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岡山県に学ぶ外交・軍事

2023-03-31 09:22:23 | 戦争
岡山県に学ぶ外交・軍事
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」158/通算590 2023/3/31/金】どういうわけか、このところ岡山県が気になる。武士道的勇武の「九州・中国地方圏」と商人道的臨機応変の「関西・中部・関東地方圏」の狭間にあり、その地政学的位置を活かして「両勢力を手玉に取ってオイシイ思いをしている」のが岡山県・・・そんなイメージがある。

岡山県のサイトによると「山陽道の中央に位置し、東は兵庫県、西は広島県に隣接。南は瀬戸内海を臨んで四国(香川県)に、北は山陰地方(鳥取県)と接しており、 中四国地方の交通の要衝として古くから重要な位置にあります」。WIKIで歴史を調べると――

<(岡山県一帯は)古代には「吉備国/きびのくに」といわれ、畿内地域(大和、山城、和泉、河内、摂津)や北九州地域、出雲地域などとともに、日本列島の中心地のひとつとして栄えていた。

吉備国は畿内勢力と同盟関係を築いて日本列島の統一期(4世紀中葉)に影響を与えた。優れた鉄製技術を持ち、その支配地域は現在の岡山県、広島県中東部、香川県島嶼部、兵庫県播磨地方に及んだ。

6世紀前半に大和朝廷へ臣従したのち、吉備国は勢力抑圧のために備前国、備中国、備後国の3国に分割され、さらには備前国から「美作国」が分国された>

「美作国(みまさかのくに)」・・・そう言えば学生時代にボロボロの一軒家(京浜急行・新大津)をシェアした石堂君のペンネームは「美作徹(みまさかとおる)」だった。彼は広島県人で、高校時代は広島で「スト破り」のバイトをして稼いでいたという文武両道の猛者。卒業後はブロック紙の中国新聞社に入社。大学教授の父君の影響を受けたのか、結婚式は京都の平安神宮、神道だった。

彼のペンネームから類推すると生まれ故郷は岡山県北東部の英田郡美作町(あいだぐんみまさかちょう)で、2005/平成17年の5町1村合併により「美作市」に引き継がれている。美作は「宮本武蔵生誕地」であり記念碑もあるのだから、もっと宣伝すれば観光産業が発展すると思うのだが、県内の市の中で最も人口が少ないという過疎地で、パワー(カネと人材)が不足しているようだ。

岡山県の有力紙は「山陽新聞」。代表取締役社長は松田正己氏(1973/昭48年、香川大経卒、山陽新聞社入社。常務、専務を経て2014年社長。岡山県出身)。WIKIによると大株主は、佐々木勝美代表取締役会長(18万株)、大王製紙(3万株)、天満屋(3万株)、中国銀行(3万株)とある。山陽新聞は佐々木家一族の「家業」のようで、同社取締役ビジネス開発局長は佐々木善久氏、貴族顔だ。

山陽新聞の従業員による評価には「昭和気質の残る、古い体制の職場。年齢の高い人が多く、体制を変えるような新しさを嫌う傾向がある」「精神を病んで病欠しても復帰しやすい環境」とある。締め切り商売の記者・編集者はハードな仕事で、特に新聞社はタフでないと生き残れない戦場だ。新聞社の個性、主義主張に沿った記事を求められるから、好き勝手に書けるわけでもない。それが嫌なら閑職に移るか辞めるしかないが、高山正之氏を手放したのは産経の痛恨のミスだったと小生は今でも思っている。組織の枠には納まらないキャラなのだろうが・・・

小生の地元のリベラル≒アカ新聞「神奈川新聞」なんぞは凄いものだ。曰く「民主主義の要諦は多様性にある。それぞれが違っているからこそよいという価値観が保たれていなければならない。だから空気など読まない。忖度しない。おもねらない。孤立を恐れず、むしろ誇る。偏っているという批判に『ええ、偏っていますが、何か』と答える。私が偏っていることが結果的に、あなたが誰かを偏っていると批判する権利を守ることになるんですよ」

上記は朝日新聞社会部記者出身の辰濃哲郎氏(たつの・てつろう、ノンフィクション作家)の「神奈川新聞の『ええ、偏っていますが、何か』」(論座2015/12/21)によるが、「地方紙とはいえ、メディア界のテーゼとも言える『公正』『不偏不党』に、ここまで切り込んだ新聞社がかつてあっただろうか」とショックを受けたようだ。アサヒ脳もビックリ仰天の神奈川新聞、通称カナシン・・・県民はカナシンでいる。

閑話休題。“岡山県人気質”をネットで調べると「常に計算の上に基づいて動く、ケチであざとい、クール、油断がならない、真面目で冷静だが奸智に長ける人が多く油断ならない」などとある。岡山県は「畏怖」されているのだ。軽侮されるよりよほど良い。欧州の長い戦国時代の中にあったマキャベリ曰く――

<君主は福祉政策で民の歓心を買うよりも、何を置いても安全保障を優先すべきだ。寝ても覚めても如何にしたら勝てるかを部下と共に研究し、あらゆる地形で訓練しなければならない。福祉を優先する君主、傭兵に頼る君主は一代で終わってしまうことが多い。軍事力増強の安全保障をないがしろにして周辺国と平和外交にうつつを抜かす君主は、他国のみならず部下からも軽侮され、不信を買い、やがては危急存亡の秋にあってクーデターで追放されるという憂き目に遭ったりするのだ>(君主論:第14「国民軍に対する主権者の義務」要約)

ところで小生は小学生の頃から日経の「私の履歴書」と週刊新潮の「黒い報告書」を永らく愛読していたが、ここ10年ほどは数多くのメディアの中でも日経とウォールストリートジャーナル(WSJ)はそこそこ信頼できる良き情報源だと思うようになった。

なぜかと考えたら、日経もWSJも主要読者はビジネス戦士で、記事で情報を得て動く人々である。とにかく偏向のない正確な情報が必要であり、新聞社の主張や正義は二の次、三の次という読者だ。経済紙が誤報したら損害賠償ものだから、記事は正確を期すことが最優先になる。米国ではメディアの80%がリベラル≒ピンク系=民主党支持=偏向報道だから、ビジネス戦士にとってまともな「日刊総合国際紙」はWSJくらいしかないようだ。日本では日経がそれに当たる。

