gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(66」

2020-08-31 06:06:09 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(66」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/176(2020/8/30/日】早くも「第3次安倍政権」が話題になりつつあるようだ。


「安倍首相よりも現状の日本を任せたいと思えるリーダーはいるのでしょうか。首相後継候補者リストを見れば、安倍首相が日本の政界にとって余人を持って代えがたい貴重な人材であることがよく分かります」(内藤忍・資産デザイン研究所代表)


確かに後継候補を見ると多くの国民は「帯に短し・・・」と嘆息したのではないか。安倍氏はまだ65歳で、政界では“働き盛り”だ。


BBC 2020年8月29日 「安倍晋三氏とそのレガシーとは ナショナリストか現実主義者か」から。


<批判する人たちにとって安倍氏とは、第2次世界大戦中の日本の行動をともかくそれほど深刻なものではなかったことにしたい高齢保守層の態度を象徴しつつ、トラブルの要素をはらんだ過剰に強気の外交を展開しようとする存在だった。


一方で支持者にとって安倍氏は、世界における日本の地位を向上させた総理大臣だった。国として当然の正当な意欲と、世界3位の経済大国としての影響力を上手に調和させ、国益を実現しようとした人ということになる。


実際には、この両方の「安倍晋三」像はどちらも正確だ。


国内外で日本の誇りを取り戻そうとする、本能的に保守派な政治家として、安倍氏は約8年の在任期間中、一貫して日本の国としてのアイデンティティと歴史的伝統の強化に取り組んできた>(ジョン・ニルソン=ライト博士、ケンブリッジ大学および英王立国際問題研究所/チャタム・ハウス)


1年ほど体を休めて治療に専念すれば三度目のお勤めは十分可能ではないか。本人が「もう十分だ」というのなら仕方がないが、爺さん(岸信介)、叔父さん(佐藤栄作)、親父(晋太郎)の「血」が「引退は早すぎる、あと5年10年はやれ、それが天命だ」と促すだろう。


世界は平時から戦時へと大きく転換しつつある。これからがクライマックス、ハイライト、歴史劇の大舞台になる。それなりの名優でないと主役は務まらないだろうが。


後継候補を思い浮かべると小生は萎えるばかり。石破の口真似でカミサン相手に、


「そもそも政治は、経世済民をいかにするかと、それが基本でありまして、我が国においても聖徳太子、今では厩戸皇子とも言うようですが、十七条の憲法におきまして、夫れ事独り断(さだ)むべからず、必ず衆とともに宜しく論(あげつら)ふべし、とあり、これが政治の要諦であるとされてきたのは広く知られるところであり、私も政治家として常に心掛けているのですが、そもそも議会制民主主義は・・・」


「もう止めて、なに言いたいのかわかりゃしない、とにかく石破以外なら誰でもいい!」。カミサンは石破を嫌うが、女はキャッシュ、ケーキといった明確に目視可能なものが好きで、訳が分からないヌエみたいなのはダメみたいだ。


企業なら創業者が引退すれば息子を社長にし、海千山千の古だぬきみたいな幹部が若社長を支えるというのはあるが、政治家の場合は同僚、部下、手下、子分は「次は俺だ!」と思っているだろうから、それなりに暗闘はあるだろう。


中国共産党のトップは基本的に独裁者である。最高決定機関である政治局常務委員7人(チャイナセブン、各派閥から選ばれる)のトップは中央委員会総書記/中央軍事委員会主席の習近平で、本来は7人による合議制なのだが、力関係/利害関係で今は習近平独裁になっている。習近平独裁を止める手立てはない。


ブレーキ機能を持つのは各派閥長老からなる北戴河会議くらいのようだが、せいぜい「厳重注意」で、習近平の暴走を多少抑えるくらいだろう。派閥は自派の利益が損なわれなければいいのであって、「人民のために善政を」「友好的な外交を」などとは絶対に言わない。


漢族は「利」で動く。勝ち馬に乗れとばかりにある日、君子は豹変するのだ。米国人アグネス・スメドレーは紅軍の生みの親である朱徳将軍を取材して「偉大なる道 朱徳の生涯とその時代」を書いたが、ある日、朱徳が急に毛沢東路線を礼賛するようになったのでびっくりしたという。


「利」により朱徳は年下の毛沢東の忠実な部下に豹変し、副首席にまで出世した。貧しい朱徳を支援してくれた一族に、出世して恩返しするのが漢族のモラルなのだ。


スメドレー(1892年2月23日 - 1950年5月6日)はソ連のスパイであり、ゾルゲや尾崎秀実とも親しかった。


<彼女が死去して41年後のソ連崩壊後に「ロシア現代史文書保存・研究センター」によって公開された「アメリカ共産党とコミンテルンの関係機密文書」によって、「スメドレーがコミンテルンから資金援助を受けて欧米向けの対外宣伝活動に従事していたこと」が判明した>(WIKI)


海千山千の優秀なスパイ、つまりソ連=コミンテルンに忠実なアカであったスメドレーも、朱徳の君子豹変には驚かされたというのが面白い。「思想、信条でメシが食えるか」、それよりも「利」、「利」こそ漢族の最高の価値観なのだ。


それは数千年昔からのモラルであり、永遠に変わらないだろう。


そういう国と日本は米国などとともに多分「包囲戦」で戦うことになる。日本の次期リーダーは、内なるアカや銭ゲバどもとも戦いながら中共を窒息させなければならない。よほどの根性、忍耐力、悪知恵、おとぼけ、狡猾、冷静、打算、冷酷、理性、理論、外交力、求心力、人心掌握力が求められる。


