komaの こまごまひとりごと

気が向いたときに更新しています。ただいま「歌の力」カテゴリ工事中。すみません。

国会議事堂の見学(後編)

2015年11月27日 | オトナの社会科見学

 さて、続きでございます。

 しばらく児童の列を眺めながら待っていると、ようやく係のかたが来てくれました。
 そして、今からでも間に合いますから行きましょう、と言いながら、いっしょに中に入ってくれました。
 そしてですね。なんと、11時から予定通り見学している大人のグループに合流すべく、私だけを個別に案内してくれたんです。
 裏階段(?)を通り、ていねい、かつ紳士的な説明を受けながら、1対1で案内をしてもらった私・・・。
 予想外のうれしい展開にびっくり。感動しました! なんていい国なの、日本!

 で、無事に合流したのがこの地点。三角屋根(中央塔)の真下にあたる場所を、2階から見学しました。

    

  バチカンの聖堂みたい。窓も天井もステンドグラスです。
  1階には伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像が。                 

  

 正面のバルコニーにいるのは、参議院側からの見学者。

 議事堂は、中央塔の左側が衆議院、右側が参議院になっていて、中の造りはほぼ同じ。
 廊下を歩いていると、どちらの建物かわからないそうです。

 あ、私は衆議院側を見学しました。
 受け付けの場所が別なので、こだわるかたは、まちがえないようにしたほうがいいですね。

  

 こちらは、天皇陛下の御休所(ごきゅうしょ)。
 撮影禁止だったのでパンフレットから。
 国会の開会式のとき、議長、副議長がここで陛下にお目にかかるとのこと。

  

 テレビでおなじみの、あの場所です。
 まんなかにあるカーテンのついたバルコニーは陛下のお席。

 でも実際は参議院のほうにしかいらっしゃらないとのこと。右上バルコニーは貴賓席。
 写ってませんが、左バルコニーが皇太子さまのお席だそうです。
 中央が議長席で、その前の囲いがあるところは速記者席になっています。

  

 2階は傍聴席。最前列は報道陣のための椅子がずらり。

  

 彫刻が、こってますね~。
 稲穂とか、もようのひとつひとつに意味があるそうです。

 すごくアンティークな建物で、すてきですが、気になることが。
 建築期間が「大正9年から昭和11年」だとパンフにありますが、耐震は大丈夫?? 
 案内のかたは「大丈夫と言われてますが、震災のときはけっこう揺れました」などと、さりげなく・・・でも国家の中枢なんだから大丈夫に決まってるよね! と思っておこう・・・。

  

 建物の前は広ーい駐車場ですが、そのまわりに「県の木」が植えられている散歩道があります。

 都道府県から一本づつ寄贈されているそうで、千葉県は、まきの木でした。
 実は私、千葉県民でございます。記念にパチリ。

  

 門の前には、しっかりパトカー。

 私は地下鉄の永田町から行きましたが、駅の改札付近に、「旅客誘導員」の腕章をつけた人たちが何人もいました。

 永田町かいわいは、議員会館、首相官邸、自民党や民主党本部、国会図書館、国立劇場、などなどが目白押し。皇居のお堀も近い。
 警備は万全にしなきゃいけませんよね。でもとにかく道路とかが広いので、圧迫感は全然ありません。

  

 で、これがおみやげ~!
 栗まんじゅう、おいしかった。かなり甘いけど。

 大河ドラマ「花燃ゆ」にかけてるんですね。パッケージを裏返すと「普ちゃんの故郷 おいでませ山口へ」の文字が。
 ほかにも「再挑せんべい」などというネーミングの瓦せんべいとか、いろいろあって笑えます。
 なんて平和なんだ、日本。 

  

 ちなみに首相以外でひときわ目をひいたのが小泉ジュニア。クッキーもありました。

 おみやげもの屋さんは、議事堂から少しはなれた小さい建物の中でした。観光バスの駐車場のそばです。
 誰かに道をきいたほうがみつけやすいかもしれません。

 というわけで、ひとり見学会は無事終了。
 行くときは、晴れた日がおすすめです。青空に白い壁が映えて、きれいですよ~!

