ボストン現地レポート 教育に関連した話題を現地から

アメリカのサマーキャンプ、サマースクールの短期留学専門のコーディネーターが、現地の情報を様々な角度からお届けします。

アメリカのサマープログラム

2019年09月05日 | アメリカのサマースクール
早いもので、9月になりました。ボストンでは、朝晩は秋の気配すら感じるようになりました。黄色のスクールバスも街に戻ってきて、アメリカでは新学年がスタートしています。先週は、アメリカ東海岸のボーディングスクールにて高校留学をスタートする、新入生たち4名の入寮も無事終わりました。昨日から授業もスタートしています。

今年の夏、宇宙に興味のある高校生を対象とした、アメリカで開催されたサマープログラムに参加した、現在Boarding School留学中の生徒さんの感想をご紹介します。このプログラムは、Newyork Timesのジャーナリストと一緒に旅をしながら、宇宙に関した課題を様々な角度から学ぶ、という内容でした。スタートはアメリカ政府の宇宙政策の本拠地であるワシントンDC、最終地点はテキサスの宇宙開発Stationでした。たくさんの感想を寄せてくれたので、質問ごとにご紹介いたします。この生徒さんは、今日帰寮し、高校留学2年目がスタートします。

質問:本プログラムに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
回答:今回のプログラムは、以前参加したサマーキャンプとは違い、学びの多い旅行という感じでした。"TouristではなくTravelersになれ"”とリーダーに初日に言われたほど、色んな場所に色んな交通手段を使って、色んな人の話を聞きました。今回のプログラムではアジア人が僕一人誰もいないという状況でした。最初はなかなかアメリカ人グループの中で、自分表現するのに少し苦労しました。学校とは違い、共通点がなかなか周りの生徒達とないことに最初は緊張感を抱いていました。しかし、自分が彼らの中で唯一の”アジア人代表”であることに気づき、英語が喋れるアジア人として周りに溶け込み、接してみようと最初のオリエンテーションで、自分はアメリカに留学中で日本の東京から来ました、と少し印象を残してみました。すると彼らの中でも日本を知りたいものや、日本の文化に興味のある人はたくさんいて、いつの間にかみんなと友達になっていました。一番このプログラムで印象的だったのは、自分の英語力です。英語ができるからこそ気付けた友情や信頼は、以前のサマーキャンプよりも大きかったと思います。ベテランのNASAの宇宙飛行士に2年前の自分は英語で質問ができたかと言われると、多分できなかったと思います。色んな所に行くたびに、はるばる日本から来た生徒もいます、と紹介され、みんなから注目されたり、最後の日にはみんながハグしてきて、”一生忘れないよ”と言われたことは、今でも鮮明に覚えています。同じ趣味と知識を持った仲間は、たとえ10日間しか共にいなくても、学校の友達とは違う友情が生まれ、それ以上に仲良くなれることに気付きました。もちろん宇宙のことで頭がいっぱいになれる楽しいプログラムでしたが、何よりもみんなと仲良くなれたことが、一番印象に残っています。




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