あまねのにっきずぶろぐ

1981年生42歳引き篭り独身女物書き
愛と悪 第九十九章からWes(Westley Allan Dodd)の物語へ

親父の夢

2018-02-11 22:50:06 | 日記
そういや今朝、死んだ親父に首を絞められている夢を見た。
もっと忌々しい夢だったように想うんだが、憶えちゃいねえ。
現実と、こっちの世界とどっちが忌々しいかって?
知らねえよ。そんなことは。
ただ生きてる感覚がないんだ。人を殺しても…何も感じないと言えば嘘になるが、でも何かを感じてる振りをすることなんて、人間は得意だろ?
簡単に、人は、自分を欺くんだよ。人や動物を殺しても、感覚がない振りをするし、感覚がある振りをする。
おまえの今の感覚も…。いや、悪い。こんなことを、話すつもりはなかったんだが、話し相手が、いなかったから。
おまえは…何も考えなくていいよ。つらくなるだろ?何かを考えたら…。
毎日、退屈かもしれねえが、辛抱してくれ。
俺もこんなこと、好きでやってないんだ。
こんなことは…もうすぐ終わりにするよ…。

ここが俺の見ている夢の世界なら、おまえらはどこから来たんだろな。
でもあいつも、俺に同じことを言ってたよ。
「この世界は、俺の見ている夢の世界なんだ」って。
だったら俺は、何者なんだ…。
俺はあいつの世界の、脇役なのか。
それとも、あいつが見ている夢の世界の、主役だってか。
haha、どっちだって構わないが、早く終わりにするよ。
もうこれ以上、苦しみたくないんだ。
おまえは…おまえも、俺を知ってるのか?
まったく変な話だ。俺だけが、俺を…知らないみたいだ。
誰が作った話なんだ。この悪夢のような世界は…
誰が何の意図で、書いた物語なんだろな。
考えなくていいよ…忘れてくれ。俺の言った全部。
忘れてくれ…。

















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