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一寸先は闇か晴天か? 賢明な国が勝つ

2024-12-19 17:54:27 | 戦争
一寸先は闇か晴天か? 賢明な国が勝つ
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」354/通算785 2024年(令和6)12/19 木曜】2週間ほど前のことだが・・・実は12月4日の午後、チャリ散歩で、多摩(川)沿線道路の横断歩道から土手に一気に上ろうとしたらひっくり返って自転車ごと道路に落ちてしまった。自転車の下敷きになって左足が痛んで動かないので起き上がれず、「うーん、もうダメか・・・」とそのまま寝転がっていたら、土手を散歩中のオッサンが助けに来てくれ、小生と自転車を土手上まで上げてくれた。小生は呆然としていたが、見れば大型トラックが上りも下りも止まっていてくれた。有難いことだ。
オッサンは小生と同年輩のようで、「私も時々、足が思うように動かないことがあるんですよ」とのこと。小生は気が動転していたので「助かりました、有難うございます」と挨拶はしたが、名前と電話番号ぐらいは聞いておけば良かった、良き友達になれたかもしれないと、残念な気分だ。そのうち再会できるといいのだが・・・

人生一寸先は闇、「華麗なる加齢」は実に難しい。趣味でもあるビルの営繕作業や気晴らしのチャリ散歩も「無理はしない」ことが大事だ・・・とオツムでは分かっていても「今日は元気だ!」と調子に乗ってペンキ塗りなど作業に精を出していたら12/13から風邪でダウン、カミサンに薬を出してもらい大分良くなってきたが鼻水と下痢で往生している。それにしても小生は根っからの「猪突猛進系」、単細胞なのだなあ、と73歳になって己を知り「もうこれは笑うしかない」と諦観したら、心が何やら落ち着いてきた。

古人曰く「己を知り敵を知れば百戦危うからず」、しかし実際は「己を過大評価、敵を過小評価、たとえガップリ四つでも根性で勝つ!」とかで結局゛痛い目”に遭ったりするのが多そうだ。戦争は勝っても負けても死屍累々、戦争はないに越したことはないとEU(欧州連合)、NATO(北大西洋条約機構)は創られた。恩讐の彼方に安全、安定を生み出した。欧州加盟国では臥薪嘗胆、報復の時代ではなくなったということだ。「独立国家」というアイデンティティーが希薄になるなど、加盟国にはそれぞれ不平不満はあるだろうが、戦争、熱戦よりはるかにマシであるとの判断だ。EU&NATO式をアジアや中東などでも導入したら良さそうだと思うが、キリスト教の多い欧州と違って宗教がバラバラのアジア太平洋や中東などでは、政教一致で「我こそ正義病」が蔓延しているから難しいのかも知れない。

時事通信 外信部2024年12月13日「ハマス、停戦案で譲歩 イスラエル軍駐留認める―米報道」から。
<米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ、電子版)は12月11日、パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスが、イスラエルとの停戦条件で譲歩し、ガザへのイスラエル軍部隊の駐留継続を認めると停戦交渉の仲介国に伝えたと報じた。ハマスはイスラエル軍のガザ撤退を主張してきた。
エジプトが提案し、米国が支持する最新停戦案では、60日間の停戦と米国人を含む最大30人の人質解放、パレスチナ囚人解放とガザへの人道支援が検討されている。報道によると、対エジプト境界地帯「フィラデルフィ回廊」とガザを南北に分断する「ネツァリム回廊」への一時的な駐留を認める考えに転じた。
また、12月8日にはカイロで仲介国に対して米国人や女性、年配者などを含む人質の名簿を提出。停戦合意に至った場合、直後に解放される見通しという。条件の一環として釈放を求めるパレスチナ囚人の名簿も合わせて作成した>以上

WIKIによると「ハマース(アラビア語)あるいはハマース運動は、1987年に結成されたパレスチナのスンナ派イスラム原理主義、民族主義的な政治・軍事組織で、現在は『ガザ地区』を統治している。名称については、公安調査庁や多くの日本メディアはハマスと表記。組織の性質を添えた『イスラム原理主義組織ハマス』といった記載もなされている」。ハマスの天敵はもちろんイスラエルだ。
そのハマスが「ガザへのイスラエル軍部隊の駐留継続を認める」? パレスチナには「イスラエル支配下にあるパレスチナを解放することを目的とした諸機構の統合機関」として「パレスチナ解放機構/PLO」があり、国連においてパレスチナ人の唯一の代表機関として認められている。しかし現状では、PLOはヨロダン川西岸でしか影響力はなく、「ガザ地区」はハマスがすっかり乗っ取り、イスラエル殲滅の要塞にしてしまった。WIKIによると――

