冬坊の出番が続きましたので、満を持して(?)夏坊にも登場してもらおうと思います。
このエッセイは「上の子6歳まで」のくくりで書いているんですが、それだと夏坊3歳までになってしまうので、この章だけは少し延長した特別編。
では、夏坊のおしゃべりをどうぞ。
☆ 園服の袖口からシャツを引っぱり出そうとしているので聞いてみる。
「なんで引っぱり出すの?」
「それは・・・」
「それは?」
「それは・・・」
「それは?」
「しゅみなんだよ!」 (4歳0カ月)
☆ 冬坊にさかんに話しかけるも、いっこうに返事をもらえない夏坊。
気合いをいれて、いきなり
「冬坊、話がある!」 (4歳2カ月)
☆ かぶりの服を着ようとしたけど、頭がはいりにくい。
私が「頭大きいねー」と言うと、得意そうに
「ぼく、冬坊より脳みそいっぱいあるよ。だって頭が大きいし、石頭だからね!」
(4歳5カ月)
☆ 自分の肩をさわりながら、質問する。
「なんで手ってここからはえてるの?」 (4歳9カ月)
☆ うんちが何日も出ていない。
「おまるにすわりなさい」などとうるさく言われていると、突然叫び出した。
「いちねんで! いちばんたのしかったのは~!
うんちがいっぱい! 出なかったこと~!」
自分で叫んで、自分で爆笑。あのねえ・・・。 (5歳3カ月)
☆ 公園での防災訓練お知らせチラシ。「災害に強くなろう」と書いてある。
「ぼく、災害に強くなりたいから公園に行きたい! さいがいって何?」
次の日も訓練を忘れていなかった夏坊。
「ぼく、いち早く公園に行きたい!」
「いち早く?」
「いちはやくって何?」
いち早く、早くも、あるいは、すでに・・・などなど。
幼稚園児とは思えない言葉を駆使する夏坊でした。 (5歳6カ月)
☆ ママが着ていたパーカーのフードを、ママの頭にかぶせると、じっと顔をみつめる。
「あれ、ママの顔、なんか少し四角いね」
「四角い?」
「うん。本体は丸いんだけどね」
ママ、本体も四角いつもりなんですけど・・・。 (5歳7カ月)
小さい子どもの、こまっしゃくれたおしゃべりが、こんなにも楽しいなんて。
2人目を産んでいなければ、想像もつかなかったことでしょう。
ありがとう、夏坊!
あ、こまっしゃくれただけでなく、ほのぼのしたものもあるんですよ。
こちらです。
☆ 幼稚園の帰り道。道ばたに花が咲いているのをみつけて、うっとりと言う。
「もうすぐ春だねー。あたたかい気持ちだー・・・」
(4歳4カ月)
☆ 同じく帰り道。
道ばたにしゃがんでアリの群れを見ていたら、同じくらいちっちゃな虫が混じってた。
「これは?」とたずねる夏坊。
「これはアリさんじゃないねえ。なんだろう」とママ。
「虫さん、笑ってるよ」
「お顔が見えるの?」
「うん。小さいけど、おかお、見えるんだよ」 (4歳9カ月)
夏坊のおしゃべりは、コチラにも!