました。 コチラとコチラです。
育てにくい子がいまでは10歳に!どんなふうに
なったのかな? コチラです。
しばらく続いた料理の話題から離れまして、今回は、子どものご機嫌ななめについてのお話です。
ななめといえば、冬坊ですね(限定しちゃって、ごめん! 冬坊)。
乳児のころから、もうほんとに、ご機嫌ななめのことが多かったです。
カンが強いというんですか、よく泣くし、ヒステリックに叫ぶし、無理難題を要求するし。
そして、泣いたら抱っこ。とにかく抱っこ。
しかも、一度泣きだしたら、機嫌が直るまでには軽く一時間くらいかかってしまう。
当時の育児ノートを抜粋してみますと・・・。
「超グズ子。泣き方もひときわパワフルになってきた。お昼寝から起きて泣き、バナナをほおばり過ぎて泣き・・・よく泣く子だよなー、絶対。スマイルが少ないぞ~」(1歳1カ月)
・・・・・いい年して、こんな口語体で日記書いてたんですね、私って奴は・・・。
そ、それはともかく・・・。笑顔が少ないというのは、7か月ぐらいから、既に思っていた記憶があります。
でも、あやせばちゃんと笑うし、神聖な赤ちゃんに対して文句を言うのは、たとえ単なる雑文でもはばかられる、みたいな感覚がありまして。
我慢できずに書き始めたのが、このあたり。
そして、以降は・・・。
おふろを拒否して泣き(1歳4カ月の夏。暑いさなか、なだめすかして洗髪できるようになるまでに1カ月もかかった)、
外に連れて行けと号泣し(1歳5カ月。ちなみに夜中)、
ビデオを見せろと号泣し(とりつかれたように見ていた2歳1カ月。なんとか見るのをやめさせようとしたところ、逆鱗に触れた)、
ビデオがどれもつまらないといって号泣し(要するにもう飽きているのだが、泣くとテレビ以外のものを受けつけない)、
etc ・・・。
1歳半の時に夜泣きが始まったので、外に出たがったのはその前兆だったかも。
そして、2歳になるちょっと前に、私が第2子を妊娠しました。
もちろん冬坊には言わなかったけど、子どもって言わなくてもわかるものだと何人かから教えられたし、現に冬坊のヒステリーと抱っこは輪がかかったような状態。
これはもう、早期赤ちゃん返りとしか思えない・・・。
と、当時は思ったけど、ほんとのところどうなのかなあ?
だって、夏坊も2歳になったころに、抱っこ大王になっちゃったんですよね。
下の子もいないのに、あらら~って感じだったので、単に時期的なものだったのかも・・・。
でもまあ、私もつわりが始まって、態度が変わってしまったかもしれないし(変えないようにしていたつもりでも)、ママが妊娠中に不安定になるのはしょうがないよね。
そのうちきっと落ち着くはず・・・と思っていた、2歳前半。
冬坊2歳半の時に、夏坊、誕生。
下の子が生まれて上が不安定になるのはしょうがないよね。そのうちきっと・・・と思っていた、2歳後半。
冬坊は早生まれなので、3歳2カ月にして幼稚園でした。
入園したばかりで、不安定になるのはしょうがないよね。そのうち・・・と思っていた、3歳前半。
冬坊は言葉が出るのも遅くて、まともに喋り始めたのは4歳になってから。
言いたいことが言えないんじゃ、不安定になるのはしょうがない。そ、そのうち・・・と思っていた、3歳後半。
ところが、そのうちは来なかった。
4歳になっても、5歳になっても・・・・・え? なんで~??
続きます