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アメリカのサマーキャンプ参加後のご感想

2017年02月07日 | アメリカのサマーキャンプ
今日のボストンは、朝から雪が降っています。例年より降雪が少なく思える冬ですが、今日は少し積もりそうです。

本日も、昨年の夏、アメリカのサマーキャンプに参加されたお子さんと保護者の方のご感想をご紹介いたします。この生徒さんは、小学校6年生のときに初めてアメリカのサマーキャンプに4週間参加しました。その後1年おいて、同じサマーキャンプに中学2年生として、2週間のみ参加しました。

質問:サマーキャンプに参加して、一番印象的だったこと(楽しかったこと、困ったこと、なんでも)
答: 毎晩のように何かプログラムが夜に組まれていて、とても面白かった。参加型でないものも多くあったが、見ているだけですごく楽しめた。

質問:サマーキャンプに参加する前後で、何か自分の中で変わったこと、気付いたこと、そして考えたこと。
答: 前に1回行ったことがあって、その時よりも英語は上達していたが、もっと上手に話せるようになって、他の国の友だちの速い英語にもついていけるようにしたい、と思った。

質問:来年も、アメリカのサマーキャンプに参加したいと思いますか? その理由は?
答: 参加したい。日本で学ぶ”きちんとした英語”は、むこうでほぼ使うことが無く、それを基本としたもっと短い会話だった。だから、きちんとした英語でじゃなく、ネイティブの人に通じる英語が学びたいから。

質問:今年参加したプログラムに何かリクエストはありますか?
答: 特にありません。

(保護者)
質問:お子さんからお聞きになられたサマーキャンプの話の中で、特に印象的であったことをお知らせ下さい。
答: 娘は本を読んだり、ゲームをしたりの生活が多いのに、今回のサマーキャンプでは、サーカスを選択していました。このアクティビティは本格的だと聞いておりましたので、大丈夫かなと心配しておりました。本人は、空中ブランコは怖くて出来なかったと言っておりましたが、どんな形でも、今までにないものに挑戦したことを、とても嬉しく思いました。

質問:お子さんをサマーキャンプに参加させてみて、プラスになったこと。また、その他お気付きになったことがありましたら、お知らせ下さい。
答: お友達がいたことで、安心もあり、日本人と過ごすこともけっこうあるとFaxに書いてきました。ただ、キャビンなどでは日本人とは一緒にならないので、英語と向き合っていたのでは、と思っております。日本では、自分で何かをやりたい!ということは少ないので、キャンプに参加したいという前向きな気持ちが、彼女の一番のプラスになった、と思っております。

質問:何か、プログラムに対してご要望(改善できる点)がありましたら、お知らせ下さい。
答: 無回答

質問:コーディネーションを担当致しました、American Summer Opportunitiesについて、ご意見をお寄せ下さい。
答: 今回もお世話になり、娘も安心してキャンプへ出かけて行きました。キャンプの様子を連絡して頂けたり、細やかなお気遣いが、本当に助かりました。ありがとうございました。

生徒さんの感想には、お手紙も添えられていました。
「タミーさんへ
今回は本当にありがとうございました。前回の教訓を生かし、今回はそこそこ上手に友達と関われたと思っています。日本で習った英語がそんなに通じなくて悔しかったので、もっと勉強して上手になりたいです。今回は2週間と少し短かったので、アクティビティーももっと取りたかったですが、とても楽しい時間を過ごせた、と思っています。食事はあまり美味しくはなかったけど、時々美味しいのが出たときは、とても嬉しかったです。麦茶、送ってくれてありがとうございました。みんなで争うように飲んでました。来年は卒業論文があるので、行けないかもしれませんが、今回は本当にありがとうございました。アメリカに2回もキャンプに行けたのは、全てタミーさんのおかげです。本当にありがとうございました。」

平日は学校の寮で生活をしながらがんばっている女子生徒さんです。小学校6年生のときの面影はありましたが、中学生らしくなったこの生徒さんとの再会がとても嬉しかったです。内気な印象の生徒さんですが、とても真剣に色々なことに取組む姿勢が印象的です。2度目のサマーキャンプでは、1年目の経験をもとに、できるだけ英語でコミュニケーションを取りたい!英語を上手に話してみたい!という意気込みがあったのですね。お休み時間や食事時間などには、日本人参加者同士で日本語を話すことがあっても、日本人1人きりのキャビンではアメリカ人のティーンが話す速い英語の言葉を一生懸命聞き取ろうと頑張りました。日本で学習している英語では、なかなか現地の友だちたちとコミュニケーションが取れないもどかしさが、今後英語を勉強していく上で、きっと大きなモチベーションになるはずです。地道に努力できる生徒さんだと信じています。今度、日本を飛び出してくるときは、さらに上を目指して有意義な体験を積み重ねてくれることを信じております。慣れ親しんだ環境から飛び出してみて、初めて芽吹くものがあるのです。この生徒さんの心の中に、1年目、そして2年目のサマーキャンプ体験を通して確実に芽吹いた芽を、これから大きく育てていって欲しいです。そして、ボストン空港での待ち時間、思い出話で盛り上がって、日本人の女の子たちでステージに上がりキャンプ全体の前で披露した!、という踊りを歌も交えて見せてくれた、その姿がいまも鮮明に思い出されます。
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