雀庵の「常在戦場/90 習近平の“中国の夢”は終わりそう」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/370(2021/9/30/木】江沢民の傭兵“江の洋平”の息子が総理になったら日本は「東海省倭族自治区」になるのだろうなあ、どこへ逃げたらいいのだろう、と心配していたが、とりあえずホッとした。
岸田は広島地盤の3世議員、サラブレッド。永霞会(永田町・霞が関開成会)は岸田が主催している。売国奴、加藤紘一の子分だったのは気になるが、安倍、麻生、甘利、岸、高市らがサポートすれば激動の数年は頑張れそう。総理大臣は政治家にとって最高の夢、64歳は働き盛り、君子豹変、歴史に名を遺す名宰相を目指して欲しいものだ。
さて、「60、70は働き盛り」の政界と違って、最前線でドンパチする取材記者・現場編集者の働き盛りは25~45歳辺りのようだ。現役バリバリ時代の“小生の夢”は「締め切りに間に合う」「仕事が十分ある」「資金に余裕がある」「毎晩飲みたい」「もてたい」「たまには休みたい」だった。「小さな夢」だけれど毎日必死だった。
経営者でもあったので土日祝日も出社するのは日常茶飯事。フリーランスと同様に「仕事がない」というのは最大の恐怖だから、忙しいのは結構なことで、まあ、振り返れば「いい夢を見させてもらった」という感じ。で、あなたの夢は?
全国自治宝くじ事務協議会「日本人の夢を大調査!全国47都道府県14,100人の“夢”をまとめた『日本ドリーム白書2018』を発表」 2018/4/4から。
<全国都道府県及び20指定都市では、全国の20代以上の男女14,100人を対象に夢に関する大規模調査を行い、今年の新社会人の夢、47都道府県や年代別の夢の傾向など、日本人がどんな「夢」を持っているのかを「日本ドリーム白書2018」としてまとめました。
夢をもっているのは約半数(51.9%)。1位:健康な生活を送りたい、2位:好きな趣味に打ち込みたい、3位:一戸建てに住みたい>
何だ、これ? 「設問」が良くない。「健康で快適な家で面白おかしく暮らしたい」なんてみんなそう思っている。「不健康であばら家に住んで不愉快に暮らしたい」なんていう人がいたら、まず措置入院だ。宝くじで一攫千金、となれば夢がかのう、という話なのだろうが、米国での調査によると、大当たりすると「ろくなことにならない」というケースは珍しくないとか。もっと増やそうとして怪しい投資話に乗って破産するケースが多いそうだ。
「私には夢がある」で有名なキング牧師の子供たちは、牧師の遺していった身の回り品でさえ高値が付くので、遺産を巡ってドタバタやったらしい。想像もしなかった悪夢、キング牧師は泣いているだろう。
小生の心を鷲づかみにしている習近平の夢は「中国の夢」だ。
<2012年11月、習近平は中共中央委員会総書記に選出された半月後、中国国家博物館の「復興の道」展を視察した際に、こう発言した。
「誰しも理想や追い求めるもの、そして自らの夢がある。現在みなが『中国の夢』について語っている。私は中華民族の偉大な復興の実現が、近代以降の中華民族の最も偉大な夢だと思う。この夢には数世代の中国人の宿願が凝集され、中華民族と中国人民全体の利益が具体的に現れており、中華民族一人ひとりが共通して待ち望んでいる」>(WIKI)
「中国の夢」とは「中共の、中共による、中共のための世界制覇」と小生は解釈しているが、オリジナルは中共軍幹部の劉明福著「中国の夢」だそうだ。朝日新聞らしからぬ記者の峯村健司著「潜入中国」によると習近平は中共軍を手なずけるために経歴を積んできたという。要約すると――