時々小生の論稿に感想を寄せて頂いているPさんは「日本経済新聞岡山支局長」を務めていたようだ。岡山+日経・・・何となくパワフル・・・今回は以下のメールを頂いた。( )は修一の補足。

<朴大統領暗殺(1979/10/26)のニュースは、私がまだ駆け出し記者で(1978年発足の第一次大平内閣の)田中六助官房長官宅に朝駆けに行くハイヤーの中でラジオの臨時ニュースで知りました。ビックリ仰天したことを覚えています。犯人金載圭KCIA部長を軍事裁判で半年後にさっさと絞首刑で処刑したことも驚きでした。「口封じ」と何となく感じました。

安倍晋三さんの暗殺。犯人とされる山上は陽動作戦用の捨て駒という印象がどうしても拭えません。おそらく真犯人であろうライフル銃狙撃手を雇った黒幕はナカ国関係かと思っていますが、ひょっとしてひょっとするとコメ国関係かもしれませんね。

田中角栄、中川昭一。コメ国に楯突く輩は失脚か死。それもありなんです。国際政治は複雑怪奇。陰謀が渦巻いています>

最近、中国でアステラス製薬の現地法人幹部の日本人男性が「反スパイ法違反の疑い」で拘束されたが、ロシアではWSJのエバン・ガーシュコビッチ記者/米国籍が同じくスパイ容疑で拘束された。WSJ 3/30は「ロシア連邦保安局(FSB)は声明で、同氏が『米側の指示に従い、ロシアの軍産複合体に属する1社の活動に関する国家機密を含む情報を収集した』と述べた。WSJは発表文で「ガーシュコビッチ氏の安全を深く憂慮している」とした」。

何となく開戦前夜のような、すっきりしない嫌な空気が世界を覆う・・・備えを固めるべし。

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諸悪の根源「露中」叩くべし

2023-03-29 08:17:26 | 戦争
諸悪の根源「露中」叩くべし
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」157/通算589 2023/3/29/水】二か領用水の花見は3日連続の梅雨のような春雨でイマイチだったが、27、28日は薄曇ながらも満開。夢のような美しさで、「桜よ散るな、踏ん張ってくれ!」と願ったけれど、まあ今週末で終わりか。来週からは春本番、新入生、新学期、新入社員・・・明るい日々を期待しよう。

先週末はカミサンと娘や孫は1泊2日で箱根へ。ひ弱な老人一人を残して・・・虐待だ、育爺放棄だ、可哀そうな孤老・・・と誰も同情してくれないどころか、4月から中3になる孫娘はハイテンションで「ヂイヂ、この歌知ってる?」

♪ドンテンユーラスケイショーカクセイザラツイタイキョーカンカン・・・

凄い早口で新興宗教のお題目みたい。必死で聞き取ろうと緊張したが、頭がくらくらして脱力、コーヒーカップを落としそうになった。

「なんなんだ、これは!?」と問えば「まふまふの廃墟の国のアリスだよ、ほら」とスマホで歌詞を見せた。「♪曇天を揺らす警鐘と拡声器 ざらついた共感覚 泣き寝入りの合法倫理 事なかれの大衆心理」・・・な、なんなんだ、これは? まるで過激派と機動隊の衝突のような・・・フラッシュバックした。

1971年9月16日、三里塚空港反対同盟「天浪砦」攻防戦、そして千葉刑務所へ。独房で読んだ「裏切られた革命」(ヴォーリン著)によって、ロシア帝国からの独立・自由を目指すウクライナ革命がレーニンとトロツキーに圧殺されたことを知った。保釈後、全学連三里塚現地闘争本部の前田(政明? ペンネーム高田隆志?)代表を訪ねて「レーニンのウクライナ革命圧殺は間違いではないか」と言うと、「お前は腐っている」と罵倒された。

罵倒されたおかげで、硬直した、邪宗教そっくりの、民の命を軽視する、経済では無理無駄が多い、マルクス・レーニン絶対主義の、強権利権一党独裁統治を大嫌いになっていったのは良かった。

しかし、想定外のこともあった。「私はリベラル」と自称、僭称する人の多くがほとんどアカかピンクで、根底に「日本への嫌悪憎悪≒共産主義志向」を感じるようになったのだ。

私は被害者と自称する“闇市焼け跡派”はまだしも、どうにかして日本を貶めたいという容共左派=中共シンパの大江健三郎や、岩波書店、朝日新聞御用達の学者、作家、識者、都合の良いように偏向的歴史解釈をする「歴史小説家」などの「善人ぶった鼻持ちならないインテリ」を嫌うようになり、懇意にしていた「話の特集」出身の才媛(美女!)にそれを何気なく話したら、絶交されてしまった。振られるのは慣れているが、思想信条で嫌われるというのは初めてで、ちょっと驚いた。

戦後の出版界には容共左派が多かったが、文革後の1980年代から除染がかなり進み、1990年前後の「ソ連消滅」からは存在感がますます薄くなっていった。月刊誌「文藝春秋」にはまだロートルのピンク的編集者がいるようだが、ピンク路線の寿命はあと数年で終わるだろう。それにしても最新号の緊急特集が「日本の食が危ない!」・・・他者のことは言えないが「文春は痴呆症で危ない!」、末期症状、これでは再起はできまいに。

深紅だろうがピンクだろうが共産主義は一種の純粋カルトで、基本的に寛容性がないから大昔から内輪で罵倒し合う、殴り合う、殺し合うのが初期設定である。ソ連のスターリンは毛沢東・中共のタニマチだったが、スターリンが死ぬと毛沢東は欣喜雀躍、怖いものなし、ソ連とケンカを始めた。

失政で4000万人もの餓死者を出した毛沢東は1962年に閑職に追いやられたが、1966年に起死回生の政敵狩り「文化大革命」を始めた。しかし「敵視していたソ連による1968年夏のチェコスロバキアへの軍事介入、1969年3月の珍宝島事件(中ソの大規模な軍事衝突)により対ソ脅威感を一層つのらせた。1971年からは対米日接近(ニクソンや角栄の訪中招聘)でソ連の軍事的脅威に対抗する戦略的配置をしき、『社会帝国主義』ソ連を主要敵に設定した」(WIKIなど)

