雀庵の「常在戦場/119 中共一日永らえば百日の危険」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/399(2021/11/29/月】小生は末っ子の長男坊で、大姉、中姉、小姉がいる。小姉は2019年夏に孤独死したのだが、家庭が崩壊していたので、唯一、時折訪問していた長女一人が奮闘してお骨上げはしたものの、葬儀も墓もなかった。年明けの2020年春に小生と大姉、中姉で「小姉を偲ぶ会」を予定していたのだがコロナ禍で延期になり、ようやくこの26日に実施できた。
小生は4年ほど前から一族の家系図を創りたい、来し方を知りたいと思っていたので、その席で色々教えてもらったが、「そう言えば、子供の頃に行った記憶がある、裕福そうな大きな家の『松田の本家』って、あれはどういう関係なの?」と聞くと、姉2人曰く――
「ほんと、大きなお屋敷だったわ、庭に小川が流れていて・・・あれは『栗原の伯母さん(母の姉だがタネ違い)のお母さん(仮名:ジュリエットとする)の実家なのよ」
母の久保家の父(士族、小生にとっては祖父)は奥さん運が悪くて3人に先立たれた。その3人目=ジュリエットはロミオ(士族、優秀な警察官だったが薄命)と恋に陥り、妊娠してしまったお嬢様だったのだ。当時は許されないことで、生木を裂くように別れさせられたのだが、我が祖父は「委細承知、赤ん坊もちゃんと引き受ける」と腹ボテのジュリエットを後妻にした。その赤ん坊が「栗原の伯母さん」で、祖父とジュリエットの間に生まれたのが我が母である。母が物心つく前にジュリエットも亡くなってしまったようで、薄幸の運命だったが、ジュリエットはロミオの待つ天国へ急いだのかもしれない。
で「松田の本家」。小田急小田原線・松田駅から車で5分程だったと記憶している。WIKIやコトバンクなどで検索したら・・・
<中村舜次郎 なかむら-しゅんじろう:1847-1931 明治時代の政治家。豪農・地主の中村滝右衛門、ユキの二男として弘化4年8月5日生。家は相模(さがみ)松田惣領(神奈川県松田町、旧東海道の宿場町)。漢学を修める。幕末期1864年(元治元年)18歳にして同村の百姓代となり、維新後は大区小区制のもとで戸長、足柄県副区長、神奈川県区長を歴任した。
明治5年、神奈川県内では横浜以外で初となる週刊新聞「足柄新聞」の経営を引き継ぎ、3年間にわたり同紙による地方啓蒙に尽くした。10年、初代足柄上郡郡長となり、国会開設運動や東海道本線の敷設、治水などに尽力。41年には衆院議員に当選、政友会に属した。41年衆議院議員(政友会)。交詢社社員として福沢諭吉とも親交。昭和6年3月14日死去、85歳。墓所は松田町の延命寺、寒田神社に碑がある>
寒田神社(さむたじんじゃ)は松田町松田惣領に鎮座する神社。すぐそばには延命寺もある。いずれも中村家と縁が深いだろうが・・・オットーっ!、「中村」と言えば栗原の伯母さん、結婚して中村姓になったんだ! 大姉の通った当時の座間中学の校長先生はご主人の中村覚(さとる)さん、通称「センセイ」だった。ジュリエットとロミオの愛の結晶である伯母さん、中村泰子さんは戦後、助産婦資格を地域で最初に取り、小生は伯母さんに取り上げてもらい、覚センセイに名付けて貰ったのだ!