<習近平は前任の胡錦涛と比べ、軍とのつながりが強い。2012年に総書記、中央軍事委員会主席を引き継ぐ以前の地方指導者の時から、軍隊に関する業務に参画していた。武装部党委第1書記、軍分区党委第1書記、高射砲予備役師団第1政治委員・・・
習の強みは、前任の胡錦涛や江沢民らが持っていなかった軍との関わりの深さだろう。(習と同じく)党高官を父に持つ元党幹部が背景を説く。「父の習仲勲・元副首相の『指導者になるためには軍の経歴が必要だ』(毛沢東)という教えに従ったのだ」
これほどまでに軍が重要なのは、軍は国家ではなく「党の軍」であり、一党支配を支える存在だからだ。毛やトウ小平ら最高実力者が中央軍事委員会主席のポストに座り、権力を掌握してきたのもそのためだ。習の政策も軍幹部の影響を受けている。
「中華民族の復興こそが、我々の最も偉大な夢だ」。習は「中国の夢」という言葉を繰り返し使っている。軍シンクタンク研究者はこう説明する。「彼の発言は強硬派の軍幹部の書籍の影響を受けている」>
「強硬派の軍幹部の書籍」とは劉明福著「中国の夢(チャイナドリーム)」。劉は1969年に人民解放軍に入隊したから、遅れて来た少年・習近平の憧れる文化大革命の紅衛兵世代、強烈な毛沢東チルドレンだったかも知れない。その後、作戦部隊に10年、戦区機関に20年、国防大学に17年間勤務し、現職は国防大学教授で、「全軍優秀共産党員」に選ばれている。「チャイナドリーム」は「アメリカンドリーム」を引用したタイトルで、「中国には中国の夢があるのだ!」と吠えているよう。
<胡錦涛政権の2010年に出版した「中国の夢」は、米国を「中国を抑圧する専横的な覇権国」などと批判した内容で、出版後すぐに発禁処分となった。海外での「中国脅威論」を刺激しないための措置と見られている。
ところが習近平が総書記に就いた2012年末、習近平は(軍強硬派の意見を受けたのだろう)「中国の夢」は再出版された。習はその直後に「中華民族の偉大なる復興には、富国強兵をしなければならない」と発言したが、それは「中国の夢」の一説と一致している>(同上)
劉明福は習近平という強烈なバックを得て「グローバルな視点から見る中国政府」「解放軍はなぜ勝てるのか」「軍魂論」「富国強軍」などを発表。まるでアジテーターだ。北京共同2021/1/15「中国軍は『世界最強軍隊』目指す 著名軍人、米軍超え明言」はこう報じている。
<中国の著名な軍人、劉明福国防大教授が新著で、中国軍が今世紀半ばまでの目標としている「世界一流の軍隊」とは、米軍をもしのぐ「世界最強」になることだと断言していることが15日までに分かった。
習近平が2017年の第19回共産党大会で掲げた目標「世界一流の軍隊」とは「米軍並み」と見る向きが多かった。より野心的な目標であり、米軍などは警戒感を強めそうだ。
新著は昨年10月に発行された「新時代中国の強軍の夢」。劉氏は、スポーツ試合と異なり「戦場に2位の序列はなく、勝つか負けるかの結果だけだ」と強調した>
軍事研究家・元陸自陸将補の矢野義昭氏「中国の国防大教授が明かす台湾統一への戦略と日程表 中国共産党が夢想する世界制覇は実現するのか」(JBプレス2020/12/21)が同書を詳しく紹介している。
<個人の著書ではあるが、その立場上、習近平体制下の党と人民解放軍の意思や思想が色濃く反映された文書とみてよいであろう・・・21世紀に中華民族の偉大な復興という夢を実現する上での危険には以下の5つがあるとしている。
1:中国への侵略、2:政権の転覆、3:国家の分裂、4:安定的な改革と発展のための環境の破壊、5:中国の特色ある社会主義の発展進展の断絶
1、2、3は共産党独裁体制の強化と覇権拡大を直接目指す上での障害であるが、4、5は逆にそのような覇権主義的な行動や国内での独裁強化の動きにより、国際的な反発や警戒の結果、招くおそれもあり、1、2、3と矛盾している。南シナ海での動きなどを見れば、そのおそれがあることは十分に予測できるはずである。
