前回に引き続きまして、「菜食への移行によって不調になる理由」をまとめてみたいと想います。
⑮動物性の豊富な蛋白質の代わりに、植物で蛋白質を補えていないのではないかと考えて不安になっているから…??
人々は、何の根拠もないのに、動物性なら良質な蛋白源が必須摂取量摂れて、
植物性では良質な蛋白源が摂取できない。という考え方をしている人は多いように想います。
しかし近年は、人類はたんぱく質(エネルギー)の摂り過ぎで病気を引き起こしていると言われています。
以前にも載せましたが、
たんぱく質を多く含む食品は同時に脂質も多く含み、たんぱく質自体もエネルギーをもつ栄養素であることから、
エネルギーの摂取過剰になったり、他の栄養素とのバランスが崩れたりする。
長期間にわたり過剰なたんぱく質を摂取すれば、骨量の低下や糖尿病、心血管疾患になるリスクの増大などの危険性が高まります。
(『フィット・フォー・ライフ ——健康長寿には「不滅の原則」があった!』より引用)
1. 人間のタンパク質の老廃物の70%が体内で再利用されている。
2. 人体は便、尿、髪、皮膚、発汗等を通して、一日に約23gのタンパク質しか失わない。
だから、現在推奨されているタンパク質の量は多すぎる。
つまり1日の必要量は、失われるタンパク質23gを補うだけで充分。
それ以上摂取しても、体は余剰分を排泄しようと試みる為、体内組織に重い負担がかかる事になります。
さらに問題は、余剰に摂取したタンパク質が体のエネルギーを奪うどころか、有害な老廃物として体内に蓄積されてしまうこと。
私達は、タンパク質が最も重要な栄養素だと信じ込まされてきていますが、その考え方こそ誤りであると、ハーヴィー・ダイアモンド先生は言い切っています。
『フィット・フォー・ライフ』
ダイエット(食事制限)を健康維持の“特効薬”だと信じ、無条件で受け入れがちな日本の健康ブームのあり方に一石を投じる書。
著者らは米国でカリスマ的人気を誇る栄養科学のカウンセラーだ。
1985年に初版が世に出て以来、今日までに世界で1000万部以上が刊行されたロングセラーである。
溢れんばかりの健康関連情報の中にあって、我々は自然に即した本来の法則、すなわち「生命の法則」とも呼ぶべきルールを見失っていると言う。
例えば、人間はもともと果食動物だったのだから、まずは果物を中心としたメニューを構成せよという。
「果物は私たちの体内に摂取できる最も重要な食べ物だ」とまで言い切る。
一方で「牛乳は決して人間のために作られたものではない」と論じ、カルシウムを取るためだけならば果物や野菜で十分だと、具体的な食材の例を示して解説する。
ダイエットについては「私たち人間のあらゆる行動のなかで、最も効果がなく奇妙な行為」と批判する。
本書の後半では1日3食、4週間分に及ぶ理想のメニューを示す。
さらに果物と野菜を中心とした推奨料理のレシピを公開している。
本書向けに最近加筆された章もあり、米国民の肉食離れやベジタリアン(菜食主義者)が増加している実情などにも触れる。
からだの力が目覚める食べ方 (ディスカヴァー携書) 著ハーヴィー・ダイアモンド
バナナはステーキより良質な蛋白源!
蛋白質を摂取するために肉を食べる必要はありません。
中国人はアメリカ人より肥満や心臓病は少ないが、先述の通り、蛋白質の摂取量のうち動物性食品が占める割合はわずか7%です。
しかし、アメリカ人の場合、その割合が70%にも達しています。
蛋白質はアミノ酸から構成されているから、大切なのはアミノ酸を摂取することです。
そしてそのアミノ酸は植物に含まれています。
「肉だけに含まれている栄養素というのは存在しない。
肉に含まれている栄養素は、他の食品からも摂取できる」或いは、
「人々は、動物性食品が最も良質の蛋白源だと思い込まされている為に、植物にこそ良質の蛋白質が含まれていることを知らない。
土の中から成長するものは全て、
蛋白質を含んでいるのである」と米栄養学者は述べている。
なるほど、だからゴリラや牛、水牛、象等の草食動物は、筋肉がつかずに困っているわけでも、蛋白質が
不足するわけでもなく、逞しい肉体を維持しているのです。
それらの動物は植物からアミノ酸を豊富に摂取し、そのアミノ酸から蛋白質を合成しているのです。
牛や豚、鶏等の肉を食べたところで、私達の体の中で効率よく蛋白質になるわけではなく、
それらの動物性蛋白質をアミノ酸にまで分解して、それを人の蛋白質に合成しなければならないのです。
問題は、肉を加熱調理すると、蛋白質が変性してアミノ酸が壊れてしまうことです。
その結果、いくらステーキを食べても肝心の
アミノ酸を摂取できないことになります。
信じられないかもしれないが、バナナのほうがステーキよりも蛋白質源として優れています。
バナナには人体に必要な良質の蛋白質がそのまま含まれているからです。
朝食にフルーツを摂り、それ以外の食事で生野菜を食べれば、
十分な量のアミノ酸を摂取できるから、蛋白質不足には絶対になりません。