 

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国会議事堂の見学(前編)

2015年11月22日 | オトナの社会科見学

 ちょっと時間がたってしまいましたが、国会議事堂を見学してきましたので、今回はそのお話を。
 東京芸大に続いて、何してんのか、このおばちゃんは、と思われそうですが・・・。
 去年あたりから、社会的な有名どころを実際に見ておきたいという欲求が、ふつふつとわきおこりまして、遅まきながら1人で社会科見学している次第です。

 で、国会議事堂。予想以上にすてきな場所でした。
 建造物として、本当にきれい! 西洋のお城や洋館が好きな皆さま、おすすめです!
 あ、政治的意図はまったくありませんので、念のため~。

   
  正面写真。逆光ですが、お城ふう。

   
  壁って白いんですね。もっと茶色っぽいかと思ってた。

   

 外壁。こういう感じであちこちに意匠があります。

 中の見学ですが、最初に、建物の裏手にある受け付けで名前や住所を記入。1時間ごとに、グループで案内してもらえます。
 私は11時からの回で見学しました・・・が、ここで大マヌケな出来事が。
 
 受け付けを通り過ぎるといったん外に出るんですが、そこにずら~っと並んでいたのが、大量の小学生たち。
 そっか、6年生の冬坊も、この間、校外学習してたもんね。この子たちに混じっちゃっていいのかな・・・ぼけっとそんなふうに思いつつ、いっしょの列に並んだ私。いや、ほかに大人もいたので、そういうものかと思って。

 で、列といっしょにずるずると移動。広い敷地をなぜだかぐるーっと回って正面まで出ました。
 写真どおりの美しい外観に感動しました・・・が、いつ中に入れてもらえるんだろうか。列も全然進まないし。でも入る前に手荷物検査するとか書いてあったから、それで時間がかかってるのかな。

 気づけよ、このあたりで、と思いますが。かなりたってから、ようやく近くの大人に訊きました。
「あの・・・今から中を見学するんですよね?」
「いえ、終わって出てきたところです」

 きゃー! マジすか!?
 あわてて列をはなれ、今来た道を戻る私。が、小学生の列の最後尾にいたから、列をはなれてしまうと、まわりには人っ子ひとりいません。
 だーれもいない敷地を黙々と歩き続ける、なぞの主婦・・・あやしすぎる。職務質問されたらどうしよう。
 もう11時を10分以上すぎてしまったから、いまから受付に戻っても、きっと12時の回にまわされるよね。
 それまで待たなきゃいけないのか・・・いったん外に出て、昼食でもとるべき?

 と思いつつ、ようやく受け付け近くまでたどりついたら、警備のかたが立っていたので、子どもの列についていってしまった旨を説明しました。
 田舎もん丸出しとはこのことですが、もはやそういうことは気にならない年齢に達しております(笑)。
 そしたら、そのかたが電話で案内係の人に連絡をとってくれまして。
「ちょっと待っててくださいね」と親切に言われましたが、当然相手も忙しいので、ここでまたも時間が過ぎました。
 その間にも、目の前を新たな小学生たちの集団が、ぞろぞろと通り過ぎていくのでありました・・・。

 以下次号。

 

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koma式 百人一首ドリル 3

2015年11月12日 | koma式 百人一首

 

            おぼえましょう

   た う あ か な      た お も こ な
   れ ら り く が      か と ろ ぬ げ
       ま   か      
                  と か は や か
   ま こ い さ み      や け な く こ
   つ ひ で し だ          よ
   も に                 
      
      

           上と下をむすびましょう

              問題 1

   た う あ か な      た お も こ な
   れ ら り く が      か と ろ ぬ げ
       ま   か      ・ ・ ・ ・ ・
   ・ ・ ・ ・ ・

 

   ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・
   い ま さ み こ      は と か か や
   で つ し だ ひ      な や こ け く
     も     に        よ

 

              問題 2 

   た う あ か 長      た 音 も こ な
   れ ら り く か      か に ろ ぬ げ
   を み ま と ら      さ き と 人 け
   か わ 山 だ む      ご く も を と
   も び   に        の   に   て
   ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・

 

   ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・
   み 松 恋 い さ      や と か か 花
   だ も に で し      く 山 け こ よ
   れ     そ も      や の じ ち り
   て     よ 草          や 顔 

 




              問題 3

   う 長 た あ か      音 も た な こ
   ら か れ り く      に ろ か げ ぬ
   み ら を ま と      き と さ け 人
   わ む か 山 だ      く も ご と を
   び 心 も い に      た に の て ま

   ほ も 知 な え      か あ お 月 つ
   さ   る の や      し は の や ほ
   ぬ   人   は      の れ え は の
   ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・

 


   ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・ 
   み さ 松 恋 い      か 花 か や と
   だ し も に で      け よ こ く 山
   れ も む く そ      じ り ち や の
   て 知 か ち よ      や ほ 顔 も か
   け ら し な 人      そ か な し す
   さ じ の む を      で に る お み
   は な            の     の

 

 やってみたかた、ご一報お願いします・・・でもあの
 「なげ かこ」じゃなくて「なげけ かこ」でした。そのうち直すかも・・・。
   

        


子どもといっしょに百人一首 30

2015年11月11日 | 百人一首 桃札

 

 

         たれ             たかさご
        誰をかも しる人にせむ 高砂の
             松も昔の 友ならなくに



 