狡猾な中共のご都合主義で日米欧はまんまと篭絡されたのだ。中露を煽って戦争させておけば良かったものを、目先の利益につられてパンダを抱きしめてしまった。「話せば分かる」はシンキロー、今は再び「中露蜜月」で日米欧は右往左往・・・

マルクスの母国ドイツでは1900年あたりから共産主義者同士などを含めた“主義者”間の内ゲバが激しかったが、今でもなお「自分と主義主張が異なる勢力は叩き潰す」性癖は変わらない。「ZeroHedge」という方の翻訳によると――
<外交政策評論家クレメンス・ヴァーギンはドイツの新聞ディ・ヴェルトにこう書いている。「ドイツでも、現政権は国内有数の野党である 『ドイツのための選択肢/AfD 』 の人気急上昇に伴い、同党を禁止しようとしているところである(元ネタはRemix News 2023/3/20)>

ドイツ人は昔から「私は正義病」で何を仕出かすか分からない不気味さがある。ドイツ人で小生が尊敬するのはドイツ民族統一をなしたビスマルクだが、明治初期の大久保らに「欧米列強に気をつけろ、油断するな、奴らは基本的に強盗だ」と訓示し、明治国家は富国強兵を急いだ。ビスマルク亡き後のドイツは・・・タガが緩んでメチャクチャの「私は正義病」のようで小生は警戒を怠らないが、ショルツ首相の顔は毅然とした、濁りのない、典型的なアカ、小生を腐敗分子と断罪した全学連の前田某のようでいささか恐ろしい。

「ドイツは大丈夫なのか」と思う人は少数派かと思っていたら、そうでもなさそうだ。土田陽介氏/三菱UFJリサーチ&コンサルティング副主任研究員の『「脱原発」を実現するドイツ、「脱ロシア」を進める中で競争力を維持できるか』(JBプレス2023/3/24)から。

<ロシアが、2022年2月24日にウクライナに侵攻したことで、事態は急変した。欧州連合(EU)の欧州委員会を中心に化石燃料の「脱ロシア化」が宣言され、EU各国がロシア産の化石燃料の利用の削減に努めることになったのだ。当初は慎重だったショルツ政権も徐々に「脱ロシア化」を進めざるを得なくなった。

そしてドイツは「脱炭素」と「脱原発」に加えて「脱ロシア」の三兎を追う戦略を進めた。少なくとも短期的には生産コストの増加で、ドイツの経済は国際競争力を失っていくと考える方が自然だろう。

ドイツでは産業界を中心に、政府が性急に進めてきた「脱炭素」の流れに対して疑義を呈する動きが強まっている。その意向を汲んだ最大野党のキリスト教民主同盟/同社会同盟(CDU/CSU)は、ショルツ連立政権に参加する自由民主党(FDP)とともに、政権の「脱炭素」と「脱原発」の流れに修正を加えようとしてきた。

今冬を乗り切ったドイツのガス事情であるが、来冬はどうなるか分からない。安定した電源を確保するという観点に立てば、4月以降も原発の稼働を延期する選択肢もあったはずだ。にもかかわらず、ショルツ首相は廃炉の方針を明言した。この決断が今後のドイツの経済にどのようなインパクトをもたらすか、動向を注視したい>

「脱炭素」「脱原発」「脱ロシア」・・・ヒトラー・ナチスはスターリンとも手を握ったから、下手をすると「脱EU」「脱国連」「脱資本主義」、さらに21世紀版「独露中の 枢軸同盟」もあり得るかも知れない。

フランスのマクロン大統領は必死でドイツの危なっかしい暴走(発狂?)を抑え込んでいるように見えるが、フランスは戦後、共産党が躍進し党員が50万人ほど、自由世界で最大規模になった歴史がある。同時に国民は、国家の安保、存続、発展よりも「個人の自由」こそが一番大事で、それを保障するのが国家だという認識がある。エゴが強い。結果的に国家の足を引っ張り、露中を応援しているようなものだと小生は懸念している。

1945年以降の戦後秩序は今、激しく動揺している。産経「正論」2023/3/27、東京国際大学特命教授・村井友秀氏の「正義、恐怖、憎悪が戦争を支える」は大いに勉強になった。村井氏は元・防衛大学校国際関係学科教授で、日本防衛学会会長、国際安全保障学会理事、平和安全保障研究所研究委員、防衛省新防衛政策懇談会委員を務めている。氏はこう説いている。

<ウクライナ戦争から日本人が学んだ教訓は3つある。すなわち、1)「正義を守るためには平和を守れないこともある」というのが世界の常識である。2)人間は常に合理的に行動するとは限らない。3)「ロシアは内部崩壊でのみ屈服させることができる」(クラウゼビッツ)

戦争は勝つか負けるか、泥沼になるかである。小国が大国に負けない唯一の戦略は、戦争を泥沼化して、大国が戦争に倦み疲れるのを待つことである(ベトナム戦争のように)。ただし犠牲は巨大になる。大きな犠牲に耐えられなければ小国は大国に負ける。

ウクライナはロシアの侵略に抵抗している。ゼレンスキー大統領はアフガニスタンの大統領のように逃げなかった。国民も武器を取って戦っている。戦争に勝つためには、自分たちの戦争が正義の戦争であると国民が信じなければならない。正義は個人の命よりも価値があるとする文化ならば、人は正義のために命を捨てることを恐れない。

正義の戦争(正当防衛)であるために必須の条件は被害者意識である。さらに、恐怖と憎悪は被害者意識を増強し、死傷者感受性を麻痺させる。民間人を殺害するロシア軍を多くのウクライナ人が憎んでいる。他方、民間人の死傷者が少ないロシアではウクライナ人を憎むロシア人は多くない。