まるで好々爺を装って改革開放を進めた非情なトウ小平、ソ連崩壊の混乱を飴と鞭で収束させた非情なプーチン、世界制覇のために日本を踏み台にした非情なFDRルーズベルトみたいなキャラ・・・


戦国時代に終止符を打った徳川家康、戊辰戦争時の大久保利通、西郷隆盛のような、目的のためには「非情」をためらわないリーダーが今、求められているのではないか。


安倍氏を越えるほどの時期宰相にふさわしい候補者はいるのか。ここは安倍氏に健康を取り戻してもらい、戦時宰相として戦時内閣で奮闘してもらうしかないだろう。前線からの援軍要請にどうしても応えられない大村益次郎曰く「お前らそこで死ね!」、非情の人が非常の時代には必要だ。


同志諸君、靖国で会おう! 大村先生も出迎えてくれる。



雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(65」

2020-08-30 06:27:45 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(65」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/175(2020/8/29/土】小生は横浜市立大学の「マルクス主義経済学ゼミ」専攻の最後の学生であり、べ平連を経て新左翼、中核派の兵隊としてお縄になり、その過程で3年間ほどはマルクス主義関連のあれこれの書籍を読んだので、普通の人よりは「マルクス主義とは何か」を知っている方だと思っている。


ただ、「マルクス主義は人間性善説だから、市場経済を否定した計画経済は理論的には整合性があっても現実的には上手く機能しない。生身の人間は私利私欲の性悪で、その現実を前提にした資本主義市場経済の方が遥かに合理的である」というくらいのことしか言えない。


つまり体系的に説明する能力はないし、また、「マルクス主義は宗教であり、信者には何を言っても無駄」とも思っているから、その必要性も感じなかった。マルクス教かぶれの人は自身が「痛い目」に遭わないと学習しないのだ、小生のように。


このところ米国ではマルクス教徒(リベラル≒アカモドキ)が暴れているが、暴徒には「このままでは消滅しかねない」という焦りがあるのだろう。日本でも習近平の世界制覇の動き、安倍首相の退陣を機に、マルクス教徒は反転攻勢のチャンス、今を置いては勢力挽回の機会はない、と暴れ始めることは必定だ。


戦後、国政選挙の投票率は昭和33年の76.99%をピークに下り坂ながら平成2年まで70%台が珍しくなかったが、平成5年から60%台、ここ8年ほどは50%台になってきた(安倍政権)。コロナ禍の今はともかく、国民は概ね気分良く暮らしているから政治への関心が薄らいできたと言えるのではないか。


それは「政治に期待しても無駄」という諦観ではなく「不満はないから」というのが理由だと思う。


(生きているのが楽しいみたいで、おっとりした顔つきの人が増えてきた感じがする。ちょっと古いが2017年(安倍政権)の内閣府調査「国民生活に関する世論調査」では、現在の生活に「満足」とした人は、前年より3.8ポイント増え73.9%と過去最高に。前年と比べ生活が「向上している」は6.6%(同1.1ポイント増)、「同じようなもの」は78.4%(同1.7ポイント増)、「低下している」は14.7%(同2.8ポイント減)だった)


戦後に投票率が低下傾向にある間は、ほとんどが保守党、つまり反共の政党が政権を握ってきた。社会党、民主党などリベラル≒アカモドが政権を取ったのはせいぜい10年だろうが、多くの国民は幻滅して保守党に回帰した。


今の日本ではリベラル≒アカモドは既得権益に固執して改革に反対する「頑迷保守政党」、自民などは改革を推進する「革新政党」というイメージが定着したようだ。亀が兎を追い抜いたのだ。


今や野党は中共べったりの共産主義信者、与党は従米の自由主義経済信者、と言ってもいいだろう。今どき「共産主義者」は流行らないから「社会主義者」とか「リベラル」とか称しているが、「金持ちブルジョアジーからカネを奪って金欠プロレタリアートにばらまけ」というのは昔から一緒である。


共産主義=マルクス主義に騙されてひどい目に遭わないためには、以下の論考が役立つだろう。抜粋、補足して転載する。


<「地上の楽園」を掲げ人を誘惑するマルクス主義


イアン・ジェームス・ゲントルス 加州トロント・ヨーク大学名誉教授/ティンデール大学歴史学・グローバル研究教授


カール・マルクスの歴史に対する理解は次のようなものだった。


「古代の奴隷制度は封建主義を生み、封建主義はブルジョワ資本主義を生み、資本主義はプロレタリア革命により無階級の共産主義国家を生む」


これらの変革の原動力となったのは経済学であった。唯物論者のマルクスによれば経済学(経済の仕組みこそ)は人間社会の基本であり、思想、文化、宗教は単なる「上部構造」であるという。


(唯物論/唯物史観:自然発生的な下部構造=経済構造の発展や変化が人間の「文化・政治・宗教などの上部構造」を決定する、人間の価値観、思想などは経済の在り様によって規定される、という考え)

しかし、唯物論では解決できない問題があまりにも多い。道徳(モラル)とは主体、説明責任、自分の意思決定を選択したり変更したりする力を意味する。もし私たちが単なる物質、経済によりあらかじめ決められた存在であるならば、どのようにして(普遍性を持つ)道徳が存在するのか?


