安藤豊ブログ【日記・活動記録・地元秋田のPRなど】

秋田県で活動中の安藤豊のブログです。日記や日々の活動記録、美しい自然に溢れる地元秋田のPRなど。HPもあります。

さきがけ政経懇話会9月

2013年09月21日 | Weblog

昨日は、秋田魁新報社が主催する政経懇話会が大仙市で行われ

聴講してきました。

今月の講師は、国際大学教授で東京財団上席研究員の

加藤創太さんで「アベノミクスと日本の政治経済、地方経済の

課題と展望」と題して、主に今後の経済見通しについての講演でした。

経済見通しは不確定要素が多く、予想はなかなか当たらないが、

ただ一つ、人口動態だけは確実に見通せるとして、今後3%の経済

成長はかなり無理があるとの見解でした。

その中で、今はアベノミクスの経済政策が期待感を持って迎えられて

いるが、実体経済が上向くには難しさがあるようです。

そして、基本的な問題として、日本は先進国中最悪の大幅な財政赤字

を抱えており、いつ財政破たんしてもおかしくない水準です。

ただ、なぜ財政破たんしないかといえば、国債の9割以上を国内で買って

いるからです。

わかりやすくいえば、年収500万円の家で、主人が1000万円を妻から

借りている状態で、500万円を銀行から借りているほかの家とどちらが

危ないか、ということだということです。

今後、家庭内で賄いきれなくなれば、日本は危機を迎えると言われました。

それはいつか?といえば今後10年内外でその時を迎える、との意見でした。

今後、地方が活性化するためには、海外などからの観光誘客を図ったり

国際教養大のように人材を育成して、海外とビジネスできることが重要

だとの結びでした。

経済には楽観論と悲観論があり、素人にはわかりませんが、経済成長に過大な

期待はもてないことは確かなようです。


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