恐怖と憎悪に燃える国民に支えられたウクライナ軍の士気は、見も知らぬ土地で戦う被害者意識も憎悪もないロシア軍より高いだろう。

歴史を見れば、憎しみによる戦争は利益を求める戦争を圧倒する。正義の戦争ならば、戦争に参加する者は英雄であり、戦争に反対する者は裏切り者である。正義が兵士の士気を支える。戦闘力は兵器と志気の掛け算であり、兵器の質と量が同じレベルならば、士気の高い方が勝つ>(以上)

ウクライナが負ければ嫌われ者の独裁帝国ロシアはさらにあちこちで侵略戦争を始める。ロシアの周辺国の多くは潜在敵の自由民主国だから、ロシアにとって領土(縄張り、シマ)の拡大は安全圏の拡大であり、それをしないと安心して眠れないのだ。際限のない領土拡張病である。

ウクライナを勝たせないと自由民主圏は一歩一歩ロシアに侵略される。ウクライナを勝たせるためには「兵器の質と量」を自由諸国は十分補給し続けなければならない、と村井氏は警告している。

他人事ではない。ロシアが勝てば北海道は侵略される。中共は台湾を襲い、島嶼、さらに日本本土襲う。共産主義独裁の露中は自由民主国の天敵である。先人が努力した「赤色独裁国家との共生」はすべて失敗した。露中を自壊あるいは殲滅すべし。

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“環境ナチ”への反転攻勢を

2023-03-26 09:49:44 | 戦争
“環境ナチ”への反転攻勢を
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」156/通算588 2023/3/26/日】彼岸中日の21日、4月に小6になる孫息子、通称「ボーイ」が小生の母校でサッカーの試合をするので見物に行った。攻撃と守備の両方を担うミッドフィールダーだという。視力が衰えているのでオペラグラスで動きを追った。

ボーイはいつもヘラヘラしているので「軟弱な奴だ、社会に出て戦えるのか」と心配していたが、素早い動きで開始から間もなく最初の1点を入れた。君子豹変、イザとなると人間は大化けすることがあるのだ!と感動した。

小生は視力・体力がないから15分しか見ていなかったが、ボーイは計4点も入れたという。婿さん(父親)は高校野球で鳴らした球児、高給にひかれて公認会計士になったから、ボーイもその「文武両道」の血を引いているのか。血が頭に昇って猪突猛進・吶喊小僧の小生の血筋ではないかもしれない・・・ちょっと寂しいけれど。

人は見掛けでは分からないものだ。天下国家を云々する著名な言論人、政治家などでも家では奥さんから「お風呂のふたはちゃんと閉めてよ、まったくもーっ!」なんて言われたりして。“家庭内野党”にウンザリさせられたような首相もいたっけ。

表の顔と裏の顔がある動物は人間くらいではないか。「人見な飾ってモノを言う」と喝破した夏彦翁も会社(工作社)で実務を担った婿さんによると暴君のようでもあったとか。

人間は奥が深いというか、複雑で面白い動物で、数千年数万年前から「いかに生きるべきか」を考え続けていながら未だ「解」を見いだせずにいる。ガチンコになってひどい目に遭うと暫くは「みんな仲良く!」になるが、孫の時代になると記憶は失せるから、内政、外交共に「平和は大事だ」と言いながらもセクトや同盟を創って“嫌な国”と喧嘩し始めたりする。

だから「解」を求める哲学=考える葦は今なお必要で、大昔同様に「あーでもない、こーでもない」と悶え続けることになる。人間の性(サガ)?

長辻象平氏のシリーズ論稿「【ソロモンの頭巾】気象学の最終講義 間違いだらけの地球温暖化論争」(産経2023/3/22)は勉強になった。
  
「ソロモンの頭巾」とは何か。調べると「ソロモン」はユダヤ教聖書(キリスト教では旧約聖書と呼ぶ)に登場する「古代イスラエル王国」の第3代の王(在位紀元前971年 - 紀元前931年頃)。大国エジプトに臣下の礼をとり、ファラオ王の娘を降嫁されることで安全保障を確立し、古代イスラエルの最盛期を築いた「知恵者」とされる。

長辻氏は1948年、鹿児島県出身、京都大学卒。科学ジャーナリスト、作家(「江戸釣百物語 ; 将軍から庶民まで」「半百の白刃 虎徹と鬼姫」など)、釣魚史研究家、産経新聞論説委員。マルチタレントで「ソロモンのような智者を目指す」という気概があるのだろう。曰く――

<地球温暖化の科学に取り組む研究者は「温暖化脅威論派」「温暖化懐疑論派」と称される2つの陣営に分かれている。

脅威論派は二酸化炭素(CO2)の排出をゼロにしないと気温が急上昇すると主張するのに対し、懐疑論派は気温上昇へのCO2の関与は大きくないと反論する。だが、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の影響は大きく、脅威論派が主流で懐疑論派は少数だ。

懐疑論派の気鋭として知られる田中博さん/筑波大学計算科学研究センター教授が定年を迎え、その記念最終講義が行われた・・・演題は「間違いだらけの地球温暖化論争」だった>

日本気象学会地球環境問題委員会/編「地球温暖化: そのメカニズムと不確実性」(2014/12/15)は田中博氏も参画したが、当初のタイトル案は脅威論派と温暖化懐疑論派の多様な見解を収録するため「間違いだらけの地球温暖化論争」(里村雄彦・京大教授の案)だったという。上記の論稿で長辻氏はこう指摘する。

<だが、編集の最終段階で異変が起きた。IPCCの報告書と異なる原稿は削除されることになったのだ。「温暖化の半分は自然変動による昇温で説明可能」とする田中さんの原稿も全面削除を求められた。「結果としてIPCCの解説本になってしまった」と田中さんは振り返る。里村さんも物故した。学会は多様性が命であるのに巨大組織IPCCの影響力に屈することになったのだ。科学が政治に凌駕された場面だった>

地球温暖化については1980年代あたりから、CO2ゼロを目指せという「大変だ!派」と懐疑論の「本当かよ?派」に分かれて論争が続いているが、どういうわけか「大変だ!派」はアカや銭ゲバが多いようだ。“生きている化石”日共も同調している。

