カミカミ娘
○カミカミ娘のいたずら
昼間誰もいなくなるときがある。もうトイレは大丈夫ということで、ケージから出て部屋の中に一人ぼっちで残される。さみしい、部屋の探検もあきたし、することないなぁ。眠くもないけど、なにやら口の中がムズムズする。何かかじりたい。ひとりのときは薄暗いテーブルの下が好き。目の前にテーブルの足がある、木でできてるし、手ごろな大きさ。ガリガリ、ガリガリ、う~んいい感触、ガリガリ、ガリガリ。暇つぶしと歯のかゆみもとれていい感じ。長椅子の下に隠れている場所だから見えにくいだと思っていたのに、ある日バレタ。怒るよりもあきらめてくれた。その代わりに、カマボコ板をもらった。こっちのほうが薄いし軟らかくてかじりやすいし、それにいい匂いもしてるから大好き。そのうち、アタイも飽きてきたから、被害はここで終わり。