腹が減っては戦はできぬ
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」182/通算613 2023(令和5)/5/29/月】産経5/26の桑原聡氏の連載「モンテーニュとの対話 救われた『ぬれ落ち葉』」は、「転んでもただでは起きない」記者魂・根性と、日本人の「義を見てせざるは勇無きなり」の素晴らしさがあふれており、大いに力づけられた。
氏は駅の階段で転んで骨折したものの、周囲の人や駅員、救急隊員、病院の医療チーム、奥さまなどの支援で“無事”手術に至ったという。曰く「東京の社会はコロナ禍を乗り越えて、落ち着きと優しさを取り戻し、きちんと機能している。雑文書きのなんの生産性もない白髪の老人、ぬれ落ち葉のように駅の階段の踊り場にへばりついた私は、きちんと救われたのである」
良い話だ。日本人の根性、無私の優しさ・・・そう言えばずいぶん昔だが「タフでなければ生きていけない。優しくなれなければ生きている資格がない」というセリフが流行った。調べたら、これはアメリカの小説家・脚本家のレイモンド・チャンドラーの作だという。日本ではウイスキーのCFで使われたような記憶があるが小生の勘違いか? 「GQ JAPAN」編集長・鈴木正文氏のこんな解説があった。
<このセリフが日本中を席巻し、男という男をギクリとさせ、女という女とまではいわないにしても多くの女性の心を打ったように見えたときは、僕もいくぶんギクリとした。1978年に公開されて大ヒットした角川映画の、『野性の証明』という鳴り物入りの大作のキャッチコピーにそれがつかわれた頃のことだ。
撮影当時13歳の薬師丸ひろ子の鮮烈なデビュー作となったこの映画では、タフさと優しさとの矛盾的統一を人格化した俳優の高倉健が、この言い回しがほのめかす男性像を体現するかのように自衛隊の元特殊工作隊員だった主人公を演じていて、高倉健は47歳の男盛りだった>
強くて優しい男、「いっぱい稼いで奥さんや子供にも優しい人」・・・理想系のよう。所帯を持って5年とか10年はどうにか演じられるかもしれないが、なかなか難しいだろう。知性>野生の人、知性+野生の人、野生>知性の人・・・
吶喊+痴性の小生は今や「頑固で無口な引き籠り爺さん」で終わりそうだが、現役バリバリの人はウクライナの復興景気を見込んであれこれ動き始めているというから、いやはや恐れ入り谷の鬼子母神、 生き馬の目を抜くようなタフな人がいるものだ。ロイター2023/5/25「ウクライナ復興事業、先行するチェコとポーランドの思惑」から。
<[プラハ/ワルシャワ]チェコとポーランドの企業が、ウクライナの復興事業獲得を見据え、いち早く行動を起こしている。まだ、戦争が続く中でも、事業拠点の選定を進めたり、具体的な契約締結に乗り出したり、プロジェクトを立ち上げたりする動きまで見える。
これらの企業の幹部やチェコ、ポーランドの政府当局者によると、現時点で進められているプロジェクトの大半は、ロシアの侵攻でダメージを受けた基本的なインフラの復旧が焦点になっている。だが、いったん戦闘が終結すれば、新たな種類の投資案件の出現が期待できるという。
チェコ政府のウクライナ復興問題特使、トマス・コペクニー氏は、復興が本格的に始まった時に、受注レースの先頭にいられるのは、今恐れずにウクライナに向かう諸国になると指摘した。
チェコ政府は、2025年までにウクライナで事業を展開しようとする企業を支え、地域の貿易ミッション経由でウクライナ政府と契約を結ぶのを手助けするため、毎年5億コルナ(2350万ドル)を拠出すると約束している。
「各企業や政府は、ウクライナの市場が将来的に大きな商機になると認識している」とコペクニー氏は語り、チェコ企業がウクライナで得る収入は向こう何年間かで数倍に膨れ上がると予想。「ウクライナ復興の少なくとも第1段階は、既に進行している」と言い切った>
「戦後復興」・・・21世紀でも「死語」ではないというのは凄い。日本の戦後復興では廃墟となった都市部での食糧事情は最悪だったが、当時は食糧難は世界的規模で拡大していたという。水島吉隆・太平洋戦争研究会編著「写真で読む昭和史 占領下の日本」(日経プレミアシリーズ)によると――