私たち自身は自由な人間であり、主体を持ち、善悪を選択し、選択に責任を問われる力を持っている。唯物論ではこれを説明できない。 


心は脳と同じではない。私たちの心は脳を使って問題を熟考し、さまざまな行動の中から選択する。単に脳という物理的な存在が、主体を管理しているわけではない。(知能指数が高いのに普通の社会生活ができない人は珍しくない)


他にも問題はある。思考とは、感情とは何か。音楽を聴くことで引き起こされる強い感情は、唯物論で説明できるだろうか。


私の知る限り、唯物論はこれらの問題に満足のいく答えを示していない(マルクスさえも“流行り言葉”として用いたらしい唯物論を今どき持ち出す人はまずいない)。(人間としての根本的な規範である)道徳の存在を根本的に否定しているので、マルクス主義などを真剣に受け入れれば、悲惨な結果になる(異議なし!)。


マルクスは、伝統的な道徳観を単なるブルジョアの私利私欲にすぎないとして排斥した。私は、この道徳観の打破が、ロシア、東欧諸国、キューバ、中国、北朝鮮、カンボジア、ベトナム、ベネズエラなど、これまで私たちが目撃してきた共産主義政権のひどい腐敗と人命軽視をもたらしたと説明できると思う。


実は、マルクス主義は強い理想主義から始まる。『共産党宣言』や他の著作で、マルクスとエンゲルスはヨーロッパで虐げられている労働者たちが立ち上がり、束縛を解き、自由と平等を勝ち取り、富を分け合い、自分たちの能力に相応しい成果を受け取ることができる労働者国家を建設するよう呼びかけた。


「地球上の楽園」という絵空事には、多くの人々が惹きつけられたが、皮肉なことに、唯物主義はこの楽園を否定している。


唯物論に基づけば、自分たちの行動が外部の力(経済原則や流れ)によってあらかじめ決まっているという。それならば(レールが決まっているのなら)、労働者はどのようにして「向上」することができるのだろうか。


これは、マルクス主義の核心にあるいくつかの矛盾の一つに過ぎない。資本家に対する怒りもまた矛盾だ。


マルクスは自称革命家だ。社会変革のための不可欠な道具として暴力の行使を臆することはなかった(レーニン、トロツキー、スターリン、毛沢東は無慈悲に殺しまくった! 習近平は殺戮中だ)。支配階級は決して自ら権力を手放さなかったため、革命家は暴力を使い強制的に彼らの地位を奪った。


私は歴史家として、50年以上にわたって革命を研究してきた。最もよく知っているのはイギリスのピューリタン革命(1640~1660年)だが、フランス革命(1789~1815年)、ロシア革命(1917~1921年)、中国革命(1930~1949年)についても調べている。


それぞれの革命はおおよそパターン化している。


◆固い意志を持ち理想に情熱を燃やす少数からなるグループが、当座の抑圧的で腐敗した支配階級の打倒を掲げる。


◆そして、全人民のために完全な正義を確立するために、徹底的な一掃を行い、腐敗のない新たな政権を発足させる。


◆初期には多くの支持を得るが、強い抵抗も引き起こす。この「反動的分子」を抑えるために、革命グループは長期にわたる闘争を展開する。


英国革命では何十万人もの犠牲者が出た。フランスでは、革命を直接率いたナポレオンの専制政治を含めれば犠牲者は何百万人にも上る。ロシアと中国では、全体主義の余波でその犠牲は数千万人単位の規模になる。


◆やがて、大多数の国民は、革命家が引き起こしたことに愕然とし、革命に反対し、何らかの形で旧体制を取り戻そうとする。


イギリスでは1660年に王政復古が見られた。フランスでは1815年、国王を連れ戻した。1989年までのソ連体制は国民の信用を失い、経済的成果も得られなかったために自壊した。


中国では共産党政権がいまだに権力を握っている。中国共産党はマルクス主義の重要な教義(人民のための、人民による、人民の統治)を実践していないが、数十万人(それ以上)が獄中にいて、国民の不満も非常に高く、かなり抑圧的である。この体制がいつまで続くかは定かではない。


私の観察では(暴力革命ではない)漸進主義的なアプローチを採用し、過去から最良のものを保存し、これらの成果を積み重ねてきた国では、真の意味で社会が改善された。これは、イギリスが1660年以降、またフランスではナポレオン打倒後に実践したことだ。ロシアは少しずつその実践に近づいている。


漸進的アプローチの利点は、マルクス主義を否定してきた数多くの国々で実証されている。北欧諸国、欧州諸国の大部分、ヨルダン、モロッコ、カナダ、日本、インド、シンガポール、台湾、韓国、アメリカ、アフリカ、そしてラテンアメリカの大部分である。


マルクス主義の擁護者(残念なことに大学教授が非常に多い)は、マルクス主義が他のいかなる政治思想システムよりもはるかに多くの人々に苦痛をもたらしたという現実を直視するべきだ。


(リベラルを装うマルクス学者はカネのためにタニマチに迎合する。今どきマルクス研究では助成金を得られないから「環境」分野で稼いだりするが、もうネタ不足。中共の妾になり糊口をしのぐ輩は増えているのではないか。孔子学院に飛びつくのもそういう下司)


以下の書籍は、1917年から現在までの間に、マルクス主義が1億人以上の死亡の直接の原因であったという史実を記録している。


アレクサンドル・ソルジェニーツィン著『収容所群島』、ステファヌ・クルトワ著『共産主義黒書』、ロバート・コンクエスト著『大いなる恐怖」』 、ユン・ チアン/ジョン・ハリデイ共著『マオ:誰も知らなかった毛沢東』