しかし、この矛盾点について、その後の論述では明確な分析がなされないまま、主に1、2、3の脅威に対する「強軍夢」、言い換えれば、軍事力強化による対外的な覇権拡大主義だけが突出して論述されている。
防衛すべきものとしては、以下の4項目が挙げられている。
1:中国共産党の指導的地位と中国の社会主義制度、2:国家の主権、統一、領土の完全回復、3:中国の海外利益の不断の発展、4:世界の和平と発展
1については、中国共産党の歴史を振り返り、新時代に入った今日、「中国号」は中国夢実現成功に舵を切り、偉大なる目標への遠洋航海に乗り出した、中華民族の歴史上のみならず人類史上における一大物語であると自画自賛している>
自画自賛・・・小生は「我にも正義、彼にも正義、この世は正義と正義のぶつかり合い」と思っているが、主義者は「俺だけが正義だ!」という思い込みが激しく、独裁志向であり、些細な違いから敵対するから、やがて内乱になり自滅してしまう。中国史はその繰り返しではなかったか。
習近平の「文革2.0」は世界制覇の前に中共分裂・内乱をもたらしそうだ。平野 聡・東京大学大学院法学政治学研究科教授「習近平の大革命 毛沢東の文革とはここが違う」ウェッジ2021/9/22から。
<中共は今、AI・ITと実力を以て人々の思想を「中国化」し、さらなる「発展」へと団結させ動員する条件が揃った。言わば「真正の中国文化による大革命」である。
今後の中国では、経済が突然崩壊しない限り大きな混乱が起こるとは思えないが、社会的なインフラが統治者の側に偏重し、人々の自由な空間が厳しく制約された北朝鮮に似た雰囲気が強まる可能性が高い。
そして「外」との摩擦が増すごとに、「外」とつながるコンテンツや、社会の積極性を生み出さないコンテンツがますます干渉を受け、最後に残るのは「愛国主義イデオロギー」に忠実に沿ったコンテンツのみとなろう。
習近平以下「中国の智慧」に自信を抱く人々はそれで満足するかも知れないが、本当に中国の個々人がそのような現実に幸せを感じるかどうかは別の問題である>
鉄壁の経済・軍事の国際包囲網で中共を孤立させる・・・それが今のところは民主主義陣営がなし得る最上策だと小生は思っている。晩年の小生の「ささやかな夢」、きっと叶うだろう。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/370(2021/9/30/木】江沢民の傭兵“江の洋平”の息子が総理になったら日本は「東海省倭族自治区」になるのだろうなあ、どこへ逃げたらいいのだろう、と心配していたが、とりあえずホッとした。
岸田は広島地盤の3世議員、サラブレッド。永霞会(永田町・霞が関開成会)は岸田が主催している。売国奴、加藤紘一の子分だったのは気になるが、安倍、麻生、甘利、岸、高市らがサポートすれば激動の数年は頑張れそう。総理大臣は政治家にとって最高の夢、64歳は働き盛り、君子豹変、歴史に名を遺す名宰相を目指して欲しいものだ。
さて、「60、70は働き盛り」の政界と違って、最前線でドンパチする取材記者・現場編集者の働き盛りは25~45歳辺りのようだ。現役バリバリ時代の“小生の夢”は「締め切りに間に合う」「仕事が十分ある」「資金に余裕がある」「毎晩飲みたい」「もてたい」「たまには休みたい」だった。「小さな夢」だけれど毎日必死だった。
経営者でもあったので土日祝日も出社するのは日常茶飯事。フリーランスと同様に「仕事がない」というのは最大の恐怖だから、忙しいのは結構なことで、まあ、振り返れば「いい夢を見させてもらった」という感じ。で、あなたの夢は?