<2023年パレスチナ・イスラエル戦争は、2023年10月7日に開戦した、パレスチナのガザ地区を支配するイスラム主義組織のハマースとイスラエルとの間の戦争である。
戦争はハマースの奇襲によって開始されたとされる(ただし10月7日以前からイスラエルは、グリーンラインを越境した占領下のパレスチナ領内でパレスチナ人を2023年だけで250人前後殺害している)。
ハマースはイスラエル領内に数千発のロケット弾を撃ち込むとともに、ガザ地区近隣のイスラエル南部各軍事施設に向けて戦闘員を侵入させ、戦闘により民間人を含む多数のイスラエル人を殺傷・拉致した(レイム音楽祭虐殺事件など)。これに対してイスラエルは軍を動員して反撃を開始し、領域内のハマースを押し返した後ガザ地区を閉鎖、さらに大規模な空爆及び地上侵攻を行った。
2024年現在も戦闘は継続中であり、ガザ地区の一般市民などを中心に多数の死傷者が出ている>

浜の真砂は尽きるとも世に戦争の種は尽きまじ・・・まったくウンザリするが、産経2024/12/15「英のTPP加盟議定書が発効 日本への効果限定的も・・・自由貿易の枠組み拡大にメリット」は環太平洋経済連携協定(TPP)の大いなる前進だ。以下抜粋する。

<TPPに英国が加盟する議定書が12月15日に発効した。すでに日英2国間の貿易協定があるため、日本にとって経済効果は限定的だが、自国優先の保護主義が台頭する中、価値観を共有する英国をTPPに迎え入れるメリットは大きい。アジア太平洋を中心とした地域に限られていた加盟国が欧州に広がり、日本の産業界も期待を高めている。

TPPは99%の品目で関税が段階的に撤廃されるが、日本と英国は2020年に経済連携協定(EPA)を結んでおり、日本の輸出で新たに関税が撤廃されるのは精米やパックご飯に限られ、追加的な効果はそれほど大きくない。しかし、第一生命経済研究所の田中理主席エコノミストは「日本にとってはむしろ、自由貿易の枠組みが広がることにメリットがある」と強調する。
中国、台湾も加盟申請済み: 米国が2017年にTPPから離脱して以降、多くの国が保護主義に傾斜。米国大統領に再選したトランプ氏は日本を含むすべての国に対して関税を引き上げる考えを示すなど世界の自由貿易体制は危機にさらされている。
こうした中、自由貿易を重視する英国は、日本とともにTPPの旗振り役として多国間の枠組みをリードする重要なパートナーになり得る。英国参加が呼び水となってTPPが拡大に転じ、自由貿易の後退に歯止めがかかることが期待される。

TPPには中国、台湾、エクアドル、コスタリカ、ウルグアイ、ウクライナ、インドネシアが加盟を申請済み。コスタリカは11月から加盟交渉に入った。加盟国の拡大はTPPにとっても課題だが、田中氏は「TPPが定める厳しい自由貿易の基準をクリアするのは簡単ではない」と指摘する。(万福博之)>以上

TPPは2018年の発足以来、初めての拡大で12カ国体制となった。少しずつでも信頼できるパートナー国を増やしていくことが世界の安定に寄与するにことになるだろう。
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続・イスラエル=ユダヤ教はなぜ強い

2024-12-10 17:11:06 | 戦争
続・イスラエル=ユダヤ教はなぜ強い
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」353/通算784 2024年(令和6)12/10 火曜】世の中はロシアのウクライナ侵略や中東危機、さらには韓国での非常戒厳令などごたごたが続いている。第2次世界大戦に勝利した連合国機構(国際連合)による1945年からの゛それなりの世界秩序”が日を追うごとに崩れていくようである。経年劣化・・・世の中も人間も避けられないものだ。多動爺の小生も晩年を迎えてあれもこれもやらなければと右往左往、焦りまくっている日々である。

50年も看護婦を勤めたカミサンの手厚い看護により体調は随分良くなってきた。小生は2016年にアル中で脳みそが壊れて入院して以来「一度アル中、一生アル中」を恐れて禁酒していたが、今年の8月4日から「もう老い先短いから」と勝手に解禁、こっそり飲んでいたワインは11月21日についにばれて取り上げられてしまった。「天網恢々、疎にして洩らさず」・・・ナース、恐るべし!その代わりにノンアルコール飲料を買ってくれた。
それを飲むだけではただの「敗者」でクソ面白くないので、大量に各種ノンアルを取り寄せ11/26から優良可(ABC順)の「ノンアル番付」を始めた。

例えば初日は「Bavaria(オランダ)、意外に酔った感じがする。A」、11/27は「キリン零ICHI(ゼロイチ)、なかなか良い。A」という具合。50種類ほどを取り寄せ、毎晩1本(350ml)試飲。2本飲むとトイレが近くなるので1本で十分。11/29には「冷却カップ」を創って「SUNTORY のんある気分 ホワイトサワー」を楽しみ、あまりにも冷却が上手くいったのでカミサンに試飲してもらったが、「甘すぎる!」の一言。味ではなく「冷却」の創意工夫を知って欲しかったのだが・・・ま、「冷却カップ」のお披露目にはなったから良しとしよう。そうでもしないと「あんた、また飲んでるの?!」と説教されかねない。子曰く「女子と小人は養い難し」、まあ゛負け犬の遠吠え”で憂さ晴らし、とういうことで・・・