<成人男性の1日に必要なカロリーは2200キロカロリーだが、アメリカの推定では、1946年には世界の6分の1が1日1500キロカロリーしか取ることができず、900キロカロリーという飢餓状態も危惧された。中でも敗戦国の日本やドイツで食糧事情は厳しく、1945年10月、渋沢敬三蔵相は、「現状のままではいけば来年度の餓死者、病死者は1000万人になるだろう」と語った。
アメリカは飢餓特別委員会を設け、委員長のフーバー元大統領が1946年5月に来日。日本の食糧難、とりわけ学童の栄養失調の状態を目の当たりにして、日本への食糧援助をマッカーサーに強く進言した>
特に都市部は人口が密集しているのとは逆に農地は少ないから、絨毯爆撃されると流通網が途絶えて食糧難になりやすいのだろう。神奈川県座間町入谷の農業地帯に暮らしていた母は東京の人が買い出しに来て、放置していたサツマイモのツルを喜んで持ち帰ったのには驚いた、と言っていた。「よろしければいくらでもお持ち帰りください」、もちろん無償。それほど都市住民は食糧不足が深刻だった。
それにしてもサツマイモのツル・・・小生は食べたことがないが、本当に食べられるのか? 調べたら、茨木の農家の方がこう書いていた。
<サツマイモの蔦から伸びだしている部分を葉柄(ようへい)と言い、戦時中の食糧難の時期は貴重な食糧だったそうです。お浸し、納豆和え、きんぴら、佃煮にします。現在は品種改良も進んで、この葉柄を食べることを目的としたサツマイモの品種も開発されているというのですから驚きです>
戦後の各国は国際情勢に応じて食糧備蓄を増減してきたが、今は危機前夜で多くの国が備蓄など食糧安全保障を強化しているだろう。農林水産省の「食料の安定供給に関するリスク検証」(2022)によると――
【1.背景・目的】我が国の食料の生産や供給をめぐる国内外の状況は刻々と変化しており、特に近年、新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵略といった新たなリスクの発生により、食料安全保障上の懸念は高まりつつあります。
このため、農林水産省内に武部農林水産副大臣をチーム長とする「食料安全保障に関する省内検討チーム」を立ち上げ、将来にわたって我が国の食料安全保障を確立するために必要な施策の検討に資するよう、食料の安定供給に影響を及ぼす可能性のある様々な要因(リスク)を洗い出し、包括的な検証を行いました。
【2.検証方法】リスク管理の国際規格「ISO31000」に準拠しつつ、以下のとおり実施しました。
(1)リスクの特定:我が国の農林水産物・食品の安定供給に影響を与える可能性のあるリスクを洗い出し、国内におけるリスク10種、海外におけるリスク15種の計25種のリスクを対象として選定しました。
(2)対象品目の選定:食料・農業・農村基本計画において生産努力目標を設定している24品目(※1)を基本とした上で、食料産業4業種(※2)及び林業(木材)等を合わせた32品目を対象として選定しました(カロリーベースで98%をカバー)。
※1)24分品目に関連して砂糖類(輸入)、飼料穀物、植物油脂・油脂原料(輸入)を追加
※2)食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業
(3)リスク分析:検証対象の25種のリスクについて、それぞれの概況を定量的、定性的に分析・整理した「リスクシート」を作成した上で、対象32品目について、各リスクの「起こりやすさ」と「影響度」を分析しました。
(4)リスク評価:リスク分析の結果を基に、品目毎に、起こりやすさを5段階、影響度を3段階で評価し、「重要なリスク」と「注意すべきリスク」を特定しました。
【3.検証結果の概要】・我が国の食料供給は、国産と、輸入上位4ヶ国(米国・カナダ・豪州・ブラジル)で供給カロリーの85%(※3)を占めています。
※3)国産37%、米国23%、カナダ11%、豪州8%、ブラジル6%
・輸入については、価格高騰のリスクは、輸入割合の高い主要な品目のうち、飼料穀物等では顕在化しつつあり、「重要なリスク」と評価しました。また、小麦、大豆、なたねでは、その起こりやすさは中程度ですが、その影響度が大きく、「重要なリスク」と評価しました。
