こんにちは。昨日、ご紹介しましたご感想をお寄せいただいたお母さまより、数ヶ月後に寄せられたご感想をご紹介いたします。
「すっかりご無沙汰している間に、季節ががらりと変わってしまいました。今日は、東京で木枯らし一号が吹くとか。。。あの夏が遠い昔のように思えます。
ボストンは台風の被害をのがれたのですね。本当に良かったです。
先日は、娘にお写真と暖かいメッセージカードをありがとうございました。母娘ともどもお礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
本人も書いている通り、ボストンから戻ってからの娘はとにかくアクティブな日々を送っていました。もともとなにごとにも一生懸命、全力投球の娘ではありましたが、キャンプを経験してからはますます活動的になり、いろんなことに躊躇無くチャレンジするようになりました。娘の積極性に親がついていくのが大変なくらい。体育祭でも文化祭でもポップコーンみたいに明るく弾けていました。
先日、学校からもらってきた体育祭の集合写真には、最前列の真ん中で笑顔一杯に優勝の賞状(娘のクラスが総合優勝しました)を手にしている娘の姿がありました。
高校生最後の1年は娘にとって忘れられない充実したものになりそうです。
文化祭のバンドも、タミーさんに愚痴を聞いていただいたようですが、蓋を開ければまずまずうまくいったようです。
バンドというのは、いくら気の合う仲間で結成しても、音楽性、意欲、モチベーション、嗜好など、それぞれ個性が温度差になって、なかなかうまくいかないものです。娘が軽音楽部に入りたいと言ったときは、親としては、統率力のあるコーチや先輩がいて部内の規律が明確なクラブに入ったほうが楽なのに、どうしてわざわざと、思いました。
案の定、他の部なら経験しないようなゴタゴタに巻き込まれて悩むことが多かったようですが、最後の文化祭で娘が演奏している姿を見て、終わりよければすべてよし、あれはあれで良い経験であったのあろうと思っています。
これから社会に出ていろいろな苦難にぶつかることと思いますが、そんな時経験が娘を助けてくれるのでしょう。私もようやく「苦労は買ってでもしろ」ということわざの意味がだんだんとわかる年頃になりました。
それから、「可愛い子には旅をさせろ」も。昔の人はよく言ったものですね。
ボストン留学は親にも良い経験になりました。良い意味で、親離れ子離れができ、娘の成長を大きな目で見られるようになった気がします。
転ばないように、ぶつからないように、しっかりと手を握って娘の前を歩いてやれる時期は終わったようです。これからは、ぶつかったり転がったりしながら歩いていく娘の姿をちょっと離れた背後から見守っていくことにします。
キャンプが終わった直後、アンケートであれこれ不躾な意見を書いてしまいましたが、しばらく時間が経って思い返してみると、整った条件で友達にも恵まれて理想的な環境の中で楽しいだけでキャンプを終えることが娘にとって良いことだったのだろうかと考えています。
娘はキャンプ中、小さなノートに日記をつけていました。
帰国後、こっそり盗み見たら(これは本人に内緒です!)、ノートには「頑張る!」の文字が溢れていました。毎日、小さなハッピーを探して書き留めていたようで、愚痴や不満や悪口らしいものはひとつもありませんでした。○○が話しかけてくれた。△△がにっこり笑ってくれた。自分のめちゃくちゃな英語がちょっと通じた。ジョークが聞き取れた。。。
思い通りにならない状況の中で自分なりに試行錯誤を繰り返して、自分のものにしていくことのほうがよほど価値のある経験になるのかもしれません。
だからこそ、娘はキャンプで過ごした日々をあんなに愛おしく思い出しているんですね。
タミーさんが繰り返しおっしゃっていたキャンプ体験の意義を今になってしみじみ納得しています。
さぞ、過保護な母親とお思いになったことでしょう。恥ずかしいかぎりです。
娘は今週からバイトを始めます。近所のモスバーガーです。また未知の世界に飛び込んでいく娘を、どきどきはらはら見守る日々が始まりそうです。
お礼のメールのつもりが、思いがけなく長くなってしまいました。乱筆乱文をお許し下さい。
時節柄、くれぐれもお体にお気をつけ下さい。」
改めて、このお母さまのコメントを読み返し、ジーンとしております。お嬢さんがキャンプに到着された後、お嬢さんが無事に帰国するまで、お母さまとも何度もメールでお話させていただいたことが思い出されます。お嬢さんの様子を日々ご心配されながら、お嬢さんの可能性を信じ、そして私ども、キャンプ関係者を信頼された上で、見守ってくださいました。
この4月から大学生になったお嬢さんの近況も、お知らせいただき、嬉しく思っております。また、ボストンで再会できることを心から楽しみにするばかりです。
ときには、親子の間に物理的な距離を持つことが大事な時期があるようです。そして、それぞれのお子さんが持っている潜在的な可能性を、親御さんが発見する結果に結びつくことが、本当にたくさんあるのです。