それにしても12人を産み育てた与謝野晶子以外、女性で「多産かつ優秀な論客」は非常に少ないのではないか。戦前生まれの塩野七生先生も息子一人のみ(旦那とは離縁)。とても残念に思うが「女性作家と多産&育児は両立しない」のが普通のようだ。その塩野先生の「逆襲される文明 日本人へ(Ⅳ)」からポイントを分かりやすく以下紹介する。( )内は修一の補足。

<日本人の多くが抱いている「宗教=平和的」という思い込みは捨てた方が良い。宗教とは、一神教であればなおのこと、戦闘的、攻撃的であるのが本質だ。平和的に変わるのは「天下を取った後」からで、それでも他の宗教勢力に迫られていると感ずるや、たちまち攻撃的に戻る。

代表的な一神教は(信者が多い順に)キリスト教、イスラム教、ユダヤ教。一神教はただ一人の神しか認めていないので、他の神を信仰する人は真の教えに目覚めない哀れな人とされ、布教の対象になる。それでも目覚めない者は救いようのない「異教徒」、つまり敵と見なされ、殺されようが奴隷に売られようが当然と思われていた(政・宗一致の国では今でもそうではないか)。

一神教には異教徒意外にも異端がいる。「異端」とは、真の教えには目覚めていたのだが、その後、誤った方向にずれてしまった信徒を指す。異教徒が「家の外の異分子」ならば、異端は「家の中の異分子」。イスラム教の側から見れば、キリスト教徒の欧米人もキリスト教徒ではない日本人も、異教徒であることは同じなのだ。
イスラム世界の内でも、シーア派にとってスンニ派は異端で、スンニ派から見ればシーア派は異端である。
この一神教の対極にあるのが多神教である。古代のギリシアやローマの人々も多神教徒だったが、現代の多神教国は日本だと思う。

一神教と多神教の違いは、神の数にはない。古代のローマ人も、合計30万人という神々の全員を信仰していたわけではなかった。一人一人は守護神を持っていたが、それを他者に強制していない。それどころか、敗者になったカルタゴの神にも、勝者であるローマの神々の住まうカンピドリオの丘に神殿を建ててやったのだ。ローマ人の「寛容」の精神とは、他者が最も大切にしている存在を認めることにあったからである。
日本人は、お稲荷さんを信じていない人でも、境内に立つ狐の像を足蹴にしたりはしない。真の意味の「寛容」とは多神教のものであって、一神教のものではないのである。

一神教であるキリスト教世界は、異教や異端への弾圧で荒れ狂い、十字軍まで起こして大騒ぎした中世の一千年を経験し、ルネサンスや啓蒙主義を経て大人になったのである。
一方、イスラム世界でも過激派になると『大人』になることを頑強に拒否し続ける。「イスラム国」占領下のイラクの都市モスールで、テレビでサッカー試合を見ていた十三人の少年たちが、コーランの教えに純粋でないとされ、広場に引き出されて殺されたというニュースもあった。

確かにコーランやハーディス(神が預言者マホメッド(ムハンマド)に伝えた言葉などを記したイスラム教の聖典)は、異教や異端への憎悪に満ちている。彼ら(異教や異端の人々)は敵なのだから、殺害も奴隷化も正当だと断言している。だが、あれは現代からは一千四百年も昔の七世紀の、それも二十年足らずの間の、苦闘していた時期のマホメッドの「教え」である。
その後数年を経ずにイスラム勢力はシリアのダマスカスを征服して首都にするが、自分の説いた「教え」がアラビア半島から北アフリカにまで及んでいく大拡張時代を見ずにマホメッドは死んだのだ。敵に囲まれて戦闘的で攻撃的にならざるを得なかった時期のマホメッドの「教え」を、二十一世紀のイスラム過激派は一千百年も過ぎても踏襲すべきと主張しているのである・・・「頑迷な保守主義」>以上抜粋
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小生は「心の道しるべ」教団の創始者で、信者はスズメ40羽ほど。早朝と昼に餌を提供しているが、スズメは楽しそうに、嬉しそうに食べているものの、小生に感謝するとか恩返しをするなんぞこれっぱかりも思っていない。「私たちは食事を頂く、あなたはそれを見て楽しんでいる、それだけでいいじゃないか」という感じ。
また、小生は朝夕仏壇を前に「両親と愛犬、さらに神様、仏様、お稲荷様、八百万の神様」に日々の感謝を伝え、一族と日本の安泰を祈っているが、日本人は紀元前の大昔から「自然の恵みに感謝し、安泰を万(よろず)の神に祈る」が原点であり、それは今で言う「多神教」である。神様も穏やかで、一神教のような「我こそ正統、他教は邪教、殲滅すべし」といった排外主義的な暴力性はない。特定宗教に淫して政教一致の過激派のような国が結構多い中で、日本、日本人は世界でもまれな穏やかな国、穏やかな民ではないか。GDPやGNPでは測れない「穏やか指数」という基準があれば、日本は間違いなく上位だろうと小生は思う。
しかし、油断していると日本でも清貧思想から物欲重視へ急速に進みそうで心配である。買っては捨て、捨てては買うという非道徳が蔓延しないことを祈るばかりだ。
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