現代人は動物性蛋白質を摂らなければならないと思い込まされているから、レタスから蛋白質を摂取する等というのは突飛な発想のように思えるでしょう。
しかし、土の中から芽を出して成長するものの中には、必ずアミノ酸が含まれているのです。
人間の体は驚異的な知性を持っているから、必要なアミノ酸を抽出して
蛋白質を合成する方法を知っています。
どんな高性能のコンピューターでも、人体の知性には遠く及びません。
リンゴを食べて、それが血となり肉となり骨になる。
これは、まさに奇跡としか言いようがありません。
科学がいかに発達しても、実験室でこれと同じことはできません。
皆さんの体はこの作業を何時も行っているのです。
フルーツや野菜からアミノ酸を抽出して蛋白質を合成するくらい、人体にとっては簡単なことなのです。
●蛋白質の摂り過ぎに注意しよう
蛋白質は誇大に宣伝されている為、現代人は蛋白質不足にならないように肉を食べなければならないと思い込まされています。
しかし、それは真理ではなく、金儲けの為の嘘なのです。
食肉業界は年間$2500万を売上げ、しかも常に前年比アップを目論んでおり、その為に、「肉を蛋白源にする」という考え方を世間に広めているのです。
生産者の生き残りを賭けた営業戦略ですが、それによって消費者が生き残れるわけではありません。
癌や心臓病で死んだり、糖尿病や関節炎を患ったり、肥満の為に
不健康な状態で生活をしたりするようなことは、誰も望んではいません。
それに加えて高血圧で悩んでいる人達が全米で6000万人もいます。
これらの病気の全てが、肉食の習慣と深い関わりがあるのです。
癌や心臓病は、偶然にかかるわけではありません。
体質が原因で肥満するわけでもありません。
本当の原因は、日頃の生活習慣にあります。
健康になるには、体が必要としているものを与えればいいのです。
多くの科学的研究によって、肉食の習慣が致命的であることが判明しています。
現代人は蛋白質不足を心配するのではなく、むしろ、蛋白質の過剰摂取を心配すべきなのです。
食肉業界の罠に引っ掛かって「蛋白源として肉を食べなければいけない」と思い込んではいけません。
皆さんは健康になるように生まれています。
そろそろ、肉を良質の蛋白源とする発想を捨てたほうが無難です。
●この章のまとめ
✦現代人が肉を食べて蛋白質を摂取しなければならないと考える原因は、食肉業界の大規模な営業戦略を展開しているからである。
✦強靭な耐久力を兼ね備えた象や水牛等の動物は、草から蛋白質を摂取している。
✦蛋白質を摂取するには、蛋白質を構成するアミノ酸を摂取するのが合理的である。
✦人は、動物性食品が最良の蛋白質源だと思い込まされているが、むしろ良質の蛋白質はアミノ酸の形で植物性食品に多く含まれている。
✦米医学界の重鎮も「人間は本来、肉食に適しておらず、植物を食べるようにできている」と述べて植物性食品を中心にした食生活を支持している。
✦人間が動物を殺して食べるところを想像するのを心理的に嫌うのは、人間が本能的に肉食に適していないからである。
✦癌や心臓病、糖尿病、関節炎、肥満、高血圧等は、肉食の習慣と深い関わりがある。
ハーヴィー・ダイアモンド先生の著書をわたしはまだ読んでなかったのですが、読みたいと想っていた本です。
植物だけではたんぱく質不足になる、栄養不足になると無根拠に不安になっているのであれば、この二冊の本は読む価値がとても高いのではないでしょうか?
実は昼に植物のサプリメントを5種類飲んでから、すごく胃腸の調子が悪くて動悸もしています。
わたしがサプリメントを摂り始めたのはVeganで不安だからというよりも、とにかく鬱症状(肉食時代からの)を少しでも治したいという想いで摂り始めました。
サプリメントになるくらいの植物(ハーブなど)はものすごいエネルギーで当然たんぱく質もそこらの植物よりも豊富であるはずです。
エネルギーの過剰摂取になっているのだと想います…
(考えればわかりそうなものなのですが、今まで4種類が平気だったので、4種類増やしても大丈夫かなってどんな考えなんだ(笑)まあなんでも試してみたい性格なんですね。)
しかもパラサイトクレンズ中で、飲んでいるハーブもそれは強力なハーブです。サプリメントとの併用は良くないようです。
あとは食事中や食後にすぐに飲み物を飲むということがすごく悪いと感じています。(ハーヴィー先生も言っています。)
畜肉・乳製品・卵を断って6年と9ヶ月、Vegan(完全菜食者)になって2年と2ヶ月ほどですが、未だに栄養学について、しょっちゅう調べています。
でも最後は、何が正しくて何が間違っているのかを、自分で判断せねばなりません。
真実を死ぬまで追究してゆくことが大切ですが、大事なのはやはり自分が心から続けたい食生活を心から信じ切ることです。
その為にも、”何の為に自分が菜食を続けて行きたいのか”、明白に自分の真髄に打ち立てましょう。
つづく…