全国自治宝くじ事務協議会「日本人の夢を大調査!全国47都道府県14,100人の“夢”をまとめた『日本ドリーム白書2018』を発表」 2018/4/4から。
<全国都道府県及び20指定都市では、全国の20代以上の男女14,100人を対象に夢に関する大規模調査を行い、今年の新社会人の夢、47都道府県や年代別の夢の傾向など、日本人がどんな「夢」を持っているのかを「日本ドリーム白書2018」としてまとめました。
夢をもっているのは約半数(51.9%)。1位:健康な生活を送りたい、2位:好きな趣味に打ち込みたい、3位:一戸建てに住みたい>
何だ、これ? 「設問」が良くない。「健康で快適な家で面白おかしく暮らしたい」なんてみんなそう思っている。「不健康であばら家に住んで不愉快に暮らしたい」なんていう人がいたら、まず措置入院だ。宝くじで一攫千金、となれば夢がかのう、という話なのだろうが、米国での調査によると、大当たりすると「ろくなことにならない」というケースは珍しくないとか。もっと増やそうとして怪しい投資話に乗って破産するケースが多いそうだ。
「私には夢がある」で有名なキング牧師の子供たちは、牧師の遺していった身の回り品でさえ高値が付くので、遺産を巡ってドタバタやったらしい。想像もしなかった悪夢、キング牧師は泣いているだろう。
小生の心を鷲づかみにしている習近平の夢は「中国の夢」だ。
<2012年11月、習近平は中共中央委員会総書記に選出された半月後、中国国家博物館の「復興の道」展を視察した際に、こう発言した。
「誰しも理想や追い求めるもの、そして自らの夢がある。現在みなが『中国の夢』について語っている。私は中華民族の偉大な復興の実現が、近代以降の中華民族の最も偉大な夢だと思う。この夢には数世代の中国人の宿願が凝集され、中華民族と中国人民全体の利益が具体的に現れており、中華民族一人ひとりが共通して待ち望んでいる」>(WIKI)
「中国の夢」とは「中共の、中共による、中共のための世界制覇」と小生は解釈しているが、オリジナルは中共軍幹部の劉明福著「中国の夢」だそうだ。朝日新聞らしからぬ記者の峯村健司著「潜入中国」によると習近平は中共軍を手なずけるために経歴を積んできたという。要約すると――
<習近平は前任の胡錦涛と比べ、軍とのつながりが強い。2012年に総書記、中央軍事委員会主席を引き継ぐ以前の地方指導者の時から、軍隊に関する業務に参画していた。武装部党委第1書記、軍分区党委第1書記、高射砲予備役師団第1政治委員・・・
習の強みは、前任の胡錦涛や江沢民らが持っていなかった軍との関わりの深さだろう。(習と同じく)党高官を父に持つ元党幹部が背景を説く。「父の習仲勲・元副首相の『指導者になるためには軍の経歴が必要だ』(毛沢東)という教えに従ったのだ」
これほどまでに軍が重要なのは、軍は国家ではなく「党の軍」であり、一党支配を支える存在だからだ。毛やトウ小平ら最高実力者が中央軍事委員会主席のポストに座り、権力を掌握してきたのもそのためだ。習の政策も軍幹部の影響を受けている。
「中華民族の復興こそが、我々の最も偉大な夢だ」。習は「中国の夢」という言葉を繰り返し使っている。軍シンクタンク研究者はこう説明する。「彼の発言は強硬派の軍幹部の書籍の影響を受けている」>
「強硬派の軍幹部の書籍」とは劉明福著「中国の夢(チャイナドリーム)」。劉は1969年に人民解放軍に入隊したから、遅れて来た少年・習近平の憧れる文化大革命の紅衛兵世代、強烈な毛沢東チルドレンだったかも知れない。その後、作戦部隊に10年、戦区機関に20年、国防大学に17年間勤務し、現職は国防大学教授で、「全軍優秀共産党員」に選ばれている。「チャイナドリーム」は「アメリカンドリーム」を引用したタイトルで、「中国には中国の夢があるのだ!」と吠えているよう。
<胡錦涛政権の2010年に出版した「中国の夢」は、米国を「中国を抑圧する専横的な覇権国」などと批判した内容で、出版後すぐに発禁処分となった。海外での「中国脅威論」を刺激しないための措置と見られている。
ところが習近平が総書記に就いた2012年末、習近平は(軍強硬派の意見を受けたのだろう)「中国の夢」は再出版された。習はその直後に「中華民族の偉大なる復興には、富国強兵をしなければならない」と発言したが、それは「中国の夢」の一説と一致している>(同上)