 詠んだ人・・・藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

 詠んだ人のきもち・・・(年老いてしまった私は)いったい、だれを友人にしようか。
          
(年老いた)高砂の松でさえも、昔からの友人ではないんだなあ。

 

         しる人・・・自分をわかってくれる人

         高砂の松・・・兵庫県高砂市の松(松の名所)
               


     


子どもといっしょに百人一首 29

2015年11月10日 | 百人一首 桃札

 

      

                  そで
       うらみわび ほさぬ袖だに あるものを

              恋にくちなむ 名こそをしけれ

         

 

 詠んだ人・・・相模(さがみ 女性)

 詠んだ人のきもち・・・(恋人の冷たさを)うらみ悲しんで
            (涙にぬれた)袖が、かわくまもなく朽ちてしまいそうなのに
             そんな恋のうわさのために
             わたしの評判までが落ちてしまうなんて、残念なことですよ。

 

     ほさぬ袖だに・・・うらみ悲しんで泣いてばかりいるので、涙をふく袖が
              かわくひまもなく、ぼろぼろになってしまう、という意味。

     くちなむ・・・すたれる。おとろえる。

     名・・・評判。名誉。
         ここでは、むなしい恋なのに、そのことをいろいろうわさにされて
         落ちてしまう自分の評判、という意味。

     をしけれ・・・惜しいなあ。残念だなあ。

 

   (涙にぬれた袖さえ、朽ちていないのに、私の評判が落ちてしまうのがおしい。
    とする説もあります)

 


             
            

 


子どもといっしょに百人一首 28

2015年11月08日 | 百人一首 桃札

 

 

                 い  ささはら
           ありま山 ゐなの笹原 風吹けば

               いでそよ人を 忘れやはする

 

 

 詠んだ人・・・大弐三位(だいにのさんみ 女性)

 詠んだ人のきもち・・・ありま山から猪名(いな)の笹原に
            (そよそよと)風が吹く。

            そうよ、(そよそよと心がゆらぐのはあなた)
            私があなたを忘れることがありましょうか。
            (いいえ、ありはしません)


 
       ありま山・・・有馬山(兵庫県)

      ゐなの笹原・・・猪名川の川辺、笹のはえた野原
               (兵庫県から大阪府あたり)

      いで・・・まったく。いやはや。

      そよ・・・それですよ。

      人・・・ここでは、あまり会いに来てくれない恋人のこと。

 

 

       


    


子どもといっしょに百人一首 27

2015年11月06日 | 百人一首 桃札

 

                        
                              ぐさ
         かくとだに えやはいぶきの さしも草

              さしもしらじな もゆる思ひを

 

 

 詠んだ人・・・藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)

 詠んだ人のきもち・・・このようにあなたを恋しく思っている、とさえ
            言えません。
            さしも草がもえるように、
            もえている私の思いがこんなに激しいのだと、
            あなたは知らないのでしょうね。

 

     かく・・・このように。
          ここでは、
          このようにあなたを恋しく思っている、という意味。

     だに・・・~さえ。~すら

     えやは・・・できない。
           ここでは、言うことができない、という意味。
           (「いぶき」と「いふ(言う)」を掛けている)

     いぶきのさしも草・・・伊吹山の、もぐさ

     さしも・・・これほどとは。

     しらじな・・・知らないでしょうね。

 


子どもといっしょに百人一首 26

2015年11月03日 | 百人一首 桃札

 



                         くろかみ
            長からむ 心もしらず 黒髪の

               乱れてけさは 物をこそ思へ

 

 

 詠んだ人・・・待賢門院堀川(たいけんもんいんのほりかわ 女性

 詠んだ人のきもち・・・あなたがいつまでも
            私を愛してくれるかどうか、わからなくて
            けさは、黒髪が乱れるように、思い乱れています。

 

    長からむ心・・・いつまでも長く続く愛情

    けさ・・・朝。ここでは、夜の間に恋人と会っていて、
                  恋人が帰っていったあとの朝。

    物をこそ思え・・・ここでは、恋に悩むこと


            
            

 

      


子どもといっしょに百人一首 25

2015年11月01日 | 百人一首 桃札

 

 

        たかさご  おのえ
         高砂の をのへの桜 咲きにけり

             外山のかすみ たたずもあらなむ
                  
とやま

 

 

 詠んだ人・・・前中納言匡房(さきのちゅうなごんまさふさ)

 詠んだ人のきもち・・・はるかな高い山に、桜が咲いたなあ。
            人里に近い山のかすみよ、立ちこめないでほしい。
            (花が見えなくなってしまうから)



        高砂・・・高い山

       をのへ・・・山の上

       外山・・・人里近い山