一言で言えば、マルクス主義は行き詰まっている。しかし、残念なことに、人類は一度ならず何度も誘惑され、騙されているのだ。(「大紀元」2020年8月27日)>


「何度も誘惑され、騙される」・・・オレオレ詐欺、投資話、果てはM資金・・・小生も同じ相手に2回騙されたが(PC時代の初期にガラクタを買わされた)、詐欺師は実に信用できる、誠実な人を装うのである(懇意にしていた大手信用調査会社の調査部長の紹介で来たのだから、誰だって信用する。部長も騙されていたのだ)。


ワルは善人を装う。気を付けよう、甘い言葉と、儲け話。苦情を言うと君子豹変、ゴロツキの本性をむき出しにして威嚇するのだ。共産主義者と全く同じ。


今どきのアカのリーダーは「上品でスマートな善人」を装うが、腹は真っ黒、嘘だらけの悪党だということは知っておくべきだ。文革の際にテロで誤爆しても「革命にはよくある話、仕方がないと思っていた」と岩波書店のアカが懺悔録に書いていた。殺された方は「仕方がない」と思うか? 復讐するだろう。


中共殲滅、支那解放は、赤禍で殺された1億人以上の人々の無念を晴らす戦いでもある。



雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(64」

2020-08-29 09:14:01 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(64」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/174(2020/8/28/金】美しく澄んだ青空と軽やかな白い雲、秋が来るんだなあと穏やかな気持ちになる・・・が、窓を開けると熱波、まるでドライヤーだ。「夏子、もうええやろ、そろそろ旅へ出る頃やで」


「なに言うてんねん、今年は梅子がしつこく居ったさかいな、海山の仏と熱中症の仏が未達成なんや。毛唐のコロナゆうケッタイなんも来てシマは荒らされるし、これから台風2、3発かまして度肝抜かんと、手抜きや、根性なしやてコケにされてしまうがな」


穏やかな気候が3年続くというのはまずないなあ。渡る世間は山あり谷あり、順風満帆が長続きすることはまずない。


ここ数日、排水パイプ掃除で苦しんだ。1か月に一度、定期的に掃除していれば1、2時間で終わるのに、「面倒くさい」と怠けていると、オイルボールがカチカチになって簡単には除去できない。


文字通り切羽詰まってから仕方なく掃除にかかるが、もうこれは悪戦苦闘、直径2~3センチの穴を貫通させるために4時間×3日もかかった。汗でぐっしょり、腰はふらふら、「もうこれは体力的に限界だ、俺が死んだら誰がやるんだろう」とブルーになる。


今朝の掃除でどうにか貫通したが、「女でも簡単に貫通できる仕組み」を作っておくことにした。状況を把握し、問題を解決し、予防策を立てる――分かっちゃいるけど、それを実践できる人は稀だというのが人間、世間の面白さ、滑稽さかもしれない。


中共コロナ禍で我が家1Fテナント(スポーツ用品店)は売上が1割になってしまい、賃貸料を今年の3月まで遡って9.2%値下げすることにし、契約書を交わした。


テナントがこけると、この時世で新たな“堅気の”テナントが決まるまでには最低でも1、2か月は空き家になるし、テナントも新たな店舗を探して再開するには大きな出費を強いられる。賃貸借の双方が歩み寄って支え合い、コロナ禍を生き延びなければならない。(中共のバイオ攻撃に負けない!とはテナントにはまさか言わないけれど)


テナントの話によると、金融機関はほとんどノーチェックで融資してくれるという。政府の指示もあるだろうが、そうしなければ企業はバタバタ倒産し、失業者が溢れかえり、金融機関も倒産し、日本沈没だ。


それでなくとも企業の99%を占める中小零細泡沫企業の多くは返済能力以上の借金を背負っており、コロナ禍でさらなる借金を負うことになる。溺れそうな人の背中にさらに重しを載せたら・・・死ぬわな。


そういう事態を避けるために令和版「徳政令」が必要ではないか。小谷野会計グループ代表・小谷野幹雄氏(公認会計士、税理士、証券アナリスト、MBA)によると――


<令和の時代に江戸時代のような徳政令(借金棒引き)が政府から出ることはないでしょうが、実質的に返済停止や減免を認める措置は行われると推測されます。


リーマンショックの際に成立した「中小企業等に対する金融円滑化法」は、2009年12月に施行されて、2013年3月に終了していますが、現在も金融機関が引き続き円滑な資金供給や貸付条件の変更等に努める事になっています。


今回のコロナ対策の臨時措置に関する特別の法律が、必ず立法されるのでないでしょうか。また、既存の再生にかかる仕組みを使っても、将来減免を受けられる可能性があります。


「再生支援協議会」各地域の商工会議所が設置する協議会が主導で、借入の減免や事業再生の助言を行います。


「民事再生法」日本における倒産法の一つで、手続きが簡素で、会社更生法のように経営者変更の必要がない。


「事業再生ADR」裁判所などの法的な紛争解決手続きではなく、当事者間の話し合いで解決する方法ですが、現状では大規模事業者の利用が多い。


「経営者保証に関するガイドライン」多額の個人保証を行っていても、事業再生や廃業を決断した場合に、経営者が一定の生活資金や自宅に住み続けられるようにすること。


コロナショックに経営者の責任はありません>


「返済停止や減免を認める措置は行われると推測される」、小生も期待したいなあ。産経・田村秀男氏は景気回復には現在の「場当たりすぎる」対応ではダメだという。


<一律給付は、現金を満載したヘリコプターが1回きり飛んできてばらまくようなもので、消費押し上げは一過性で、将来予想で動く景気は停滞したままだ。現金給付は総額で13兆円、ちょうど消費税率の3%分に相当する。経済対策としては消費税減税のほうが現金給付よりはるかに公正であり、効果は持続するはずだ。