劉明福は習近平という強烈なバックを得て「グローバルな視点から見る中国政府」「解放軍はなぜ勝てるのか」「軍魂論」「富国強軍」などを発表。まるでアジテーターだ。北京共同2021/1/15「中国軍は『世界最強軍隊』目指す 著名軍人、米軍超え明言」はこう報じている。
<中国の著名な軍人、劉明福国防大教授が新著で、中国軍が今世紀半ばまでの目標としている「世界一流の軍隊」とは、米軍をもしのぐ「世界最強」になることだと断言していることが15日までに分かった。
習近平が2017年の第19回共産党大会で掲げた目標「世界一流の軍隊」とは「米軍並み」と見る向きが多かった。より野心的な目標であり、米軍などは警戒感を強めそうだ。
新著は昨年10月に発行された「新時代中国の強軍の夢」。劉氏は、スポーツ試合と異なり「戦場に2位の序列はなく、勝つか負けるかの結果だけだ」と強調した>
軍事研究家・元陸自陸将補の矢野義昭氏「中国の国防大教授が明かす台湾統一への戦略と日程表 中国共産党が夢想する世界制覇は実現するのか」(JBプレス2020/12/21)が同書を詳しく紹介している。
<個人の著書ではあるが、その立場上、習近平体制下の党と人民解放軍の意思や思想が色濃く反映された文書とみてよいであろう・・・21世紀に中華民族の偉大な復興という夢を実現する上での危険には以下の5つがあるとしている。
1:中国への侵略、2:政権の転覆、3:国家の分裂、4:安定的な改革と発展のための環境の破壊、5:中国の特色ある社会主義の発展進展の断絶
1、2、3は共産党独裁体制の強化と覇権拡大を直接目指す上での障害であるが、4、5は逆にそのような覇権主義的な行動や国内での独裁強化の動きにより、国際的な反発や警戒の結果、招くおそれもあり、1、2、3と矛盾している。南シナ海での動きなどを見れば、そのおそれがあることは十分に予測できるはずである。
しかし、この矛盾点について、その後の論述では明確な分析がなされないまま、主に1、2、3の脅威に対する「強軍夢」、言い換えれば、軍事力強化による対外的な覇権拡大主義だけが突出して論述されている。
防衛すべきものとしては、以下の4項目が挙げられている。
1:中国共産党の指導的地位と中国の社会主義制度、2:国家の主権、統一、領土の完全回復、3:中国の海外利益の不断の発展、4:世界の和平と発展
1については、中国共産党の歴史を振り返り、新時代に入った今日、「中国号」は中国夢実現成功に舵を切り、偉大なる目標への遠洋航海に乗り出した、中華民族の歴史上のみならず人類史上における一大物語であると自画自賛している>
自画自賛・・・小生は「我にも正義、彼にも正義、この世は正義と正義のぶつかり合い」と思っているが、主義者は「俺だけが正義だ!」という思い込みが激しく、独裁志向であり、些細な違いから敵対するから、やがて内乱になり自滅してしまう。中国史はその繰り返しではなかったか。
習近平の「文革2.0」は世界制覇の前に中共分裂・内乱をもたらしそうだ。平野 聡・東京大学大学院法学政治学研究科教授「習近平の大革命 毛沢東の文革とはここが違う」ウェッジ2021/9/22から。
<中共は今、AI・ITと実力を以て人々の思想を「中国化」し、さらなる「発展」へと団結させ動員する条件が揃った。言わば「真正の中国文化による大革命」である。
今後の中国では、経済が突然崩壊しない限り大きな混乱が起こるとは思えないが、社会的なインフラが統治者の側に偏重し、人々の自由な空間が厳しく制約された北朝鮮に似た雰囲気が強まる可能性が高い。
そして「外」との摩擦が増すごとに、「外」とつながるコンテンツや、社会の積極性を生み出さないコンテンツがますます干渉を受け、最後に残るのは「愛国主義イデオロギー」に忠実に沿ったコンテンツのみとなろう。
習近平以下「中国の智慧」に自信を抱く人々はそれで満足するかも知れないが、本当に中国の個々人がそのような現実に幸せを感じるかどうかは別の問題である>
鉄壁の経済・軍事の国際包囲網で中共を孤立させる・・・それが今のところは民主主義陣営がなし得る最上策だと小生は思っている。晩年の小生の「ささやかな夢」、きっと叶うだろう。
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」