5年生の冬坊の話題、引き続き。
ある日、入浴中の冬坊が鼻歌を歌っているのを耳にした。
以前は歌なんてめったに口ずさむことのなかった冬坊だが、5年生にもなれば鼻歌だって歌えちゃうのだ。
でも、なんだっけ、このメロディ。
・・・♪ブンブンブン はちがとぶ~♪
う~む・・・5年生にしてみつばちか・・・まあいいか。
またある日、入浴中の鼻歌に耳をすませると、前回よりは聞き覚えのある、こんなメロディが。
・・・♪おさかなくわえたどらねこ~、おっかけて~♪
う~む、サザエさん・・・みつばちよりは小学生っぽい・・・と言えなくもない・・・。
そして、今日。
今日は鼻歌ではない。お風呂場にて、なんと自作の歌を披露してくれたのだ。
タイトル「ともきの歌」。ともきというのは同じクラスの男子の名前。では歌詞を。
♪ともき~ともき~ 三角形のともき~
ともき~ともき~ 四角形のともき~
ともき~ともき~ 五角形のともき~
中略
ともき~ともき~ 十角形のともき~
ともき~ともき~ 多角形のともき~
(いちだんと声高く)ともき~ともき~ともき~ともき~! てん てん♪
・・・・・ともきを愛してるのか、冬坊。
ちなみに「最後の てん てん はどういう意味?」と聞いてみると、「あ、それは伴奏」とのこと。
どっから三角形なんて思いついたのかと問えば、「んー、わかんない」。
ともきくんとは特に仲がいいというわけではなく、単なるクラスメイトだという。
なんといいますか・・・。
私が5年生の頃って、けっこういっぱしのことを考えてた気がするんですよね。
でも男の子たちは案外ちがってたんでしょうか。ちがってたんでしょうね。
まあ冬坊はその中でもとくに、ちがってるんだと思いますが・・・。
前から不思議くんだった冬坊。
最近ますます、なぞの少年になってまいりました。
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