1984年に我が家では光熱費を削減するために太陽光温水器を導入したものの、冬場になると恐ろしく冷たい水になるし、どういうわけか集光ガラス面の汚れを除去できないので撤去した。導入費用と撤去費用で60万円ほどはかかったのではないか。無駄な投資だった。

当時、グアム島のホテル建設現場へ取材に行くと太陽光温水器の取付工事前だったが、関係者が「日差しが強いので本体やパイプの劣化が早く、グアムには向かない」と言っていた。「光熱費を削減できる」という甘い言葉を信じるとろくなことにならない。

今は太陽光発電が関心を呼んでいるが、パネルのメンテナンス、パネルで遮光された土地の劣化、植物の育たない景観の劣化など問題ではないか。政府は補助金を出して煽っているが、植物の目、鳥の目、虫の目、魚の目、人間の目から見ると巨大な自然破壊としか思えないのだが・・・数年前に房総半島で見た海上の風力発電は景観破壊、悪趣味そのものだった。

マーク・モラノ 著「『地球温暖化』の不都合な真実」(渡辺正訳、2019/6/21)を図書館から借りることにしているが、Amazonのレビュー「IPCCの正体を暴く」に刺激されたからだ。曰く――

<地球温暖化がいつの間にか気候変動に変わってしまった。何が何でもCO2悪玉説を演出したい肥大化した集団IPCCと、政治権力を批判する種ならなんでもよいマスメディアが組んでしまった。それらの醜い正体を暴きながら、いま目の前に横たわる真の脅威とは何かを訴える警世の書である。

日本の現実を見ても、風力発電用風車建設のために山林を切り拓き、太陽光発電パネルが設置された土地には、ペンペングサすら生えない不毛の裸地が広がり、台風でパネルが損傷しても放置されている、これが持続可能なエネルギー源になるのだろうか、という素朴な疑問を禁じえない。昨今の気候変動騒動が、科学的な根拠を基に明快に語られている。

脅威派も懐疑派も、いま何を成すべきなのか考えようではないか、と問いかける。気候変動問題に関心のある人には必読の書である>

危機を煽って私腹を肥やす「環境ナチ」! 小生はそのほとんどは、とっくに破綻したマルクス・レーニン・毛沢東流の「世界革命」を目指す確信犯のアカかバ〇か善人を装うピンクだと思っているが、環境ナチは国連などを含めて世界中に跋扈している。自由民主を守るためにも環境ナチへの反攻、リベンジを進めよう。It's my turn now!

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新しい世界秩序の構築目指せ

2023-03-24 08:13:35 | 戦争
新しい世界秩序の構築目指せ
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」155/通算587 2023/3/24/金】昨日は終日雨だったが染井吉野の桜並木は8分咲き、来週いっぱいまで持ちそうだ。桜は「はかなく散る」からこそ愛される・・・日本人の心、美学に合うのだろう。本音はピンコロ長生き願望だが、「迷惑かけずに美しく去る」のは理想で、だから桜は愛され続けるのだ。「サクラ、兄ちゃんは旅に出るぜ・・・」、男の美学、なかなかヨサゲである。

リアルは美学とは程遠い。「歴史は勝者が創る」と言う。夏彦翁曰く「人皆飾ってモノを言う」。我が身を振り返ると、人には言えないバカなこと、破廉恥なこともしたし、些細なことなのに怒鳴り散らしたこともあった。卑怯なことはしなかったと思うが、他者から見れば「汚い奴」と思われることをしたことはある。事程左様に「不都合な真実」はなかなか表には出ない、出さない、出したくない。黙ってあの世に持っていくのがこの世のルールのよう。沈黙は金・・・

しかし「歴史の真実に迫りたい」という人も多い。「歴史小説」というジャンルがあるが、小説家は学者ではなく「ハラハラドキドキの物語を創る」のが仕事だから史実かどうかは余り当てにはならない。小生のような市井の人が真実に迫るなら、それなりに信頼性のある学者、識者の論稿を学ぶのが近道だろう。

このところ朴正煕大統領を暗殺した側近の金載圭・中央情報部(KCIA)部長の動機について調べているが、公式には「朴正煕に疎まれ自らの地位が脅かされることを恐れた末の個人的な恨みによる犯行」とされ、さっさと処刑された。

しかし「本能寺の変」ではあるまいし「疎まれたからボスを殺す」というのは余りにも短絡的で、そんなことをするのは一種の病気(心神耗弱、心神喪失)だろうから「速攻で死刑」というのはいかにも不自然だ。まるで「死人に口なし」。

辺真一氏(ジャーナリスト/コリアレポート編集長)の「朴正煕大統領はなぜ暗殺されたのか? 米国の意に反した核開発が真の理由か?」(2016/9/20)は、まるで「歴史小説」みたいだ。ハイライトを抜粋すると、

<1979年10月26日の金載圭による朴正煕大統領暗殺の背後に「米国の影」がちらついていた。韓国はかつて一度だけ、朴正煕大統領の時代に極秘に核開発を進めていた経緯がある。

当時、ホワイトハウスや国防・国務省の内幕情報に定評のある香港誌「ファー・イースタン・エコノミックレビュー」のワシントン支局長、S.バーバ記者は暗殺事件直後いち早く「(朴大統領射殺の一報に)米当局者は驚きを示さなかったし、当惑もしていなかった」と書いた。

さらに事件後ソウルに飛んだ「ニューヨークタイムズ」のH.スコット記者は11月4日付けの同紙に韓国与党(民主共和党)の創設に参加した韓国人ジャーナリストの「殺ったのは韓国人だが、指示したのは米国だ」とのコメントを掲載していた。

「米国背後説」を裏付ける決定的な「証拠」は暗殺実行犯の金載圭部長の「私の後ろには米国がついている」の一言だ。朴大統領の暗殺当夜の午後11時から国防部で臨時閣僚会議が開かれたが、金部長はその場で「大統領を殺したのは私だ。私と一緒に新しい韓国を創ろう。私の後ろには米国がついている」と語っていた。

米国が暗殺の黒幕だとしたら、その理由は何か? ずばり、朴正煕が保護国である米国の警告を無視し、米国の核の傘から外れ、核武装を秘かに進めていたことにあったのかもしれない。