「すっかりご無沙汰している間に、季節ががらりと変わってしまいました。今日は、東京で木枯らし一号が吹くとか。。。あの夏が遠い昔のように思えます。
ボストンは台風の被害をのがれたのですね。本当に良かったです。
先日は、娘にお写真と暖かいメッセージカードをありがとうございました。母娘ともどもお礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
本人も書いている通り、ボストンから戻ってからの娘はとにかくアクティブな日々を送っていました。もともとなにごとにも一生懸命、全力投球の娘ではありましたが、キャンプを経験してからはますます活動的になり、いろんなことに躊躇無くチャレンジするようになりました。娘の積極性に親がついていくのが大変なくらい。体育祭でも文化祭でもポップコーンみたいに明るく弾けていました。
先日、学校からもらってきた体育祭の集合写真には、最前列の真ん中で笑顔一杯に優勝の賞状(娘のクラスが総合優勝しました)を手にしている娘の姿がありました。
高校生最後の1年は娘にとって忘れられない充実したものになりそうです。
文化祭のバンドも、タミーさんに愚痴を聞いていただいたようですが、蓋を開ければまずまずうまくいったようです。
バンドというのは、いくら気の合う仲間で結成しても、音楽性、意欲、モチベーション、嗜好など、それぞれ個性が温度差になって、なかなかうまくいかないものです。娘が軽音楽部に入りたいと言ったときは、親としては、統率力のあるコーチや先輩がいて部内の規律が明確なクラブに入ったほうが楽なのに、どうしてわざわざと、思いました。
案の定、他の部なら経験しないようなゴタゴタに巻き込まれて悩むことが多かったようですが、最後の文化祭で娘が演奏している姿を見て、終わりよければすべてよし、あれはあれで良い経験であったのあろうと思っています。
これから社会に出ていろいろな苦難にぶつかることと思いますが、そんな時経験が娘を助けてくれるのでしょう。私もようやく「苦労は買ってでもしろ」ということわざの意味がだんだんとわかる年頃になりました。
それから、「可愛い子には旅をさせろ」も。昔の人はよく言ったものですね。
ボストン留学は親にも良い経験になりました。良い意味で、親離れ子離れができ、娘の成長を大きな目で見られるようになった気がします。
転ばないように、ぶつからないように、しっかりと手を握って娘の前を歩いてやれる時期は終わったようです。これからは、ぶつかったり転がったりしながら歩いていく娘の姿をちょっと離れた背後から見守っていくことにします。
キャンプが終わった直後、アンケートであれこれ不躾な意見を書いてしまいましたが、しばらく時間が経って思い返してみると、整った条件で友達にも恵まれて理想的な環境の中で楽しいだけでキャンプを終えることが娘にとって良いことだったのだろうかと考えています。
娘はキャンプ中、小さなノートに日記をつけていました。
帰国後、こっそり盗み見たら(これは本人に内緒です!)、ノートには「頑張る!」の文字が溢れていました。毎日、小さなハッピーを探して書き留めていたようで、愚痴や不満や悪口らしいものはひとつもありませんでした。○○が話しかけてくれた。△△がにっこり笑ってくれた。自分のめちゃくちゃな英語がちょっと通じた。ジョークが聞き取れた。。。
思い通りにならない状況の中で自分なりに試行錯誤を繰り返して、自分のものにしていくことのほうがよほど価値のある経験になるのかもしれません。
だからこそ、娘はキャンプで過ごした日々をあんなに愛おしく思い出しているんですね。
タミーさんが繰り返しおっしゃっていたキャンプ体験の意義を今になってしみじみ納得しています。
さぞ、過保護な母親とお思いになったことでしょう。恥ずかしいかぎりです。
娘は今週からバイトを始めます。近所のモスバーガーです。また未知の世界に飛び込んでいく娘を、どきどきはらはら見守る日々が始まりそうです。
お礼のメールのつもりが、思いがけなく長くなってしまいました。乱筆乱文をお許し下さい。
時節柄、くれぐれもお体にお気をつけ下さい。」
改めて、このお母さまのコメントを読み返し、ジーンとしております。お嬢さんがキャンプに到着された後、お嬢さんが無事に帰国するまで、お母さまとも何度もメールでお話させていただいたことが思い出されます。お嬢さんの様子を日々ご心配されながら、お嬢さんの可能性を信じ、そして私ども、キャンプ関係者を信頼された上で、見守ってくださいました。
この4月から大学生になったお嬢さんの近況も、お知らせいただき、嬉しく思っております。また、ボストンで再会できることを心から楽しみにするばかりです。
ときには、親子の間に物理的な距離を持つことが大事な時期があるようです。そして、それぞれのお子さんが持っている潜在的な可能性を、親御さんが発見する結果に結びつくことが、本当にたくさんあるのです。