松田の中村本家はジュリエットの子を忘れずにいた。年頃になると一族の中でも頭脳明晰で人徳のある覚センセイ=ロミオ2.0とめあわせたのだ。随分前に二人は天国へ旅立ったが、小生より少し年配の息子さんは弁護士、お孫さんは幼稚園を創立して園長さんをしているようである。哀しくも美しい話、ハッピーエンドになったのは幸いだ。
大方の現実は美しくないね。渡る世間は泥だらけ・・・右を向いても 左を見ても馬鹿と阿呆の絡み合い・・・厭離穢土欣求浄土・・・残念ながら平和と戦争を繰り返す。米国でもパンダハガーはまだまだいる。ウォールストリートジャーナル2021/11/23「マスク氏とダイモン氏 『不仲』高じて法廷闘争に」、同11/26「中国の怒り買ったダイモンCEOの冗談 JPモルガン・トップが語った共産党の継続性に関する話題、中国ではジョークにならない」を要約すると――
<「テスラ」のイーロン・マスク氏と「JPモルガン・チェース」のジェイミー・ダイモン氏は馬が合わないようだ。
マスク氏は自身の帝国を築き上げる中で、ダイモン氏が率いるJPモルガンについては長年冷遇し、他の米銀大手と取引してきた。これまでのテスラとJPモルガンのやり取りは往々にしていずれかが不満を抱え、しこりを残すことが多かった。
関係筋によると、マスク、ダイモン両氏も関係修復に努めたものの、むしろ衝突して終わったという。JPモルガンはかなり前に、テスラとは取引しない方がましだとの結論に至った。
時価総額で最大の米自動車メーカーと米銀最大手を真っ向から対立させるに至った双方の確執。ひそかに繰り広げられていた冷戦の一幕は、JPモルガンが先週、テスラの提訴に踏み切ったことでオープンにされた。JPモルガンは2014年に手掛けた取引を巡り、テスラに1億6200万ドル(約185億円)の支払いを求めている。銀行は通常、大口顧客、ましてや潜在顧客と法廷の場で争うことはできる限り回避しようとする。手数料収入を逃しかねないとの懸念に加え、少しでも侮辱すれば顧客を失う恐れがあるためだ。
東西冷戦の時代、レーガン米大統領はあるジョークを好んで使った。それは、米国人とロシア人の自国の自由度に関する論争を扱ったものだった。
このジョークに登場する米国人は、大統領執務室に行って机を叩き、大統領の統治手法が気に入らないと批判できると主張する。これに対しロシア人は、自分も同じことができると主張。望みさえすればいつでもクレムリンに行って机を叩き、米国大統領による米国の統治手法が気に入らないと批判できる――と語る。
ダイモン氏は今週、中国共産党に関する自身のジョークについて謝罪したとの記事を読んで、このレーガン氏のジョークを思い出した。ダイモン氏は23日にボストンでのイベントで「私は香港に行ってきたばかりだ。そこで私は、中国共産党は創立100周年を祝っているが、JPモルガンもそうだ。われわれの方が長く存続する方に私は賭ける」というジョークを飛ばした。
中国では、共産党がどれだけ長く続くかという話題を笑い話にすることはできない。そしてダイモン氏は24日、1度ならず2度までも、中国政府に謝罪した。ダイモン氏は同社が出した声明の中で、「私は後悔している。あんなコメントはすべきではなかった。私はわれわれの会社の力強さと長寿ぶりを強調しようとしたのだ」と語った>
共同通信系アジア経済ニュース2021/11/29「テスラが上海工場拡張へ、12億元投資」から。
<米電気自動車(EV)メーカーのテスラが上海工場の拡張を計画していることが、上海市政府のサイトで分かった。新京報などによると、来月着工し、来年4月に完工する見通し。投資額は12億元(約215億円)。
同工場では現在、セダン「モデル3」と小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」を生産し、年産能力は45万台。今回の拡張では同2モデルの生産体制を強化する。工場の拡張に伴い、新たに4000人を雇用する予定で、従業員数は1万9000人規模になるという>
「テスラ」のマスクと「JPモルガン」のダイモン、喧嘩していても“中共命”は同じよう。邪悪な中共に媚び、米国や世界の自由陣営の足を引っ張っても「儲けてナンボの世界、カネや、カネや、カネがすべてや!」。1000人計画で母国を売る人々もウジャウジャ・・・人によってモラルは違うとは言え、私利私欲、恩を仇で返すようなゲスが多過ぎないか。中共一日永らえば百日の危険。包囲網で中共を干上がらせればロシアなど独裁国家も多少はまともになるか。同志諸君、置かれた場所で咲きましょう、頑張ろうぜ!