朴正煕はアメリカが支援していた南ベトナム政府が1975年に陥落し、北ベトナムに武力統一された「ベトナム」や米中国交正常化(1978年)で見捨てられた「台湾」の教訓から、「いつの日か米国は米軍を韓国から撤収させ、韓国を見限る」という危惧から米国離れを進めていた。

朴大統領は「米国が出ていくならば核を自力で開発する」(ワシントンポスト、1975年6月13日付)と公言し、朴東鎮外相も1978年5月に「国家保全のため核開発もあり得る」と追い打ちを掛けるなど、米国を当惑させていた。実際に朴正煕政権は核武装化も進めていた。

1977年に登場したカーター政権は人権外交を進めるためにも、公約の在韓米軍撤退を実現させるためにも、また北朝鮮との和平を進めるためにも「米国離れ」しつつある朴大統領の存在は大きな障害となっていた。

米国にとって必要なのは、米国のアジア戦略の遂行を妨げない政権、同戦略に積極的に順応する政権である。朴正煕政権が米国の政策に順応しない限り、朴正煕大統領排除以外に選択肢がなかったのかもしれない・・・>

ジミー・カーター! アカ志向の米国民主党! 第39代大統領(在任:1977年1月20日 - 1981年1月20日)! 米国のタガが外れたような酷い時代だったと小生は記憶している。悪い奴ほどよく眠る、WIKI曰く「2023年2月現在において、歴代の大統領の中で最高齢(98歳)の存命者」!

「20世紀の大悪党、諸悪の根源!」と小生が嫌うFDRルーズベルトももちろん民主党。狡猾、姑息、嘘つき、破廉恥、世界最強のUSA(United Spirit of Authoritarianism、俺さま正義至上主義)を固めた確信的かつ天才的なアカである。日本も罠にはまってレイプされオンリーさんになってしまった。ナデシコ・ジャパンパンさんはこう語るだろう。

<戦争に負けて食うや食わず、家族を養うためにヤンキー相手のパンパンになったけど、タチンボじゃ安定しないでしょ、でね、縁があってハリー(トルーマン)のオンリーさんになったのよ。お陰で蓄財し、家族みんなでビジネスを始めて余裕ができてね、世界中に売り歩くほどになって・・・でもハリーはあちこちにオンリーさんを抱えていたし、ハリーの内証も勢いがなくなって、もう俺一人じゃ面倒見切れん、自分の暮らしは自分で守れって・・・

この頃ヤクザが暴れるようになったから、とにかく自警団を創ろうって町内会でも慌てているわよ。ホッとしていたらまた戦争みたい・・・世の中、なかなか上手くいかないものね。

そう言えば隣町のオンリーさん、散々私たちの悪口を言っていたのに、きっとハリーに言われたのね、「オンリー同士で団結しよう」って挨拶に来たわよ! 隣町はヤクザとゴロツキが増えて暴力団の中朝露組に乗っ取られそうみたい。いつもは「戦時にあっては敵、平時にあっては友」なんて言っていたハリーも焦っているのね、なんて応援したらいいかしら。ザマアミロ・・・じゃなかった、因果応報でもないし、ご愁傷さまと言うのも変だし・・・そうねえ、「立つんだ、ジョー(バイデン)!」あたり?

あしたのジョーは完全燃焼、真っ白な灰になって死んじゃったけど、FDRルーズベルト系のジョーは逃げ足が速くて味方を捨てる早業は天下一品、アフガン人はハシゴを外されてひどい目に遭っているわ。

結局ハリーは「俺さま正義至上主義」、私たちオンリーさんは防壁の一つに過ぎず、命懸けで守り抜くなんていう義理人情やモラル、美学はないみたい。自分の身は自分で守る、という気概、備えがないと国家、国民、民族は消滅する、そういう当たり前のことを肝に命じていないとアフガン人のように弊履のごとくに捨てられ苦しむということね。良く分かりました>
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国防の強度を高めるために軍事同盟は大事だが、他国への依存し過ぎはリスクを伴うこと、基本は自主自立防衛だということを多くの国は知るようになった。ハリーさんたちは米国のためと信じて多くの悪もした、善もした、そこに私利私欲はなかったと思う。しかし、米国の利害、米国式の価値観を他国に押し付ける「俺さま正義至上主義」の賞味期限は急速に終わりつつある、それは民主党も共和党も認識しているはずだ。

「米国は世界の警察官ではない」こと、国連(連合国機構)の戦争抑止力も中露のために機能不全になっていることは多くの国のリーダーは知っている。戦後体制のタガが外れてしまったと言っても良い。古人曰く「バカが仲良くしている国、利巧がケンカしている国は亡びる」。

細谷雄一・慶應義塾大学教授の「米英の『ひ弱さ』が招いた露の膨張」(Voice 4月号)はリベラル≒容共左派の危険性に警鐘を鳴らしている。

<理性的でリベラルな政治観をもつ、オバマ米大統領とキャメロン英首相という若き二人の政治指導者は、軍事力行使を嫌悪して、外交により紛争の解決を求めるという共通点が見られた・・・

米英の軍事力行使への消極的な姿勢、そして経済危機に直面した混迷を見てプーチンは、侮蔑の感情からも、そこに「ひ弱さ」と、衰退する西側というイメージを見たのではないか。

米英の「ひ弱さ」に対する侮蔑こそが、プーチンによるウクライナでの冒険主義に至った一つの重要な要因だと考えるべきであろう>(月刊総合雑誌2023年4月号拾い読み記から引用)

「アメリカによる、アメリカのための、アメリカの平和」であるパクス・アメリカーナに代わる新しい秩序、ルールを我々が創らなければ中露による世界制覇という悪夢が現実化しかねない。小異を捨て大道に就く、一点突破全面展開、自由陣営は危機意識をもって前進すべし。

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日韓は永遠の愛憎劇か

2023-03-22 07:36:28 | 戦争
日韓は永遠の愛憎劇か
“シーチン”修一 2.0

【雀庵の「大戦序章」154/通算586 2023/3/22/水】♪幸せ それとも今は不幸せ 酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり 尽くし足りない わたしが悪い あの人を 雨よ帰して あゝ大阪しぐれ・・・

