そうだ俺はこのまま、死んでいけばいいんだ。
何をそんな恐れることがあるだろう?
怖いこと、もう散々経験してきたじゃないか。
地獄を散々、味わってきたじゃないか。
今更怖いとか言っても、もう遅いんだよ。
おまえの未来は、今そこにある。
大丈夫だって、誰が言ったんだ。
そんな言葉を信じるな。
おまえの人生には、なんの保障も保証もない。
おまえには夢も希望も、絶望もない。
おまえにあるのは、愛、それのみだ。
おまえが見つけて手離してきた全て。
どこにも、それはなかったんだ。
おまえの捜しているもの。
どこにも、それはなかった。
でもおまえは、それを見ていた。
おまえの求めているもの。
でもおまえを、それは見ていた。
どこにも、それはなかったのに。
おまえにあるのは、愛、それのみ。
それ以外、なにもない。
おまえは何者でもない。
すべてに恐れ、震えて生きるがいい。
すやすやと眠るおまえを襲ってくれる。
おまえの魂が腐るまで、見届けてやる。
なんにもない浜辺に落ちているおまえの骨を、拾ってやる。
焼かれることもなく塵に棄てられたその骨を、拾ってやる。
そして「くだらん」と言って海に投げ捨ててやる。
その波の干渉はどこまでも円を描き、沈んでいた骨たち全員が歌いだした。
此処はつめたい
何処かあたたかい処へゆきたい
何をそんな恐れることがあるだろう?
怖いこと、もう散々経験してきたじゃないか。
地獄を散々、味わってきたじゃないか。
今更怖いとか言っても、もう遅いんだよ。
おまえの未来は、今そこにある。
大丈夫だって、誰が言ったんだ。
そんな言葉を信じるな。
おまえの人生には、なんの保障も保証もない。
おまえには夢も希望も、絶望もない。
おまえにあるのは、愛、それのみだ。
おまえが見つけて手離してきた全て。
どこにも、それはなかったんだ。
おまえの捜しているもの。
どこにも、それはなかった。
でもおまえは、それを見ていた。
おまえの求めているもの。
でもおまえを、それは見ていた。
どこにも、それはなかったのに。
おまえにあるのは、愛、それのみ。
それ以外、なにもない。
おまえは何者でもない。
すべてに恐れ、震えて生きるがいい。
すやすやと眠るおまえを襲ってくれる。
おまえの魂が腐るまで、見届けてやる。
なんにもない浜辺に落ちているおまえの骨を、拾ってやる。
焼かれることもなく塵に棄てられたその骨を、拾ってやる。
そして「くだらん」と言って海に投げ捨ててやる。
その波の干渉はどこまでも円を描き、沈んでいた骨たち全員が歌いだした。
此処はつめたい
何処かあたたかい処へゆきたい