雀庵の「中共崩壊へのシナリオ(42」
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/152(2020/7/31/金】上司であり仲人だったTさんは、駆け出し記者の小生にこう言った。「インタビュー記事や対談記事はよく読まれる。何故か。人間が一番興味を持つのは人間だからだ」
伝染病にかかると何万もの家畜が殺処分される。多くの人は残酷だなあ・・・と思うが、「でも、感染拡大を防ぐにはそれ以外の方法がないんだから仕方がないんだろうなあ」と納得し、1日2日で忘れる。
3日目あたりには「今夜はトンカツだあ! フライドチキンも作ろう!」とか。
ずいぶんだなあという気がしないでもないが、「豚さん、鶏さん、私たちを許して」なんてずーっと悲しんでいたら、これはもう急性期精神科閉鎖病棟行きになりそう。隔離、緩やかな殺処分・・・
人間(健常者)ファースト。G20国あたりでは一応はそうなっているが、宗派が違えば殺してもいいという人は結構いるだろう。里に下りてきた熊は見せしめのように殺処分だ。人権はあるが動物権はない。動物はモノ扱い。
人間は人間に殺される。同時に人間は人間に救われる。「彼は敵か味方か?」、人間が人間に関心を持つのは、原初的にはそのためではないか。人間は複雑怪奇で品定めが難しいから、人物鑑定とか素行調査は多かれ少なかれ誰もがやっている。
「これは上等だからキロ3000円。こっちは下等だからキロ1000円、え、500円? あんた、そりゃあ無理無体だ・・・しゃあない、700円! もってけドロボー!」
1950年代までマグロのトロはゲテモノ扱い、今は高級品。の変人奇人が、ある時からセレブ、人気者として崇められたり。価値観は微妙に、時に大きく変化していくから、同じ人でも評価が逆転したりする。
人間は「あの人はこういう人」という判断、レッテル貼り、定義、解釈、敵か味方か、そういった品定めをしないと距離感や対応が分からず心が落ち着かない、それが初期設定なのだろう。
「人間の性格の種類一覧表」というサイトによると、
楽天的・献身的・社交的・道徳的・堅実・悲観的・卑屈・傲慢・小心者・冷徹・繊細・頑固・勤勉・明朗・大胆不敵・優柔不断・純真無垢・寛仁大度・平均的・おとなしい・模範的・自己中心的・負けず嫌い・神経質・目立ちたがり・真面目・几帳面・神経質・冷静・謙虚・恥ずかしがり・爽やか・子供っぽい・好奇心旺盛・気が利く・おおらか・のんびり・落ち着いている・信心深い・お人好し・お節介・世渡り上手・慎重・生真面目・調和的・心配性
とかが紹介されている。
小生の場合はその時々の気分で楽天的になったり悲観的になったり、冷静を心がけても感情的になったりする。結局、気分屋だから「冷静に興奮すべし」「慎重に大胆であれ」「善人を装って扇動しろ」というあたりは常に気を付けている。
下手なことを言うと「正論をもって叩かれる」、それは勉強になるから結構なのだが、「それに反論できない」というのは「ちょっと悔しい、とても情けない」気分にはなるね。好きな女の子に振られた気分。失恋。みんな泣いたよね。
自業自得だけれど・・・「鋭い感受性と強烈な自我ゆえ、青春はおおむね悲惨である」・・・ああ、これが俺の青春か・・・ウジウジ・・・
こうして男はタフな(打たれ強い、図々しい、狡猾で、えげつない、スケベな、時々ドジル、一人前の)オッサンになっていくわけだ、ピンキリはあるけれど一般的に。
「人間への飽くことなき興味」、文系の学問はそれがベースだろう。多分「解」がないから面白いのかもしれないし、人間動物園、人間劇場には奇想天外なトンデモ役者が次から次へと登場してくるから、追いかけているだけでも大変、のんびりしているとビッグウェーブに乗り損ねて「ここはどこ? 私は誰?」、人間卒業になりかねない。
日本の周辺は世界選手権メダリスト級のトンデモ役者ばかりだ。ヘビー級は習近平、プーチン、ミドル級は金正恩、文在寅・・・
日本選手権ではライトヘビー級は二階俊博、今井尚哉、丹羽宇一郎、フライ級は枝野幸男、辻本清美、モスキート級は北のスパイ兼教科書検定調査官のNあたりか。
悪性コロナ菌のような魑魅魍魎がウジャウジャ、日本はまるで呪われた国家のよう。天は何故我に試練を与え賜う・・・天曰はく「目覚めよ、奮闘すべし、独立せよ!」、少なくとも諸悪の根源である「中共は潰せ」ということだろう。
インド国防研究所東アジアセンターのジャガンナート・パンダ氏の「なぜ中国の冒険主義は東シナ海で膨張するのか」(日本戦略研究フォーラム7/30)は、日本に「周辺国との協力、中共との関係見直し」をアドバイスしている。以下抜粋。