中露北との戦争前夜、日本と韓国は結束できるのか、などと考えていたら都はるみの「大阪しぐれ」を口ずさんでいた。今風なら「尽くし足りない 日本が悪い 反省 謝罪 賠償しろ あゝ玄界灘は今日も雨」・・・韓国人の半分は日本より共産主義独裁の北朝鮮が好きなのだろう、厄介な隣人、トラブルメーカー、詐話師につける薬はないものか、とブルーになる日本人は多いのではないか。♪あの人を 正気に帰して あゝ京城しぐれ・・・「一度アカ、一生アカ」、まったく難しいことだ。

小生は1968年に商学部に入ったのに簿記の授業で大ショック、「俺は銭勘定には興味がない、大嫌いだ!」と思い知った。以来、授業にはほとんど出ずに赤胴鈴之助ならぬアカ道一直線、不善をなして結局は退学(除籍)になったが、因果応報、先日3/16の投稿「拙速おそれず戦時に備えよ」でGDPの数字単位を間違えてしまった(兆を外して末尾に00をプラスして下さい)。生き永らえば恥多し、人生は悩ましい。

それにしても「GDPが500兆円」とか言われても全然実感が湧かない。日常生活では「3000万円のフェラーリ」とか「億ション」あたりまではピンと来るが100億円とか1兆円になると何が何だか分からない。現役時代に年収1500万円とかキャッシュ(現金、預貯金など)で3000万円もあれば、日本では結構恵まれた豊かな暮らしだろうから、そもそもGDPや政治、経済への関心も薄いのではないか。日本的な「清く貧しく美しく」「武士は食わねど高楊枝」のような清貧思想(瘦せ我慢?)の影響もあるようだ。

仏紙「クーリエ」2023/3/19「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」から。

<生まれる家庭の経済状況や環境によって人生が決まるという、「親ガチャ」という言葉が若者に使われるようになった。日本ではそれほど階級が固定し、格差が広がりつつあるのに、その対策が進まないのはなぜなのか。

この30年間で、OECD諸国では所得格差が著しく拡大した。社会的な階級間を人々が移行する、社会的流動性も下がった。それゆえに、各国では不満が高まり、国家機関への信頼も揺らいでいる。

OECD諸国のなかでも、特に日本の事例は矛盾があり、興味深い。日本では所得格差の度合いが加盟国の平均より大きいのに、そうとはあまり認識されていない。日本には機会の平等があると強く信じられているためだろう。だからこそ所得の再分配を求める声が、他国よりも小さい。しかし、特に若者には「機会の平等」はもはやあまりない・・・>

フランスでは自由=個人主義で、「私は私、干渉しないで!」らしい。そのくせに政府が「財政健全化のために福祉や優遇策を削る」と言うと、糞尿をばら撒いたりゴミの山を作って抗議する。国家がどうなろうと知ったことではない、自分の既得権益は絶対に守るという、一種のエゴ。自分>国家で、ヒトラー・ナチスが侵攻すると速攻で白旗を揚げた。(「ヘタレ野郎!」と心では思っても口外してはいけません)

フランスにはフランスの、日本には日本の自由民主主義がある。お互いに余計な干渉はせず、好ましいところを褒め合うのがいい。それが大人の社交術。外交とか国際交流の基本、ABCはそういうことだろう。

1966年、中2の頃だが、近所の蕎麦屋のオヤジが韓国旅行から帰ってきたというので写真を見せて貰ったら、バーのテーブルの上で裸で踊っているのを含めて4人ほどの女の写真があった。「この人たちは何なの?」と聞くと、オヤジ曰く「ん? ああ、それね・・・オ〇ンコ屋」。小生は「ふーん」と思ったが、当時は娼婦、娼妓の言葉が駆逐されて「売春婦」になっていたが、いくら何でも「オ〇ンコ屋」はないだろうと思ったものだ。もっとも何をする商売なのかはあまり知らなかったが・・・

小野田寛郎少尉によると、日本軍兵士の間では朝鮮人娼婦を「朝鮮ピー」と呼んでいた。ピーとはピーナッツのことかと思っていたら「P」、Prostitute(娼婦)の略だった。会話で癒し癒される日本人娼婦は少ないし、人気もあって高額だったよう。仕方がないから日本軍兵士は金欠の際は「朝鮮ピー」で済ませていたのだが、戦後の米軍による調査ではピーはずいぶん稼いでいたそうだ。「性奴隷」どころか金持ち!

ジャーナリスト・青山誠氏の「韓国人女性が売春!? 海外で8万人従事 うち2万人が日本へ」(Korea World Times 2021/12/15)によると、

<韓国では2004年の「性売春特別法」施行以前には、売春産業で働いていた女性は150~190万人もいたという説がある。施行後の摘発によって、その女性たちが一気に海外の風俗産業に流れていった。女性家族省は2012年5月に「海外で売春産業に従事する韓国人女性の総数は約8万人」と発表。そのうち約2万人が日本に渡ったという>

1980年頃にカリフォルニア州を取材した際、韓国人の売春婦が多いと聞いていたが、今でも「朝鮮ピー」ブランドは健在なのだろう。善悪はともかく、売春は必要な仕事であり、日本でも増えている性病を防ぐために「登録免許制」を復活するなど検討すべきだと思うのだが。
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さて、久し振りに「朴正熙選集」から主旨の引用を続ける。今回は同書の第2巻「国家・民族・私」(1963年)の「我々は何を如何にすべきか 五千年の歴史は改新されねばならない」から。(*)は小生による補足。

<「国史大観」(*)の序に次の文がある。
「人が高貴な点は文化の創造と進歩にある。それは、自己の過去を回顧し、反省し、批判しようとするところから生まれるものである。
人間の生活には元来、過ちと欠点が多い。しかし、過ち、欠点を知って、二度とそれを繰り返すことなく、自己の現実をより良い状態に改善、向上しようとするところから進歩や発達が生まれる。そこから偉大な文化が発生するのである」