・国内生産については、労働力・後継者不足のリスクが、特に労働集約的な品目(果実、野菜、畜産物等)を中心にその起こりやすさが高まっているか、顕在化しており「重要なリスク」と評価しました。また、関係人材・施設の減少リスクは多くの品目で顕在化しつつあり、「注意すべきリスク」と評価しました。
輸入依存度の高い生産資材のうち、燃油の価格高騰等のリスクについては、その起こりやすさが高まっており、燃油費の割合が高い品目(野菜、水産物等)では「重要なリスク」と評価しました。肥料の価格高騰等のリスクについては、肥料は農産物の生産に必須でその影響度は大きく、ほとんどの品目で「重要なリスク」と評価しました。
・温暖化や高温化のリスクは、ほとんどの品目で顕在化しつつあり、「注意すべきリスク」等と評価しました。
家畜伝染病のリスクについては、水際対策の強化を図っているものの、口蹄疫やアフリカ豚熱が近隣諸国で継続的に発生しており、その起こりやすさが高まっていることに加え、発生した場合の影響度が大きいため、「重要なリスク」と評価しました>(以上、抜粋)
今は中露北による侵略を撃退するために「強靭な国家、勇武の精神」が求められている。しかしカロリー不足では話にならない。太陽光パネルを頭に乗せても腹が減っては戦意喪失だ。各家庭でも2~3か月分の食糧やエネルギーなどの備蓄を推奨すべきではないか。「貯金より 食糧安保 優先に 腹が減っては 戦はできぬ」。
政府が号令すれば“ショッピング命”の我がカミサンなら「ヨッシャーッ! 危機に備えるわ、良くって、行くわよ!」、危機的喜々としてスーパーに吶喊するだろう。戦時体制は強化され、経済は活性化し、奥さんもイキイキ、男は男を取り戻す・・・
禍福は糾(あざな)える縄の如し。日本再興か消滅か。望もうが望むまいが“戦狼”中露北との戦争の時代になってきたということ。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ。
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
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【雀庵の「大戦序章」182/通算613 2023(令和5)/5/29/月】産経5/26の桑原聡氏の連載「モンテーニュとの対話 救われた『ぬれ落ち葉』」は、「転んでもただでは起きない」記者魂・根性と、日本人の「義を見てせざるは勇無きなり」の素晴らしさがあふれており、大いに力づけられた。
氏は駅の階段で転んで骨折したものの、周囲の人や駅員、救急隊員、病院の医療チーム、奥さまなどの支援で“無事”手術に至ったという。曰く「東京の社会はコロナ禍を乗り越えて、落ち着きと優しさを取り戻し、きちんと機能している。雑文書きのなんの生産性もない白髪の老人、ぬれ落ち葉のように駅の階段の踊り場にへばりついた私は、きちんと救われたのである」
良い話だ。日本人の根性、無私の優しさ・・・そう言えばずいぶん昔だが「タフでなければ生きていけない。優しくなれなければ生きている資格がない」というセリフが流行った。調べたら、これはアメリカの小説家・脚本家のレイモンド・チャンドラーの作だという。日本ではウイスキーのCFで使われたような記憶があるが小生の勘違いか? 「GQ JAPAN」編集長・鈴木正文氏のこんな解説があった。
<このセリフが日本中を席巻し、男という男をギクリとさせ、女という女とまではいわないにしても多くの女性の心を打ったように見えたときは、僕もいくぶんギクリとした。1978年に公開されて大ヒットした角川映画の、『野性の証明』という鳴り物入りの大作のキャッチコピーにそれがつかわれた頃のことだ。
撮影当時13歳の薬師丸ひろ子の鮮烈なデビュー作となったこの映画では、タフさと優しさとの矛盾的統一を人格化した俳優の高倉健が、この言い回しがほのめかす男性像を体現するかのように自衛隊の元特殊工作隊員だった主人公を演じていて、高倉健は47歳の男盛りだった>
強くて優しい男、「いっぱい稼いで奥さんや子供にも優しい人」・・・理想系のよう。所帯を持って5年とか10年はどうにか演じられるかもしれないが、なかなか難しいだろう。知性>野生の人、知性+野生の人、野生>知性の人・・・
