前回のボードゲームにつづき、今回は家族で遊べるカードゲームのご紹介です。
これも前回同様、小学生以上、お子さんによっては5歳くらいからOK。
そして大人だけでやっても、もちろんOKです。
ボードゲームより地味ですが、小さいので持ち運びしやすいし、短時間で遊べるところも魅力ですね。
★ まずは、カラフルなカードに数字がかいてある「UNO」(マテル)
たぶんトランプにつぐ定番の品。でも人生ゲームと同じく、この年までやったことがなかった私・・・。
子どもができてから、いろいろ勉強させてもらってます(笑)。
ルールはかんたんで、同じ色または数字のカードをどんどん出していき、手持ちのカードが早くなくなった人の勝ち。
順番を逆回りに変えるカードや、色を指定できるカードとかもあります。
達人はいろいろ戦略を考えられるみたいですが、初心者の私にはまだまだわかりません・・・。
これの魅力はわかりやすいルールに加えて、カードの色がきれいなところ。
5年生の冬坊がすごく気に入っているんですが、あざやかな色を見ているだけでうきうきするみたい。
遊び心にうったえてくる色なんですよね。
★ お次は、うって変わって白黒カードに数字がかいてある「アルゴ」(学研トイホビー)
カード(プラスチック製)を裏返しにして並べて、相手の数字を当てるゲームです。
当たり始めるとけっこう一気に当たって早く終わるので、3回戦とかのトータルで勝ちを決めます。
こういうのは難しいかと思いきや、小さい子でも案外できるんですよね。
ていうか、数字に対する感度は、私よりも子どもたちのほうがよっぽどよくて。
まず自分の手持ちカードを伏せておくんですが、なんと私、伏せた数字を覚えていられないという・・・(汗)。
しかし、箱に書かれた文句がすごいですねー。
「頭のよくなるゲーム。算数オリンピック委員会・東京大学算数研究会・ピーターフランクル共同開発」!
こんなのを子どものときからやってたら、私も少しは算数が得意に・・・ならないか?
★ お次は、カードにひらがながかいてある「ワードバスケット」(メビウスゲームズ)
しりとりの発展形みたいなゲームです。
しりとりとちがうのは、最後の文字も決められているところ。
たとえば、「こ」というカードが自分と相手の前に出されているとしますよね。
で、自分の手持ちカードが「ま」だったとすると、「こ」で始まり「ま」でおわる言葉をさがす。
思いついたらそれを言いながら、「ま」の上に「こ」のカードをのせる。手札が早くなくなった人の勝ち。
ポイントは、3文字以上の言葉であることです。
「こ」と「ま」なんてかんたんだ~、と思った皆さま、3文字以上だったらどうですか?
いちおう子どもとやるので、子どもの語彙の範囲内で考えると・・・案外思いつかないでしょう?
これを楽しむコツは、勝負にこだわらないことじゃないかと思うんです。
我が家の場合、答えがみつからないときは全員のカードを見せあって、協力して言葉をさがしてしまいます。
子どもたちなんか、しまいには辞書まで引っぱり出してきて。
みつかったときは素直にうれしいし、盛り上がる!
協力しあった達成感みたいなものがあって、とても楽しい時間です。
★ そして今回の真打ちはこれ! まんまるカードの「ドブル」(ホビージャパン)
ろうそくとか炎とかの絵が全部で数十種類あって、その中の8種類が1枚のカードに描かれています。
絵の組み合わせは全部ちがいます。
でも、どのカードにも必ずひとつだけは同じ絵がはいっているんです。
たとえば写真のカード、下2枚をくらべてみると。
ト音記号だけ同じなのがわかるでしょうか? 右の絵がかなり小さくて見えにくいですが・・・。
このようにして、同じ絵をみつける早さを競うゲーム。
本当にシンプルなルールです。
ところが、実際にやってみると。これが、不思議なくらいみつけられないんですよね。
絶対に目の前にあるはずなのに、みつからない。
焦りますよ。
「え?え?なんでないの!?」って。
みつけたらみつけたで、今度は「こんなに大きく描いてあるものが、なんで見えなかったんだろう」って不思議になる。
子どもは無心なので、さして不思議だと思わないようなんですが、大人としてはすごーく不思議な気分。
だから、このゲームの本当の面白さがわかるのは、子どもではなく大人じゃないかと思うんです。
外国のゲームみたいですが、これを考えた人ってすごいなあ。
きっと、たいへん緻密な計算をして作ったんでしょうね・・・。
2回にわたってゲームのご紹介をしましたが、アナログゲームっていいですよね。
まだまだ面白そうなものがあるようなので、もっと探してみたいなって思っています。