経済政策は満遍なく行き渡り、あとは消費者や企業の選択の自由にまかせるというのが原則のはずなのだが、政府の財政政策は現金給付やGo To補助のように場当たりすぎる。


消費税減税と金融の量的拡大を組み合わせる政策に踏み出すときだ>


ここまで書いていたら安倍首相辞任のライブ記者会見が始まった。一種の戦死、持病を抱えてよく頑張った。中共やアカどもは大喜びだろうから、後任は中共にそれなりに対抗できそうな菅か麻生あたりだろうか。米国トランプ陣営と握手し肩を組める、中共が嫌がるような人材でなければマズイ。


ドイツは昔から世界の頭痛のタネだったが、現在の中共はそのドイツにそっくりだとこの頃小生は思うようになった。ほとんどビョーキ、強制措置入院で閉鎖病棟に押し込めないと大変なことになる。


伊藤貫氏の「歴史に残る外交三賢人」から。文中のドイツを中共に置き換えるとかなり恐ろしくなる。


<ビスマルクの創った統一ドイツは明らかに「強過ぎる」国家であった。中世から1871年まで脆弱な立場にあったドイツ民族が、短期間のうちに、「国際政治の被害者民族」という立場から「他国を恫喝して屈服させる能力を持つ最強民族」に変身したのである。厄介な「ドイツ問題」が発生したのは当然の成り行きであった。


1870~90年のドイツ指導者の中で「統一されたドイツはそのうち厄介な国際問題を起こすだろう」と認識していたのは宰相ビスマルクだけであった。大胆で強引な外交と戦争によって「強過ぎるドイツ」を創った張本人が、「今後のドイツは外交と軍事で大失敗する可能性がある」と予感していたのである。


ドイツ人は時に、周辺の諸民族の価値観や情緒に対して鈍感で高慢な態度を見せる民族である。しかし、英仏独ラテン語の4か国語に堪能で、外国の文学書を歴史書を原書で読むのが大好きだった(獰猛で厚顔なくせに鋭敏な感受性を持っていた)ビスマルクは、ドイツ民族の思考力の硬直性と視野狭窄症を理解していたのである。


ビスマルクがドイツ統一後、あっという間に今までの「強気の武断主義外交」を捨てて「慎重な避戦主義外交」に転身したのはそのためである。


彼は「強過ぎるドイツ」が周辺諸国に「反独感情」を植え付けることになり、仏英露などがいずれ「反独連合」(ビスマルク曰く「悪夢連合」)を創る可能性を予想していた。


ドイツ国民が対デンマーク、墺、仏の戦勝に有頂天になっていた時、ビスマルクだけは「いずれまずいことになる、ドイツ外交は悪夢だ」と感じていた。


ビスマルクは仏露英墺伊5か国に反独連合を創らせないために辛抱強く、柔軟で、機敏な外交アクロバット、防御的で避戦的な「ビスマルク・システム」に大転換していったのである。


1890年、虚栄心と覇権欲に満ちたドイツ新皇帝、ウィルヘルム2世は、老宰相ビスマルクをクビにし、英仏露に露骨に挑戦する外交を開始した。英仏露は反独的な同盟を構築し、彼が恐れた「悪夢連合」が現実のものとなった。


ウィルヘルム2世は第一次世界大戦に参戦し、ビスマルクが苦労して作ったドイツ帝国を破綻させた>


まるでホラー映画だ。ビスマルク=トウ小平、ウィルヘルム2世=習近平。利巧が創ってバカが壊す・・・つける薬はない。歴史は繰り返す。我々は「反中連合」により包囲網を創り、中共の自滅を促すべし。我が国の首相が代わっても、それが一番の上策だと小生は思うのだが、他にいい手法があるのだろうか。



雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(63」

2020-08-28 07:01:39 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(63」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/173(2020/8/27/木】まだ薄暗い早朝5時に10分ほどの豪雨、有難や、庭の水遣りは今日はお休みできる。趣味、遊びで始めた庭造りだが、ケアしないと荒れるから水遣りはもはや仕事、手抜きはできなくなった。


遊びと仕事の区別は曖昧だ。「趣味が昂じて夢中になっていたら、いつの間にかお客さんが付いてきて仕事になっちゃいました」なんていうのは珍しくないだろう。


爺さん、親父の背中を見て育ちましたから、俺も大人になったら「〇〇」になるんだろうなあとは子供心に思っていました、とかもある。何代も続く家業は概ね尊敬されるが、寅さんみたいな香具師(やし)的屋、任侠、果ては万引き家族などは「稼業」とも言えない「渡世のシノギ」、堅気の仕事ではない。代々「生保」とかもありそうだ。


子供の頃にあなたがなりたかった「職業」は何だったの? 小生は「特派員」だったなあ。ネットによると――


日本の小学生男児はスポーツ選手、ゲーム制作者、教師、医者、警官、建築士あたり。米国も似たようなものだが、消防士、科学者、宇宙飛行士、エンジニアも人気で、いかにもアメリカらしい感じがする。


国柄といえば、イタリアではゴンドラの職人、トリュフハンター、生ハム作りという職業も人気だという。職人志向だな。ストラディバリウス、フェラーリ、パスタの国は面白そう。


清潔&整理整頓が大好きなドイツでは特殊技術を要する「トンネル清掃員」も人気で、これは歴史的建造物や文化財の保護をする仕事に通じているらしい。ポルシェ、BMW、ベンツ・・・美しい芸術品、文化財だ。清潔や美が昂じて民族浄化や反対派への暴力行為(ナチスそっくり)はいただけないが・・・