吶喊+痴性の小生は今や「頑固で無口な引き籠り爺さん」で終わりそうだが、現役バリバリの人はウクライナの復興景気を見込んであれこれ動き始めているというから、いやはや恐れ入り谷の鬼子母神、 生き馬の目を抜くようなタフな人がいるものだ。ロイター2023/5/25「ウクライナ復興事業、先行するチェコとポーランドの思惑」から。
<[プラハ/ワルシャワ]チェコとポーランドの企業が、ウクライナの復興事業獲得を見据え、いち早く行動を起こしている。まだ、戦争が続く中でも、事業拠点の選定を進めたり、具体的な契約締結に乗り出したり、プロジェクトを立ち上げたりする動きまで見える。
これらの企業の幹部やチェコ、ポーランドの政府当局者によると、現時点で進められているプロジェクトの大半は、ロシアの侵攻でダメージを受けた基本的なインフラの復旧が焦点になっている。だが、いったん戦闘が終結すれば、新たな種類の投資案件の出現が期待できるという。
チェコ政府のウクライナ復興問題特使、トマス・コペクニー氏は、復興が本格的に始まった時に、受注レースの先頭にいられるのは、今恐れずにウクライナに向かう諸国になると指摘した。
チェコ政府は、2025年までにウクライナで事業を展開しようとする企業を支え、地域の貿易ミッション経由でウクライナ政府と契約を結ぶのを手助けするため、毎年5億コルナ(2350万ドル)を拠出すると約束している。
「各企業や政府は、ウクライナの市場が将来的に大きな商機になると認識している」とコペクニー氏は語り、チェコ企業がウクライナで得る収入は向こう何年間かで数倍に膨れ上がると予想。「ウクライナ復興の少なくとも第1段階は、既に進行している」と言い切った>
「戦後復興」・・・21世紀でも「死語」ではないというのは凄い。日本の戦後復興では廃墟となった都市部での食糧事情は最悪だったが、当時は食糧難は世界的規模で拡大していたという。水島吉隆・太平洋戦争研究会編著「写真で読む昭和史 占領下の日本」(日経プレミアシリーズ)によると――
<成人男性の1日に必要なカロリーは2200キロカロリーだが、アメリカの推定では、1946年には世界の6分の1が1日1500キロカロリーしか取ることができず、900キロカロリーという飢餓状態も危惧された。中でも敗戦国の日本やドイツで食糧事情は厳しく、1945年10月、渋沢敬三蔵相は、「現状のままではいけば来年度の餓死者、病死者は1000万人になるだろう」と語った。
アメリカは飢餓特別委員会を設け、委員長のフーバー元大統領が1946年5月に来日。日本の食糧難、とりわけ学童の栄養失調の状態を目の当たりにして、日本への食糧援助をマッカーサーに強く進言した>
特に都市部は人口が密集しているのとは逆に農地は少ないから、絨毯爆撃されると流通網が途絶えて食糧難になりやすいのだろう。神奈川県座間町入谷の農業地帯に暮らしていた母は東京の人が買い出しに来て、放置していたサツマイモのツルを喜んで持ち帰ったのには驚いた、と言っていた。「よろしければいくらでもお持ち帰りください」、もちろん無償。それほど都市住民は食糧不足が深刻だった。
それにしてもサツマイモのツル・・・小生は食べたことがないが、本当に食べられるのか? 調べたら、茨木の農家の方がこう書いていた。
<サツマイモの蔦から伸びだしている部分を葉柄(ようへい)と言い、戦時中の食糧難の時期は貴重な食糧だったそうです。お浸し、納豆和え、きんぴら、佃煮にします。現在は品種改良も進んで、この葉柄を食べることを目的としたサツマイモの品種も開発されているというのですから驚きです>
戦後の各国は国際情勢に応じて食糧備蓄を増減してきたが、今は危機前夜で多くの国が備蓄など食糧安全保障を強化しているだろう。農林水産省の「食料の安定供給に関するリスク検証」(2022)によると――
【1.背景・目的】我が国の食料の生産や供給をめぐる国内外の状況は刻々と変化しており、特に近年、新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナ侵略といった新たなリスクの発生により、食料安全保障上の懸念は高まりつつあります。