<中国武漢市で最初に確認された新型コロナウイルスの感染拡大は、政治や経済、そして文化の面でも国際秩序に甚大な影響をもたらしており、それはアジアも例外ではない。
それでも驚くべきは、感染が拡大している最中であっても、大国間の対立や地域紛争、外交関係の緊張が深刻化し、アジア地域に緊張の感染をもたらし続けていることだ。
特に中国はアジアにおける修正主義的な姿勢を取り続けており、海洋軍事面での挑発的な自己主張でインド太平洋地域の緊張を高めている。
アメリカとの緊張関係や台湾への恫喝、ギャルワン渓谷でのインドとの衝突、香港国家安全維持法の制定、オーストラリアとの関係悪化、南シナ海及び東シナ海での好戦的行為、これらすべては中国が主導する新しい世界秩序の主張の一部分である。
日本が独断的な中国に対応するためには、二国間および多層的なパートナーシップをより強めることが戦略的必要条件となっている。
インド太平洋地域、特にインド、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドとの経済関係を志向しつつ、日本が部分的にも中国との経済関係のデカップリング(分離)を検討できるかどうかが重要である。
最近、日本政府には東南アジアまたは日本へ移転する在中国日本企業に対し補助金を出す動きがあるが、これは大胆な決定である。
リスクを分散し混乱を回避する製造業の新しい試みに向け代替的なサプライチェーンを奨励することで、日本製造業の対中依存が大いに低下するだろう。
北京政府の海洋冒険主義は、中国共産党の戦略の一部である。日本の安全保障の追求は、バランスのとれた対中関係と同様に、中国以外の世界との経済、そして安全保障関係を強化することにある>
「バランス・オブ・パワー/勢力均衡外交」で中共を抑制せよ、ということだ。
中共を警戒するインドに7月29日、5機の仏製ラファールジェット戦闘機が新たに配備された。2022年までには全36機が揃うという。「中共に警戒せよ、備えよ、団結せよ」。アジアはこのスローガンのもと中共包囲網を作っていこう。
中共はダッチロールを始めた。味方ゼロ=国際的孤立、洪水対応ゼロ=民の怒り、景気浮揚策ゼロ=鍋底不況・・・早めの自壊を促すべく包囲戦へ、いざ!(つづく)
“シーチン”修一 2.0
【Anne G. of Red Gables/152(2020/7/31/金】上司であり仲人だったTさんは、駆け出し記者の小生にこう言った。「インタビュー記事や対談記事はよく読まれる。何故か。人間が一番興味を持つのは人間だからだ」
伝染病にかかると何万もの家畜が殺処分される。多くの人は残酷だなあ・・・と思うが、「でも、感染拡大を防ぐにはそれ以外の方法がないんだから仕方がないんだろうなあ」と納得し、1日2日で忘れる。
3日目あたりには「今夜はトンカツだあ! フライドチキンも作ろう!」とか。
ずいぶんだなあという気がしないでもないが、「豚さん、鶏さん、私たちを許して」なんてずーっと悲しんでいたら、これはもう急性期精神科閉鎖病棟行きになりそう。隔離、緩やかな殺処分・・・
人間(健常者)ファースト。G20国あたりでは一応はそうなっているが、宗派が違えば殺してもいいという人は結構いるだろう。里に下りてきた熊は見せしめのように殺処分だ。人権はあるが動物権はない。動物はモノ扱い。
人間は人間に殺される。同時に人間は人間に救われる。「彼は敵か味方か?」、人間が人間に関心を持つのは、原初的にはそのためではないか。人間は複雑怪奇で品定めが難しいから、人物鑑定とか素行調査は多かれ少なかれ誰もがやっている。
「これは上等だからキロ3000円。こっちは下等だからキロ1000円、え、500円? あんた、そりゃあ無理無体だ・・・しゃあない、700円! もってけドロボー!」
1950年代までマグロのトロはゲテモノ扱い、今は高級品。の変人奇人が、ある時からセレブ、人気者として崇められたり。価値観は微妙に、時に大きく変化していくから、同じ人でも評価が逆転したりする。
人間は「あの人はこういう人」という判断、レッテル貼り、定義、解釈、敵か味方か、そういった品定めをしないと距離感や対応が分からず心が落ち着かない、それが初期設定なのだろう。
「人間の性格の種類一覧表」というサイトによると、