中国では科学者、教師、大学教授のようなインテリ職業が人気だという。中共に逆らわずにいれば地位が安定しており、クチパクで済むから楽であり、袖の下もあるからだろうか。科挙の国柄だから一族の中で尊敬される仕事であることは確かだ。出世は子供の義務のようで、プレッシャーは大きそう。


韓国では「世界的にも高給」の教師が人気とか。産経WEST 2018.1.21によると――


<(OECD国際調査では)教師になったことを後悔している人の割合は韓国が最も高い20.1%で、加盟国平均(9.5%)を突出して上回っていた。


その理由として、理不尽な要求や悪質なクレームを繰り返す「モンスターペアレント」や硬直化した教育行政によって、教師が無力感に陥っているという専門家の意見を紹介している>


高給にはワケがある? 碓井真史・新潟青陵大学大学院教授(社会心理学)「韓国社会では頻繁に『他者に対する謝罪要求』がなされるとの指摘もあります。そんな文化も、自殺が多い理由でしょうか」。


韓国の自殺率は世界1、2位だが、教師もクレーマーにうんざりしてうつ病、自殺が多いだろう。民族的に「打つのは好きだが、打たれ弱い」のか、有力政治家の自殺も以下のように珍しくない。


安相英・釜山市長(2004)、朴泰榮・全羅南道知事(2004)、李準源・京畿道坡州市長(2004)、盧武鉉・大統領(2009)、グンソプ・慶尚南道梁山市長(2009)、朴元淳・ソウル特別市長(2020)。(WIKI、肩書は現役時)


日本も世界も有力政治家は「やり手」であればあるほど反対勢力から罵倒され、時には暗殺されたりするが、基本的にタフであり、「死ね!」と言われてもカエルの面に〇〇、どう見ても自殺するようなナイーブさとは無縁だ。


韓国人にとって嘘や自殺、それに反日は「恨」「火病」と同じような国民病、精神疾患なのだろう。「私は善人、私は正義」病だ。南の病人が北の病人にプロポーズしたが、見事に振られた。あの北でさえ「こいつ、いかれてる!」と相手にしなくなった。


北は三重苦(貿易制限、コロナ禍、大雨による食糧危機)で破綻寸前、これをどうやって突破するのか。中共も同様に三重苦だから北を助ける余裕はあるまい。南はこれ幸いと北にプレゼントをもって擦りよるだろうが、それを受けたら北の独裁体制は崩壊するだろう。


小生が北のボスなら座して死すよりは乾坤一擲、一気呵成に南進し、南を併呑する。南のアカは「金さま命、核歓迎!」と赤旗を振って歓迎してくれるし、米国はこれ幸いと撤収して台湾に拠点を移すのではないか。中共も「触らぬバカに祟りなし」で見て見ぬふり。


ロシアは金欠の「金帝国」を容認するだろうが、日本海、東・南シナ海、太平洋への不凍港を得られるメリットはあるものの、数年前には北へ貸した巨額の金を回収不能としてチャラにした経緯があるので、「北の生みの親」とは言え、ベラルーシをはるかに上回るような奇妙奇天烈な新半島国家とは距離を置くだろう。


かくして戦狼ならぬ餓狼の「金帝国」は備蓄がないために包囲網で1年もすれば自壊するだろう。自業自得。支援するとやがて「資源を奪った、奴隷にされた」と非難されるから放置すべし。情けを仇をもって返すのが韓流だ。3密回避、距離を保て!


細谷雄一「国際秩序 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ」から。


<ニクソンはかつて「世界史の中で長期にわたる平和が存在したのはバランス・オブ・パワーが存在した時代だけである」と語った。この「勢力均衡」を基礎に「協調の体系」「共同体の体系」を確立することが重要だ。


だとすれば、日本にとって米中のどちらを選ぶかとか、米中のどちらも重要だというのも、日本の戦略上、不十分だ。


(大事なのは)日本が十分な国力を備えて、日米同盟を安定的に強化し、米国が東アジアへの関与を継続できる環境を整えて、その上でこの地域において価値や利益を共有することである。


国益や地域の平和を考えるときに、あくまでも国際秩序全体を視野に入れる必要がある。そのためには、しっかりした歴史観、長期的な視野を持つことが大事だ。平和や友好を実現するための強靭な論理を持たねばならない>


強靭な論理とそれを裏付ける政治力、経済力、文化力、軍事力が不可欠ということだ。


まあ小生の場合は「油断するな、危ないぞ、このままでは火事になる、下手をすると大火事になるぞ、あっ、煙だ、火の粉が上がってる、大変だ、大変だ!」と騒いでいるのだが、オオカミ少年は嘘をついてばかりいたから結局は村人の信頼を失い、オオカミ、戦狼に食われてしまった。


小生は隔離室からあちこちを観察しながら「このままだとオオカミが来る、まず間違いない、群をなして襲ってくるのは時間の問題だ、みんな備えろ!」と半鐘を鳴らしているわけ。


中共禍はコロナや原発事故の比ではない凄まじい被害を生む。リベラル≒アカモドキという共産主義中毒患者は日本を含めて世界中にゴロゴロしており、「共産主義は空想ではなく科学だ、やり方次第ではユートピアを創れる」と未だに信じている。完全にカルト、邪宗の信者である。


思想、信条、信仰の自由に保護されて過激な宗教原理主義者は戦争やテロで世界中で暴れまくっている。日本では無差別テロで大被害をもたらしたオウム真理教の残党はまだ平然と活動している。