・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/399(2021/11/29/月】小生は末っ子の長男坊で、大姉、中姉、小姉がいる。小姉は2019年夏に孤独死したのだが、家庭が崩壊していたので、唯一、時折訪問していた長女一人が奮闘してお骨上げはしたものの、葬儀も墓もなかった。年明けの2020年春に小生と大姉、中姉で「小姉を偲ぶ会」を予定していたのだがコロナ禍で延期になり、ようやくこの26日に実施できた。
小生は4年ほど前から一族の家系図を創りたい、来し方を知りたいと思っていたので、その席で色々教えてもらったが、「そう言えば、子供の頃に行った記憶がある、裕福そうな大きな家の『松田の本家』って、あれはどういう関係なの?」と聞くと、姉2人曰く――
「ほんと、大きなお屋敷だったわ、庭に小川が流れていて・・・あれは『栗原の伯母さん(母の姉だがタネ違い)のお母さん(仮名:ジュリエットとする)の実家なのよ」
母の久保家の父(士族、小生にとっては祖父)は奥さん運が悪くて3人に先立たれた。その3人目=ジュリエットはロミオ(士族、優秀な警察官だったが薄命)と恋に陥り、妊娠してしまったお嬢様だったのだ。当時は許されないことで、生木を裂くように別れさせられたのだが、我が祖父は「委細承知、赤ん坊もちゃんと引き受ける」と腹ボテのジュリエットを後妻にした。その赤ん坊が「栗原の伯母さん」で、祖父とジュリエットの間に生まれたのが我が母である。母が物心つく前にジュリエットも亡くなってしまったようで、薄幸の運命だったが、ジュリエットはロミオの待つ天国へ急いだのかもしれない。
で「松田の本家」。小田急小田原線・松田駅から車で5分程だったと記憶している。WIKIやコトバンクなどで検索したら・・・
<中村舜次郎 なかむら-しゅんじろう:1847-1931 明治時代の政治家。豪農・地主の中村滝右衛門、ユキの二男として弘化4年8月5日生。家は相模(さがみ)松田惣領(神奈川県松田町、旧東海道の宿場町)。漢学を修める。幕末期1864年(元治元年)18歳にして同村の百姓代となり、維新後は大区小区制のもとで戸長、足柄県副区長、神奈川県区長を歴任した。
明治5年、神奈川県内では横浜以外で初となる週刊新聞「足柄新聞」の経営を引き継ぎ、3年間にわたり同紙による地方啓蒙に尽くした。10年、初代足柄上郡郡長となり、国会開設運動や東海道本線の敷設、治水などに尽力。41年には衆院議員に当選、政友会に属した。41年衆議院議員(政友会)。交詢社社員として福沢諭吉とも親交。昭和6年3月14日死去、85歳。墓所は松田町の延命寺、寒田神社に碑がある>
寒田神社(さむたじんじゃ)は松田町松田惣領に鎮座する神社。すぐそばには延命寺もある。いずれも中村家と縁が深いだろうが・・・オットーっ!、「中村」と言えば栗原の伯母さん、結婚して中村姓になったんだ! 大姉の通った当時の座間中学の校長先生はご主人の中村覚(さとる)さん、通称「センセイ」だった。ジュリエットとロミオの愛の結晶である伯母さん、中村泰子さんは戦後、助産婦資格を地域で最初に取り、小生は伯母さんに取り上げてもらい、覚センセイに名付けて貰ったのだ!