楽天的・献身的・社交的・道徳的・堅実・悲観的・卑屈・傲慢・小心者・冷徹・繊細・頑固・勤勉・明朗・大胆不敵・優柔不断・純真無垢・寛仁大度・平均的・おとなしい・模範的・自己中心的・負けず嫌い・神経質・目立ちたがり・真面目・几帳面・神経質・冷静・謙虚・恥ずかしがり・爽やか・子供っぽい・好奇心旺盛・気が利く・おおらか・のんびり・落ち着いている・信心深い・お人好し・お節介・世渡り上手・慎重・生真面目・調和的・心配性
とかが紹介されている。
小生の場合はその時々の気分で楽天的になったり悲観的になったり、冷静を心がけても感情的になったりする。結局、気分屋だから「冷静に興奮すべし」「慎重に大胆であれ」「善人を装って扇動しろ」というあたりは常に気を付けている。
下手なことを言うと「正論をもって叩かれる」、それは勉強になるから結構なのだが、「それに反論できない」というのは「ちょっと悔しい、とても情けない」気分にはなるね。好きな女の子に振られた気分。失恋。みんな泣いたよね。
自業自得だけれど・・・「鋭い感受性と強烈な自我ゆえ、青春はおおむね悲惨である」・・・ああ、これが俺の青春か・・・ウジウジ・・・
こうして男はタフな(打たれ強い、図々しい、狡猾で、えげつない、スケベな、時々ドジル、一人前の)オッサンになっていくわけだ、ピンキリはあるけれど一般的に。
「人間への飽くことなき興味」、文系の学問はそれがベースだろう。多分「解」がないから面白いのかもしれないし、人間動物園、人間劇場には奇想天外なトンデモ役者が次から次へと登場してくるから、追いかけているだけでも大変、のんびりしているとビッグウェーブに乗り損ねて「ここはどこ? 私は誰?」、人間卒業になりかねない。
日本の周辺は世界選手権メダリスト級のトンデモ役者ばかりだ。ヘビー級は習近平、プーチン、ミドル級は金正恩、文在寅・・・
日本選手権ではライトヘビー級は二階俊博、今井尚哉、丹羽宇一郎、フライ級は枝野幸男、辻本清美、モスキート級は北のスパイ兼教科書検定調査官のNあたりか。
悪性コロナ菌のような魑魅魍魎がウジャウジャ、日本はまるで呪われた国家のよう。天は何故我に試練を与え賜う・・・天曰はく「目覚めよ、奮闘すべし、独立せよ!」、少なくとも諸悪の根源である「中共は潰せ」ということだろう。
インド国防研究所東アジアセンターのジャガンナート・パンダ氏の「なぜ中国の冒険主義は東シナ海で膨張するのか」(日本戦略研究フォーラム7/30)は、日本に「周辺国との協力、中共との関係見直し」をアドバイスしている。以下抜粋。
<中国武漢市で最初に確認された新型コロナウイルスの感染拡大は、政治や経済、そして文化の面でも国際秩序に甚大な影響をもたらしており、それはアジアも例外ではない。
それでも驚くべきは、感染が拡大している最中であっても、大国間の対立や地域紛争、外交関係の緊張が深刻化し、アジア地域に緊張の感染をもたらし続けていることだ。
特に中国はアジアにおける修正主義的な姿勢を取り続けており、海洋軍事面での挑発的な自己主張でインド太平洋地域の緊張を高めている。
アメリカとの緊張関係や台湾への恫喝、ギャルワン渓谷でのインドとの衝突、香港国家安全維持法の制定、オーストラリアとの関係悪化、南シナ海及び東シナ海での好戦的行為、これらすべては中国が主導する新しい世界秩序の主張の一部分である。
日本が独断的な中国に対応するためには、二国間および多層的なパートナーシップをより強めることが戦略的必要条件となっている。
インド太平洋地域、特にインド、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドとの経済関係を志向しつつ、日本が部分的にも中国との経済関係のデカップリング(分離)を検討できるかどうかが重要である。
最近、日本政府には東南アジアまたは日本へ移転する在中国日本企業に対し補助金を出す動きがあるが、これは大胆な決定である。
リスクを分散し混乱を回避する製造業の新しい試みに向け代替的なサプライチェーンを奨励することで、日本製造業の対中依存が大いに低下するだろう。
北京政府の海洋冒険主義は、中国共産党の戦略の一部である。日本の安全保障の追求は、バランスのとれた対中関係と同様に、中国以外の世界との経済、そして安全保障関係を強化することにある>
「バランス・オブ・パワー/勢力均衡外交」で中共を抑制せよ、ということだ。
中共を警戒するインドに7月29日、5機の仏製ラファールジェット戦闘機が新たに配備された。2022年までには全36機が揃うという。「中共に警戒せよ、備えよ、団結せよ」。アジアはこのスローガンのもと中共包囲網を作っていこう。
中共はダッチロールを始めた。味方ゼロ=国際的孤立、洪水対応ゼロ=民の怒り、景気浮揚策ゼロ=鍋底不況・・・早めの自壊を促すべく包囲戦へ、いざ!(つづく)