頭脳明晰なキチ〇イは単細胞の信者を煽り、熱狂させ、政敵を殺し、天下を取る。


毛が生み トウが育てし 赤チャイナ 一人壊すは 習近平


習近平は毛沢東を装って中共を「普通の国」にすることができただろうに「異形の国」にしてしまった。病膏肓の毛沢東原理主義者、ほとんどビョーキ、カルトだ。14億の民と世界秩序を危険に導く習近平一派を殲滅することは我らに課せられた天命である。





雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(62」

2020-08-26 05:12:02 | 日記
雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(62」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/172(2020/8/26/水】「政権は銃口から生まれる」と毛沢東は事あるごとに唱えたが、軍に対しては「党が鉄砲を指揮するのであって、鉄砲が党を指揮するのは決して許さない」と警戒し続けていた。


<人民解放軍は偉大な中共の指導する軍隊であることを、わが全軍の将兵は常に銘記しなければならない。党の指示を守っていく限り、我々は必ず勝利する>(1947年「人民解放軍宣言」)


ここ数年、小生は「習近平は軍を掌握していないのではないか、軍はまるで習近平の足を引っ張っているみたいだ」といぶかっていた。戦前の日本は二二六事件で政治家は陸軍を制御できないようになり、結果的にはハードランディングで亡国、呆然、国破れて山河在り、米国の51番目の州になっちまったが、中共は政治(コクピット)と軍事(機体)がダッチロールしているように見える。


習近平が友好親善を装う時に軍は暴れて習の顔に泥を塗るというのがパターン、常態化している。つまり軍は頭にきているわけだが、要は「カネ」だ。


「おっさん、ミカジメ料が足らんぜ、わしらの夢は蓄財蓄妾美酒美食やけ、カネなしやと生きとるのがえろーシンドイさかいなあ、出すもん出さんと、若いもんが何するか分らんぜよ、のう」


ということだろう。


ネットで調べたら、いま日本で中共叩きでは彼の右に出る者はいまいという矢板明夫氏(産経)の「現地レポート 人民解放軍と習近平、軋轢の深層」(『月刊Hanada』 2016年9月号)を見つけた。4年前の論考なのにピチピチ、プリプリ、実に新鮮。いやはや大したものだ。


<軍掌握を狙った習近平による強引な軍改革がさまざまなハレーションを起こし、組織の機能不全をもたらして習近平指導部への不満を募らせた。最近になって、それが外国への挑発行為にも繋がったという。


軍改革実施後、南シナ海で中国海軍の艦船がフィリピンやベトナムの領海などに侵入し、これらの国の軍艦と対峙することが増えている。


六月上旬には、中国が領有権を主張し、インドの実効支配下にあるインド北東部アルナチャルプラデシュ州にも二つの中隊(約三百人)の中国軍兵士が侵入した。数時間後に中国国内に戻ったが、インド軍が一時、戦闘準備態勢に入るなど緊張が高まった。(最近も中印は衝突している)


ほぼ同じ時期の六月九日には、中国の軍艦がロシアの軍艦とともに尖閣諸島沖の接続水域に侵入した。これらの挑発行動について、中国国防省は国内外のメディアの問い合わせに対し、「関連する報道を注視している。中国の主権範囲内での行動なので問題はない」といった趣旨のコメントを発表した。


軍に詳しい中国人ジャーナリストは、「国防省のコメントにわざわざ『報道を注視している』という文言が入っていることは、国防省が承知した計画的な軍事行動ではないという意味だ」と指摘し、「いずれも現場の判断のはずだ」と主張した。


◆軍の暴走を黙認する習近平


いま、南シナ海問題が国際社会の焦点となったことで、担当する南海艦隊や南部戦区が注目され、最新兵器も予算も優先的に配分されることに対し、ほかの部隊の間で不満が高まっている。(予算が増えれば賄賂も増える)こうしたことから、自らの存在感を示すために勝手に挑発的な行動をとったといわれる。 


軍現場による度重なる他国への挑発行為は、「中華民族の偉大なる復興を」といった民族主義を煽るスローガンを掲げる習政権の政権方針と一致していることから習政権は黙認する側面があり、そうした風潮が軍の強硬姿勢をますます助長する結果となった。


南シナ海問題をめぐる仲裁裁判所の判決で中国が全面敗北となったことを受け(中共は「判決はただの紙切」と無視した)、軍内の強硬主張はますます台頭し、今後、さらなる挑発行為に出る可能性もある。尖閣問題などをめぐり、日本は中国外務省との交渉だけではなく、軍改革で統率がとれなくなりつつある軍の暴走にもしっかりと備える必要がある>


論者としての格が違う、蝶のように舞い、蜂のように撃つ。習近平はノックダウンされるだろう。担架は要らない、棺桶を!


(もっとも日本では「しっかりと備える=今は様子を観察して、被害が出たら考える」だけれど・・・嘗められるのが好きのようだ)


百家争鳴、法輪功系の「看中國」2020年7月13日のコラム「一番怖い人は誰?」も、習近平の度し難い愚昧さを痛烈に非難、嘲笑している。


<人間の世界で最も恐ろしい人は誰ですか? 暴力団、悪役、武将ではなく、理想主義者です。普通の悪者が悪を行うとき、彼らは心に恐怖ややましさを抱くのでブレーキがかかりますが、理想主義者はそれがないので最も有害です。


有名なのは、カンボジアのクメールルージュのポルポトです。フランスに留学していたときの彼の理想は、古いシステムを破壊し、新しい国を建設し、人間による搾取をなくすことでした。その結果、カンボジアは理想のほぼすべてを失いました。理想主義者が悪を行うのことが最も恐ろしいのです。