松田の中村本家はジュリエットの子を忘れずにいた。年頃になると一族の中でも頭脳明晰で人徳のある覚センセイ=ロミオ2.0とめあわせたのだ。随分前に二人は天国へ旅立ったが、小生より少し年配の息子さんは弁護士、お孫さんは幼稚園を創立して園長さんをしているようである。哀しくも美しい話、ハッピーエンドになったのは幸いだ。
大方の現実は美しくないね。渡る世間は泥だらけ・・・右を向いても 左を見ても馬鹿と阿呆の絡み合い・・・厭離穢土欣求浄土・・・残念ながら平和と戦争を繰り返す。米国でもパンダハガーはまだまだいる。ウォールストリートジャーナル2021/11/23「マスク氏とダイモン氏 『不仲』高じて法廷闘争に」、同11/26「中国の怒り買ったダイモンCEOの冗談 JPモルガン・トップが語った共産党の継続性に関する話題、中国ではジョークにならない」を要約すると――
<「テスラ」のイーロン・マスク氏と「JPモルガン・チェース」のジェイミー・ダイモン氏は馬が合わないようだ。
マスク氏は自身の帝国を築き上げる中で、ダイモン氏が率いるJPモルガンについては長年冷遇し、他の米銀大手と取引してきた。これまでのテスラとJPモルガンのやり取りは往々にしていずれかが不満を抱え、しこりを残すことが多かった。
関係筋によると、マスク、ダイモン両氏も関係修復に努めたものの、むしろ衝突して終わったという。JPモルガンはかなり前に、テスラとは取引しない方がましだとの結論に至った。
時価総額で最大の米自動車メーカーと米銀最大手を真っ向から対立させるに至った双方の確執。ひそかに繰り広げられていた冷戦の一幕は、JPモルガンが先週、テスラの提訴に踏み切ったことでオープンにされた。JPモルガンは2014年に手掛けた取引を巡り、テスラに1億6200万ドル(約185億円)の支払いを求めている。銀行は通常、大口顧客、ましてや潜在顧客と法廷の場で争うことはできる限り回避しようとする。手数料収入を逃しかねないとの懸念に加え、少しでも侮辱すれば顧客を失う恐れがあるためだ。
東西冷戦の時代、レーガン米大統領はあるジョークを好んで使った。それは、米国人とロシア人の自国の自由度に関する論争を扱ったものだった。
このジョークに登場する米国人は、大統領執務室に行って机を叩き、大統領の統治手法が気に入らないと批判できると主張する。これに対しロシア人は、自分も同じことができると主張。望みさえすればいつでもクレムリンに行って机を叩き、米国大統領による米国の統治手法が気に入らないと批判できる――と語る。
ダイモン氏は今週、中国共産党に関する自身のジョークについて謝罪したとの記事を読んで、このレーガン氏のジョークを思い出した。ダイモン氏は23日にボストンでのイベントで「私は香港に行ってきたばかりだ。そこで私は、中国共産党は創立100周年を祝っているが、JPモルガンもそうだ。われわれの方が長く存続する方に私は賭ける」というジョークを飛ばした。
中国では、共産党がどれだけ長く続くかという話題を笑い話にすることはできない。そしてダイモン氏は24日、1度ならず2度までも、中国政府に謝罪した。ダイモン氏は同社が出した声明の中で、「私は後悔している。あんなコメントはすべきではなかった。私はわれわれの会社の力強さと長寿ぶりを強調しようとしたのだ」と語った>
共同通信系アジア経済ニュース2021/11/29「テスラが上海工場拡張へ、12億元投資」から。
<米電気自動車(EV)メーカーのテスラが上海工場の拡張を計画していることが、上海市政府のサイトで分かった。新京報などによると、来月着工し、来年4月に完工する見通し。投資額は12億元(約215億円)。
同工場では現在、セダン「モデル3」と小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」を生産し、年産能力は45万台。今回の拡張では同2モデルの生産体制を強化する。工場の拡張に伴い、新たに4000人を雇用する予定で、従業員数は1万9000人規模になるという>
「テスラ」のマスクと「JPモルガン」のダイモン、喧嘩していても“中共命”は同じよう。邪悪な中共に媚び、米国や世界の自由陣営の足を引っ張っても「儲けてナンボの世界、カネや、カネや、カネがすべてや!」。1000人計画で母国を売る人々もウジャウジャ・・・人によってモラルは違うとは言え、私利私欲、恩を仇で返すようなゲスが多過ぎないか。中共一日永らえば百日の危険。包囲網で中共を干上がらせればロシアなど独裁国家も多少はまともになるか。同志諸君、置かれた場所で咲きましょう、頑張ろうぜ!
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目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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