ハチワレ猫ベリーさんとの気ままなくらし

元野良・ベリーさんとの暮らしの話。
過去記事にはラブ系雑のチャコ、キララとE・コッカー・アンナさんも登場。

「貯める」と「捨てる」

2017年03月04日 | 日記
先日、朝日新聞に掲載中の「折々のことば」にこんな文章が載っていた。

『人は採取し製作したものを貯(た)めようとする。
貯めると次に護(まも)ろうとの意識が働く。が、護るのは内に閉じること。貯める、殖やすことが人をしだいに幸福から遠ざけてきたのでは?』

アボリジニーのアート展「One Road」の図録に寄せた石井竜也さんの文章から、引用されていた。

なんでも貯めたがり、集めたがるおばちゃんは、
この言葉を前に、ちょっと反省。

おっちゃんが亡くなり、その後立て続けに知り合いのご主人が2人亡くなった。どちらも60歳前半だ。

人はいつ死ぬかわからない。

自分の残りの人生を考えた時、少し早いけどいわゆる「終活」を始めないとだめかな、と思った。

何しろ長年貯めこんだモノがあふれてる。

初めて一人暮らしを始めた大学時代のアパートは4畳半だった。
ふとんと少しの着替えと机とこたつと少しの食器・調理器具からスタートした。

その後結婚して4畳半2部屋に小さいキッチンがついたアパートに引っ越した。
当然2人の荷物が入り、そこそこいっぱいになった。

子どもができ2LDKの、広さがそれまでの倍以上のマンションに引っ越した。
自分たちのモノに子供のモノが増えていった。

家を建てて引っ越した。2LDKだったけど、今度は庭が広かったのでたくさんの庭木と草花を植えた。

子どもが増えたので1部屋増築した。
バブル期で欲しいものがたくさんあっていっぱい買った。

ITの波がわが家にも押し寄せ、パソコンやら何やらが増えていった。

やがて子供が一人二人と独立していった。

学生時代は結構頻繁に帰省していたけど、2人とももう社会人だ。
あまり帰省できなくなった。

おっちゃんもいなくなり広い家に犬2匹と猫1匹と人間1人。
そして大量のモノ。

少しずつ要らなくなったモノは捨てているが、
「思い出」の品と、「コレクショングッズ」が捨てられない。

おばちゃんにとっては大事なものでも、子供たちにとってはいらないものが多そうだ。
どうしてくれよう・・・???

   貯める行為はその時は幸せでも、
   貯めた後その維持管理に苦労する。
   守ろうとして内向きになる。

開き直るか、すっきりさせるか。

・・・最近、べりーさんの「ごろごろ音」を聞いているだけでシアワセだ。

モノへの執着感が薄れているのを感じる。
捨てるなら今!?
コメント
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