ベネズエラのチャベスも理想主義者です。ベネズエラは人口3100万人、世界で最大の石油埋蔵量を誇っています。チャベスは理想主義に取り組み、社会革命を断行し、搾取を排除し、すべての財産の国有化を進めた結果、10年足らずで経済は崩壊し、国は破綻し、多くの人々は命を落としました。


世界にはそのような理想主義者の例が多すぎます。結局のところ、彼らの理想は根本的に非現実的であり、国民にとっては幻滅に終わりました。


ところが彼ら指導者の多くは長生きすると、例外なく現実主義者になりました。ルーマニアのチャウシェスク、ユーゴスラビアのチトーなどは皇帝のような豪華な楽しみを手にし、彼らが救うはずだった人々を完全に遺棄しました。


最も恐ろしくて危険な人間社会は“理想主義者”が創ったのです>


「正義と思えば何でもできる」・・・レーニン、トロツキー、スターリン、毛沢東、習近平などなど、「渡る世間はワルばかり」、善人を装い、美しい理想を説くアカに騙されたらオシマイだ。


米軍を叩き出して南北ベトナムを統一したベトナム共産党は、中共・トウ小平の「改革開放=資本主義市場経済導入」と同時期の1986年あたりから同様のドイモイ(刷新)政策を採用し、目覚ましい経済成長を遂げている。


その「変わり身の早さ」に小生はびっくりしたものだが、永らく支那やフランスの属国として抑圧されていたために、「理想では飯が食えない、現実主義で行く」ということが骨身に沁みていたのだろう、タイミングを待って大変身した。


今でもベトナム共産党(開発独裁の資本主義)外交は巧みだ。ロシア、中共、米国を上手く、狡猾にあしらっている。ベトナム総合情報サイトVIETJO(ベトジョー)2020/08/24「中国が南シナ海に爆撃機を配備、ベトナム外務省『領有権侵害』」から。


<ベトナムが領有権を主張する南シナ海の海域に中国軍が爆撃機を配備し軍事演習を実施したことについて、外務省のハン報道官は20日の定例記者会見で、「ベトナムの領有権を侵害し、南シナ海問題を複雑化させる行為」として抗議した。


中国はこれに先立ち、南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)のフーラム島(英名:ウッディー島、中国名:永興島)に爆撃機「H-6J」を配備し、軍事演習を実施した。


「H-6J」は、超音速対艦巡航ミサイル「YJ-12」を搭載し、レーダーベースで軍艦を高精度で攻撃できる。


ハン報道官は、ホアンサ諸島とチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)の領有権は法的根拠および歴史的根拠から見てもベトナムにあり、議論の余地がないことを改めて主張した上で、軍事演習はベトナムの領有権を著しく侵害したとして強く抗議した>


中共はベトナム戦争時に北ベトナムを支援したが、戦後にベトナムがインドシナ半島の覇権を目指すと「懲罰」だとして中越戦争を起こし、散々な目に遭ったので、今でも苦手意識が強いようだ。サーチナ8月24日「中国にとって日本より「危険」な隣国とは」から。


<中国サイト「百度」に22日、「アジアに日本よりも危険な隣国があり、日本以上に警戒しなければならない」とする記事が掲載された。


記事は、今年に入って新型コロナが世界的に猛威を振るう中で、一部の国ではこれを機に一定の利益を狙おうとしており、軍事的なアクションを起こす国もあると紹介。その1つがベトナムであると伝えた。


そして、先日ベトナムがロシアからまとまった数の第5世代戦闘機のSu−57戦闘機を購入するとの報道を紹介。専門家からは「現在のタイミングで戦闘機を購入して軍事力を拡充しようとするベトナムの危険性は、日本のF−35戦闘機にも劣らないものであり、ベトナムの危険な動きを警戒する必要がある」との見方が出ているとした。


Su−57は改良が行なわれて性能が向上しており、ベトナムが同機種を所有することで現在の局面が打開される恐れがあると報じている。


さらに、ベトナムを危険視すべきもう1つの要因として、ベトナムと米国との関係についても言及。米国はベトナム戦争によってベトナムに大きな損害をもたらしたものの、現在の両国関係は「表面的に見ると非常に仲が良さそう」とし、両国の提携が実現して米国がベトナム国内の重要な港があるカムラン湾に軍事拠点を構えるようなことがあれば、米国によるアジア太平洋地域の軍備はさらに強化され「全世界にとって大きな脅威になる」と伝えた」>


先日はインドが仏製の最新戦闘機を配備し始めた。世界は「習近平の夢、世界の悪夢」と警戒しているから、周辺国は戦力強化に努めざるを得ない。軍拡競争で中共軍の銭ゲバどもの懐も温かくなる仕組みだろう。


危機起こし 煽って儲ける 中共軍 世界の困惑 我が世の理想


習近平は毛沢東の振りをしてみたが、結局はロバはロバ、師匠が危惧した「鉄砲が党を指揮する」事態を招いたのだ。


以前にも触れたが、今年は十干十二支で「庚子(かのえね)」。支那では大事件が起きている。


1840年、第一次阿片戦争で英に屈服、大清帝国揺らぐ。1900年、義和団の乱で8か国連合軍が出兵、支那は列強の草刈り場に。1960年、毛沢東の大躍進政策が失敗し大飢饉で死屍累々。そして2020年、中共ウイルスが世界に拡散し、中共連合 vs 米国連合の対立が緊迫化。


日本にとっては独立を取り戻す好機でもある。叩けよ、されば開かれん、イザ!