(*国史大観:第1、2、3巻。桜井時太郎編著/研究社、明治10~14年。上古史より中世迄を記述)

すなわち人類は、歴史を有し、歴史を土台にして自己保全、自己発展、自己完成の道に邁進するのである。我々は、我々の歴史を回顧、反省、批判するとき、何を感じることになるだろうか。歴史を整頓し、偉大な新しい歴史を創造するための精神的な新しい土台を作らなければならないであろう。

【1: 退嬰と粗雑と沈滞の連鎖史】漢の武帝による東方侵略の「古朝鮮時代」から、高句麗、新羅、百済の「三国時代」、そして新羅の「統一時代」を経て、後百済、後高句麗、新羅の「後三国時代」、さらに「高麗時代」から「李朝500年」に至る我が5000年の歴史は、一言でいって「退嬰と粗雑と沈滞の連鎖史」であったと言える。

我々はいつの時代に「辺境を越え他を支配した」ことがあったろうか。どこに「海外の文物を広く求めて民族社会の改革を試みた」ことがあったろうか。「天下統一をなし民族国家の威勢を外に誇示した」り「特有の産業と文化で独自の自主性を発揚した」ことがあっただろうか。

いつも強大国に押され、盲目的に外来文化に同化したり、原始的な産業の枠からただの一寸も出られなかった。「同胞相争」で安らかな日はなく、姑息、怠惰、安逸、日和見主義の小児病的な封建社会の縮図に過ぎなかった。

第一に、我々の歴史は、初めから終わりまで他人に押され、それに寄りかかって生きてきた歴史である。古朝鮮時代、漢の武帝の侵略から始まって、三国時代の隋、唐の漢民族の侵略、唐の支援を受けた新羅の統一、高句麗流民の渤海国創建、高麗朝に遭った契丹、蒙古、倭寇などの侵入、李朝中葉までの壬辰倭乱、丙子胡乱。

その後の日清戦争と前後した三国干渉を最後に日本の単独侵略により、ついに大韓帝国が終幕を告げるまで、この国の歴史は平安な日がなく、外国勢力の強圧と征服の反覆のもとに、辛うじて生活とは言えない生存を延長してきた。

嘆かわしいことは、この長い受難の歴史の中でただの一度も形勢を逆転させ、外へ進み出て国家の実力を示したことがないことである。このような侵略は、半島という地域的な運命とか、我々の力不足のために起きたのではなく、ほとんどは我々が招き入れたようなものだった。外圧に対して一致して抵抗したことがなかったわけではないが、多くの場合、敵と内通したり、浮動する連中が見受けられた。

自らを弱者と見なし、他を強大視する卑怯で事大的な思想、宿弊・・・この悪遺産を拒否し除去せずには自主や発展は期待できないであろう。

第一に、我々の党争である。世界でも稀なほど小児病的で醜い。中世紀までの祖先は比較的活発で男性的な気質があったが、李朝になってからは次第に消えていった。仏教から儒教へ移行するにつれ、急激に民族自主的な気概が蝕まれていった。

党派争いが実に些細なことから始まり、やがて東人対西人、南人対北人、大北対小北、肉北対骨北、清小北対濁小北、清南対濁南、やがて清南対小南対老南に分裂するなど、実にどの系譜がどうなったのか、わけの分からない分裂ぶりである。

これ以後の歴史がどうなったかは説明するまでもない。李朝は党派争いに明け暮れているうちに亡国の非運を味わうことになったのである>(以上)

朴正熙の嘆きというか、国民の発奮を促すビンタというか、何とも言いようがない気分だ。韓国人は上記論稿から60年経っても一歩も前進していない。

新左翼だった小生は保釈後の1972年から少しずつ除染し始め、40年後の2010年あたりにどうにかまともな?オツムになった。奥浩平(「青春の墓標」)と同期で大幹部だった1942年生れの先輩の中には、1979年に組織を離脱したものの40年経っても除染できずにピンクの人もいる。完全除染するとそれまでの人間関係がほとんど消滅するが、それを恐れているようだ。

韓国人は共産主義や新興宗教(統一教会、池田教など)など奇抜な、ワクワクする、友達が増える、利益も得られるような主義、思想が好きなよう。「孤立は嫌だ、寂しい、皆と一緒がいい」という“利益共同体的な相互扶助式安心嗜好”が強いのかも知れない。「従兄弟どころかハトコまでは兄弟同然」らしい。それなりのセイフティネットだ。

小生が韓国人ならこう思うだろう。「5000年間、それでやってきた。辛い目に遭うことも多かったが、美味しい思いをすることもあった。大体、中国など強国と争ったところで勝てないし、勝ったところで暮らしが良くなるわけでもない。勝っても負けても大して変化がないなら、今のままでいい。たとえ為政者が中露北に備えよ、警戒せよと声を張り上げても、朝鮮戦争やウクライナのように焦土になるより無血開城した方が遥かにマシ。尹錫悦大統領はアメリカに煽られて前のめりになっておりとても危うい」

今朝(3/21)の「頂門の一針」に高山正之氏の「【変見自在】韓国人の罠」があった。曰く、 
<韓国は「違法な植民地支配」とか因縁をつけて5億ドルをたかったのを皮切りに「漢江の奇跡」を作らせるなど日本政府から取れるだけ取ってきた。もうたかる口実もなくなった時期だ。今度は民間企業から直に取れると聞かされて飛びついた。

話は簡単だ。戦前、勝手に日本に働きに行った朝鮮人すべてを強制労働させられたことにして韓国版「記憶責任未来」基金を作る。独を手本にして日本企業から1兆円くらいは出してもらおうか。しかし安倍元首相のおかげもある。日本人は「約束を破る韓国人」にとっくに愛想を尽かしていた。

尹大統領は「基金は韓国側が肩代わりするから」と言う。民間から取り立てる糸口は逃せない。でも日本人は学んだ。もはや「支那朝鮮に伍して」いく気は毛頭ない>

軍人の朴正熙はクーデターで政権を奪取し、上からの改革で韓国を蘇生させた。それ以外に手はなかった。尹大統領は軍を掌握できるか。それ以外に手はないのではないか。(以上)
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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