このため、農林水産省内に武部農林水産副大臣をチーム長とする「食料安全保障に関する省内検討チーム」を立ち上げ、将来にわたって我が国の食料安全保障を確立するために必要な施策の検討に資するよう、食料の安定供給に影響を及ぼす可能性のある様々な要因(リスク)を洗い出し、包括的な検証を行いました。
【2.検証方法】リスク管理の国際規格「ISO31000」に準拠しつつ、以下のとおり実施しました。
(1)リスクの特定:我が国の農林水産物・食品の安定供給に影響を与える可能性のあるリスクを洗い出し、国内におけるリスク10種、海外におけるリスク15種の計25種のリスクを対象として選定しました。
(2)対象品目の選定:食料・農業・農村基本計画において生産努力目標を設定している24品目(※1)を基本とした上で、食料産業4業種(※2)及び林業(木材)等を合わせた32品目を対象として選定しました(カロリーベースで98%をカバー)。
※1)24分品目に関連して砂糖類(輸入)、飼料穀物、植物油脂・油脂原料(輸入)を追加
※2)食品製造業、食品卸売業、食品小売業、外食産業
(3)リスク分析:検証対象の25種のリスクについて、それぞれの概況を定量的、定性的に分析・整理した「リスクシート」を作成した上で、対象32品目について、各リスクの「起こりやすさ」と「影響度」を分析しました。
(4)リスク評価:リスク分析の結果を基に、品目毎に、起こりやすさを5段階、影響度を3段階で評価し、「重要なリスク」と「注意すべきリスク」を特定しました。
【3.検証結果の概要】・我が国の食料供給は、国産と、輸入上位4ヶ国(米国・カナダ・豪州・ブラジル)で供給カロリーの85%(※3)を占めています。
※3)国産37%、米国23%、カナダ11%、豪州8%、ブラジル6%
・輸入については、価格高騰のリスクは、輸入割合の高い主要な品目のうち、飼料穀物等では顕在化しつつあり、「重要なリスク」と評価しました。また、小麦、大豆、なたねでは、その起こりやすさは中程度ですが、その影響度が大きく、「重要なリスク」と評価しました。
・国内生産については、労働力・後継者不足のリスクが、特に労働集約的な品目(果実、野菜、畜産物等)を中心にその起こりやすさが高まっているか、顕在化しており「重要なリスク」と評価しました。また、関係人材・施設の減少リスクは多くの品目で顕在化しつつあり、「注意すべきリスク」と評価しました。
輸入依存度の高い生産資材のうち、燃油の価格高騰等のリスクについては、その起こりやすさが高まっており、燃油費の割合が高い品目(野菜、水産物等)では「重要なリスク」と評価しました。肥料の価格高騰等のリスクについては、肥料は農産物の生産に必須でその影響度は大きく、ほとんどの品目で「重要なリスク」と評価しました。
・温暖化や高温化のリスクは、ほとんどの品目で顕在化しつつあり、「注意すべきリスク」等と評価しました。
家畜伝染病のリスクについては、水際対策の強化を図っているものの、口蹄疫やアフリカ豚熱が近隣諸国で継続的に発生しており、その起こりやすさが高まっていることに加え、発生した場合の影響度が大きいため、「重要なリスク」と評価しました>(以上、抜粋)
今は中露北による侵略を撃退するために「強靭な国家、勇武の精神」が求められている。しかしカロリー不足では話にならない。太陽光パネルを頭に乗せても腹が減っては戦意喪失だ。各家庭でも2~3か月分の食糧やエネルギーなどの備蓄を推奨すべきではないか。「貯金より 食糧安保 優先に 腹が減っては 戦はできぬ」。
政府が号令すれば“ショッピング命”の我がカミサンなら「ヨッシャーッ! 危機に備えるわ、良くって、行くわよ!」、危機的喜々としてスーパーに吶喊するだろう。戦時体制は強化され、経済は活性化し、奥さんもイキイキ、男は男を取り戻す・・・
禍福は糾(あざな)える縄の如し。日本再興か消滅か。望もうが望むまいが“戦狼”中露北との戦争の時代になってきたということ。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ。
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
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