☆問題児
トイレは難しい。そわそわするとこまめに外に連れ出してもらえるんだけど、野生育ちのあたいは外に出ると血が騒いで、トイレを忘れ探検してしまう。どうにか我慢できるようになり、ようやく部屋の探検を自由にさせてもらえるようになった。だけど数ヶ月身についた、したくなったらすぐに出す癖はなおらなかった。家族のみんなの目がないと、ついついそこでやってしまう。ウンチはフローリングのところばかりだから被害はなかったらしいけど、コタツフトンは2ヶ月のオシッコ被害で廃棄となったらしい。お姉ちゃん犬と比べられてアホと呼ばれてしまった。
第2世代のコタツフトンの上でノビノビ
ガキなんだけど手が長くてスリムでしょ
☆脱走1
アタイの体型、まだ子供なのに、胸は厚く、腰はキュッとくびれ、頭は小さい、パパに言わせるとモデル体型。ただし、頭のわりに首が太い、スプリンター体型でもあった。
元の飼い主につけてもらった小さい首輪をリードにつないでサンポに行っていた。ある夜、キララと一緒にサンポに行ってるとき、ネコを見つけたのさ。そのとき、首を後ろに引いて追っかけようとしたら、首輪がスッポリ抜けて自由になった。そこらじゅうを走り回っているんだけど、パパママには、暗闇の黒犬は見えないらしい。ネコはどこかにいっちゃたけど、遠くに行くのは怖いからパパママに近づいては走りぬけて遊んでた。そのとき缶に入ったおやつの音が聞こえた。音のところへいったらおやつはもらえたけど、捕獲された。これ以来サンポはガッチリ肩紐にされてしまった。
○怪しい・・・
落ち着いたとおもったら、新しいパパとママがやってきて、おなかをなでまわしてる。そしたら、おいしそうな匂いのするドッグフードが見えたけど、その中にパパがなにやら詰め込んで、口の前へ。何にも知らない私は当然食べた。そしたらいつもより早くトイレに行きたくなった。パパ、ママに連れられてトイレにいくと、たっぷり出た。ママ、パパはそれを覗き込んで「出た、出た」と大喜び。何、この人たち?。
(駆虫薬でした)
○いやだ~
昼間はおねえちゃんとおにいちゃんがたくさん遊んでくれる。ケージからでて部屋の中を探検。知らないもの、面白そうなものがたくさんある。
そのうち、ママがやってきて、やさしい声をかけながら初めてみる部屋へ連れていかれた。そこは、毎晩家族たちが入っていくと、身に着けているものを変えていい匂いをさせながらでてくるときのものと同じ匂いだった。
そこで、ママは生温い水、雨とは違うものをしっかりかけてきた。あたしゃ雨はダイキライ!。それから何かヌルヌルしたものを塗りつけられた、と、思ったら全身泡だらけになってしまった。狭い、暑い部屋の中を逃げ回ったけど、頑強なママの前ではどうしようもなく、どうにか終了。どうやら「シャンプー」というものらしい、今でも苦手だが。
その後、熱い風の出てくるものを向けられたが、こいつがもっとイヤだった。家族があきらめてくれたから、その後被害はないが。
だけど、その後楽しいことがあったんだ。また新しい部屋へ入ることを許され、オネエ、オニイとそこを走り回った。そこには、フカフカのおおきなものが敷いてあり、そこで寝転ぶととてもキモチがよかった。その後私の大好きな場所、フトンだったんだ。