さて、続きでございます。
しばらく児童の列を眺めながら待っていると、ようやく係のかたが来てくれました。
そして、今からでも間に合いますから行きましょう、と言いながら、いっしょに中に入ってくれました。
そしてですね。なんと、11時から予定通り見学している大人のグループに合流すべく、私だけを個別に案内してくれたんです。
裏階段(?)を通り、ていねい、かつ紳士的な説明を受けながら、1対1で案内をしてもらった私・・・。
予想外のうれしい展開にびっくり。感動しました! なんていい国なの、日本!
で、無事に合流したのがこの地点。三角屋根(中央塔)の真下にあたる場所を、2階から見学しました。
バチカンの聖堂みたい。窓も天井もステンドグラスです。
1階には伊藤博文、板垣退助、大隈重信の銅像が。
正面のバルコニーにいるのは、参議院側からの見学者。
議事堂は、中央塔の左側が衆議院、右側が参議院になっていて、中の造りはほぼ同じ。
廊下を歩いていると、どちらの建物かわからないそうです。
あ、私は衆議院側を見学しました。
受け付けの場所が別なので、こだわるかたは、まちがえないようにしたほうがいいですね。
こちらは、天皇陛下の御休所(ごきゅうしょ)。
撮影禁止だったのでパンフレットから。
国会の開会式のとき、議長、副議長がここで陛下にお目にかかるとのこと。
テレビでおなじみの、あの場所です。
まんなかにあるカーテンのついたバルコニーは陛下のお席。
でも実際は参議院のほうにしかいらっしゃらないとのこと。右上バルコニーは貴賓席。
写ってませんが、左バルコニーが皇太子さまのお席だそうです。
中央が議長席で、その前の囲いがあるところは速記者席になっています。
2階は傍聴席。最前列は報道陣のための椅子がずらり。
彫刻が、こってますね~。
稲穂とか、もようのひとつひとつに意味があるそうです。
すごくアンティークな建物で、すてきですが、気になることが。
建築期間が「大正9年から昭和11年」だとパンフにありますが、耐震は大丈夫??
案内のかたは「大丈夫と言われてますが、震災のときはけっこう揺れました」などと、さりげなく・・・でも国家の中枢なんだから大丈夫に決まってるよね! と思っておこう・・・。
建物の前は広ーい駐車場ですが、そのまわりに「県の木」が植えられている散歩道があります。
都道府県から一本づつ寄贈されているそうで、千葉県は、まきの木でした。
実は私、千葉県民でございます。記念にパチリ。
門の前には、しっかりパトカー。
私は地下鉄の永田町から行きましたが、駅の改札付近に、「旅客誘導員」の腕章をつけた人たちが何人もいました。
永田町かいわいは、議員会館、首相官邸、自民党や民主党本部、国会図書館、国立劇場、などなどが目白押し。皇居のお堀も近い。
警備は万全にしなきゃいけませんよね。でもとにかく道路とかが広いので、圧迫感は全然ありません。
で、これがおみやげ~!
栗まんじゅう、おいしかった。かなり甘いけど。
大河ドラマ「花燃ゆ」にかけてるんですね。パッケージを裏返すと「普ちゃんの故郷 おいでませ山口へ」の文字が。
ほかにも「再挑せんべい」などというネーミングの瓦せんべいとか、いろいろあって笑えます。
なんて平和なんだ、日本。
ちなみに首相以外でひときわ目をひいたのが小泉ジュニア。クッキーもありました。
おみやげもの屋さんは、議事堂から少しはなれた小さい建物の中でした。観光バスの駐車場のそばです。
誰かに道をきいたほうがみつけやすいかもしれません。
というわけで、ひとり見学会は無事終了。
行くときは、晴れた日がおすすめです。青空に白い壁が映えて、きれいですよ~!
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